05 不倶戴天



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波に揺らぐ月の影
泡沫消えゆく
その儚さが許せなくて

必死で遠くを追いかけた
決してその手届かずに
絡まって途切れる夢の跡
どうしていっつも置いてくの
ぎゅっと傷んだ胸の中
思い出に寄り添い 立ち尽くす

二人描いた未来に今
ひとりぼっち漂っている

君が笑う それだけで
世界の全てを
愛せるような気がしてた
波に揺らぐ月の影
泡沫消えゆく
その儚さが許せなくて

とっくに夕陽も暮れていた
こうして今日も終わっていく
またひとつ あの日が遠くなり
どんなに待っても還らない
そっと微笑む北斗星
もう二度と迷ってしまわぬように

寄せては返す 音色の幻に
まるで君が此処にいるようで

人はいつか星となり
故郷を照らして
愛する人を導くと
綺麗事に縋るしか
出来ない私は
この現状が許せなくて

君が笑う それだけで
世界の全てを
愛せるような気がしてた
波に揺らぐ月の影
泡沫消えゆく
もう何もかも許せなくて

人はいつか星となり
故郷を照らして
愛する人を導くと
綺麗事は要らないの
今すぐ返して
あの幸せを今返して
君の笑顔を今還して

この現状を今壊して
君の笑顔を今還して
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  • 故郷の星が映る海
最終更新:2023年05月20日 16:02
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