987 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/13(水) 01:10:50.27 ID:XhKFKHsKo
…
その後のことを、少しだけ書こう。
襲撃された村の生き残りの子供達は、街へ疎開していった。
一頭雄牛が残っていたが、ホルスタインの通訳によると、雄牛はこの村に残ると言っていたらしい。
比較的軽症なホルスタインちゃん2…的当ての標的にされた子供が退院し、雄牛の面倒を見ている。
ホルスタインは、いまだ病院で手足の骨折の治療中だ。
ホルスタインちゃん1…ブランコで投げられた子供も、全身の打撲はじき治るとのことだ。
パイルドライバーを何度も受けたホルスタインちゃん3は、手術により一命をとりとめた。
だが脛椎の損傷がひどく、全身麻痺に陥っている。
一応神経がある程度回復する見込みはあるらしく、治療が済んだらリハビリをする予定だ。
だが、ホルスタインちゃん3は笑顔だった。
生きていること、母親や姉妹、雄牛と生きて再会できたこと。
そして、自分の人生はまだいくらでも
選びようがあること。
彼女はそのすべてに喜んでいた。
誰もが皆、自己犠牲という一見非合理的な選択をしたことで、
最終的に全員の命が救われたのであった。
989 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/13(水) 01:13:16.95 ID:XhKFKHsKo
…
ハンターは、警官2とともに避難所を守り抜いた。
結局、ASLを使うことはかなった。
世界でただ一つの貴重なサンプル。
それは最終的に…ハンターの手元に残った。
いつか、虎の子を使うことがあるかもしれないから。
994 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/13(水) 01:16:05.94 ID:XhKFKHsKo
清掃員もまた、一命をとりとめた。
彼女は墓地に、墓参りに来ていた。
墓地には5つの墓が並んでいた。
はじめの2つには、お供え物として紅茶を置いた。
次の2つには、ジャパりまんを置いた。
最後の1つの墓には、『御手洗』の文字があった。
清掃員はそこへドーナツを1つ置き、深く拝むと、その場を去った。
997 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/13(水) 01:22:23.49 ID:XhKFKHsKo
…
~ジャパリパーク~
受付「おい!ちょっとお前何やってる!ここはお触り禁止だ!ふれあいコーナーは動物だけだ!」
受付「なにぃ、ここがいかがわしいお店だと…?バカモノ!フレンズ省直営のここを何だと思ってる!」
受付「まあ、男性客…いわゆるけもみも萌えのギーク達はたくさん来るな」
受付「サービス?ああ、たまに歌ったり踊ったりしてるぞ。地下アイドルみたいにな。ファンサービスってやつだな」
受付「コツメカワウソ?ああ…あいつか。なんか客から貰ったアニメのDVD観て、『推しキャラが死んだ~鬱だ~』って泣いてたよ。回復するのにまる1日かかったよ」
受付「ああ、キツネと御手洗か…あいつら、可愛い可愛いってチヤホヤされるのが苦手でな。『こういうのは向かない』っつて出ていったよ」
受付「…ここは狭っくるしいとこだけどな。互いが互いを思いやってるいいところだ…そう思うぞ」
最終更新:2017年11月17日 00:51