目を合わせてね
微笑みかけてね
ちょっとだけ肩が重くなっても 気にしないで
嫌ったりしないで
叩いたりしないで
優しくその手を差し伸べてね
派手な服着て
楽しげに笑って
金遣いが荒そうなやつには 気を付けてね
でもあれがそうよ
しあわせの形なの
あなたにだってわかっているんでしょう?
どこに行ってもね 頑張ってもね
報われないよね なにもかもね
だけどだけど 生きて 生きて いくならさ
おもいっきりおかねをかけて
いっしょにしあわせになろうね
あのお米 あのお酒
おなか一杯になりたいね
ああ生まれたことの報いとして
幸せになっていきたいな
当たり前のことだよ
みんな幸せになりたいんでしょ?
大丈夫?
離さないで 傍にいてもいい?
花道の後ろから ついてくから
さあ いきていって そんでもって 財をなしながら
私を どうか しあわせにしてね
明日は知らない
昨日も知らない
暗闇に沈んだその道に 私ひとり
だけどあなたが
そうよあなたが
ぜんぶぜんぶどうにかしてくれるの
もっと良くなりたい
だから欲ありたい
生きてればそれが普通でしょう? ちがいないわ
だからきっとね
しあわせの形はね
誰でもわかるようにできてるのよ
私といたって 楽しくないよね ね。
でも私はずっと 楽しいかな
だからだから 生きて 生きて ほしいかな
おもいっきりおかねをかけて
わたしとしあわせになろうね
あの指輪 あの小袖
私をきらきらにしてね
ああ生まれたことの報いならさ
幸せになっていいじゃない
そんなの悪くないよ
誰だって幸せはエゴでしょう?
大丈夫
離れないよ 傍にいるからね
あなたの隣にいていいでしょう?
さあ いきていって そんでもって 財をなしながら
私を ずっと しあわせにしてね
報い報われて財よ回れかし
その道の果てに待つものは
転べ 地を嘗め その手より摺り抜け
それでも生きていく報なら
避けられない末路がそこに
それでも生きてくなら ああ
おもいっきりおかねをかけて
わたしをしあわせにしてね!
あれも これも
それも どれも
全部私に頂戴ね!
ああそれであなたがつぶれちゃったら
やっぱりちょっとは悲しいけど
素敵な想い出になる
そんなあなたが…大好きだからね。
大丈夫
忘れないよ あなたはちょっとだけ
他のひとよりも頑張ってくれたもん
そう しあわせになんか なれない私だけど
このエゴだけは無くせないんだ ああ
大丈夫
怖くないよ はじめはみんなみんな
何にも持たずに生まれたんだからね
さあ いきていって そんでもって また財なしたら
私を また しあわせにしてね…?