227 : ◆19vndrf8Aw [sage]:2017/09/26(火) 19:01:17.76 ID:Ysge/NRmo
…
~刑務所~
看守「おら、もうやらかすなよ」ガラッ
獄アライさん「…」スタスタ
刑務所から1匹のアライさんが出てくる。
その腕には『の』の字を象った腕輪がついている。
看守「これからどうすんだ」
獄アライさん「…その辺で、ぶらぶら暮らすのだ」スタスタ
看守「生活保護は受けないのか?」
獄アライさん「受けたら自立支援センターとかいうクソみたいな場所に閉じ込められるのだ」スタスタ
看守「…もう盗みはやるなよ」
獄アライさん「善処するのだ」スタスタ
刑務所から出所したアライさんは、ふらふらと街へ消えていく…。
228 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/26(火) 19:06:21.76 ID:j10u4NpAO
獄アライさんは、最低限の衣服…
帽子とコートを与えられていた。
醜いと言われる尻尾とけも耳を隠すためだ。
獄アライさん「刑務所にいれば、最低限の衣食住は確保できるのだ」スタスタ
獄アライさん「だけど、クソみたいな命令に従わされて、更正しろだの何だの言われるのだ」スタスタ
獄アライさん「お前らで勝手にやってろなのだ」スタスタ
獄アライさんは人混みに混じる。
女子高生「見てみてこのジャグリング!まじやばくね」
男子高校生「パネェ!」
獄アライさん「…」クルッ スタスタ…
獄アライさんは、人混みを離れる。
これからどうするつもりなのだろうか。
230 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/09/26(火) 19:10:12.87 ID:Ysge/NRmo
獄アライさん「…当面の生活資金ゲットなのだ」スッ
なんと。
獄アライさんは、たったあれだけの間に、女子高生の財布をスっていた。
なんという早業であろうか。
その器用な手先を、別のことに活かせないのであろうか。
このクソ害獣、全くもって懲りていない。
おそらく心の魔を退治するには、死ぬまで懲役が必要であろう。
獄アライさん「こんな大量消費社会が、20年も30年も続くわけないのだ」スタスタ
獄アライさん「人間ども、見てろなのだ。きっとアライさん達が微笑む時代が来るのだ」スタスタ
獄アライさん「泥を啜ってでも生き延びてやるのだ」スタスタ
獄アライさんは、あてもなくさまよい歩く…。
最終更新:2017年11月19日 20:35