アットウィキロゴ

アライハザード⑭ ~決戦と決着~その3

834 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/12(火) 00:58:54.61 ID:6KqnRYA9o
…

~街中~

アライキング・ボス「はぁ…はぁっ…」タタッ

アライキング・ボスは、走り疲れたようだ。

アライキング・ボス「ぜぇはぁ…少し、水を飲むのだ」タタッ

やがてアライキング・ボスは、店を見つけた。
清涼飲料水を盗むために、店へ入る。

アライキング・ボス「はぁはぁ…お茶があるのだ」

アライキング・ボスは、棚からお茶を盗む。

アライキング・ボス「水分補給なのだ…」


836 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/12(火) 01:02:44.10 ID:6KqnRYA9o
「待つのだわ」

何者かが、アライキング・ボスへ声をかける。

アライキング・ボス「何なのだ」クルッ

「それは工場の人が一生懸命働いて作ったお茶なのだよ、欲しければお金を払うのだな」

アライキング・ボス「うるさいのだ!今それどころじゃ…」

声の主は、アライキング・ボスの腕をがしっと握る。
袖から『の』の字を象った腕輪が見える。

アライキング・ボス「な…何をするのだ!邪魔するなら、お前も殺すのだ!」ブンッ

アライキング・ボスは、人物へバールを振りかざす。


839 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/12(火) 01:07:33.00 ID:6KqnRYA9o
だが、その人物は、モップの柄を巧みに使い、バールの軌道をずらして回避した。

アライキング・ボス「のあぁっ!?」スカッ

清掃員「…お前のようなクソ害獣に、こんな話をしても無駄だったのだな」

アライキング・ボス「何なのだお前…ただの清掃員にしては、ずいぶんやる奴なのだ!」

清掃員「お前はあたしを見るのが初めてかもしれないが…あたしはお前をずっと追い続けていたのだ」

アライキング・ボス「敵なら、倒すまでなのだ!」ブンッ

アライキング・ボスは、再びバールを振りかざす。


844 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/12(火) 01:12:54.03 ID:6KqnRYA9o
だが。
それよりも早く。

モップの柄が、アライキング・ボスの喉へ食い込んだ。

アライキング・ボス「ごぼうえぇっ!?」ガハッ

清掃員「あたしの師匠の棒術は…こんなもんじゃなかったのだっ!」ヒュンヒュン

続けざまに、肩へ一撃。
アライキング・ボスの左肩は脱臼した。

アライキング・ボス「ぐぎいぃっ!?」

清掃員「さあ、さっさと自己回復するのだ!その肩も喉も治すのだ!」

アライキング・ボス「う…ぅ…」コスリコスリ

マジカルウォーターハンドで回復している間に、
今度はモップの柄が、アライキング・ボスの鼻を潰した。

アライキング・ボス「ぐぎゃああああっ!!!」ブシュウゥ


845 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/12(火) 01:17:32.91 ID:6KqnRYA9o
清掃員「お前は戸籍持ちなのだ。ブチ殺してやりたいけど、そうしたらあたしが過剰防衛で牢獄送りなのだ」

アライキング・ボス「はぁーっ…!はぁーっ…!」コスリコスリ

清掃員「だから…死なない程度に痛めつけてやるのだ!」

アライキング・ボス「上等なのだ!やってみるのだ!」シュウウゥ

アライキング・ボスは、野生解放の光に包まれる。

アライキング・ボス「たぁー!」ドカァ

清掃員「のぁっ!」ドサァ

タックルをくらった清掃員は吹き飛ぶ。
その衝撃で帽子が飛ぶ。


846 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/12(火) 01:21:36.54 ID:6KqnRYA9o
清掃員「…」ムクッ

アライキング・ボス「ん!?お、お前…!?」

清掃員の頭には、けもみみが2つ。
彼女はフレンズだったのだ。

そしてその耳や髪の色は…アライキング・ボスと瓜二つ。

清掃員「…」バッバッ

清掃員は、頭についた埃を手で払う。
めくれた袖からは、『の』の字の腕輪が見えた。



なんということであろうか。
つまり…


清掃員もまた、アライキング・ボスと同じ。
『戸籍持ちのアライさん』だったのである。


847 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/12(火) 01:22:42.60 ID:6KqnRYA9o
つづく





最終更新:2017年11月15日 23:47