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薄暗い部屋の中 朧げな灯りでは
やたらと床の染みが目について
広がる鉄の味と ひんやりとした感覚
じわりじわりと迫る黒い影
記憶の中 鮮明に残る
最後に見たその姿は
全てのモノを 慈しむように
優しくずっと微笑んでいる
いったい何処の誰を恨むことができるだろう
黙して座すことこそ正しいことと思っていた
宛ら賽の河原 石を積み上げるよう
この身は何時になれば滅ぶのか
張りぼての偶像 虚構は崩れ
むき出しになった心の中は
赤黒くなって どんより濁り
静かにずっと呻き続ける
長い時が流れて 諦観が板について
遠くの言葉は枯れてしまった
記憶の中 鮮明に残る
最後に見たその姿は
全てのモノを 慈しむように
優しくずっと微笑んでいる
床のシミが広がって 鼻につく鉄の味
許しを請うこと それすらもできないで
ひび割れた爪で 何を祈る
最終更新:2018年08月02日 20:28