アライちゃんのおうち・その11

204: 名無しさん (オッペケ 098d-a48d) :2019/03/04(月) 21:45:53 ID:s6D.NkEYSr
アライさん「あ、あんな奴らに関わっていられないのだ」コソコソ

何時も能天気で自信過剰なアライさんでも流石に恐怖を感じたのかコソコソと逃げ出そうとします。

野良アライちゃん1「ぴぃぃぃ!おかーしゃーん!あらいしゃんもつれてくのりゃー!」ヨチヨチシッポフリフリ

野良アライちゃん2「おやのせきむをはたすのりゃー!」ヨチヨチシッポフリフリ

巣から覗いていた野良アライちゃん達は母親が逃げ出そうとするのを見て慌てて巣から飛び出して来ます。

アライさん「!?のだー!お前ら静かにするのだー!」

学生1「うん、何だ逃げんのかよ」クルッ

アライちゃんとアライさんの甲高い鳴き声のせいで逃げるのがバレてしまったようですね。


205: 名無しさん (オッペケ 386b-a48d) :2019/03/05(火) 22:35:55 ID:Mxu7F3EUSr
野良アライちゃん1「あらいしゃんもつれていくのりゃ!」ピョン!ヒシッ!

野良アライちゃん2「なのりゃー!」ピョン!ヒシッ!

アライちゃん達は動揺しているアライさんの尻尾に捕まりました。

アライさん「お前たち邪魔のだ!早くどくのだ」ヨジヨジシッポフリフリ

アライさんは群がってくるアライちゃんを振り振り払おうと尻尾を振りながら木の登っていった。

野良アライちゃん1「いやなのりゃー!かぞくはいっしょにいるべきなのりゃー!」ヒシッ!
野良アライちゃん2「いちれんたくしょうなのりゃー!」ヒシッ!

アライちゃんも必死で尻尾にしがみついて一緒にどんどん上に登っていきます。

巣の中
野良アライちゃん3「いじゃいのりゃ……(TдT)…」スンスン


206: 名無しさん (オッペケ 7606-86d7) :2019/03/06(水) 15:37:41 ID:KE8rem12Sr
尻尾にアライちゃんをぶら下げた木を登っていくアライさん。

アライさん「わっせっ!わっせっ!いい加減はーなーすのーだー!」シッポフリフリ

アライちゃん1「やーなーのりゃー!」イヤイヤクビブンブン

アライちゃん2「じぇーったい、なはさないのりゃー!」イヤイヤクビブンブン

学生1「逃げんじゃねぇよ、オラッ!」ビュン!

学生はアライさん目掛けて足元に落ちていた石を投げつけました。

アライさん「ぐぬぬぬぬ!後でお仕置きなの、ギャッ!」ガツン!

石はアライさんの脳天にクリティカルヒット。

アライさん「の、だっ…」ヒューン

気を失ったアライさんは地面に落ちていきます。


207: 名無しさん (オッペケ d8f4-86d7) :2019/03/07(木) 14:13:21 ID:IirQ3t86Sr
野良アライちゃん1「のりゃ!!おちていくのりゃ!?」ヒューン

野良アライちゃん2「おねーしゃんちっぽをはなちてだっちゅつしゅる、ぎびっ!!」ヒューン…ドサッ!

喋ってないで速く尻尾から手を離せば助かったかも知れないが結果として二匹ともアライさんの下敷きになってしまいました。

アライさん「」ピクピク

アライさんは打ちどころが悪かったのか起き上がれずに痙攣していますね。

野良アライちゃん1「おかーしゃんどくのりゃあ!」モゾモゾ

野良アライちゃん2「たちけてぇ!だれかたちげでぇ!」モゾモゾ

野良アライちゃん達は母親の体に下半身を挟まれて抜け出せずにもがいていました。


208: 名無しさん (オッペケ c1f1-86d7) :2019/03/08(金) 21:10:08 ID:M9z0/v5ESr
学生1「ラッキー、これぞ一石三匹アライだな」ザッ

野良アライちゃん1「ぴぃ!こっちくりゅなー!」モゾモゾ

野良アライちゃん2「ちかじゅいたらかみちゅいてやるのりゃー!」フシャー

学生1「(無視)こっちはアライちゃん捕まえておくから樹液の方の虫宜しくー」
学生2「はいよー」スタスタ

野良アライちゃんs「「フゥー!フゥー!のりゃ!のりゃ!」」フシャー

野良アライちゃん達はとっても興奮して鼻息荒く威嚇していますが学生は気にせずアライちゃん達に手を伸ばします。

野良アライちゃん1「!いまなのりゃ!かぶぅ!」カブッ

アライちゃんは渾身の力を込めて手に噛みつきます。
しかし学生は全く痛がる素振りを見せません。

野良アライちゃん1「!?がぶ、がぶりぃ!!」ブンブン

アライちゃんも首を振りながら小さな牙を深く喰い込ませようとしますがソレでも顔色一つ変えてくれません。

野良アライちゃん1「なじぇなのらぁ!…じびぃ!」ヒョイ…バッコーン!
抵抗虚しく虫かごの中に放り込まれてしまいました。

野良アライちゃん1「なんであらいしやんのきばがとーらないのりゃあ!じゅるいのりゃー!」ビェェェェン
虫かごの中でアライちゃんは自慢の牙が通らなかったのが悔しいのか泣きじゃくってしまいます。

学生は厚手の手袋をしていたのです、アライちゃんの牙が通る筈もありません、もっとも素手でも小さな牙では禄にダメージを与える事はできなかったでしょうが。


209: 名無しさん (ワッチョイ 7b34-7e14) :2019/03/23(土) 03:04:33 ID:wpWh36pM00
学生1「さあ、もう1匹も回収するか」ガシッ

野良アライちゃん2「は、はなしぇ!はなしぇぇぇぇっ!はぐっ!がぶぅ!」ジタバタガブッ

もう1匹の野良アライちゃんも必死に抵抗するが…

学生1「オラッ!」ポイッ

野良アライちゃん2「ぴぎいっ!」ガシャーン ガツン!

野良アライちゃん1「じびいっ!」ガツン!

姉と同じく虫かごに放り込まれ、挙句に姉と頭をぶつけてしまった。

野良アライちゃん1「のぐぁ…あぁ…」

野良アライちゃん2「あがが…… あ、あだまが…いだいのりゃ…」

双方頭をぶつけてダメージを受けたようだ。

アライさん「ふぐ……おが……」ピクピク

アライさんはまだ痙攣が治まっていない。

学生1「目を覚まされると面倒だな…」

学生はアライさんの首に足を乗せると、全体重をかけて踏み込んだ。

アライさん「ぐぼぉっ!」ゴキッ!

首の骨を折られ、アライさんは絶命した。

学生1「おーい、こっちは片付いたぞ~」

学生2「こっちも採り終わったぜ!」

学生1「アライさんらはどうする?」

学生2「役所へ持って行くと奨励金がもらえるはずだよ」

学生1「あのアライちゃんはどうしようか?」

アライちゃん3「」グチャグチャ

学生2「…汚いし放っとこうか…」


210: 名無しさん (ワッチョイ f0e1-1442) :2019/03/24(日) 04:30:38 ID:wpWh36pM00
野良アライちゃん3「うゆぅ… おかーしゃん、おねーしゃん、どこいったのりゃ?」ヒョコッ

巣穴から、頭の痛みが引いた一番下のアライちゃんが顔を出した。

学生1「おっ」

学生2「もう1匹いたぞ!」

野良アライちゃん3「おかーしゃん、おねーしゃん、そこでなにしてるのりゃ?」キョトン

アライさん「」シーン

野良アライちゃん1「い、いもーと!あらいしゃんのききなのりゃ!」シッポフリフリ

野良アライちゃん2「はやくここからたすけるのりゃ!」ピギュルルル

野良アライちゃん3「うゆっ!よくわからないけどいっかのききなのりゃ!ひとしゃん!おかーしゃんとおねーしゃんをいますぐはなすのりゃ!」フシャー

学生1「…だとよ、やれやれ」

学生2「離す訳ないだろ、この害獣!バーカ!」

野良アライちゃん3「ぐぬぬぬぅ!あらいしゃんはおばかじゃないのりゃ!いまやっちゅけてやるのりゃ!たあ~!」ピョーン

アライちゃんは無謀にも巣穴から学生目掛けてダイブした。

学生1「よっと」ヒョイ

野良アライちゃん3「あばっ!」ビターン

学生に軽くかわされたアライちゃんは、顔面から地面に叩きつけられた。

学生2「オラァ!」ドゴッ!

野良アライちゃん3「うごっ!」グシャッ

アライちゃんの腹に学生のシュートが炸裂した。

野良アライちゃん3「ぐばあっ!」ドサッ

蹴りを喰らってすっ飛ばされたアライちゃんは、自分の巣穴があった樹の幹に当たり根元に落下した。

野良アライちゃん3「ぐはぁ… あぐぁ…」ピクピク

学生2「調子こきやがってこの害獣!」ガシガシガシガシ

野良アライちゃん3「や、やめ… ぎびぃ!ごはっ!」グチャッ!グチャッ!

学生に散々踏みつけられたアライちゃんは、ただの汚い肉塊と化した。

学生1「あ~あ、これじゃさすがに役所へ持ってけないな…」

学生2「悪い悪い、ついやっちまったよ」





※このページは、『アライさんアンチスレ避難所』様にあるアライさん、コバエさんなりきり用のスレッド『アライちゃんのおうち』をまとめたものです。



最終更新:2019年06月03日 00:35