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嗚呼 絶え間なく暗闇の水面に波打つ産声
燃えるように広がる命の断末魔
嗚呼 輪廻する業の華を咲かせ彷徨う凡夫
万籟が織り成す声音に耳澄ます
終わりのない 窮愁と憂戚を超えて
永遠の馥郁さを逐求める
唯一輪濁世に立つ 雪色の光湛え
天に向かい茎を伸ばし
嗚呼 淤泥不染
這う那由多不可思議の 煩悩を踏みしめ咲く
苦を切り捨て えんえぐんじょう
嗚呼 密やかな清漣に濯われ際立つ純白
縦令其は罪過を抱いた美しさでも
嗚呼 弾指の間過ぎ行く幾星霜 栄華も朽ち果て
不変なる生死の大海に浮沈する
行き場のない 魂の号哭と祈り
曼荼羅の蓮池の底から救済い上げ
唯一輪苦界に揺れ 月色の花瓣開き
空を悟り無明照らす
嗚呼 粘華微笑
結う三世六道の 転生を繰り返して
凡て包み ねはんじゃくじょう
おおいなる みむねを
うけて 現世の
にごりえに咲く
かぐわしき 芬陀利華かも
一輪濁世に立つ 雪色の光湛え
天に向かい茎を伸ばし
嗚呼 淤泥不染
這う那由多不可思議の 煩悩を踏みしめ咲く
苦を切り捨て えんえぐんじょう 嗚呼
最終更新:2022年01月21日 11:40