418 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/15(金) 23:07:27.88 ID:jHMa/RFGo
…
~お寺~
お坊さん「最近物騒だのう…」サッサッ
お坊さんが、お寺の床を箒で掃き掃除している。
お坊さん「街にアライさんが出没するらしいが…どこに潜んどるんじゃろ?」サッサッ
床板「」ゴトッ
お坊さん「ん?」
お寺の床板から、何かゴトっと音がする。
床板「」ゴトゴトゴト…
床板の下の音源は、どうやら移動しているようだ。
お坊さん「…なんじゃ?」サッサッ
419 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/15(金) 23:11:45.61 ID:jHMa/RFGo
北側の床板「」ガタッ ゴトゴト…
お坊さん「あっちからも!?」クルッ
南側の床板「」ゴトトッガタタッ
お坊さん「こっちからも!た、たくさんいる…!」
あちこちの床板「」ゴトゴトガタゴトゴトトッ
お坊さん「う、うわあああああああああああああ!!!!!!!?」
お坊さんは寺から逃げ出す。
420 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/15(金) 23:13:39.70 ID:jHMa/RFGo
お坊さんはお寺から外に出た。
お坊さん「このあたりの床下だったと思うが…」
お坊さん「狸でもおるんかの?」キョロキョロ
お坊さんは、お寺の床下を覗いてみた。
423 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/15(金) 23:24:17.36 ID:jHMa/RFGo
この昼下がり、お寺の床下には光がほとんど届かず、真っ暗である。
しかし、わずかに射し込む光によって、その下にあるものの影がたまに揺れ動くのが見える。
薄暗いお寺の床下には…
???1「のだー…のだー…」zzz
???2「すぴー…すぴー…」zzz
???3「むにゃむにゃ…あらいしゃんの…ききなのあ…zzz」スヤスヤ
???4「いもーと!おきるのあ!いっしょにあしょぶのあ!」ペチペチ
???5「むにゃ…おねーしゃ…んむにゅ…おっきすゆのあ…」ムクッ
???6「チビ達、おっぱい飲む時間なのだ」ゴロン
???7「おぱいー」チューチュー
???8「まんまー」チューチュー
???9「キュルルルルル!」カクカクヘコヘコ
???10「ああっ!のぁっ、き、きもちいいのだあぁっ!」ビクビク
???11「近くの木に果物がなってたのだ!食べるのだチビ達!」
???12「おいちーのぁ!むぐむぐ…」シャリシャリ
???13「あまあまなのあー」ムチャムチャ
???14「ん?だれかこっちみてるのだ!」
…たくさんの、たくさんの影がうごめいていた。
お坊さん「うわあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!」
434 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/15(金) 23:41:26.56 ID:jHMa/RFGo
お坊さんは思わず叫んだ。
すると、床下にうごめく影たちは…
こちらの方を向いたようだ。
床下の影達の2つの目が、お坊さんがいる方向から射し込む光を反射して、一斉に光る。
???1「うるさいのだーアライさんのおねむのじゃまするななのだ!」ペタペタペタペタ
???2「だえなのあー?」ヨチヨチヨチヨチ
???3「なんなのあー、あっちいってみうのあー」ヨチヨチヨチヨチ
???4「ごはんー?」ヨチヨチヨチヨチ
???5「チビ達!ここにいるのだ、アライさんが見てくるのだ」ノソノソノソ
2つの光をもった影達は、床下を覗くお坊さんへどんどん近付いてくる。
???6「悪い奴だったらお母さんが追っ払ってやるのだ!」ドタドタドタドタ
???7「ヒトの声なのだ!アライさん達のおうちをとるつもりなのか!?」ドタドタドタドタ
???8「ひとしゃんなのだ?あしょんでしょんでー!いまそっちいくのだ!」ヨチヨチヨチヨチ
???9「いっしょにあそぶのらー!きっとたのしいのらー!いっしょにねずみかりするのらー!」ヨチヨチヨチヨチ
???10「ひとしゃんも、あらいしゃんたちといっしょにねずみつかまえてたべうのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
???11「チビ達、奥にいるのだ!おうちの外は危険なのだ!お母さんがあいつをやっつけるのだ!」ゴソゴソゴソゴソ
???12「ついでに果物取ってくるのだ!橙色のまんまるを木から取ってくるのだ!」ノソノソノソノソノソノソ
床下の影達は、手足をせわしく動かして床下を這い、どんどん近付いてくる。
439 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/15(金) 23:59:21.82 ID:jHMa/RFGo
これだけの数に襲われたら、ひとたまりもない。
お坊さん「う、うわあああぁぁ!」タタッ
お坊さんはその場から逃げた。
とにかく逃げた。
柿畑を駆け抜け、竹やぶをガサガサと進む。
しかし、足腰が弱り始める歳。
すぐにバテた。
お坊さんは、竹によりかかりながら、一息ついた。
お坊さん「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ
お坊さん「しまった…何も持たずに来てしまった…」
お坊さん「こういうときは…交番に行くべきか…」
お坊さん「…しかし、今寺はどうなっとるんじゃ?見てくるかの」クルッ
お坊さんは後ろを振り向く。
アライちゃん1「おにごっこなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「ひとしゃん、いっしょにあそぶのだー!かりごっこなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「わはー!たのちーのあぁ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライしゃん1「おそいのだ!つかまえるのだー!ふはははー!」タッタッタッタッ
アライさん1「せっかくだしアライさんんも遊ぶのだぁ!人間、アライさんを楽しませるのだぁ!」ドタドタ
お坊さん「ぎゃあああああああ追って来てるううぅううぅぅうゥゥ!!!!」
440 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:00:22.16 ID:Sdma9gbTo
これだけの数に襲われたら、ひとたまりもない。
お坊さん「う、うわあああぁぁ!」タタッ
お坊さんはその場から逃げた。
とにかく逃げた。
柿畑を駆け抜け、竹やぶをガサガサと進む。
しかし、足腰が弱り始める歳。
すぐにバテた。
お坊さんは、竹によりかかりながら、一息ついた。
お坊さん「はぁ…はぁ…」ゼェゼェ
お坊さん「しまった…何も持たずに来てしまった…」
お坊さん「こういうときは…交番に行くべきか…」
お坊さん「…しかし、今寺はどうなっとるんじゃ?見てくるかの」クルッ
お坊さんは後ろを振り向く。
アライちゃん1「おにごっこなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「ひとしゃん、いっしょにあそぶのだー!かりごっこなのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「わはー!たのちーのあぁ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライしゃん1「おそいのだ!つかまえるのだー!ふはははー!」タッタッタッタッ
アライさん1「せっかくだしアライさんんも遊ぶのだぁ!人間、アライさんを楽しませるのだぁ!」ドタドタ
お坊さん「ぎゃあああああああ追って来てるううぅううぅぅうゥゥ!!!!」
441 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:10:05.15 ID:Sdma9gbTo
お坊さん「そ、そうじゃ。わしの柿を勝手に取ったのはお前らか!?」タッタッ
お坊さんは最近、勝手に柿がもぎとられている被害に困っているようだ。
アライさん1「柿?橙の果物か?アライさんを泥棒呼ばわりするなんて失礼なのだ!あれは元々アライさんが最初に見つけたのだぁ!」ドタドタ
アライしゃん1「だいだいのくだもの、おいしいのだ!ふはははー!」タタタッ
アライちゃん1「はぁはぁ、つかれたのだ、ちょっとまつのだぁ」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「かきどろぼーなのか!?ならつかまえるのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「やっつけうのあー!」ヨチヨチヨチヨチ
お坊さん「ひ、ひいぃぃ!ぜはっ、もうだめじゃ、走れん!」ヨタヨタ…
446 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:16:01.32 ID:Sdma9gbTo
お坊さん「そ、そうじゃ。ゼェ、ハァ、お前ら、少しここで待っておれ。柿より美味いもん持ってきてやるからの」ハァハァ
アライさん1「なんなのだ?」
お坊さん「いい子にして待っておったら、持ってきてやるからの。そこで待っておれ」ハァハァ
アライしゃん1「わかったのだ!ふははー、やっとたちばをわきまえたのだ!」
アライちゃん1「ひー…はー…ようやくおいついた、のだ…」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「おいしいのたべるのだー!」ピョンピョン
アライちゃん3「たべうのあー!」
451 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:24:00.32 ID:Sdma9gbTo
…
お坊さん「持ってきたぞ、ほれ」ドッサリ
お坊さんは、団子をたくさん持ってきた。
アライさん1「おぉー!甘い匂いがするのだ!」
アライしゃん1「いただきますなのだー!」モグモグ
アライちゃん1「おいしいのだーー!」モグモグ
アライちゃん2「んまいのあー!」モッチャモッチャ
アライちゃん3「とってもあまいのだー!」モグモグ
お坊さん「変な味はせんか?」
アライさん1「しないのだ!とっても甘いのだぁ!」モグモグ
お坊さん「そうか、よかった」
アライさん達は、とても甘い団子を食べた。
454 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:28:32.28 ID:Sdma9gbTo
アライちゃん1「ぷはー、おなかいっぱいなのだ!」ケフ
アライしゃん1「ひとにもいいとこあるのだー」
アライさん1「ヒトは前にアライさん達に悪いこといっぱいしたのだ、だから謝って贈り物するのは当然なのだ!」
アライちゃん2「んまかったのあー」
アライちゃん3「またたべたいのだ!」
お坊さん「それじゃあ、このお団子、お家に持ってかえって、みんなに1個ずつ分けてやりなさいな。そうすればみんなに尊敬されて、きっとボスになれるじゃろう」
アライさん1「ボス!?なりたいのだ!」ガシッ
アライしゃん1「これから、あらいしゃんたちがむれのぼすなのだー♪」タター
アライちゃん1「なのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「あまあまなのあー」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「みんなでたべるのだー!」ヨチヨチヨチヨチ
459 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:31:48.12 ID:Sdma9gbTo
…
お坊さんは、お寺に帰ってきた。
アライさん達は、数時間前に床下へ潜っていった。
床板「」ゴソゴソ
床板からは、床下に潜む影がうごめく物音が聞こえる。
お坊さん「…ふぅ。茶でも飲むかの」
お坊さんは、ずずっとお茶を飲む。
床板「」ゴトゴトゴトゴトゴトゴト!!!!!
床板「」ドタドタバタタタッタタタタッタタタッタ!!!
床板「」ドタバタドタドタタタタタタバタタ!!!!!
突然、床下に潜む影の物音が激しくなった。
468 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:41:13.21 ID:Sdma9gbTo
~床下~
アライさん1「おえええええっ!げえええええええっ!」ゲボゲボ
アライさん2「のあああああ!ぎもぢわるいのだああああああ!」ブリブリブリブリブリブリ
アライちゃん1「の…のだ…」ビググッビグバタッタッ
アライちゃん2「ごぶ…ぇ…」ブクブクバタバタバタッ
アライちゃん3「お…なが…いぢゃい…」ブリブリ
アライしゃん1「ぎびいいぃぃーーーっ!くるじいぃのああぁあ!」ゲボゲボ
アライさん3「」ビクッビクッ
アライちゃん4「」ブクブクブクブク
アライグマ♂「キュ…ルルルルル…」ブリブリゲボゲボ
床下に蠢いていた影の正体は、ほぼ全てがアライさんであった。
一匹だけ雄のアライグマがいた。
アライさん達は、嘔吐し、下痢に襲われ、苦しんでいる。
いったい害獣たちは、どうしたのだろうか?
470 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:44:57.97 ID:Sdma9gbTo
アライちゃん5「あ…あまい…おだんご…だめ…なのぁ…」ピクピク
アライちゃん6「なん…れ…」ガクッ
成体のアライさん達はいくらかまだもがき苦しんでいるようだが、
アライちゃん達はやがてピクリとも動かなくなった。
お坊さんが用意した甘~いお団子には、変な味はしなかったはずである。
果たして、お坊さんは何をしたのか…
472 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:51:04.18 ID:Sdma9gbTo
お坊さん「はぁー、茶がうまい」ズズーッ
お坊さん「たまには甘い団子もいいのう」モグモグ
お坊さん「じゃが…甘すぎるのは、それはそれで体に毒だがの…」ズズーッ
お坊さん「例えば…エチレングリコールほどの甘さは…」ズズーッ
お坊さんはいったん逃げ出した後、和菓子屋で甘い団子を買った。
そしてある甘い液体を、団子へたっぷりと混入させたのである。
それは車の不凍結。
強烈な甘さをもつエチレングリコールは、アライちゃん達へ腎不全を発症させた。
アライちゃん達の小さな体には致死量であり、下痢と嘔吐を繰り返しながら地獄の苦しみの中で死んでいったのである。
477 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 00:57:08.94 ID:Sdma9gbTo
~床下~
アライさん1「の…あぁ…ぐるじい…のだ…」ブリリリリリリ
アライさん2「ちび…ちび…どこに…いるのだぁぁ…」ブリュブリュ
アライさん3「おげえええええっ!」ゲボゲボ
成体のアライさん達の体格であれば、不凍液の致死量は100ml。
団子に含ませた量では死には至らない。
だが…
…翌日…
アライちゃん1の死骸「」ブーン
アライちゃん2の死骸「」プゥーンプゥーン
下痢便「」プゥーン
ゲロ「」カサカサ
アライさん1「うぅ…きもぢわりゅいのだ…それに物凄く臭いのだ…」
アライさん2「こんなとこにいられないのだ…さよならなのだチビ達…」
アライさん3「どうしてこんなことに…」
アライさん1「そ、そうだ…アライさんが新しいボスなのだ!アライさんに従うのだ…」
アライさん2「…」ジトー
アライさん3「…」ジトー
アライさん1「…な、何なのだ」
479 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:01:40.13 ID:Sdma9gbTo
アライさん2「どう考えてもお前が持ってきた団子のせいなのだぁ!」ドガッ
アライさん1「のだぁっ!」ベチャアッ
タックルされたアライさん1は下痢便へ顔面から突っ込む。
アライさん3「お前があんなもの!持ってこなかったら!アライさん達はこんな目に合わなかったのだぁ!」ガッガッ
アライさん1「くっ…」ガシッ
アライちゃん1の死骸「」プゥーン
アライさん1は、死後硬直した娘の死骸を掴む。
アライさん3「お前が悪いのだぁ!」ガスッガスッ
アライさん1「あ、アライさんは悪くないのだ!悪い食べ物を持ってきた人間が悪いのだぁ!」ガンッ ガンッ
アライさん1は、娘の死骸で攻撃をガードする。
484 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:05:51.69 ID:Sdma9gbTo
アライさん2「よくもアライさんの可愛いチビと旦那さんを!」ガシィッ
アライさん1「ぐえぇっ!」
アライさん2は、背後からアライさん1の首を絞める。
アライさん2「お前も!殺してやるのだあああああっ!」ギュウウウウウゥウウ
アライさん1「ぐる…じ…や…やべ…で…!あらい…ざんは…」
アライさん3「くたばるのだあぁ!」ゲシゲシ
アライさん1「おまえたちを…よろごばぜようど…じだだげ…なのだ…わるぐ…ないのだ…だじゅげ…で…」ビクッビクッ
アライさん2「のだああああ!」ギュウウウウウゥウウ
アライさん1「」ブクブク
アライさん2「のだああああ!」ギュウウウウウゥウウ
アライさん1「」ガクッ
アライさん1「」ジョロロロ…
アライさん1はその後起きることは無かった。
487 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:08:47.44 ID:Sdma9gbTo
アライさん2「もうここはだめなのだ…くさくて住めないのだ…」ノソノソ
アライさん3「どこか他の所へ行くのだ…」ノソノソ
アライさん2&3は、ゲロと下痢便にまみれながら、床下を這って進む。
そして床下から這い出た。
アライさん2「…」
アライさん3「さよならなのだ、ちび達」スタスタ…
生き残ったアライさん達は汚物まみれで悪臭を放ちながら、お寺を去っていった。
489 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:12:14.25 ID:Sdma9gbTo
…
~ゴミ捨て場~
アライさん2「久し振りに、まともなご飯を探すのだ」ゴソゴソ
アライさん3「今日は食べ物の袋詰めがここに置かれる日なのだ」ゴソゴソ
アライさん達はゴミ袋を漁り、生ゴミを出している。
アライさん2「美味しそうなのだ!きっとちび達が喜ぶのだ!」ゴソゴソ
アライさん3「もうちび達はいないのだ」ゴソゴソ
アライさん2「…そうだったのだ…」
2匹の害獣は悲しみに暮れる。
492 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:14:46.58 ID:Sdma9gbTo
アライさん2「ん?何なのだこれ?」
アライさん2は、ゴミ捨て場になにか筒のようなものがたくさん並んでいるのを見つける。
アライさん3「中からいい匂いがするのだぁ!」クンクン
アライさん3は筒の中を嗅ぐ。
アライさん2「きっとお宝なのだ!」ズボォ
アライさん3「取り出すのだぁ!」ズボォ
アライさん達は、筒へ手を突っ込む。
アライさん2「…」
アライさん3「…」
アライさん2&3「「…痛いのだああぁ!手が抜けないのだあぁ!」」ジタバタ
どうやら抜けなくなったらしい。
499 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:19:47.85 ID:Sdma9gbTo
????1「シャーッシャッシャッシャッシャッシャッ」ザッザッ
????2「…」スタスタ
アライさん2&3「「!?だ、誰なのだ!?」」
アライさん達に、怪しい2人組が近寄ってくる。
シャークP「シャーッシャッシャ、俺様のシャーク・テリトリーに、2匹も獲物が…うっわ、臭っ!めっちゃ臭ッ!」ザッザッ
カメラマン「うわ…めちゃキツイっすね。これ料理できるんすか?」ザッザッ
シャークP「失せたわ~、食欲失せたわ~。でもまあ捕まえた以上狩らなきゃな。一応動画は撮っといて。後でアテレコするわ」ザッザッ
カメラマン「OK」ザッザッ
アライさん2「な…」
アライさん3「何なのだ?助けにきたのか?」
504 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:25:41.87 ID:Sdma9gbTo
シャークP「シャーッシャッシャ、害獣どもよ、俺様の新兵器を見るがいい~」ガチャガチャ
シャークPは、ギターケースを開ける。
シャークP「これだああァァ!まずは有刺鉄線バット!」スチャ
シャークPがギターケースから取り出したのは、有刺鉄線が巻かれたバット。
アライさん2「!ぶ、武器なのだ!逃げるのだああぁ!」グイグイ
アライさん3「抜けない!抜けないのだああぁ!」ジタバタ
シャークP「そしてこれにオイルを垂らして…着火!」ボウッ
有刺鉄線バットは、めらめらと炎に包まれる。
シャークP「シャーッシャッシャ!見るがいい!これぞ新兵器!」
シャークPは、燃え盛る有刺鉄線バットを上向きに立てて掲げる。
505 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:29:27.16 ID:Sdma9gbTo
シャークP「その名も!バーニング・ハンマーへッ…熱ッ!」
有刺鉄線バットから、火のついたオイルが垂れてくる。
シャークP「うわ熱ッ!手!手が燃えるッ!あっつッ!」バタバタ
シャークPは手をタオルで包み、火を消す。
アライさん2「あはは、何やってるのだ!バカなのだ!」アハハ
アライさん3「人間にこんなバカな奴がいたのか!面白いのだ!」ゲラゲラ
シャークP「」カチン
511 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:32:28.47 ID:Sdma9gbTo
シャークP「シャークッ!」ドゴォ
アライさん2「のぎゃっ!?」ドサァ
シャークPは燃え盛るバットでアライさん2を殴り倒す。
シャークP「シャークッ!シャーク!シャーク!…ハァ、ハァッ、シャーク!シャーク!」ガスッ ガスッ
アライさん2「のぎゃああああっ!」
アライさん3「ぐぎゃあああああっ!」
アライさん達は、何度も何度もバットで叩きのめされていく…。
517 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:38:08.72 ID:Sdma9gbTo
…
害獣を追っ払ったお坊さんは、障子戸を開けると、廊下の床に腰掛け、地面へ足を伸ばす。
お坊さん「ふぅ~、こうやって外を眺めながら飲む、お茶は…」ゴクゴク
お坊さん「…」
お坊さん「…くっさッ!」ブホオォッ
お坊さん「ゲッホオェッ!ウ~オォェエッ!くっさ!無理じゃ!ウプッ…!」
その後、保険所職員に床下を清掃してもらった。
毒餌は虫やアライさん以外にやったら法律違反ですよ、とたしなめられたそうな。
520 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:47:08.14 ID:Sdma9gbTo
床下清掃中…
保険所職員1「フゥー、アライさんの死骸清掃はいつもキツいっすね」ゴシゴシ
保険所職員2「だってぱっと見人間とそんな変わんないし…精神すり減るわ」ゴシゴシ
保険所職員3「あれ?そういやいつも、こういう大変な掃除するときは、派遣の清掃員が来なかったっけ?あの帽子とコートつけた、めっちゃ掃除上手い人」ゴシゴシ
保険所職員2「あー、いたね。人の5倍くらい清掃ペースが早い人。凄いよな、憧れるわ。…今日は手伝いに来てくんないのかな?」ゴシゴシ
保険所職員1「あいつはもう来ないよ」ゴシゴシ
保険所職員2「なんで?」ゴシゴシ
保険所職員1「あいつ…フレンズで。アライグマのフレンズだから」ゴシゴシ
522 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:47:39.79 ID:Sdma9gbTo
保険所職員2「うえっ、マジボケかよ!?俺ら今までゴミパンダと一緒に掃除やってたのか!?最悪だわ…」ゴシゴシ
保険所職員3「戸籍持ちのアライさんって、知能犯のテロリストになるんだろ?もし呼んでたら、今頃俺達も毒団子食わされてたかもな…」ゴシゴシ
保険所職員2「ヒェ~ッ!やべえよやべえよ…!」ゴシゴシ
保険所職員1「安心しろよ、もう呼ばないことにしたから、安全だよ」ゴシゴシ
保険所職員2「ならよかった~」ゴシゴシ
523 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/16(土) 01:48:06.75 ID:Sdma9gbTo
つづく
最終更新:2017年11月17日 23:28