イデア その欠片を集めて
寄る辺無き心に愛を授ける 名も無き巡礼者
無間の闇夜に灯求めて 我知らず空を手繰る
(指に触れるものは無く)
孤独を憂いし日々もいつしか 過去の花散らした
(果てない旅路に飽いても)
無限の荒野に証求めて 現身の躯探す
(先行き 迹 他に行く路も無く)
(風色 足音 気付かずに)
にじんだ紅 心付けずに
土くれを刻んだ
イシニカミヲキザムモノ テンメイヲエタリ
カミニミヲササゲ ハツルサダメナリ
トラワレタ タマシイニ
(シレンノミチ イツノヒニカ)
シュクフクアレ
苦しみと痛みをただ 指先宿して(思いの全てを)
意義と祈りに器を与える(意義と祈りに紡ぎ合わせて)
哀が憂いが 両の眼を曇らせるとも(暗闇の向こう)
偏に我が此処に在る為に(きっと手にする その形を)
(漫ろな世界に 諦め)
実らぬ果実に 吐息落として
(内なる救いに 言の葉重ね続け)
黄昏に足音消ゆる
(蒙昧 軋轢 囃すのは)
嘲る者達 聞囃すのは
偶像の言花
誰が為に この身燃やして
誰が為に 魂挫くのか
明星も 見えぬままに
されども今我を 突き動かすは
ただ一つ 呪いに似た
「この旅路に幸いあれ」
躊躇いと迷いを今 渇望に変えて(望みの全てを)
意味と決意に名前を与える(意味と決意に形を変えて)
愛が光が 今届くなら(祈りが届くなら)
この腕を広げて(今こそ この声を響かせて)
強く強く此処に居ると叫ぼう
(強く抱いた喜びを 此処で叫ぼう)
イデア その欠片を求める
寄る辺無き命に 愛を授ける
その神の名は…
イシニカミヲキザムモノ テンメイヲエタリ
カミニミヲササゲ ハツルガサダメ
ゼロニイチヲキザムモノ テンメイヲエタリ
シタツニトラワレ ツキルサダメナリ
ユクミチニ シュクフクヲ
(クナンノナカ アガクタマシイニ)
カミノミチビキヲ
苦しみと痛みをただ 指先宿して(思いの全てを)
意義と祈りに器を与える(意義と祈りに紡ぎ合わせて)
愛が光が この道照らすならば(道を照らすなら)
(意味は 生きる意義は)この手に必ず
(いつしか)
(終わりなき旅路にただ)灯をともして
(意図と誓いに 今形与える)繰り返す
哀も憂いも この身体全て
いつしか塵と消ゆ定めでも(終わる事無き旅の果てに)
偏に我が此処に在る限り(生きた証が此処に在る限り)