583 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 12:32:25.01 ID:HSB0MfjmO
…
夜中。
山へ続く道路に、検問が敷いてある。
山の方から車がやってきて、検問の前で停車通りかかる。
警官1「止まってください!」
車が停車する。
運転手「どうしました?」
警官「今このあたりで、行方不明者が出ておりまして。捜査にご協力いただけませんか?」
運転手「いいですとも」
警官「トランクの中を見せて頂いてもよろしいですか?」
運転手「どうぞ」
警官「では失礼します」ガチャ
警官がトランクを開ける。
トランクの中には、籠があり。
アライちゃん1「なのだー!」ガシャガシャ
アライちゃん2「なのだー!」ガシャガシャ
アライちゃん3「ここはどこなのだー!?」ガシャガシャ
アライちゃん4「おそとにだすのらー!」ガシャガシャ
アライちゃん5「もりにいってみたいのだー!」ガシャガシャ
アライちゃん6「やっとおそとにでられるのかー?」ガシャガシャ
アライちゃん7「おなかしゅいたのらー!」ガシャガシャ
アライちゃん8「すぴー…」zzz
籠の中には、たくさんのアライちゃんがいた。
584 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 12:35:43.31 ID:HSB0MfjmO
警官「このアライちゃん達は?」
運転手「へへぇ、今日山でとってきたですよ」
警官「この先の山は個人所有の山でしたっけ」
運転手「そこの所有者に依頼されたんですよ」
警官「あなた、駆除業者か猟師ですか?免許をご提示願います」
運転手「あいよ」スッ
運転手は、特定有害駆除対象フレンズ駆除免許を提示した。
警官「ご提示頂き感謝します」
585 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 12:40:02.62 ID:HSB0MfjmO
警官「ところで、このアライさん達…親がいませんね。子供ばかりのようです」
アライちゃん1「ま、またしらないヒトがきたのだ」
アライちゃん2「ごはんー!ごはんのじかんはまだなのかー?」ガシャガシャ
アライちゃん3「ころころのごはんたべたいのだー!」
警官「大人はいないのですか?殺傷した特定有害駆除…言いにくいなコレ。アライさんは、死骸を放置せず回収するよう規定があるのですが」
運転手「あぁ…木に登ってるとこをボウガンで仕留めましたので。そのまま引っ掛かって回収不可能になりました」
警官「なるほど、事情は分かりました。捜査ご協力ありがとうございました」
運転手「ども」
運転手を乗せた車は、都市へ走り去る。
586 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 12:45:31.39 ID:HSB0MfjmO
…
2日後。
例の検問に、また例の車が通りかかる。
運転手「また検問ですか」
警官「行方不明者が見つからないもので。またご協力お願いします」
運転手「はい。どうすれば?」
警官「トランクの中を見せてください」
運転手「…行方不明者に関する情報はいらないのですか?」
警官「はい。問題ありません」
運転手「わかりました」ガチャ
トランクの中には、空の籠がある。
それからボウガンが一丁あった。
警官「もうけっこうです」
運転手は、トランクを閉める。
警官「一応、免許の提示をお願いします」
運転手「はいよ」
警官「ご協力ありがとうございました」
運転手は、山へと向かって車を走らせた。
587 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 12:49:33.55 ID:HSB0MfjmO
…
山の中に、まわりの風景に不釣り合いな建物がある。
車は、建物の前へ駐車する。
運転手「ちわーす、アライちゃん狩りにきました」ガチャ
山の所有者「ひひ、毎度ども。ほれ、あちらへどうぞ」
運転手「今日は5匹ほど頂いていきます」スタスタ
運転手は廊下を進むと、部屋の扉を開ける。
アライちゃん1「なのだー!」ヨチヨチ
アライちゃん2「なのだー!」ヨチヨチ
アライちゃん3「たいくつなのだー!」ヨチヨチ
アライちゃん4「ごはんー!」ヨチヨチ
アライちゃん5「ひとしゃんなのだ!ごはんなのだ!」ヨチヨチ
「なのらー」「のぁー」「なのだぁー」
部屋の中には、大勢のアライちゃんがいた。
590 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 12:54:18.73 ID:HSB0MfjmO
部屋の床は隙間の大きい金網のように、格子状になっている。
アライちゃん6「のああぁ」プリプリ
アライちゃん7「おしっこするのらー」ショー
アライちゃん達は、ところ構わず排便する。
排泄物は網の隙間を抜けて、砂へ落ちていく。
アライちゃんのいる空間は、入口とは金網によって隔てられている。
壁にはトンネルのような穴が空いている。
運転手「さーて、お前ら。飯の時間だ」パチパチ
アライちゃん達「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん達は、一斉に壁に空いた穴へ入っていく。
601 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 15:04:03.66 ID:cp2pOnAbo
金網で仕切られた部屋の入口側にも、壁に穴が1つ空いている。
運転手は籠の蓋を開け、壁の穴へ押し当てる。
しばらくすると、壁の穴からアライちゃんの声が聞こえてくる。
アライちゃん1「ごはんなのだー!」
ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「これだけがいきるたのしみなのだー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「くださいなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「べりーかーぷ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5「おなかへったのらー!」ヨチヨチヨチヨチ
壁の穴は、向こう側と繋がっているトンネルだったのだ。
餌がもらえると思ってやってきたアライちゃんが、次々と籠の中へ入っていく。
アライちゃん「」
603 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 17:11:06.48 ID:cp2pOnAbo
籠の中へ、アライちゃんが5匹入った。
アライちゃん1「のだぁ!?いつものごはんのばしょじゃないのだぁ!」
アライちゃん2「せまいのだぁ」
運転手「よいしょ」ガシャ
運転手は、籠へ十分な数のアライちゃんを入れると、壁の穴から籠をどける。
壁の穴から出てきたアライちゃん達はぼとぼとと床へ落ちていく。
アライちゃん6「ごはんはどこなのだぁ!?」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん7「においがしないのだぁ」ヨチヨチヨチヨチ
運転手は、床へドッグフードを撒くと、部屋から出ていく。
アライちゃん8「ごはんなのだぁ!」モグモグ
アライちゃん9「おいしいのだぁ」モグモグ
604 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 17:20:15.59 ID:cp2pOnAbo
運転手が部屋を出ると、別の男が籠を持って部屋へ入った。
彼もまた、あの部屋でアライちゃんを「捕獲」するのだろう。
運転手は、籠をいったん置き、山の所有者のところへ向かう。
運転手「所有者さん、捕獲終わりました。こちら売ったカネと領収書です」スッ
山の所有者「へへへ、ひぃ、ふぅ、みぃ…あいよ、ご苦労さん」
運転手「んじゃー『狩りの時間』が終わるまで、あっちで仕事してますよ」
山の所有者「あいよ」
運転手は、『託児室』と書いてある部屋に入った。
605 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 17:30:52.29 ID:cp2pOnAbo
託児室には、大人アライさんが数匹いた。
アライグマ♂「キュルルル」パコパコ
アライさん1「あぁあぁ!きっ、きもちいい、のだぁ!」ハァハア
雄のアライグマと交尾している、アライさん1。
アライさん2「うぅ…また産まれそうなのだぁ」ゴロゴロ
大きなお腹をさすり、ゴロゴロしているアライさん2。
アライさん3「あ、っぁああああ!のだあああぁああ!」ズキズキ
さらに大きなお腹を押さえ、痛がっているアライさん3。
アライさん4「…」ギュー
乳児アライちゃん1「んみんみ…」チューチュー
乳児アライちゃん2「ちゅーちゅー」ゴクゴク
アライちゃんへ授乳しているアライさん4。
アライさん5「ちび達、はやくおかーしゃんのおっぱい飲むのだ」グイグイ
アライちゃん1「いやなのだ!もうおっぱいじゃなくて、おかーしゃんとおんなじごはんがいいのだ!」ジタバタ
アライちゃん2「おっぱいじゃおなかいっぱいにならないのだぁ!」ジタバタ
アライさん5「お願いなのだ、ちび達!ヒトが見てるのだ!いいからおっぱい飲むのだ!」グイグイ
我が子へ無理矢理授乳しようとして、嫌がられているアライさん5。
運転手は、ここで仕事をする。
彼の担当は、アライさんの世話である。
608 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 17:39:30.56 ID:cp2pOnAbo
運転手「ほーれお前ら、食事だぞ」ポイポイ
運転手はドッグフードをばら撒く。
アライグマ♂「キュルルル」モグモグ
交尾後アライさん1「ふぅ、気持ちよかったのだ。ごはんなのだ」モグモグ
妊娠中アライさん2「お腹へったのだ…栄養つけなきゃいけないのだ」モグモグ
出産間近アライさん3「あ゛ぁああ!いまそれどころじゃないのだぁ!」ジタバタ
乳母アライさん4「ちび達、おかーさんはごはんたべてくるのだ、いいこにしてるのだ」ソッ
乳児アライちゃん1「のぁー」
乳児アライちゃん2「なのらー」
母アライさん5「お、おかーさんも、ごはん食べるのだ…」モグモグ
アライちゃん1「あらいしゃんもごはんたべたいのだぁ!」ジタバタ
アライちゃん2「はなすのだぁ!もうおっぱいじゃおなかいっぱいなんないのだぁ!」ジタバタ
母アライさん5「お願いなのだ、ヒトの前ではおっぱい吸う赤ちゃんでいなきだめなのだぁ!」グイグイ
609 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 17:44:16.86 ID:cp2pOnAbo
運転手「まずはアライちゃんの回収かな」スタスタ
母アライさん5「ひぃ!」ビクッ
運転手「ちび達、こっちおいで。お前らにもドッグフードやるよ」
アライちゃん1「ほんとなのかー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「たべるのらー!おじしゃんいいひとなのらぁ!」ヨチヨチヨチヨチ
母アライさん5「行っちゃだめなのだぁ!アライさんを一人にしないでほしいのだぁ!」ガシッ
アライちゃん1「はなすのだぁ!」ジタバタ
アライちゃん2「いじわるやめるのだぁ!」ジタバタ
運転手「邪魔なんだよ、ラァ!」ドゴォ
運転手は、アライさん5の顔面に蹴りをぶちこんだ。
母アライさん5「いだいのだああぁ!」ゴロゴロ
運転手は、アライちゃん2匹を拾い、籠へ入れた。
611 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 17:50:07.32 ID:cp2pOnAbo
出産間近アライさん3「あああ!うまれるのだあぁ!」
アライさんのスカートの中から、赤ん坊のアライちゃんが顔を出す。
乳児アライちゃん3「のあぁ~」ポトッ
乳児アライちゃん4「なのぁ」ポトッ
アライさん3は、2匹の赤ちゃんを出産した。
アライさん3「はぁはぁ…うまれたのだ…」
運転手「おめでとさん」
アライさん3「お願いなのだ、もうアライさんの赤ちゃん、とらないでほしいのだ…!」ギュー
運転手はその言葉を無視すると、アライちゃん2匹が入った籠を持ち、部屋の外へ出ようとする。
唐突に、部屋が開けられた。
614 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 17:55:09.45 ID:cp2pOnAbo
警官1「警察だ!」ガチャ
警官2「特定有害フレンズの駆除促進のための法律、第二条違反のため現行犯逮捕する!」ガチャ
警官3「クソ害獣どもが!」タタッ
運転手「げえぇーーーっ!?な、なぜバレた!?」
617 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 18:01:07.54 ID:cp2pOnAbo
警官1「お縄につけ!」ガチャ
運転手「ぐうぅぅっ…カモフラージュは完璧だったはずなのに…」
運転手は手錠をはめられる。
アライさん1「またヒトが来たのだ」
アライちゃん1「あらいしゃんのごはんはどうなったのだー!」ガシャガシャ
アライちゃん2「はやくごはんよこすこだー!」
武装警官「……」ジャキ
武装警官は、火炎放射機を構えた。
武装警官「焼却処分開始します」
警官2「OK」
アライさん2「なんだ?なんかのお祭りなのか?」
618 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/03(日) 18:01:51.35 ID:cp2pOnAbo
続きはあとで
最終更新:2017年11月14日 23:05