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デスゲームTV②~たのしいアスレチック~その2

240 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 19:53:59.33 ID:Z+EswjfLO
MCチヘドロー「ゲームの説明をするで!名付けて…『お野菜づくりゲーム』!」

MCチヘドロー「ルールは簡単や!お前らガイジでも理解できるようにな」

MCチヘドロー「ステージ中央の迷路は、高さ2.5mの壁で仕切られておる。迷路の中から外は覗けん。ワイらは観客席からお前らを見下ろせるがな」

MCチヘドロー「迷路の中にはアスレチックがある。そして、色んなところに、『お野菜パーツ』が落ちとるんや。作りもんやから食ったらアカンで」

MCチヘドロー「ここまではええか?」

アライさんA「めーとる?あすれちっく…?…迷路にお野菜パーツが落ちてることは分かったのだ」

MCチヘドロー「上出来や」

アライちゃんB1「たべていいのだ?」ヨチヨチ

MCチヘドロー「食ったらアカン言うたばかりやろハゲガイジ!!!」

観客達『アハハ』


242 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 20:01:12.78 ID:Z+EswjfLO
MCチヘドロー「ほんで、お野菜は4種類。パーツは種、茎、葉っぱ、実の4つに分かれとる」

MCチヘドロー「お前らは、これを集めて1つに組み立てるんや。そして、陣地にある畑ゾーンに差す」

アライさんC「さす?」

MCチヘドロー「そや。陣地の畑ゾーンに、窪みがあるやろ?そこに種パーツを下向きにして差すんや」

アライさんB「なるほど…」

MCチヘドロー「お前らは、30分の制限時間以内に、迷路からお野菜パーツを探してきて組み立て、自分の畑に差すんや」

MCチヘドロー「一番たくさん野菜を作って生やしたチームが優勝や」

MCチヘドロー「ダメやったチームは全員死刑!そうでなかったチームは生き残って、森に帰したる」


243 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 20:07:44.64 ID:Z+EswjfLO
アライちゃんB1「???ぜんぜんわかんなかったのだ…しつもんがあるのだ!」

MCチヘドロー「F(ピー)k you!!!ブチ殺すぞゴミめら!!!」

アライちゃんB1「ぴいぃっ!?」

MCチヘドロー「質問は一切受け付けへん!今言うたことがルールの全てや!分からんことがあったらその足りん脳ミソで考えろやコバエ!!!」

アライちゃんB1「のあああぁっ!?あ、あらいしゃん、こばえじゃないのりゃああっ!」

観客1「うるせーよコバエ!」

観客2「ブンブン喚くなコバエ!」

観客3「お前をコバエと言ったらコバエに失礼だ!ショウジョウバエは研究に役立ってんだぞ!お前らゴミと違ってなー!」

観客達『コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!コ・バ・エ!!』

アライちゃんB1「こばえっていうなあああああっ!」ビエエエエエエン


255 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 20:25:41.81 ID:Z+EswjfLO
アライさんC「ちょっと待つのだ!死刑って…まさか本当に殺さないのだ?」

MCチヘドロー「あ?ブッ殺すで。疑わしいならわざと負けてみてもええで」

アライさんC「き…聞いてないのだぁそんなこと!」

アライしゃんC「ぴいいぃっ!?た、たのしいげーむじゃなかったのかー!?だましたなー!」

MCチヘドロー「いーや愉しいゲームやで、ワイら安全に見てる側にとってはな」

アライさんC「こ…殺されたくないのだ!逃げるのだぁ!」クルッ

MCチヘドロー「言っとくがもうゲームが終わるまで逃げ道はないでー。プールの上の橋は片付けたからな」

入場口の前にあった橋は片付けられていた。

アライさんC「のあああっ!?逃げられないのだぁ!?」

アライしゃんC「ひとしゃんばかなのだ!すてーじからでて、このぷーるをおよげば、おそとにでられるのだ!」

プールの水は…
何も匂いはしないが…

若干、黄色かった。


256 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 20:28:46.12 ID:Z+EswjfLO
MCチヘドロー「プールの壁は2.5mあるで。這い上がれんのか?」

アライしゃんC「らくしょーなのだ!みずにうけばへーきなのだ!あらいしゃんはすごいんだぞ!にほんあしでたてるんだぞぉ!」

MCチヘドロー「じゃあ飛び込んでみーや。無事に外に出られたら、そのまま逃がしたってええで」

アライしゃんC「わかったのだ!たぁー!」バッ

アライしゃんCは何の躊躇もなく、黄色いプールに飛び込んだ。

アライしゃんC「のあっ!ねばっこいのだ!」ドポンッ

プールの液体は、明らかに水より粘りけが強い。


259 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 20:36:13.31 ID:Z+EswjfLO
アライしゃんC「のあっ!それに、あったかいのだ!」バシャバシャ

MCチヘドロー「その液体の温度は、ヒーターで41℃に保ってるでー。風呂ぐらいの温度やな」

アライしゃんCの下半身は、液体に浸かっている。

アライさんC「頑張るのだちびー!」

アライちゃんC1「おねーしゃんがんばえー!」

アライしゃんC「…!?び、びいいいいいいいいぃぃっっ!!?あ、あぢゅいのだあああああっ!!!」ジュワアアアア

アライしゃんCから、煙が立っている。

アライさんC「!?ど、どうしたのだ、ちび!?」


261 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 20:41:23.13 ID:Z+EswjfLO
MCチヘドロー「そろそろええか。はい、換気扇どーん」カチッ

換気扇「ブオオオオオオオオ」

プールの周りに置かれた換気扇が回り、プール周辺の空気がダクトに吸い込まれていく。

スタッフ「…」ガラガラ

それと同時に、スタッフは観客席後ろの窓を開ける。

観客達の後ろから、ステージへ向かって風が吹き始める。

アライしゃんC「ぐぎびぎびいいいいいぃぃいぃぃぃ!ああああーーーーーーぢゅいのりゃあああああああーーーーーーーーっ!!!!」ジュウウゥウ

アライさんC「ち、ちびいぃ!?」

MCチヘドロー「はーーーーっははははっはは!そいつぁ前々回の『硫酸綱渡り』んときに買うてストックしといた、濃硫酸プールや!このステージで、一番金かかってるでええ!」


262 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 20:47:31.30 ID:Z+EswjfLO
濃硫酸。

ph(水素イオン化濃度)では、弱酸を示す物質である。

しかし、それは水分がたった4%、残り96%全てが硫酸であるため、
膨大な水素がイオン結合しきれないがために計測された値である。

ほんの少しでも水分のある物質に触れれば、瞬く間に水分を奪い、高熱を伴う科学反応を起こす。

動物がそれに触れれば、細胞を構成する水分は猛スピードで奪われ、
高温の反応熱が身を焼くだろう。


アライしゃんC「びぎゃああああああああああああーーーーっ!があああああっっぁーーーーっ!!」バシャバシャ ジュウウワアアアア

アライしゃんCの毛皮(服)はどんどん黒焦げになってゆく。


272 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 21:01:51.82 ID:Z+EswjfLO
MCチヘドロー「濃硫酸自体は不揮発性やし無臭やけど、反応したらさすがに臭いガスが出るんでな。換気扇回させてもろうたで」

アライしゃんCは、必死にもがき、濃硫酸プールの外に出ようとする。

濃硫酸は水の5倍の重さがあるため、アライしゃんの体はある程度浮き、水面から出ている。


しかし、プールの壁は2.5mあるのだ。
足をバシャバシャさせても、簡単には届かない。

アライしゃんC「ぎびいぃぃぃぃっ!ひいぃぃぃぃっ!」バシャバシャ

アライしゃんCは手を伸ばす。
既に皮膚のほとんどは炭化してズル向け、指の外側は腱が露出している。

アライしゃんC「だぢゅげで!おがーーーしゃあーーーーんっ!」バシャバシャ

外へ出るのを諦めたアライしゃんCは、ステージ内の母親へ手を伸ばす。


274 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 21:06:33.44 ID:Z+EswjfLO
アライさんC「ち、ちび!掴まるのだ!」スッ

何が起こっているのかわからないアライさんC。
とりあえずプールから引き上げれば助かると思っているようだ。

アライしゃんC「お…が…しゃ…」スッ

アライしゃんCは弱々しく手を伸ばす。

母親はがしりと手を掴み、引き上げる。

アライしゃんC「お…おがー…しゃ…」

アライさんC「引っ張りあげ…」グイイイッ


276 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 21:11:43.47 ID:Z+EswjfLO
アライさんCの手「」ジュウウウウゥウ

アライさんC「あづいのだああああっ!?」パッ

なんと母親は、熱さに驚いて手を離してしまった。

アライしゃんC「ぎびっ!?」ドッボオオォン

アライしゃんCは、背中から落ち、濃硫酸へ全身ダイブした。

アライしゃんC「」バシャバシャビクッ ジュウウウウゥ

一瞬落ちただけで、喉や呼吸器を焼かれたアライしゃんCは、もはや話すことも、呼吸もできなかった。

そして。

アライしゃんC「」プカアァ ジュウウウゥゥ…

アライしゃんCは真っ黒に焦げた。

アライさんC「あ…あぁ…アライさんは悪くないのだ…おどろいて…熱かったから…」ブルブル

アライさんC「ち、ちび!動くのだぁ!こっちへ来るのだぁ!」

アライしゃんC「」ジュウウウゥゥ

娘は呼び掛けに応じなかった。
恐らくアライさんCは、娘がなぜ答えないかさえ理解できないであろう。


281 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 21:17:28.55 ID:Z+EswjfLO
アライさんC「ちび!ちびいいぃぃ!」

アライちゃんC1「おねーしゃーんっ!」

アライちゃんC2「なんなのだ…わかんないのだあぁ!」ビエエエン

MCチヘドロー「はっは、そのままいくらでもそのゴミを眺めててええで?しの分、他のチームが早く野菜づくりを進めるやろうけどなぁ!」

MCチヘドロー「さーこれで頭数はフェアやな!バカが勝手に死んでくれて助かったでガイジ!」

MCチヘドロー「お前のガキは、前座として間抜けにくたばるために産まれ!お前に育てられて歩けるとこまで大きくなったんや!これがそいつの人生の最期や!笑えるなぁ!」

アライさんC「のだあああぁあーーーーーーー!のああああぁーーーんっ!」ビエエエエエエン


282 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 21:22:56.23 ID:Z+EswjfLO
MCチヘドロー「さーてアホが泣きわめいとるが関係ないわ!ほなさっそく始めましょか!」

大型スクリーンに、『10』の文字が映し出される。

MCチヘドロー「10!9!8!7!」

カウントする毎に電子音が鳴り、数値が減っていく。

観客達『6!5!4!3!』

MCチヘドロー&観客達『2!1!』



MCチヘドロー&観客達『…ゼロオオーーっ!』


クラッカーが鳴り響く。
ついにデスゲームが始まった。


288 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/02(月) 21:29:39.21 ID:Z+EswjfLO
ちなみにこの濃硫酸(?)ですが、
落ちても即死せず、溺れて苦しめるように濃度調整済みということにしといてください


きっと何回も番組で使い回してるから、不純物がとけてるんや…


93 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 21:57:10.84 ID:q5dONTtYO
むしろそれがいい。アライさんの死臭と怨念がとびきり濃い目に溶け込んでそう

294 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/02(月) 22:02:07.81 ID:y5RDNe8lO
アライさんのサンドスターがたっぷり溶け込んでいるのかしらん?
ホラー物だったらこの濃硫酸が人の形になって襲いかかってくるところだな






最終更新:2017年11月19日 23:08