アットウィキロゴ

アライハザード⑨ ~とうほくちほーのフレンズ達~

267 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 00:57:00.02 ID:PWrAzQOLo
…

ここはやや寒冷な、東北地方のとある県。
この地域も、アライさんの襲撃を受けていた。

自衛隊駐屯地が近くにない地域であり、比較的近隣である宮城の駐屯地から軍が派遣されている途中である。

現在は住人が避難中であり、警官隊が誘導を行っている。

一部地域は、住人の避難が完了しているが…

アライさん3000「ふはははは!都心のアライさん達に続くのだ!」ゾロゾロ

アライさん3050「こっちも便乗して、天下を取るのだ!」ゾロゾロ

アライさん3075「凱旋なのだ!勝者の行進なのだぁ!」ゾロゾロ

75匹程のアライさんの群れが、1列になって行進している。
住宅街を乗っ取るつもりである。

アライさん3000「ふはははは!人間たちは恐れをなして逃げたのだぁ!」ザッザッ

アライさん3050「今日からここはアライさんたちのお家なのだぁ!」ザッザッ


272 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:03:37.94 ID:PWrAzQOLo
アライさん達の上空を、旅客機が通過していく。

…だが。
その旅客機よりも速いスピードで。
何かが、アライさんの群れの列に向かって突っ込んできた。

アライさん3001「ん?…なんかキーンって音がするのだ」

アライさん3002「何なのだぁ?」





大きな角の生えたフレンズ「うおおおおおおお!邪魔だああああぁっ!!」ズドドドドドド

アライさん3000「!?」



突っ込んできたのは、目に野生解放の光を宿したフレンズであった。


275 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:05:48.66 ID:PWrAzQOLo
大きな角の生えたフレンズ「どけどけどけぇーーーーっ!!」ドッッゴオオォォ

アライさん3000「」グシャア

アライさん3025「」ベシャア

アライさん3050「」ドグチャ

アライさん3070「」ビッシャアアァッ

大きな角の生えたフレンズは、70匹のアライさんの列に真っ正直から突っ込み、
そして、通過していった。


衝突の衝撃でバラバラになって吹き飛ぶ70匹のアライさん達。

フレンズが過ぎ去った後には、原形がなにか分からなくなった、血と肉片ばかりが散らばっていた。


279 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:12:56.85 ID:PWrAzQOLo
…

同県内の住宅地。

避難警報が出され、住人達は避難場所へほぼほぼ避難完了している…
はずなのだが。


少女「ぐがー…すぴー…」zzz


マンションの部屋の中で、一人の少女が寝ていた。
獣の耳と尻尾が生えている姿からして、彼女もまたフレンズであろう。

携帯電話『ビーーーッビーーーッビーーーッ!緊急避難警報!緊急避難警報!アライさんの群が襲撃しています!各自、放送の指示に…』

少女「ん~…うるさいなぁ…」ピッ


なんと、少女は警報の鳴る携帯電話の電源を切ると、
またすやすやと眠ってしまった。
…こんな危機的状況であるというのに!


283 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:17:53.18 ID:PWrAzQOLo
アライさん3076「ふははは!この家はアライさんがもらうのだ!」バァン

アライさん3077「居心地良さそうなのだ!チビ達もきっと喜ぶのだ!」

アライさん3078「ん?誰かいるのだ。フレンズなのだ」

少女「すぴー…」zzz

少女の部屋へ、アライさん達が突入してくる。
だが、少女は相変わらず目を覚まさない。

アライさん3079「こいつも人間の仲間なのだ!」ブンッ

アライさん3080「やっつけるのだ!」ブンッ

アライさん達は、少女へクワやスコップを振り下ろし、叩きつける。

アライさん3076「ふはははは!よわいのだ!」ドカボカ

アライさん3077「ゴミクズなのだ!」ドカバキ


285 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:21:06.65 ID:PWrAzQOLo
5匹のアライさん達は、少女へ武器を叩きつける。
何度も、何度も。

…しかし。

少女「すぴー…」zzz


少女は目を覚まさない。
それどころか、硬い金属の武器であれだけボコボコに叩かれたのに、
肌にはかすり傷一つさえない。

アライさん3076「何なのだこいつ!?硬すぎるのだ!」

アライさん3077「しかも起きないのだ!」

アライさん3078「なら…これを使うのだ!」キランッ

アライさん3078は、大きな包丁を持ってくる。

アライさん3078「これでとどめなのだ!」ブンッ

少女の首筋へ、包丁が振り下ろされる。



286 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:23:43.96 ID:PWrAzQOLo
どずっと包丁が突き立てられる。

……しかし。

アライさん3078「さ…刺さらないのだ…!」プルプル

首筋へ突き立てた包丁は、肌に一切傷を付けていない。

アライさん3079「な…何なのだ、こいつ」

もさもさの髪の少女「むにゃ…痛ってーなー…」ムクッ

少女は、寝癖がついたもさもさの髪をかきむしりながら、不機嫌そうに目を覚ます。


289 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:28:41.15 ID:PWrAzQOLo
アライさん3078「起きたのだ!や…やっつけるのだ!」バッ

アライさん3078は、包丁を持って飛びかかる。

もさもさの髪の少女「あ?」ブンッ

少女は、アライさん3078へパンチを浴びせた。

アライさん3078「ごびゃッ!」ボパァン バラバラ

なんと、パンチをくらったアライさん3078はバラバラに粉砕された。
それどころか、粉々になった骨が…

アライさん3079「のだあああっ!」ズブシャアアア

アライさん3080「ごぶえぇっ!!」ドブシャア

後ろの2匹へ散弾銃の弾のように飛んでいき、それらを蜂の巣にしたのである。

アライさん3078の破片「」バラバラ

アライさん3079「」ドサァ

アライさん3080「」ドチャッ

もさもさの髪の少女は、パンチ一発でアライさん3匹を絶命させてしまった。


294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:33:37.12 ID:PWrAzQOLo
もさもさの髪の少女「やっばー…部屋が汚れちゃったなぁ」

アライさん3076「ば、ばけものなのだぁ!」ダッ

アライさん3077「逃げるのだぁ!」ダッ

アライさん2匹が、ドアから出ていこうとする。

もさもさの髪の少女「バケモノじゃなくて…」グイッ

少女は、拳を握りしめる。

もさもさの髪の少女「ケモノだよ♪」ブンッ

もさもさの髪の少女のパンチは空を切った。


295 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:36:37.25 ID:PWrAzQOLo
音速を超えたパンチは、文字通り『空を切り』、
ソニックブームを発生させた。

衝撃波はドアの外まで伝わり、アライさん達を吹き飛ばす。

アライさん3076「ごげぇっ!」ドシャア

アライさん3077「ぶぎぃっ!」ドシャア

吹き飛んだアライさんは壁に激突し、その壁を大量の赤いペンキで染めた。

もさもさの髪の少女「ふぁ~…。昼寝してたら、夜になっちゃってた。何これ?どうなってるの?」スタスタ

少女は部屋の外へ出ていく。


298 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:43:47.88 ID:PWrAzQOLo
やがて少女は、公園に到達する。
そこで少女が目にしたものは。

小ボスアライさん「この街は制圧したのだぁ!」

アライさん3081「この辺の人間は、老人ばっかで弱いのだ!」ウジャウジャ

アライさん3131「次はどこに行くのだ?」ウジャウジャ

アライさん3181「天下を取ったのだ!」ウジャウジャ

アライしゃん3201「とったのだー!」

アライちゃん3211「なのらー!」ヨチヨチ

広間で集会をしている、100匹程のアライさん親子だった。

小ボスアライさん「ん?生き残りがいたのだ!やっつけるのだ!」

アライさん3081「倒すのだ!」ダッ

アライちゃん321「やっちゅけりゅのらー!」ヨチヨチヨチヨチ

100匹程のアライさんの群れが、少女へ向かって襲いかかってくる。


300 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:48:57.14 ID:PWrAzQOLo
もさもさの髪の少女「…何で誰もいないの?近所の八百屋さんは?本屋のおっちゃんは?」ポリポリ

アライしゃん3082「ごーとぅーへるなのだー!」トテトテ

もさもさの髪の少女「みんな避難したからかな?」

アライさん3151「たあ~!」ドドドドドドドド

アライさん達はこれだけの数。
対して少女はたった一人。
あまりにも戦力差が大きすぎる。



もさもさの髪の少女「…それとも、お前らが殺したからか?」ゴウッ

少女の目が光り、サンドスターの輝きに包まれる。
野生解放したのだ。

…つまり、少女は今の今まで野生解放は行っておらず、
素の身体能力で戦っていたことになる。


302 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:51:37.91 ID:PWrAzQOLo
もさもさの髪の少女「畑の野菜に飽きたらず、人の命にまで…」ググッ

少女は、腕をぐっと引く。


もさもさの髪の少女「手ぇ出してんじゃねーぞ」ブンッ

アライさん3081「」パァン

少女は、100匹はいるアライさんの群れのうち、先頭のアライさんたった一匹だけを殴った。
303 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:57:21.26 ID:PWrAzQOLo
その一撃だけで。

雷鳴のような轟音が鳴り響き。

突風が起き、地面がえぐれ。

並木が吹き飛び。

アライさん3082~3212「」パァン バラバラ

小ボスアライさん「」グシャアァッ バラバラ

100匹以上のアライさんは粉砕され、破片となって互いを粉砕し合い、風に飛ばされていった。

風が吹き抜けた痕は、どこまでもどこまでも血と肉片で染まっていた。


もさもさの髪の少女「ふわ~あ…掃除大変そうだなこれ…」スタスタ

もさもさの髪の少女「みんなどこ行ったんだろ~…」スタスタ

少女は野生解放を解除すると、避難場所を探して再び歩き出した。

…場所が知りたいなら、携帯電話の電源をつけるだけでいいのだが…。


304 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [saga]:2017/09/08(金) 01:57:47.56 ID:PWrAzQOLo
つづく






最終更新:2017年11月15日 22:36