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|album=
雪幻ティルナノーグ
|circle=
Yonder Voice
|vocal=瑶山百霊
|lyric=蒼羅杏
|arrange=月代彩
|original=六十年目の東方裁判 ～ Fate of Sixty Years
朽ちた命がひとつ(maunam)
伽藍洞の水底へ(udakam)
其れを弔う者は(aikyam)
みな墓の中
滴る雫 滲む痕跡 今も一人眺めている
玉鏡に映し出されて 幾度も繰り返す人間の業
瞳閉じて夢見ることさえ
美しいものを閉じ込めて愛でることさえ
無垢は羽を羨むことさえ
消えることのない 愚かな罪だと言うのなら
生きとし生けるものが(kālaḥ)
紡ぐ哀れな幻影(kiraṇaḥ)
其れの逝くべき場所は(ākāśaḥ)
嗚呼 黄泉の国
三途のほとり 輪廻の果て
別れ告げた千の魂
誰も彼も 過去の佳景を胸に抱き
今一度 振り返る
燃える想いをぶつけることさえ
真赤な果実に口付けて齧ることさえ
有りっ丈を欲しがることさえ
消せるはずもない慥かな罪だと言うのなら
白と黒に意志を押し付けて人を裁くこと
其れに勝る「傲慢」はない
この狭間に佇む私を
桃源郷へと導く花風は吹くだろうか
最終更新：2021年12月13日 09:20
