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大臣とアライちゃんバーグ その2

643 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:07:30.46 ID:uYSG2vP4o
食通の友人が、籠の前へ再度やってくる。

アライちゃん4「ひぃっ…!」ビクッ

アライちゃん5「うぅ…おなかぺこぺこでのどもかわいたのだ…おかーしゃん…おかーしゃん…」ションボリ

アライちゃん6「ひとしゃん、おまんまと、おみずくらしゃい」

アライちゃん7「うええええんっ!」ビエエエエン

食通の友人「水差しが空になってるな。ボトル交換しとくか」カチャカチャ

食通の友人は、籠に取り付けた給水ボトルを外し、水道水を注いで再度取り付けた。

644 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:12:50.86 ID:uYSG2vP4o
アライちゃん6「お、おみずなのら!」チュパチュパ

真っ先にアライちゃん6が給水ボトルへ飛び付き、水を飲み始めた。

アライちゃん6「ごくごく!ごくごく!」

みるみるうちにボトルの中の水が減っていく。

アライちゃん7「みずー!」グイグイ

アライちゃん5「あ、あらいしゃんにも、のませるのだ!」ゲシゲシ

アライちゃん4「どくのだー!あらいしゃんがいちばんおねーしゃんなのだ!」ゲシゲシ

アライちゃん6「ぷはぁ、いたいのら!いまはあらいしゃんがのんでるのら、じゃましないでほちーのら!んぐっ…ごくごく………」

あっという間にボトルの水が減っていった。

アライちゃん6「ぷはぁ~。ひとしゃん、おみずだけじゃやなのら、ごはんもくらしゃい」

646 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:20:45.55 ID:uYSG2vP4o
アライちゃん7「ごはんー」ヨチヨチ

アライちゃん5「そ、そうなのだ…!ひとしゃん、やまであらいしゃんたちにいったのだ!ごはんにするぞって」

アライちゃん6「ひとしゃん、うしょちゅきなのらぁ」

アライちゃん4「うぅ…」

食通の友人「嘘なんてつくもんか。今からご飯にするとこだよ。ただし、一匹だけな」

そう言った途端。

アライちゃん4「ごはん!ごはんなのだ!」ピョンピョン

アライちゃん5「あらいしゃんにくだしゃいなのだ!」ピョンピョン

アライちゃん6「あらいしゃんがたべるのらー!」ジタバタ

アライちゃん7「まんまー!まんまー!」ヨチヨチ

全員が一斉に、こっちに向かってアピールしてきた。

647 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:27:13.46 ID:uYSG2vP4o
食通の友人「じゃ、お前にするわ」ガシッ

食通の友人は、アライさん6を鷲掴みにする。

アライちゃん6「やったのらぁ!」

アライちゃん4「あ、あらいしゃんにも、よこすのだ!」ガシッ

アライちゃん4が、片手だけで食通の友人の手にしがみつく。

アライちゃん5「あらいしゃんもほしいのだ!」ガシッ

アライちゃん7「まんまー!」ガシッ

全員が食通の友人の手にしがみついて来た。

648 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:34:16.76 ID:uYSG2vP4o
食通の友人は、そのまま手を引き上げる。

アライちゃん4「のだぁ!」ズルリ

片手しかないアライちゃん4は、自重を支えられず、ずり落ちていった。

アライちゃん5「あらいしゃんもたべるのだー!」グイグイ

アライちゃん7「ごはんー!」グイグイ

アライちゃん6「みんなじゃないのら、あらいしゃんがえらばれたのだぁ!ごっはん♪ごっはん♪ヒトしゃんしゅきしゅきなのらぁ♪」スリスリ

アライちゃん6は、自身を握る食通の友人の手へ頬を擦り寄せた。
自分たちを拉致した相手だというのに。
自分を思い切り籠の上面へ叩きつけた相手だというのに。

どうやらアライちゃん6は、衝撃で一部記憶を失っているようだ。

651 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:40:41.87 ID:uYSG2vP4o
楽しそうに笑顔を向けるアライちゃん6。

食通の友人「おい俺の手にしがみついてるクソガイジゴキバエ共!邪魔だ!」ブンッ

食通の友人は、手首のスナップを利かせ、アライちゃん5と7を籠の壁へ叩きつける。

アライちゃん5「のぎゃっ!」ベチーン

アライちゃん7「いちゃいのらぁ!」ベチーン

まとわりついていたアライちゃん達は衝撃で手からズリ落ちた。

アライちゃん6「ごっはんなのらぁ♪ひとしゃん、あらいしゃんおなかぺこぺこなのら、いっぱいごはんくらしゃいなのら」キャッキャッ

アライちゃん6は、食事にありつける期待のためか、食通の友人に握られている手の中ではしゃいでいる。

653 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:49:57.37 ID:uYSG2vP4o
食通の友人は、籠からアライちゃん6を出すと、籠のすぐ隣へタライを置いた。
タライへ新聞紙をしき、その上へアライちゃん6を置いた。

食通の友人「ほーら、たくさんお食べ」サッサッ

食通の友人は、千切りのキャベツを新聞紙の上に落とす。

アライちゃん6「いただきましゅなのら!はむはむ、もぐもぐ…」サクサク

アライちゃん4「あ、あらいしゃんもsほしいのらぁ!」ガシャンガシャン

アライちゃん5「ずるいのだぁ!こっちにもよこすのだぁ!」

アライちゃん7「まんまー!」ガシャンガシャン

アライちゃん6「おいちーのら!ひとしゃんだいしゅきなのらー!」モグモグ

美味しそうにキャベツを食べるアライちゃん6を、姉妹は恨めしそうに妬み、睨んでいる。

655 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:53:18.90 ID:uYSG2vP4o
アライちゃん6「うっ…!?」ギュルルルルル…

まあ、もちろん。
キャベツには、 た っ ぷ り 下 剤 と 嘔 吐 剤 が 入 れ ら れ て い る 。

アライちゃん6は、姉妹の目の前で、新聞紙の上で脱糞し、嘔吐した。

658 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/24(木) 23:58:28.63 ID:uYSG2vP4o
新聞紙の上に、悪臭が漂う。

アライちゃん6「うぅ、うえぇ…おなかごわじじゃっだのらぁ…!うえええん…!」ヒックヒック

アライちゃん7「くしゃいのらー!」

アライちゃん4「ざまみろなのだ!よくばるからばちがあたったのだ!」キャッキャッ

アライちゃん5「えんがちょなのだ!ごみなのだ!」

アライちゃん6「うぅ…、ひとしゃん、さっきのたべものやなのら、ちゃんとたべれるのをちょうだいなのら…」シクシク

食通の友人「うーきたね。じゃ、さっさと洗うか」ガシッ

アライちゃん6「のぁ?」

…

アライちゃん6は、例の器具を口と肛門に奥深くまで突っ込まれ、水洗洗浄された。

…

659 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/25(金) 00:03:09.35 ID:Kc5QPffYo
さらに、アライちゃん6は水を張ったタライへと沈められ、全身をジャブジャブと洗われた。

アライちゃん6は溺れかけながら、地獄の責め苦を味わった…
と形容するのは大袈裟すぎである。


なぜなら、本当の地獄は こ こ か ら や っ て く る か ら で あ る 。

660 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/25(金) 00:11:40.13 ID:Kc5QPffYo
…

食通の友人は、厨房から店へ戻ってきた。

食通の友人「おまたせしました。ライブキッチン準備できました」スタスタ

アライちゃん6「うぐっ…ひぐっ…ぐしゅっ…ひとしゃんに、いっぱいいじめられたのらぁ…!」シクシク

大臣「…」

大臣は待っている間、テレビでニュースを見ていたようだった。

『次のニュースです。特定有害駆除対象フレンズ輸出制限法が可決されました』

大臣「やったのです。念願の法案が通ったのです。苦労したのです」

662 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/25(金) 00:16:55.97 ID:Kc5QPffYo
食通の友人「ああ、ようやく可決されたんすねこれ。おめでとうございます」

大臣「これで、特定有害駆除対象フレンズは、生きたまま海外に輸出したり、持ち出すことが不可能になったのです」

食通の友人「ふむふむ」

大臣「つまり、海外で特定有害駆除対象フレンズを養殖したり、ライブキッチンをするのは不可能になったのです」

大臣「つまり、外人がアライグマフレンズ料理を食いたければ、加工済みの肉を輸入するか、日本に来るしかないのです」

663 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/25(金) 00:24:21.59 ID:Kc5QPffYo
食通の友人「観光客が増えることを期待してるってわけですね」

大臣「それだけじゃないのです。海外でアラジビ肉の需要が増えれば、アライグマフレンズの狩猟と国外輸出がビジネスとして活性化するのです」

大臣「ビジネスが活性化すれば、スポンサーが増え、狩猟活動に経済支援を得られるのです」

大臣「アラジビ肉の国外需要が増えれば増えるほど、駆除が進むのです。好循環なのです」

食通の友人「…国内の野良アライさんを狩り尽くしたら?」

大臣「そのときはビジネスも駆除活動も、アラジビフェスも終了なのです。農作物被害が無くなってハッピーエンドなのです」

食通の友人「…」

大臣「どうしたのです?」

食通の友人「…なんかもにょるな、それ」

大臣「まずは駆除しないことには始まらないのです」

665 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/25(金) 00:30:47.12 ID:Kc5QPffYo
食通の友人「アライさんを狩り尽くしたら、もうアラジビ肉ビジネスが無くなるわけで…。失業者とか出るんじゃないすか?」

大臣「そのために、駆除法の三条があるのです。特定有害駆除対象フレンズに依存し、生命線とするビジネスは禁止してるのです」

食通の友人「うーん…なんだかなぁ…」

アライちゃん6「…いまのうちににげるのらぁ~…」ヨチヨチヨチヨチ

大臣「まあ見てるのです、きっと上手くいくのです。それより今は、お前が上手く美味いもんを作る時なのです」

食通の友人「そ、そっすね。では、えー、観客は1人しかいませんが。ライブキッチン始めまーす!」ガシッ

アライちゃん6「のりゃあ!?」ジタバタ

大臣「わくわくするのです」

666 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/08/25(金) 00:31:18.17 ID:Kc5QPffYo
つづく






最終更新:2017年11月14日 12:20