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振り返る景色の中に
いつかみたまぼろしの残滓 だけど
かつて見たその景色ほど
心惹くものではなかった
手の届くことなどない
わからないまぼろしだった だけど
どうしてか手が届いたら
それはきっと終わりなんだ
いつしか慣れていく
そうして死んでいく
きっと誰もかもがそうやって
何かを手放していくんだ
留まることなく
──“終幻想”
それはそう呼んで いつか消えていく
けれどそんな中にだって
「くすぶるなにか」があったんだ。
美しかった、気がする。
思い焦がれた、気がする。
そんな気がする、だけかも。。。だけど。
それでも気がしただけで。
思っていられただけで。
素敵なんじゃないかなってね、思うよ。。。
でもだって仕方ないよね
まぼろしをみていきてきた だけど
それだけが全てじゃないもの
それだから目を逸らしたんだ
いつしか色褪せて
どうでもよくなって
まぼろしなんてそんなものなんだ
いつかすり抜けていくのが
あたりまえなんだ
──“追幻想人”
かつてそう呼ばれ 生きた者たちに
きっと私もならんでいる
「くすぶるなにか」を抱えて。
「くすぶるなにか」よ おまえはまだ
わたしをどこかで繋ぎとめているのか?
美しく 暖かく
それで 何より暴力的で
誰一人 わからない
わたしだけが叫ぶそれを
「くすぶるなにか」よ わたしはまだ
おまえに触れても許されるだろうか?
なにもかも おいてきて
それで 今更なんて
だけど きっと 今だって──
──“続幻想”
それは合言葉 夢へ続く道
そしてきっといつだって
「くすぶるなにか」は 燃えている
──ラストオカルティズム。
けれどこの手が “それ”に触れたなら
きっとまた終わってしまうのに
わたしは今でも 今でも───
最終更新:2024年10月01日 22:42