03 Marks of Sin



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|album=
|circle=凋叶棕
|vocal=miko
|lyric=RD-Sounds
|arrange=RD-Sounds
|original=遥か38万キロのボヤージュ;星条旗のピエロ
さてこれに無色の妖精(クラウンピース)
地獄の申し子の一匹(ひとり)
その小さな足を踏んで
ぽつりぽつりと呟く

そう、かねてより思うに
物足りないものがある
地獄の妖精にして
その記号(シグネチャ)は何処に?

ありとあらゆる罪人が
この身産まれた故郷(ばしょ)に落ちて
そして己が罪のその故にまた去ってゆく

しかるにこの身には一欠けらの罪さえなく
それが故にこの身は行くべきところも無い

ただそこにあるだけではいけなかったのか、と。
或いはそれがたった一つの罪か

 さながら
 己に立ち向かう 全てをなぎ倒す
 怒りに震える姿を思い起こさせよう

 ――(あたい)は知っているぞ!
 この業火にも似た色
 これこそいつか見た[Ira(憤怒)]というのだろう?!

 ああ、なんという罪の色彩(いろ)をしている!
 ああ、これこそこの身にふさわしい――!

そもこれが無垢の妖精(クラウンピース)
地獄の申し子の一匹(ひとり)
その小さな頭をふって
ぽつりぽつりと呟く

そう、己の産まれを
問い始めるその前に
そのらしさを求める
一体何が為に?

何も知らないもの、何かを身に纏うこと、が
或いはそれが初めの罪であろうか?

 さながら
 己の持たぬもの すべてを恐れ憎む
 醜く歪んだ姿を思い起こさせよう

 ――(あたい)は知っているぞ!
 この極寒に似た色
 これこそいつか見た[Invida(嫉妬)]というのだろう?!

 ああ、なんという罪の色彩(いろ)をしている!
 ああ、これこそこの身に纏う色――!

穢れなき砂漠に
根付くなき「幻想」
無垢なるものの目が
明々と爛々と

さあさあ
踊れよ非無垢(ピエロ)
誰の意思にさえも抗え

歌えよ非無垢(ピエロ)
お前が世界の中心となって

笑えよ凶精(ピエロ)
幾つもの罪の成果に意味を与えよ!

 己の望むもの 全てを叶えよう
 遥か遠き「幻想」にさえ手を伸ばすように

 ――(あたい)にはわかったぞ!
 この象形(かたち)の意味が
 これこそいつか見た[superbia(傲慢)]というのだろう!?

 ああ、なんという罪に満ちた意匠か!
 ああ、これこそ求めた形よ――!

 ああ、これでいい、これがいい、と独り
 ただ、そっとほくそえむのである!
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最終更新:2022年09月30日 14:54
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