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物置小屋と男児の夢その1

292 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 20:54:29.11 ID:WPu1l6AZO
~公園にある古びた小屋~

アライさん「チビ達、アライさんはご飯を探してくるのだ!ここでいい子にして待ってるのだ!」

アライちゃん1「わかったのだ!」

アライちゃん2「ごはんたのしみなのだ!」

アライちゃん3「きをつけうのらー」

アライちゃん4「のあー」

もはや恒例だが、アライさん達はよく人里で子を育てられるものである。
少なくともこいつらは、例の事件後に産まれた子供達だ。
いったいどこでアライグマと交尾してきたのだろう?
育ち盛りの体を養うだけの食糧を、どうやって1人で集めているのだろう?

そう考えると、サバイバル能力においては人間の比にならない逞しさがあるのではないだろうか。
指名手配犯でさえ逃亡しながら子を4人も育てることは不可能であろうに。


294 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 21:03:01.81 ID:WPu1l6AZO
母親は去っていった。

どうやら小屋は物置小屋であるらしい。
暗くてじめじめしており、中には色々な道具が入っている。
脚立や机、高枝切りハサミ、テープ、マジックペン、大きな紙ヤスリシートなどがある。

アライちゃん1「たいくつなのだー」

アライちゃん2「いろいろおもちゃがいっぱいありゅのだ!」ヨチヨチ

アライちゃん3「ここであしょぶのらー!」ワイワイ

アライちゃん4「のあー」

退屈したアライちゃん達は、物置小屋の道具を使って遊ぼうとしているようだ。


296 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 21:09:15.48 ID:WPu1l6AZO
紙ヤスリ等の消耗品物は、ほとんどが埃を被っており、どうやら誰も使っていないらしい。

ずっと前に何かの目的で買ったはいいものの、その後使われず、
捨てるのも勿体ないから仕舞われているようだ。
さっさと捨てればいいものを…。

アライちゃん1「なにするのだー?」

アライちゃん2「かくれんぼするのだ!」

アライちゃん3「あらいしゃんがおにすゆのら。いーち、にー…」

アライちゃん4「にげうのあー」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん達は、物置小屋のあちこちへ隠れていく。

アライちゃん3「じゅーなのだ!さがすのだー!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん3は、物置小屋の中の姉妹を探す。


299 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 21:14:22.76 ID:WPu1l6AZO
…

その後、アライちゃん達はいろいろ遊び回っていたが、そのうち疲れて寝てしまった。

物置小屋に、アライちゃん達の寝息が響き渡る。

アライちゃん1「のだぁ…のだぁ…」zzz

アライちゃん2「ぐがー…」zzz

アライちゃん3「すぴー…」zzz

アライちゃん4「んみんみ…」zzz






そのうち、暗い物置小屋に突如、入り口から光が射した。



男児1「何だーここ?」ガラッ

男児2「鍵閉まってない…鍵壊れてんのか」カチャカチャ

男児3「なんか道具いっぱいあるぞー!」

男児4「ん?何か寝息みたいなの聞こえねえ?」


300 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/20(水) 21:15:21.42 ID:WPu1l6AZO
続きはあとで






最終更新:2017年11月18日 23:49