1 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 22:06:47.49 ID:5kugJptRo
俺は今日も猟銃を携えて森へ足を踏み入れる
視覚と聴覚を研ぎ澄ませ、ターゲットを探す
しばらく森の中を進むと、奴らの声が聞こえた
前方約
アライさん「さあ、ちび達!立ってみるのだ!」
アライちゃん1「のぁー」ヨチヨチ
アライちゃん2「の、のだぁ…」ヨチヨチ
アライちゃん3「なのだー」ペタン
アライさん「チビ達!頑張るのだ!ちゃんと二本足でバランスをとるのだ!」
獲物は4匹。奴らは歩行訓練の最中のようだ
俺は猟銃にサイレンサーを取り付け、音を立てないように静かに猟銃を構えた
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 22:15:59.10 ID:5kugJptRo
前方約25メートルの距離。狙うならこの辺りからだろう。
スコープに映る生き物達は、一見すると人間の少女とさほど変わらない。
それもそのはずだ。あの獣はフレンズ。
今もジャパリパークで人気を集める、あのフレンズなのだから。
俺はアライさんの子供の頭へと照準を合わせる。
アライさん「しょうがないのだ。アライさんのお手手をしっかり握るのだ」
アライちゃん1「の、のだぁ…!」プルプル
アライさん「そうそう、ぎゅーっとしながら、ゆっくり立つのだ」
アライちゃん1「なの…だぁ…!」プルプル
アライさんの子供は、親の手を握りながら、ゆっくりと立ち上がっていく
アライさん「その調子なのだチビ!よし、じゃあお手てを離すのだ!」
親のアライさんが手を離す
アライちゃん「のぁっ!」ポテッ
子供のアライさんはその場で転んでしまった
せっかく合わせた照準から、頭が若干外れてしまった
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 22:25:39.78 ID:5kugJptRo
アライちゃん1「うぅ~…!」プルプル
アライちゃん2「のぁ~」ヨチヨチ
アライちゃん3「なのだ~」ヨチヨチ
アライさん「チビ!その調子なのだ、しっかり踏ん張るのだ!」
一番大きな子供が、少しずつ立ち上がっていく。
アライちゃん1「のだぁ!」スクッ
アライさん「!や、やったのだ!ようやくチビが一人で立て…」
再び照準の位置へ頭が戻った。…この機を逃すものか!
俺は即座に引き金を引いた。
バシュっという音と共に、銃口から硝煙が上る。
照準に映った害獣は吹き飛び、向こう側へ倒れた。
アライちゃん1「のばっ」バタッ
アライさん「ああ、また倒れたのだ!でも大丈夫、もう一度起き上がってみるのだ!」
どれだけ応援しても、あの子供はもう起き上がることはないだろう。
アライちゃん1「」ビグビグビグビグバタタタッタタタタッタ
銃弾に貫かれた獣は、ゴキブリのように手足を動かしている。
アライさん「!?な、何なのだ!?何を暴れてるのだ!?」
アライちゃん2「のだー?」
アライちゃん3「おかぁちゃん、おねぇたんどちたのぁ?」クイクイ
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 22:35:07.68 ID:5kugJptRo
アライさん「お、おいチビ!しっかりするのだ!」ダッ
撃たれた子供に親が駆け寄る。
アライさん「…!あ、ああ、ち、血が、こ、こんなに、あ、あ」
アライさん「なんなのだ、これは、いや、ち、チビ、だめなのだ、死んじゃだめなのだぁ」ユサユサ
アライちゃん2「のだー?」ヨチヨチ
アライちゃん3「おねーたん?」ヨチヨチ
2匹の子供たちが、地面を這いつくばって死骸へと近寄っていく。
俺は照準を移動させ、死骸のすぐ隣へ狙いを定める。
アライさん「あ、ああ、ち、ちびがあぁ、しんじゃったのだぁ…!そんな、ようやく、一人で立てるように…!嫌なのだぁ…!」ユサユサ
アライちゃん2「のだー」ヨチヨチ
死骸の隣。スコープに子供の頭が映った。
すかさず俺は2発目の弾を放つ。
アライちゃん2「ぎびゃっ」ポーン
子供の軽い体は宙を舞い吹き飛んだ。
アライさん「!?ちび!?ちびっ!」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 22:41:29.94 ID:5kugJptRo
子供は頭が上から半分以上消し飛んでいた。
知能の低いアライさんでも、すぐにその死を理解できるだろう。
アライさん「あ、ああ、ち、ちび!ここは危ないのだ!逃げるのだあぁ!」ガシッ
アライちゃん3「のぁー!なのだー!」
親は子供を抱き抱えた。
丁度その足が照準に映っている。もちろん俺は引き金を引いた。
アライさん「な゛うっ!?」バタッ
アライちゃん3「の゛だぁ!」ボテッ
親の脚へ銃弾を浴びせてやると、すぐに倒れ、子供は地面へ叩き落とされた。
アライちゃん3「いたいのだぁ~!」ビエエエン
アライさん「ァぁ、あ゛ぁあああ゛あああ゛あ!脚があぁ!アライさんの脚がぁあああ!」ドッタンバッタン
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 22:56:20.79 ID:5kugJptRo
アライさん「うぅ゛~!あう゛ぅ~!」ズリズリ
アライちゃん3「ひっく…ひっぐ…のだぁ…!」ヨチヨチ
親も子も、四本足で地べたを這いずり回ってその場から離れようとする。
あの調子ならばもう森の中へ隠れることはできまい。俺は獲物の方へ歩み、近づいていく。
アライさん「だ、誰なのだ?」
こちらへ気付いたようだ。
アライさん「丁度よかったのだ、アライさんの脚がすごく痛くて大変なのだぁ…!手当てするのだぁ!」
どうやら俺が撃ったとは気付いていないらしい。
そもそも、銃というものを知らないのだろうか。
アライさん「何黙って見てるのだ!さっさとするのだぁ!」グイグイ
害獣は俺の脚へしがみついてグイグイと引っ張る。
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 23:03:33.83 ID:5kugJptRo
汚らわしい手で触るな。俺は害獣の傷付いた脚へ思い切り蹴りをぶちかました。
アライさん「いだいのだぁああ!」ゴロンゴロン
アライちゃん3「のぁ!?お、おかーちゃんになにするのだぁ!」
そしてまだ動く方の脚へ銃口を押し付け、密着させたまま引き金を引いた。
ボンッという音と共に砂埃が舞い、害獣の脚が粉々の肉片となって飛び散った。
アライさん「ああがぁあああ゛ああ!あ゛ぁあああああ゛がぁああああ!」ゴロン
のたうち回る害獣。完全に破壊された大腿動脈からホースのように血液が吹き出る。
もうこいつは放っておいてもいいだろう。俺は残る子供一匹の方を向いた。
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 23:22:11.43 ID:5kugJptRo
アライちゃん3「ひ!や、やだぁ!くるなあぁ!」ヨタヨタ
害獣の子供は、よたよたとその場で立ち上がり、ふらつきながら二本脚で体を支えた。
アライさん「ち、ちび!…逃げるのだちび!走って逃げるのだあぁ!」
アライちゃん3「の、のだぁ!」ヨタヨタ
子供はふらふらと、慣れない足取りで森の中へ逃げ込もうとする。
アライちゃん3「のだ、のだぁ!」ヨタヨタ
アライさん「頑張るのだ、もうちょっとなのだぁ…!」
何がもうちょっとなのか分からないが、俺はすたすたと歩いて害獣、いや害虫へ追い付いた。
そして猟銃をフルスイングし、まだ熱い銃身で子供の両脚へと打ち付けた。
アライちゃん3「のだっ!」ポテッ
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 23:29:35.06 ID:5kugJptRo
アライさん「ちび!お願いなのだ…もうやめるのだ!痛いのやめてほしいのだ!アライさん達なんにも悪いことしてないのだぁあああ!」
親アライさんの脚の断面からはおびただしい量の出血が見られる。
脂汗と涙と鼻水を垂らしながら、よくもまあそんなに喋れたものだ。
このしぶとい生命力こそが、害獣の大繁殖という被害を招いたのだ。
アライちゃん3「びええええ!わああぁぁ!」ヨチヨチ
俺は子供の脚を片方掴むと、空中へと勢いよく持ち上げる。
アライちゃん3「のだあぁぁ!?」
そして、地面にある岩の上へと思い切り叩けた。二度も、三度も、四度も。
岩の上にはどんどん血が広がっていく。
アライちゃん3「びっ!ぎっ!げぇっ、ぶぎっ!ごぼぇっ!」ベシャベシャ
子供は大量に吐血した。
アライさん「あああ、やめるのだ、た、たのむのだ、チビは、まだ立って歩けるようになった、ばっかりなのだぁ!」
そいつを岩の上へ置くと、俺は靴の底で下半身を思い切り踏んづけた。
アライちゃん3「びぎゅ゛っ」ブチャアアア
アライさん「ちびい゛ぃぃ!!」
足の裏へゴリっという骨が砕け潰れた感触が伝わる。
踏み潰した害獣の頭を掴んで持ち上げると、変な方向に折れ曲がった両脚の間から、大量の出血が流れ出た。
アライちゃん3「の…ぁ゛…」ピクピク
アライさん「…ぁ…ち、び…っ…どう、して…」
親アライさんもさすがにこの失血量では、もう動くことはできないだろう。
俺は瀕死の幼獣を逆さにし、両脚を掴み、思い切り左右に引っ張る。
アライちゃん3「…ィ…」
やがてぼぎぼぎと音を立て、親の目の前で子供の両脚が引きちぎられた。
アライさん「…ぁ…あ…」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 23:42:05.56 ID:5kugJptRo
アライさん「…ち、び…」
さっさと親も子たちと同じところへ送ってやろう。
俺は親アライさんを蹴り転がして仰向けにさせ、股間へ銃口を押し当てる。
アライさん「ひ、い、や゛、ぁ…」ピクピク
引き金を引くと、ボンッと音が鳴り、アライさんの体がビクンと跳ねる。
アライさん「ぐぼぉっ…」
股間と背中から血が溢れ、害獣の服を濡らしていく。
これでよし。
俺は四つの肉塊を袋に詰めると、森を去った。
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 23:46:02.40 ID:5kugJptRo
…
~街~
食通の友人「よう、ハンター。今日はどうだった、アライさんは狩れたか?」
いい調子だった。弾を無駄遣いした感はあるが。
俺は袋を友人へ渡す。
食通の友人「へぇ~4匹も!サンキューな!」
いいって。死骸処理してくれて助かる。
しかし、こいつはいつもいつも一体、アライさんの骸をどこに片付けるのか…。
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします :2017/08/04(金) 23:47:11.96 ID:5kugJptRo
今回はここまでです
また気が向いたらハンティングします
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 04:39:03.48 ID:7zjmUIPj0
アライグマ専用の手を突っ込むと抜けなくる罠で話しを作って欲しいです!
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/05(土) 19:04:47.04 ID:K8NUA451O
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最終更新:2017年11月13日 23:22