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デスゲームTV④~エクスキューション~

641 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:04:51.69 ID:OiIvtKZ8O
アライちゃんB3「おかーしゃん!やったのだあぁ!きょあくをやっちゅけたのだぁ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライさんB「こ、これで、あとは、旗を、アライのものに、代えれば…!」ガシッ

アライさんBは、Aチームの旗を掴んだ。

アライさんB「アライさん達の、勝ちなのだあっ!」

その時。

突如、大音量のブザーが、会場内に鳴り響いた。




MCチヘドロー「タァーーーーイム!オォオォーーーーウバアアアアァァーーーーーーーーーッ!時間切れやああーーーッ!」


647 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:12:43.99 ID:OiIvtKZ8O
アライさんB「な…!ほ、ほら!間に合ったのだぁ!Bチームの旗を、ここに差したのだぁ!」ドスッ

アライさんBは、14個の野菜が集まった陣地へBチームの旗を差した。
もっとも、ブザーが鳴り響いた後のことであったが。

MCチヘドロー「あっそ。頑張りを認めろってか?残念やな、時間に遅れたんはお前の怠慢や。その陣地はAチームのもんや!お前らは負け犬や!」

アライさんB「な…な…!」ペタン



アライさんB「い"や"な"の"だあああぁっぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!」

アライちゃんB3「あらいしゃんまげいぬじゃないのりゃあああああーーーーーーーーーーっ!!」ビエエエエエエン

観客達『負っけ犬!!!負っけ犬!!!負っけ犬!!!負っけ犬!!!負っけ犬!!!負っけ犬!!!負っけ犬!!!』

アライちゃんB3「ごんなのやなのりゃああああーーーーーーっ!!!」ビエエエエエエン


653 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:17:19.19 ID:OiIvtKZ8O
MCチヘドロー「ちゅーわけで、優勝はAチームや。おめでとさん」

観客達『パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…』

アライさんA「」ジュウウウウゥゥ

優勝したアライさんAは、すでに事切れていた。

アライちゃんA1「おがーしゃん!おがーーーーしゃあぁーーーんっ!!!!」ビエエエエエエン

アライちゃんA2「おがーしゃんが!ありしゃんたちを!いきのこらせてくりぇたのりゃああっ!」ビエエエエエエン

アライちゃんA3「ひどいこといってごめんなさいなのだぁ!おかーしゃんだいしゅきなのりゃああああっ!」ビエエエエエエン

Aチームの子供達は、母親の亡骸にすがり付いた。


656 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:25:23.03 ID:OiIvtKZ8O
MCチヘドロー「ほんじゃ、最初の説明通りや。ダメやったチーム、全員処刑や」スッ

MCチヘドローは、手を掲げ…

MCチヘドロー「エクスキューーーーーーーーーーションッ!!!」パチイイィン

大きく指パッチンした。

すると…

ワイヤーロープ「」キリキリキリキリ…

ステージ図(>>146)中央にある、天井に繋がった2本のワイヤーロープが、少しずつ巻き取られていく。

ステージは中央部分で2つに割れ、次第に傾き始めた。


658 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:29:51.83 ID:OiIvtKZ8O
ステージの端っこにあったスコップが、硫酸プールへ落ちて沈んだ。

アライさんB「ひぃっ!」グラッ

アライちゃんA1「のあぁっ!?」グラッ

アライちゃんA2「ま、まつのだぁ!このままじゃ…!」ズルズル

アライちゃんA3「あらいしゃんたちまでまきぞえなのだぁ!おまえぇ!うしょちゅいたのかああああぁ!?」ズルズル

MCチヘドロー「…最初にちゃーんと言うたでワイは?」

MCチヘドロー「一番たくさん野菜を作って生やしたチームが優勝や」

MCチヘドロー「ダメやったチームは全員死刑。そうでなかったチームは生き残って、森に帰したる…ってな」

アライちゃんA1「だったらいますぐあらいしゃんをたすけゆのだあああ!」ズズズ

アライちゃんA2「ゆーしょーしたんだぞ!いだいなんだぞおぉ!!」ズズズ

MCチヘドロー「…あのな…」




MCチヘドロー「畑ドロボーやらかしといて、何で自分らがダメやないと思ったんや?」



アライちゃんA3「え…」

MCチヘドロー「ワイは優勝したチームが生き残れるなんて、ひとっことも言うとらんで?」

MCチヘドロー「優勝したかしとらんか、そないなことは関係ない!!ダメやったら死刑!!そんだけや!!!」


666 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:39:31.26 ID:OiIvtKZ8O
アライちゃんA1「ぴいいいぃぃぃっ!!?な、なにいってゆのだああぁっ!!」ズルズル

アライちゃんA3「あらいしゃんたち、だめじゃないのりゃああああっ!!るーるもちゃんとまもったのりゃああ!」ズルズル

MCチヘドロー「ルールを守ったぁ?アホか!人様の畑に勝手に居座って、自分のモノと主張する!!そら農家やなくて強盗にやることや!社会のルール違反やでぇ!!」

アライちゃんA2「いってりゅことむちゃくちゃなのりゃああっ!!」ズルズル

アライさんB「だ、だったらアライさんは畑泥棒してないのだぁ!」ズルズル

アライちゃんB3「ゆーしょーしてないけど!だめじゃないのりゃああ!」ズルズル

MCチヘドロー「アホか!お前らやって、Aチームが一生懸命作った野菜盗んだやろうが!野菜ドロボーは、存在としてダメや!」


672 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:44:58.93 ID:OiIvtKZ8O
MCチヘドロー「ええか?お前らには、種から葉を生やすんも、茎を育てるんも、実をおがらすんも、うーんと大変なこと分からせたつもりや!」

MCチヘドロー「お前らが毎日ポンポンポンポン畑から盗んどる野菜が、どんだけ手間隙かけて作られとるか、身に染みて分かったはずや!」

MCチヘドロー「だのに!まったく懲りずに野菜ドロボーを繰り返す!更正の余地なしや!」

MCチヘドロー「どうせお前ら、仮に助かったとしても!また農家のおっちゃんが苦労して作った野菜をドロボーすんのを繰り返すんやろ?せやろ?なぁ!答えてみいや!」

アライさんC「そ、そうしないと、飢え死にするのだぁ!どーしろって言うのだぁ!」ズルズル

意識を取り戻したアライさんCが叫ぶ。

MCチヘドロー「やっぱりやな!こらもう殺処分する以外どーしろっちゅうんや!?」

アライさんC「だ、だったら!お前はどうなのだ!?」

MCチヘドロー「ワイか?」


675 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:49:16.22 ID:OiIvtKZ8O
アライさんC「お前だって!優勝しなきゃ殺されると思ってたら!アライさんと同じことしたはずなのだ!」ズルズル

アライさんB「そうなのだ!死ぬくらいなら、社会のルールくらい仕方ないのだ!お前はルールを守って死ぬのかああぁ!?」ズルズル

アライちゃんB3「そうなのだー!」ズルズル

アライちゃんA1「じぶんだってだめなのに!ひとをだめっていうなー!」ズルズル
アライちゃんA2「なのだー!」ズルズル
アライちゃんA3「なのだー!」ズルズル

アライちゃんC2「」ゴロゴロゴロ…
アライちゃんC3「」ゴロゴロゴロ…


MCチヘドロー「ハァーッ…お前ら、なーんも分かっとらんな…」

アライさんB「何がなのだぁ!」


677 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 00:54:21.87 ID:OiIvtKZ8O
MCチヘドロー「そもそもお前らは、自分のことしか考えとらんからアカンのや」

アライさんB「こんな状況、誰だって自分のことだけ考えるのだぁ!」

MCチヘドロー「ええか?一番たくさん野菜を作って生やしたチームが優勝や。ワイはそう言うたな?」

アライさんC「言ったのだぁ!」

MCチヘドロー「そんならお前ら…」





MCチヘドロー「 協 力 し て 同 じ 数 だけ 野 菜 作 っ て 、 同 率 一 位 に な れ ば 、 全 員 優 勝 で き た ん と ち ゃ う か ? 」



アライさん達「「!!!?」」


683 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:03:17.51 ID:OiIvtKZ8O
アライさんB「な…な…?」ズルズル

MCチヘドロー「ワイがいつ、生き残れるんは1チームだけなんて言うた?お前らは勝手にそう思っとったかもしれへんが、ワイは一言もいっとらへんでぇ!」

観客達『アハハハハハハハハハハ!!!ヒューーーーーヒューーーーーーーー!!!』パチパチパチパチパチパチパチパチ

アライさんB「そ、そうならそうと、先に言えば良かったのだぁ!」ズルズル

アライさんC「そう言えばアライさん達だってできたのだああああ!」ズルズル

MCチヘドロー「分かっとらんなぁ!それを自分で思い付かへんからダメなんや!」


687 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:05:48.14 ID:OiIvtKZ8O
MCチヘドロー「お前らは自分さえ助かれば、他はどーなってもえーと考える!周りの奴らを蹴落とすべき敵としか考えへん!だから害獣呼ばわりされるんや!」

MCチヘドロー「ワイら人間や、他のフレンズならちゃうで?まずはみんな助かる方法がないかを考える!他のチームを、敵と決めつけず協力者にできへんかと考える!」

MCチヘドロー「もしお前らが最初から協力できてたら、ワイはマジにお前ら助ける気でいたで?ま、お前らガイジには無理やったけどなぁ!」

アライさんC「が、ガイジじゃないのだあああああっ!」ズルズル

MCチヘドロー「分かったか!?こりゃ最初っからデスゲームなんかや無かったんやで!協力して助け合いするだけのゲームや!」

MCチヘドロー「お前らはその必要もないのに、なーんの意味もなく!無駄に!勝手に殺しあっとっただけや!互いに自分で自分の首絞めとっただけや!分かったかクソガイジ!」

アライさんB「あ、ぁああ、あああーーーーっ!」ズルゥ

ワイヤーロープは巻き取られて、ステージは完全に垂直となった。


694 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:14:43.16 ID:OiIvtKZ8O
MCチヘドロー「てなわけで観客の皆さん!今回ワイらが用意したゲームは、デスゲームなんかやあらへん!ただの知育アスレチックでした」

MCチヘドロー「せやけどこのガイジどもが、何を勘違いしたんか知らへんが!勝手に殺し合って!デスゲームにして盛り上げてくれました!」

MCチヘドロー「体を張ってステージを盛り上げてくれたクソガイジ共に、どうか…惜しみ無い拍手を!」

観客1「感動したぜガイジ!」パチパチパチパチ

観客2「生まれ変わったらもう一度やってくれガイジ!」パチパチパチパチ

観客3「面白かったぜガイジ!てめーらの生きざまも!死に様もォ!」

アライちゃんA2「がいじじゃないのりゃああああああああーーーーーーーーーーーーっ!!!」ズルゥ

観客達『ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!ガ・イ・ジ!!』パチパチパチパチパチパチパチパチ

アライさんC「拍手してないでたすけ…ぐびぎゃああああーーーーーーーーーーっ!!」ドッボオオォォォンッジュワアアアアアアア


699 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:18:00.32 ID:OiIvtKZ8O
アライさんA「」ザッブゥウゥン ジュワアアアアアアア

アライさんC「ぶぐがばがばおごぼびぶ…」ジュワアアアアアアア プカァ…

アライちゃんC1「」ドボオォオォンン ジュワアアアアアアア

アライちゃんC2「」ドボンッドジュウウウゥウゥ

アライちゃんC3「」ドボォン バシュウウウゥ


705 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:26:10.54 ID:OiIvtKZ8O
既に無反応になっていたアライさん達は、次々と落下していき、ピクリとも動かず焼けていった。

ムカデの死骸「」バラバラ ジュワアアアアアアア

MCチヘドロー率いる害獣駆除チャンネルに捕らえられ、アライさん達に熱湯を注がれて殺された憐れなムカデ達は、硫酸の反応熱によって火葬された。

アライちゃんA1「がんばったのに!なんでなのぎゃあああああああああっ!」ドボォンバシャバシャ

アライちゃんA2「あらいしゃんたちゆーーしょーしたのにぃぃぃいーーーーーっ!りふじんなのぐびぃいぃぃいぎいいあぢゅぃいいいぃい!」ドボォンジュワアアアアアアア

アライちゃんA3「だじゅげで!おがーしゃーーーーんっ!!ぎびぃぃいーーーーーっ!!」ドブウゥンッ グシュウウゥゥゥ

母親によって優勝をもたらされた子供達は、きっと生き残ってもこのアスレチックと同じことを実際の畑で繰り返すであろう。
そんなことが許されるはずもなく、無事処刑された。


713 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:32:19.17 ID:OiIvtKZ8O
アライさんB「のあああっ!」ガシィッ

アライさんBは、迷路の壁に掴まり、ぶら下がった。

アライちゃんB3「お、おかーしゃん!がんばゆのだ!」ガクガクブルブル

アライちゃんB3は、母親が掴まる迷路の壁の上に乗っていた。

アライさんB「あ、アライさん達は、生き残って…アイドルになるのだぁ!可愛い可愛いお前を、死んじゃったお姉さん達の分まで!幸せにするのだあぁ!」グググ

アライちゃんB3「おかーしゃん!ふぁいとなのだぁ!」ピョンピョン

アライちゃん B3「あらいしゃんが、おうえんのだんす、してあげゆのだ!」クルッ

アライちゃんB3は後ろを向く。

アライちゃんB3「しっぽふりふり、ふーりふり♪ふわふわしっぽ♪ふーりふり♪かわいいかわいいあらいしゃん♪」フリフリ

アライちゃんB3は、母親が捕まる迷路の壁の上で、単調に尻尾を振り続ける。


722 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:43:18.43 ID:OiIvtKZ8O
~観客席~

麦わら帽子アライしゃん「う…うぅうぅぅ…ひどいのだぁ…!あんなにがんばったのに…!だれかたすけてあげるのだああぁ!」ビエエエエエエン

ブラウンP「はぁーっ…はぁーっ…無駄だよ。あいつらは皆罪を犯した悪いアライさん達なんだ。裁かれて然るべきなんだよ」ハァハァ

ブラウンPは、母親の上で踊るアライちゃんB3をビデオカメラで撮影している。

麦わら帽子アライしゃん「う…うぅうぅ…!」グスングスン

ブラウンP「君の死んだ母親だって、農家の人から奪った野菜を食べて、君を育てたんだ。自分がこの世のゴミだと自覚しなさい」

麦わら帽子アライしゃん「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…!あらいしゃんはごみです、ごべんなざい…!」ブルブル

ブラウンP「よく言えたね。さ、おやつをあげるよ。水餃子と小籠包があるけど、どっちがいい?」スッ



~吊られた迷路~

アライさんB「う…ぐ…!もう少しで、壁に登れるのだ…!」グググ

アライちゃんB3「みゆのだ!つぎは、おせんたくだんしゅなのりゃあ!すぺしゃゆばーじょんなのりゃあ!」クルッ

アライちゃんB3は、母親の方を向く。


732 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:51:04.35 ID:OiIvtKZ8O
アライちゃんB3「こっすこっすわっしゃわっしゃ♪おやしゃいありゃうのりゃいしゃん♪かっわいいかわいいあらいしゃん♪」コスリコスリ

アライちゃんB3は体を揺らし、手のひらを激しく擦り合わせている。

アライさんB「もう…少し…で!」グイイッ

アライちゃんB3「あっらう♪あっらう♪あっらいじゃんぷっ♪」ピョンッ

アライちゃんB3は、まだ四足歩行しかできないというのに、四本足で器用にジャンプする。

アライちゃんB3「なのりゃー!≧∀≦」ドンッ

そして、迷路の壁の上に着地すると…

迷路の壁「」メキメキ バキィッ

その衝撃がトドメとなり、低予算で作られた段ボールの壁は、迷路との接着が剥がれて落ちた。

アライさんB「の…ああああ!」ヒュウウゥゥウ

アライちゃんB3「のりゃああああああああ!?」コスリコスリコスリコスリ


738 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 01:56:32.08 ID:OiIvtKZ8O
だが、アライさんBは、生きるための執念によって…

アライさんB「はぁっ!」クルッ

迷路の壁を下に向けた。

迷路の壁「」バッシャアアアアンッ

アライさんB「ぐぶえ!…はぁはぁ…」プカァ

アライさんBは、段ボールの壁を船にして、42℃の硫酸プールの上に浮かんだ。

少しでも重心が傾けば、すぐに水が流れ込んで来そうである。

アライちゃんB3「ぎっ…びゃあああああ!」ジャボオオォーーーンッ

アライさんBの目の前に、アライちゃんB3が落下し、硫酸プールへ着水した。


745 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:04:29.46 ID:OiIvtKZ8O
アライさんB「このまま進んで、脱出するのだぁ!」プカプカ

段ボール「」ジュワアアアアアアア…

アライさんBは、腹這いになって段ボールの上に乗っている。
段ボールのイカダは、煙を立てながらプールの外側へ向かって進んでいる。

アライちゃんB3「ひぎびぃぃぃぃ!だじゅげでえええ!おがーーーしゃあーーーーんっ!」バシャバシャ ドジュウウウゥウゥ

アライちゃんB3は、どうやら左目は硫酸が入って焼けているが、右目だけは無事なようである。

アライちゃんB3は、母親が乗っかっている段ボールのボートに向かって犬かきする。

アライちゃんB「ち…ちび…!」プカプカ

アライちゃんB3「おがーしゃ…!かわいいあらいしゃんを、たしゅ…けて…」ガシィッ

アライちゃんB3が、段ボールの端っこを掴むと、その部分がへこみ…

硫酸「」ジュワアゴボゴボ…

…硫酸が流れ込んできた。

アライさんB「ぎびいいぃぃっ!?ち、ちびが乗ってるところから、熱い水が流れ込んでるのだあぁ!」プカプカ


750 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:13:04.22 ID:OiIvtKZ8O
アライちゃんB3「おやこで…あいどゆに…なゆのだ…」ドジュウウウゥウゥ

アライちゃんB3の身体中は、顔面を含め、醜く焼けている。

例え助かっても…いや、そんな仮定は無意味だ。
そもそもアライちゃんB3が段ボールにしがみついていれば、段ボールは硫酸に沈むであろう。

アライさんB「ああ、や、やなのだ…沈みたく…な…」ブルブル

アライちゃんB3「お、おかーしゃん…」グイイイッ

アライさんB「お…おまえ…」ブルブル



アライさんB「…お前みたいな醜い子供なんて、いらないのだあああああっ!」グイイイイッ

アライちゃんB3「ごぼおおぉっ!?」ジャブウゥン

なんとアライさんBは、助けを求める我が子の後頭部を押し、硫酸へ沈めた。


754 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:18:38.06 ID:OiIvtKZ8O
アライちゃんB3「ごぼぼ!ごがばばば!」バシャバシャ

アライさんB「お前はもう可愛くないのだ!生き残っても育てたくないのだ!アライさんは生き残って!アライグマと交尾して!もっと可愛い子を育てるのだあああああああ!」グイイイイイッ

アライさんは、娘の頭を硫酸へ沈め続けると…

アライちゃんB3「」ジュワアアアアアアア プカァ…

…やがてピクリとも動かなくなり、炭化していった。

アライさんB「はぁ、はぁ…!もう少しで出られるのだぁ!」プカプカ

硫酸プールを渡る段ボールは、あと少しでプールの端へ届く…!




段ボール「」ビリイイィィッジュワアアアアアアア

アライさんB「ぐぎびいぃいぃっ!?」ボッチャアアアアンッ

…はずが無かった。


758 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:23:43.97 ID:OiIvtKZ8O
アライさんB「びいぃぎゃああああああああ!嫌なのだああぁーーーーーっ!アライさんは焼けたくないのだあぁーー!」バシャバシャ ドジュウウウゥウゥ

必死にもがくが、プールの端へは届かない。

アライちゃんB3「」プカァ ジュワアアアアアアア

アライさんB「ち、ちびいいぃ!アライさんを助けるのだあぁ!」ガシィッ

アライさんBは、アライちゃんB3の頭を掴むが…

アライちゃんB3の頭「」ボロッ

アライさんB「ぐびゃあああっ!」ボチャアアアン

頭は取れてしまった。
バランスを崩したアライさんBは、顔面から硫酸へ突っ込んだ。


761 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:31:09.41 ID:OiIvtKZ8O
アライさんB「ぐぎびゃあああああ!あらいしゃんの美人な顔があああああああああ!!アイドルの顔がああ!!」ジュワアアアアアアア

アライさんBの顔面は、眼球含めて焼けていく。

MCチヘドロー「アーッヒャッヒャッヒャッッヒャ!!!てめーの顔まるでゾンビみてーな気持ち悪さだなぁ!」

アライさんB「ぐが…ぞ…ぞんびじゃ…ない…のだぁ…!」バシャバシャ

観客達『ゾンビ!ゾンビ!!ゾンビ!ゾンビ!ゾンビ!』

アライさんB「ぐ…ぅ…とどいた…のだ…!」ガシィッ

アライさんBの手は、とうとう硫酸プールの端へついた。

MCチヘドロー「良かったなぁ…ところで、このランプ何かわかるか?」ポチッ

会場の天井辺りで、赤いランプが光る。


762 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:36:10.29 ID:OiIvtKZ8O
これはアライデスゲームTVパンフレットにも載っている合図…

観客1「くたばれゾンビ!」ブンッ

観客2「死ねえガイジ!」ブンッ

最前列客限定の『モノ投げ込んでええで』ランプである。


観客席から、野球ボール、ホッカイロ、金槌、プラカード、女性用ショーツ、下駄などが、アライさんBの手に向かって飛んでくる。

アライさんB「がびっ!ぐぎぃ!じび!」ドガボガバギィ

アライさんBの指「」ボシュウウゥ ボロッ

アライさんB「…誰…か…たすけ…」

アライさんB「」プカァ

アライさんBは、その本性を現すかのように、真っ黒く焦げていった。


766 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:39:27.56 ID:OiIvtKZ8O
MCチヘドロー「あー、以上で!処刑完了や!地獄の閻魔に成り代わって!鉄槌を下してやったでえぇ!」

MCチヘドロー「エクスキューーーーーーーーーーション!!!」

観客達『エクスキューーーーーーーーーーション!!!』パチパチパチパチパチパチパチパチ

この掛け声は、先程ワイヤーを動かしたときにも言った。

視聴者の間では流行語である。


770 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:42:58.06 ID:OiIvtKZ8O
麦わら帽子アライしゃん「ひぐっ…ぐすぅっ…!可哀想なのだぁ…!」ポロポロ

ブラウンP「はぁーっ、はぁーっ…!ああ最高だ…ちょっとトイレに行ってくる…!」フラリ

麦わら帽子アライしゃん「うぅ…ぶらうんおねーしゃん…ずっとがまんしてたのだ…?」ヒックヒック

ブラウンP「あ、ああ…我慢していたが…もう…家まで…我慢できないっ…!」ヨタヨタ

ブラウンPは内股になりながら、下腹部をぎゅっと押さえ、トイレへ駆け込んでいった。

麦わら帽子アライしゃん「…別に家まで…我慢する必要はないのだ…?」
771 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/05(木) 02:43:24.88 ID:OiIvtKZ8O
つづく

772 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2017/10/05(木) 02:43:52.23 ID:7kKgcEce0
おつなのだあ!
ごほうびにあらいしゃんのしっぽのだんすをみせてやるのだ!








最終更新:2017年11月19日 23:37