169 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 23:35:24.90 ID:z+x3LYOxo
~検査室~
スタッフ「よいしょ」ガコン
スタッフが部屋へ籠を運び込み、静かに置いた。
アライちゃん1「うっ…なんだここは、さむいのだ…。ここにたべものがあるのか?」キョロキョロ
アライちゃん2「」ガチガチブルブル
アライちゃん3「くしゅんっ…。…!?あ、あれは…!」
スタッフ「おっと、ショクエモンPから、この部屋の中はあまり見せるなって言われてたっけ。よいしょ」バサッ
スタッフは、黒い布を籠へとかけた。
布で覆われた籠の中で、アライちゃん達は食事への期待を胸に抱く。
アライちゃん1「!?なんなのだ?まわりがみえないのだ!」キョロキョロ
アライちゃん3「ちょっとみえたのだ。あらいしゃんのおともだちが、いっぱいおひるねしてたのだ」
アライちゃん1「おひるね?」
アライちゃん3「あらいしゃんたちが、そこのがいじみたいに、いっぱいおひるねしてたのだぁ」
アライちゃん2「がい…ひ…ひゃ…ない…」ピクピク
『そこにだれかいるのだー?』
アライちゃん1「!あらいしゃんのこえがするのだ!」
『助けるのだ!嫌なのだ!そんなの刺されたら痛いのだぁ!』
『こら!大人しくしろ!』
アライちゃん1「なんかきこえるのだ…」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 23:44:01.51 ID:z+x3LYOxo
アライちゃん1「そういえば、このおへや、あらいしゃんのなかまのにおいがするのだぁ」クンクン
アライちゃん3「ほんとなのだ!おともだちがいっぱいいるのだぁ!」クンクン
アライちゃん1「きっとあらいしゃんたちのぱーちーなのだ!みんなでごはんたべるのだ!」
アライちゃん3「たのしそうなのだぁ」
スタッフ『はい次、ショクエモンPの持ち込みアライさん』
バッと黒い布が取り除かれる。
周りには、スタッフ数名と、検査用の道具、簡易シャワーがある。
アライちゃん1「ごはんなのだー?」
スタッフ1「生きたままか。それじゃあウィルス、寄生虫は無し、と」カキカキ
スタッフ2「あとは…。丸ごとか…それじゃあ、胃カメラと、腸内撮影か。ほら、あーんして」
アライちゃん1「たべものなのだ?あーん」
アライちゃん3「あっ!ずるいのだ!あらいしゃんもなのだ!あーん」
2匹のアライちゃんは口を空ける。
スタッフ1「…ん?そっちのは生きてるのか?」
アライちゃん2「」ピクピク
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/10(木) 23:52:52.89 ID:z+x3LYOxo
スタッフ1「生きてますが、体調悪そうですね。病気になってたりしませんかね?」
スタッフ2「採血しておくか」ブスッ
アライちゃん2「ぎひっ…」ビクッ
スタッフ1「血液検査の間、こっちの奴らの管内検査済ますか」
アライちゃん1「あーんなのだ」
アライちゃん2「」
アライちゃん3「はやくごはんとおみずよこすのだー!」
スタッフ1「はい胃カメラ」ズボォ
アライちゃん1「もごぉ!?」
アライちゃん2「おごっ…」
アライちゃん3「もごおぉっ!」
スタッフ1はアライちゃん達の口に胃カメラを挿入した。
スタッフ1「ふむ…胃カメラよし。超音波検査しましたが、腸も完璧です」
スタッフ2「血液検査完了。問題なし。それじゃ洗浄~」
胃カメラが口から引き抜かれる。
アライちゃん1「げほっごほっ!こんなのごちそうじゃないのだぁ!」プンスカ
アライちゃん2「」ピクピク
アライちゃん3「あらいしゃんをいじめるなー!」プンスカ
スタッフ3「はいはい、じゃあお湯シャワーします」ジャー
スタッフ3はアライちゃん達にシャワーを浴びせ、全身をくまなく洗浄していく。
アライちゃん1「みずっ!みずなのだあああああああああ!あーん」アングリ
アライちゃん3「のどかわいたのだ!いっぱいのむのだ!あーん」アングリ
アライちゃん2「」パクパク
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:07:58.83 ID:WsRQyqYKo
スタッフ3「おっと、口塞ぎ忘れてた」
スタッフ3はシャワーを止める。
アライちゃん1「なにするのだ!もうすこしでのめたのだ!」
アライちゃん3「のどからからなのだぁ!」
スタッフ1「はーいガムテープ」ペタッ
スタッフ1は、3匹のアライちゃんの口を、ガムテープで塞いでしまった。
アライちゃん1「むぐっ!?」
アライちゃん2「」
アライちゃん3「んぐむむー!」
スタッフ3「はーい洗浄開始」ジャー
スタッフ3は、アライちゃん達丁寧に…とはお世辞にも言えない、雑な洗い方で洗浄した。
スタッフ3「ドライヤー」ゴワー
そして、3匹を乾かした。
アライちゃん1「もごご…!」
アライちゃん2「」
アライちゃん3「んぐむむ…!」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:11:43.35 ID:WsRQyqYKo
スタッフ1「そんじゃガムテ剥がすか」ベリッ
アライちゃん1「のだあぁ!」
スタッフ1は、アライちゃんの口に貼り付けていたガムテープを、一切手加減無しで、すぐに剥がした。
アライちゃん2「」ベリッ
アライちゃん3「のだあぁ!」ベリッ
スタッフ1「…ん?そこの奴、呼吸止まってないか?」
アライちゃん2「」ビググッビグンビグッバタバタバタタッビグンビグッバタバタバタタッ
スタッフ2「うわ!ハエガイジムーブしてやがる!キモ!」
スタッフ3「おいおい、笑い事じゃないだろ…いや笑い事か」ハハハ
アライちゃん2は深刻な運動障害を負っており、鼻から呼吸することが困難になっていたようだ。
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:13:49.61 ID:WsRQyqYKo
スタッフ1「こういうときはどうすれないいんだ?」
スタッフ2「背中を叩こう」バンッ
アライちゃん2「」ビグッ
アライちゃん2「はーはーはーはーはーはーはーはーはーはーはー、ぜはっはーはーはーはーはーはーはーはーはーはー」
スタッフ3「息を吹き返したな」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:22:02.40 ID:WsRQyqYKo
アライちゃん1「ひっ…はっ…から、だ、が…おもい、のだ…」ピクピク
アライちゃん3「ぐるじぃ…」ピクピク
アライちゃん1と2の体は、痙攣を始めている。
スタッフ1「脱水症状か?このままじゃショーまでもたないぞ」
スタッフ2「んじゃー生理食塩水を静脈注射しとこう」ドシュゥ
アライちゃん1「んぎっ!」ドスッ
アライちゃん2「」ドスッ
アライちゃん3「のだぁ!?」ドスッ
アライちゃん達は、生理食塩水を大量に注入された。
まともに健康管理をする気があるなら、正気の沙汰でない行為だ。
アライちゃん1「ぉ…ぁ…」ブルブル
アライちゃん2「」
アライちゃん3「の…だぁ…」ブルブル
スタッフ1「これでフェスまでは持つだろう。さ、検査完了」
アライちゃん達は、再び黒い布を被った籠へと入れられ、運ばれていった。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/11(金) 00:25:52.35 ID:WsRQyqYKo
…
腕の脈へ一気に生理食塩水を注ぎ込まれたアライちゃん達。
どうやら、それでもなんとか水分補給にはなったらしい。
しかし、生理食塩水の静脈注射と水を飲ませること
…水を飲ませた方が、ずっとコストが安上がりで、安全なはずだ。
一体なぜ、こんな回りくどいことをされたのか…。
アライちゃん達は、無事にたくさんのご馳走へとゴールインできるのか?
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/08/11(金) 00:57:30.89 ID:/HQS3i310
食べて応援しよう!
つづく
最終更新:2017年11月13日 23:26