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アラ助の日常

745 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/05(水) 23:46:07.72 ID:I3QDUTujO
…翌日の夕方…

アラ助「なのりゃー!」ヨチヨチシッポフリフリ

飼い主男「…」スタスタ

アラ助は首輪にリードをつながれ、飼い主男のうしろをついてきてヨチヨチと散歩をしていた。

アラ助「たのちーのりゃ~!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ

飼い主男「…」スタスタ

アスファルトの地面の上を、四つん這いでヨチヨチするアラ助。

飼い主男はアライちゃんを見るたびに、『膝が痛くないのだろうか?』と疑問に思う。

しかしアライちゃんのうちは、体重が軽いせいか、膝にサポーターなど装着しなくても痛むことはないようだ。

アラ助「うゆ!なめくじなのりゃ!」ピタッ

飼い主男「む…」

ナメクジ「」ウニウニ

ナメクジが地面の上を這っていた。

ナメクジは寄生虫が住み着きやすい生き物である。

人間がこれを生で食ったら、どんな悲惨な目に遭うかは分からない。


746 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/05(水) 23:53:06.52 ID:I3QDUTujO
アラ助「たべゆのりゃ~!あむっ!」ガブゥ

飼い主男「うおっ…」

アラ助はナメクジを捕まえて食べた。

アラ助「あむあむあむあむあむっ!あむあむあむあむあむっ!(≧'ω(≦ )」ムシャムシャ

飼い主男「お、おぉ…」アセアセ

だが、アライさんという生き物には、いかなる病原体も寄生虫も通用しない。

どうやら、それらはアライさんの体内に侵入すると、そのうち死滅するため、自己増殖も寄生もできないのだそうだ。

しかしある実験では、アライちゃんにひたすら発癌性物質の投与や放射線の照射をすることで、人工的に癌細胞を増殖させたり白血病にすることに成功しているそうだ。

どうやら自己増殖し、なおかつ他の生き物に『うつる』モノだけに耐性があるようだ。

そしてそれこそが、貧弱極まりない野良アライちゃんが生きていける最大の武器といえる。

風邪をひかず、怪我をしても化膿せず破傷風にもならず、寄生虫も効かない生命力は、野生において驚異的なアドバンテージである。


747 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/05(水) 23:57:33.01 ID:I3QDUTujO
アラ助「ふははー!しゅりょーほのぉがしげきされゆのりゃー!≧∀≦」シッポフリフリ

飼い主男「狩猟本能なんて言葉よく知ってるな…。教えた覚えないんだけどな」ナデナデ

飼い主男は、散歩中の拾い食いをやめさせるべきか否か悩んだことがあった。

だが別に実害はないし、タバコの吸殻などは食わないので良しとした。

ごく稀に、変なキノコを食って腹を下すケースもあるというが、きちんと見張っていれば防げることだろう。

アライちゃんは病原体には強くとも、毒には弱いのである。

アラ助「なっめくじー♪かえゆー♪かったつっむりー♪どっこかっなどっきかっなかったつっむりー♪」ヨチヨチヨチヨチ

アラ助はご機嫌に歌いながらヨチヨチしている。


748 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/06(木) 00:04:09.60 ID:fgM5J+cIO
「ミャーオ」

そこへ、動物の鳴き声が聞こえた。

アラ助「うゆ!?」ビクゥ

飼い主男「お、猫だ。野良猫かな?」

野良猫「フミャ~オ」トテトテ

アラ助「ぴ、ぴいいぃ…!」プルプル

野良猫はアラ助を睨み、歩み寄ってきた。

アラ助「ぴ…ぴぃいい…!こわい…こわいいぃい…っ…!」ウルウル

野良猫に食われるのは、野良アライちゃんの死因ではナンバー2といわれている。

人間に駆除されるよりも、野良猫に食われる方が多いそうだ。

尚、ナンバー1は餓死だとかなんとか…。

アラ助「びえええええーーーんっ!がいぬじじゃあああああんっ!こわあああいいいーーーっ!ねここあいいいいいいーーーーーっ!ぴいいぃいいーーーーっ!」ビエエエエンギューーッ

アラ助は飼い主男の足にしがみつき、ぴぃぴぃと泣き出した。


749 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/06(木) 00:09:38.57 ID:fgM5J+cIO
カラス「カァカァ」バサササッ

アラ助「ぴぃいいーーーっ!?」ビクゥ

そこへ、カラスが一羽やって来た。

カラスもまた野良アライちゃんの天敵。死因ランキングでは野鳥による捕食もかなりの上位である。

幼い野良アライちゃんは、つくづく他の害獣・害鳥食われてばっかのようだ。

インターンシップ最初の1ヶ月で大半が脱落するのも無理はない。

むしろ、そんな貧弱な肉体で親の助けも借りずに最初の1ヶ月を生き延びられたら大したもんである。


750 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/06(木) 00:13:03.30 ID:fgM5J+cIO
野良猫「ミャーオ」ノソノソ

カラス「カァカァ」トテトテ

2匹の捕食者は、アラ助へと近寄る。

アラ助「あ、あう、あうあう…が、がいぬじじゃん、だ、だぢゅげで…」ガクガクブルブル

アラ助は恐怖に打ち震えている。

飼い主男「行くぞ、アラ助」ダキッ ヒョイッ

アラ助「うゆぅ!」

飼い主男はアラ助をだっこした。

飼い主男「運んでやるからな、怖くないぞ」スタスタ

アラ助「…かい、ぬし、しゃん…!ぐしゅっ…」スリスリ

アラ助は飼い主の腕の中に抱かれ、安堵しているようだ。


751 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/06(木) 00:19:28.66 ID:fgM5J+cIO
外敵から離れたころ、飼い主男はアラ助を地面に下ろした。

アラ助「ひぐっ…ぐしゅっ…!かいぬししゃん、ありがとなのりゃ…!かいぬししゃんはほんとにいのちのおんじんなのりゃ~♪」スリスリ

飼い主男「可愛いなぁ」ナデナデ

アラ助「かーいぬーししゃーん♪だぁ~いしゅきなのりゃ~♪ぺろぺろ…」ペロペロ

アラ助は飼い主男の手を舐めた。

アラ助「ぺろぺろはだいしゅきのあかしなのりゃ~♪ぺろぺろ♪」ペロペロ

飼い主男(可愛いけど、ナメクジ食った後の口で舐めるなよな…。後で手は洗うか)ナデナデ

アラ助「ずっとずーっと、かいぬししゃんといっしょなのりゃ!≧∀≦」スリスリ

どんな敵が襲ってきても、自分を護ってくれる、頼もしくて、強くて、優しい飼い主男。

アラ助は大好きな飼い主と、いつまでもずっと一緒にいよう、と心の中で誓った。


752 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/06(木) 00:25:30.21 ID:fgM5J+cIO
…

ハムスターサイズの赤ちゃんだったアラ助は、やがて成長する。

アラ助「なのだー!≧∀≦」フリフリ

飼い主男「そら、新しいケージだぞ。大きくなったなぁ」ガチャッ ダキッ ヒョイッ

飼い主男は、アラ助を小さなケージから出し、リサイクルショップで買った大きなケージへ移し変えた。

アラ助「おぉー、ひろびろしてるのだー!」キラキラ

飼い主男「このケージ1個でけっこう家のスペース食うな……」

野良の大アライちゃんだったら、今頃二足歩行の練習をし始めるとこだろう。

だが、アラ助はそんなことをしない。

アラ助「あるきまわるのだー!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ

飼い主男「…」

飼い主男は、成長していくアラ助の姿を見て、嬉しくある反面どこか寂しそうであった。


763 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 19:08:08.77 ID:+xem3IjjO
アラ助「かーいぬーししゃーん!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ

アラ助「なのだー!」ピョンッ

飼い主男「おっと」ダキッ

アラ助「なーのだー♪」ギューッスリスリスリスリ

飼い主男「可愛いなあ、アラ助は」ナデナデ

今更だが、アラ『助』と名付けられてはいるが、アラ助は雌である。

というか、アライさんという生き物は雌しか産まれない。
雄のアライグマと交尾し、雌のアライちゃんだけを産むのである。

つまり、アライさんはアライさんという種族単独では繁殖ができない。

このアラ助の母親も、工場で雄アライグマと交尾してアラ助を産んだのである。

親から子へ形質が遺伝する場合、アライさん側の形質が強く反映されるという。

アライさんの品種改良が、僅かであるが進んでいるのは、そのためだと言われている。

…もっとも、アライさんの細胞核にある遺伝情報は、アデニン、グアニン、シトシン、チミンの四種以外に『何か得体の知れないもの』が混じっているため、科学的にはDNAとは異なるものであるそうだ。

それ故に、アライちゃんは学術上未だに生き物として定義されておらず、ペットアライちゃんは商業的には愛玩動物でなく玩具として扱われて生産・売買されているそうだ。


764 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 19:24:55.81 ID:+xem3IjjO
アラ助「あたらしーおうち、おっきーのだー!ひろびろなのだー♪」シッポフリフリ

飼い主男「はは、そうだな…」

ケージが大きくなるということは、それだけ家の中の限られたスペースをアライ助の居住空間が占有するということだ。

いずれアラ助はもっと大きくなり、今のようにケージ飼いできなくなるだろう。

そうなったら、『アライ縄張り法』に則った飼い方をしなくてはならなくなる。

アラ助「かいぬししゃん、おさんぽいくのだー!おさんぽー!」シッポフリフリ

飼い主男「よし、行くか」スクッ

…

アラ助「ふんふふーん♪なーのだー♪」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ

飼い主男「元気だなぁ」

アラ助は元気に歩き回っている。

アラ助「!…うー…?なんかひざがいたいのだ~…」ピタッ

飼い主男「そろそろ膝のサポーターが要るようになる頃かな…」

アラ助の体の体長や体重は、野良でいうならば、もうそろそろアライしゃんになり始める頃である。

今のままヨチヨチ歩きを続ければ、硬いアスファルトに擦れる膝の皮膚に負担がかかるだろう。


765 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 19:37:30.83 ID:+xem3IjjO
野良猫「にゃーお」

アラ助「のだ!」ピタッ

飼い主男「おおっと、野良猫だ」

飼い主男「アラ助はあれ怖いんだよな?抱っこしてやろうか」スッ

アラ助「…」ジー…

飼い主男「アラ助?」

アラ助「ふぅうぅ~っ…!きゅるるるぅぅっ…!ふしゃああーっ!」

飼い主男「アラ助!?」

なんと、今までは野良猫を怖がることが多かったアラ助が、野良猫へ威嚇をした。

野良猫「ふぎゃるるるぅーっ…!」フゥーッ

野良猫も負けじと威嚇する。

アラ助「いつまでもこわがってるとおもうなのだ!くるならこいなのだ!ふぅーっ!」

飼い主男「お、おいやめろって…!」

小さい頃はあれほど怖がっていた野良猫が、不思議だが全く怖くなくなっていた。

むしろアラ助は、こいつと今の自分のどちらが強いのか、喧嘩して力試しをしてみたいとさえ思っていた。

今まで怖がらせられてきた屈辱をずっと覚えていたアラ助。

飼い主男「だ、大丈夫だって!いざとなったら俺が守ってやるから!」

アラ助「あらすけはもうだいじょーぶなのだ!むかしよりつよくなったきがしゅゆのだ!たぶん!」

飼い主男「えぇ…確かに体はでっかくなったけど……」

野良猫「…」プイッ ノソリノソリ

アラ助「ふははーにげてったのだ!かいぬししゃんがあいつにいじめられたら、あらしゅけがたしゅけてやゆぞおぉ!」シッポフリフリ

飼い主男「…」

アラ助「もうあんなちっこいねこからならまもってもらわなくてもへーきなのだ!」シッポフリフリ

飼い主男「…立派になったな。いくぞ」スタスタ

アラ助「なのだー!」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ

体が大きくなったためか、アラ助は精神的にもタフになってきているようだ。


766 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 19:46:45.98 ID:+xem3IjjO
飼い主男とアラ助は、いつもの決まった散歩コースを歩いている。

チビだった頃のアラ助は、いつも同じコースであっても、不満を一切言わなかった。

飼い主男がずっと側にいて自分を守ってくれる安心感があったから。

そして、同じコースであっても、自然の変化を眺めてれば飽きが来なかったからだ。

しかし…

アラ助「かいぬししゃん!あっち!あっちいってみたいのだー!」シッポフリフリ

飼い主男「お、おお?」

アラ助「いつもおんなじとこぐるぐるするんじゃつまんないのだー!いろんなとこいきたいのだ!」シッポフリフリ

飼い主男「おーよしよし。それじゃ、今日はこっち行ってみるか」スタスタ

アラ助「なーのだー♪ありがとなのだー!」スリスリ

アラ助は飼い主男の脚に頬を擦りつけて甘えた。

アラ助「みとーのえりあへ、しゅっぱつしんこー!なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ

飼い主男「元気だなぁ」スタスタ


767 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 19:52:54.99 ID:+xem3IjjO
アラ助「うゆ!あのおはなんなのだ?かいぬししゃん!ちかよってみるのだ!」グイグイ

飼い主男「おお、行ってみるか」スタスタ

…

アラ助「かいぬししゃーん!あのきのみおいしそーなのだ!とりたいのだ!」シッポフリフリ

飼い主男「うーん、俺は木に登れないから無理だな」

アラ助「あらしゅけものぼれないのだ…うーん…ほしいのだー…!」ションボリ

…

アラ助「かいぬししゃん!あのみずたまりでおててじゃぶじゃぶしたいのだー!」グイグイ

飼い主男「おお、行ってみるか」スタスタ

…

アラ助「かいぬししゃん、こんどはあっちのむしのさなぎを…」

飼い主男「アラ助、そろそろ見たいテレビが始まりそうだ。なんか見たいものがあるなら明日にして、今日は帰ろうな?」

アラ助「うぅーー…。わがままいったらだめなのだ…わかったのだ…」ションボリ

…

アラ助「ふぅー、ただいまなのだー!おさんぽたのしかったのだー!」

飼い主男「…いつもの倍くらい時間かかったな…。いい運動になりそうだ」

アラ助はどんどん好奇心旺盛になり、散歩では寄り道をすることが多くなった。

散歩コースにある自然物…草木や石、虫などで遊ぶことも多くなった。

散歩にかかる時間は、どんどん長くなっている。


768 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 19:59:32.96 ID:+xem3IjjO
アラ助「おうちなのだー」スッ

アラ助はケージに入った。
中にはペット用アスレチックが入っている。

※参考



ペット用アスレチックは、アライちゃん飼い主の間で大人気の玩具である。

これを使って天真爛漫に遊ぶアライちゃんの姿を撮影し、SNSに投稿して愛でるのが大ブームとなっているようだ。

アラ助「よーし!てっぺんまでのぼゆのだー!」ヨジヨジヨジヨジ

飼い主男「餌の量も増やすか」ジャラジャラ

アラ助「ごはんなのだー!≧∀≦」ピョンッ ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ

ドッグフードの音を聞いたアラ助は、アスレチックから降りてヨチヨチと這い寄ってきた。

飼い主男「っ…」

アラ助の体長は、今や人間の新生児くらいある。

時々飼い主男は、アラ助が人間の幼児であるかのように錯覚してしまうときがあった。


769 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 20:04:00.21 ID:+xem3IjjO
アラ助「かいぬししゃん!」ピタッ

アラ助は餌の前で待った。

飼い主男「よし、食べていいぞ」

アラ助「ありがとなのだー!いただきますなのだー!あむあむあむあむあむっ!(≧'ω(≦ )」ムシャムシャムシャムシャ

飼い主男「…」

アラ助「ふおおぉー!いつもよりごはんおーいのだ!かいぬししゃんだいしゅきなのだー!はぐはぐ!」ムシャムシャ

耳と尻尾以外は人間の幼児とそう変わらない容姿のアラ助。

そんな生き物が、人間以下の扱いであるペットの食べ物、ドッグフードを喜んで食べている。

育ち盛りだから、すごくお腹が空くようだ。

飼い主男「…おっと、テレビ始まるな」カチャッ スタスタ

飼い主男はケージの鍵を閉めて、リビングへ向かった。


770 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 20:08:59.03 ID:+xem3IjjO
アラ助「ぷはー!ごちそーさまなのだ!ふぅー、うんちしゅゆのだ!」ヨチヨチヨチヨチ

アラ助は、砂トイレへと向かった。

アラ助「うぅーっ!」ブリブリ

そして助トイレの上へこんもりと排泄した。

大便「」モワァン

小さかった頃よりも、排泄物の量が増えている。

餌がいいおかげか、野良アライちゃんの糞よりは悪臭がマシだ。

それでも量が量なので、やはり昔よりニオイがきつい。

もっと大きくなったら、人糞くらいになるだろうか。

アラ助「すっきりしたのだー」シッポフリフリ

アライさんという生き物は、人間以外の動物…犬やアライグマのように、排泄しても肛門が糞で汚れない仕組みになっている。

よく砂トイレといっしょにトイレットペーパーを買う飼い主もいるが、それが必要になるのは下痢をしたときぐらいである。


771 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 20:29:22.81 ID:+xem3IjjO
…

飼い主男「ふぅ、テレビ見終わった。アラ助、体洗ってやるぞ」

アラ助「おふろなのだー!おふろだーいしゅきなのだー!≧∀≦」シッポフリフリ

飼い主男は、風呂場でアラ助の体をざばざばと洗った。

散歩中についた汚れや、抜け毛、フケが落ちていく。

飼い主男「おっきくなったなー」ジャバジャバ

アラ助「ふははー!うーんとおーきくなるのだー!≧∀≦」シッポフリフリ

飼い主男「よし、綺麗になったぞ」

アラ助「うゆぅー!ぷるぷるぷる…」ブルブル



飼い主男「拭いてやるぞ」ワッシャワッシャ

飼い主男はアラ助をタオルで拭いた。

飼い主男「ドライヤーで渇かそうな」ゴワー

アラ助「ふおぉー!あったかいのだー!」

飼い主男「さて、アラ助も一緒にテレビ観てみるか?」

アラ助「みるのだー!≧∀≦」

飼い主男とアラ助は、テレビでサバンナに生きる動物の様子を映したテレビ番組を見た。

アラ助はとても喜んだ。
新しい知識を吸収する楽しさもあったが…
大好きな飼い主と一緒に笑い、楽しむひとときを過ごせることが心から嬉しかった。


772 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 20:33:20.81 ID:+xem3IjjO
飼い主男「さて、俺は寝るよ。おやすみ」

アラ助「おやしゅみなのだー!≧∀≦」

この世は万物流転。

生後2ヶ月ほどでペットショップに出荷され、飼い主男のもとへやってきたアラ助。

飼い主男とともに過ごして、はや8ヶ月が経った。

つまり今のアラ助は、生後10ヶ月といったところだ。

アラ助は飼われて間もない頃に比べて、活発になり、好奇心が旺盛になった。

体が大きくなっただけでなく、精神的にも大きな変化を迎えつつあるようだ。


774 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/12/16(日) 20:33:54.28 ID:+xem3IjjO
つづく


775 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/16(日) 22:26:56.56 ID:Gjx5qGR50
乙でしゅ
良くも悪くも変化がある。この成長がどういう結果へ転ぶのか楽しみです


777 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/12/17(月) 00:08:42.76 ID:6aN9uCmv0
なんかすでに楽園行きの前兆が出てきているような・・・。

精神の成長→自我の芽生え→傲慢なアライさん化

楽園行きの階段を昇り始めていますね




最終更新:2019年02月12日 01:19