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アライさんが人命を救うのに役立つたったひとつの方法②

40 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 10:36:48.19 ID:jXflznXMO
アライさん9「の…のだぁ…っなんでびりびりさせるのだぁっ…!」ブルブル

アライさん10「アライさん…なんにも、反抗して…ないのだぁっ…!」ビクビク

医者「ドナーはどうするのかね?…殺すのか?」

理科の先生「いえ、患者の輸血の提供も兼ねています。心臓は動かしたままの方が良いでしょう」

ナース「分かりました。では、ドナーに全身麻酔を…」スッ

理科の先生「その必要はありません」スチャ

理科の先生は、注射器を取り出すと、アライさん9の首へ突き刺す。

アライさん9「のああぁっ!!?痛いのだああ!!」

ナース「先生…それは?」

理科の先生「我々の研究で生み出した薬剤…サンドスター拘束固定剤です。点滴の全身麻酔と違い即効性があります」プスッ チュー

アライさん10「ぐぎぃっ!」ドスゥ

理科の先生は、2匹へ薬剤を投与する。

アライさん9「な…なんなのあ…からだがうごかないのあぁ…」

アライさん10「あ、あぁ…こあいことはやめうのあぁ…」

理科の先生「これは体内のサンドスター流を止めて体性運動神経の信号伝達を抑制し、身体を拘束する薬剤です」

理科の先生「まあ、痛覚神経は正常なままですがね…。顎は動いてますが、首は動かないのでご心配なく」

ナース「…痛覚はあるのですか。やはり麻酔を使ってあげるべきでは…?」

理科の先生「何故です?必要ないでしょう。どうせ暴れないのですから」

医師「…顎だけは動かせるのは何故かね?」

理科の先生「最低限のコミュニケーションは取れるように調整した結果です」


43 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 10:59:46.53 ID:jXflznXMO
ナース「では、輸血開始します。…本当に病原体の不活性化処理無しでの直接輸血なんかして…大丈夫なんですか?」

理科の先生「はい。フレンズはサンドスターが持つ免疫機能の働きで、血液に病原体がいません」

理科の先生「それ故に、血液型さえ適合すれば、フレンズから人への輸血は、病原体感染確率ゼロで行えます」

理科の先生「…ただし、フレンズへ人の血液を輸血したり、臓器移植することはできません。フレンズの体内のサンドスターが提供物を『異物』と認識し、その免疫によって破壊して壊死させてしまうためです」

理科の先生「フレンズへの輸血や身体移植は、フレンズからしか行えないのです」

建設会社社長「」シュコー…シュコー…

プロジェクトリーダー「」シュコー…シュコー…

医師「…大量に失血したのに、人間から輸血ができないなんて…。そのせいで、こんなに重篤な状態になってしまった…。もういつ死んでもおかしくない状態だ」

理科の先生「施術まで命を繋ぐことができただけでも素晴らしい処置です。さあ、輸血を始めましょう」

アライさん9「あ、あらいしゃんに…なにをすゆつもいなのあ…」

アライさん10「いひゃいことはやめゆのぁ…はやくおわやせてかえゆのあ…」

ナース「では、採血開始します」ドズゥ

アライさん9「のぁっ」ドクドク

アライさん10「いだっ…なんかささえたのあぁ」ドクドク

ナースはアライさん達の首元へ針を刺し、チューブで血液を吸い込んでいく。

血液吸い上げられた血液は、一度タンクへ送られてなにかの処理をされた後、患者の点滴の中へ注がれていく。


44 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 11:12:49.12 ID:jXflznXMO
医師「…患者は今、血液を失いすぎています。手術をしたら失血性ショックで死亡するでしょう」

ナース「必要量の輸血が完了するまでは待機、ですね」

理科の先生「…」

アライさん9「んぅ、い、いやなのあぁ、もうかえゆのあぁ」

アライさん10「あらいしゃんはなにさえゆのあ…?」

ナース「…その研究は、何が発端で行われたのですか?」

理科の先生「…私はかつて、実験中の事故で大怪我を負ったフレンズ2名を治療しようとしました」

理科の先生「うち1名は内臓に大きなダメージを受け、臓器移植が必要でした」

理科の先生「しかし彼女は、人間からの輸血や臓器提供を受けたことで、身体機能に回復不可能なほどのダメージ…後遺症を受けました」


46 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 11:22:42.51 ID:jXflznXMO
ナース「…その患者はどうなったのですか?」

理科の先生「一命を取りとめました。別のドナーから臓器と血液の提供を受けることで…」

ナース「それがアライさんだったと…?」

理科の先生「いえ、違います。彼女へ血液と臓器を提供したのは…」

理科の先生「事故に遇った、もう1名のフレンズです」

医師「…!!?そ、そんな事をしたら…!その子は生きていたのだろう!?」

理科の先生「はい。しかし…彼女は自ら進んで、自分の意思で…もう一方のフレンズへ自らの血液と臓器を提供したのです」

理科の先生「彼女の強い希望により…生体から生体への移植手術が行われ、成功しました」

理科の先生「もっとも、手術は成功しましたが…、最初の手術の失敗による後遺症で、今も研究所から外へお連れするのは困難な体ですが…」


47 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 11:31:33.99 ID:jXflznXMO
ナース「その…ドナーの子は…どうなったんですか?大事な臓器を失ったんでしょう…?」

アライさん9「のっ…ぁああ…なんか…むねが、ばくばくいってゆのあぁ…」

アライさん10「はぁーっ、はぁーっ…さ、さむいのあ…」

医師「…血圧が目標値まで回復した。施術に必要な血液量は輸血できた。始めるぞ」

ナース「は、はい…」


67 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 16:36:45.30 ID:jXflznXMO
医師「では、移植する部位を摘出する。…まずは肝臓だ」

医師はアライさん9の腹へメスを近付ける。

アライさん9「の、のあぁっ…何なのあ、それは…痛いやつなのか!?やべうのあ…!」

医師「っ…」ブルブル

医師は仕事柄、人のみならず、あらゆる命を救いたがっている。
今目の前にいる害獣のフレンズであろうとも、殺害することには大きな抵抗を感じているようだ。

理科の先生「…分業しましょう。私もメスを執ります」スッ

医師「…君は医師なのか?」


71 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 16:44:22.48 ID:jXflznXMO
理科の先生「知識を得るために免許は取りました。本職ではありませんがね。だから今も手術室にいられるのです」

理科の先生「どうやら、あなたは治すことが。私は殺すことが得意らしい」スッ

理科の先生はメスを取り、アライさん9の腹へ当てる。

アライさん9「お、お前、あらいしゃんを食べうつもりなのかぁ…!?や、止めうのああああああ!とないの奴を食っていいのあ…!」

アライさん10「い、嫌なのあぁ!隣のやつは好きにしていいから、あらいしゃんは助けうのあぁ…!」

医師「っ…!」

助けを求める言葉。
それは医師の心を強く締め付ける。

理科の先生「では摘出します」ザグゥ

アライさん9「の゛ぁぁああああああーーーーーーっ!痛いのあぁぁぁぁーーーーーーっ!!!」

理科の先生はアライさん9の言葉を無視して、皮膚を裂き、腹部を切開していく。

しかし普段見るアラ虐と比べ、驚くほど出血量は少ない。

理科の先生「安心してください。輸血が無くならないように、重要な血管は割けていますからね。それに臓器を傷つけるわけにもいきません。丁寧に切り取りますよ」サクサク

アライさん9「ぎびぃゃぁああああああああああああーーーーーーーーっ!!いだい!いだい!いだいぃぃい!やべうのああ!教授ぅぅ!だずげでえぇ!!」


79 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 16:52:39.03 ID:jXflznXMO
医師「う、うぅ…」

ナース「先生…!」

理科の先生「…むぅ。泣き叫ばれると、医師の方の精神衛生上よくありませんね」

アライさん9「はぁーっ、はぁーっ!いだいぃ…死んじゃうのあぁ…!何でもするからだずげでぇ…」ヒグッグスッ

アライさん9は涙を流し、命乞いをしている。

ナース「そ、そうですよ。やはり麻酔を…」

理科の先生「では、声帯の動きを止めましょう」プスッ

アライさん9「の…!」

理科の先生は、アライさん9の喉へ注射をした。

理科の先生「これは先程の薬品の局部的拘束用です。注入した部位だけを止めます」

アライさん9「っ…!?っ………!!」パクパク

理科の先生「これで声は出ません。何も問題ないでしょう?」

ナース「」


81 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:03:06.33 ID:jXflznXMO
アライさん10「い、嫌なのあぁ!!あらいさんは、あらいさんは、それやられたくないのあぁ!だ、だずげ…」

理科の先生「こっちも声帯を止めましょう」プスゥ

アライさん10「…………!っ………!」パクパク

アライさん10は、口や喉を動かし、何かを必死に訴えかけようとしている。
しかしその声がこの場にいる者に届くことはない。

理科の先生「では、切開を続けます」スゥーッ

アライさん9「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっ!!!!!」グパァ

アライさん9の腹部は大きく正中切開された。
腸の一部が露出する。

肝臓は肋骨の下へ隠れている。

アライさん9「ーっーっーっーっーっーっ」ゼェハァ

理科の先生「肺も移植対象でしたね?肋骨を切除しましょう」ギュイイイイウイイイイイイン

アライさん9「っ…!!!」

アライさん9は大きく目を見開き、回転する器具を見る。


84 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:13:55.79 ID:jXflznXMO
アライさん9&10の服はすでに剥がされ、現在全裸となっている。

理科の先生は、アライさん9の胸部…肋骨の下部へ、横にメスを入れた。

アライさん9「!!!…っーーーーーーーーーーー!!!」パクパク

アライさん9の顔は大きく激痛に歪む。

理科の先生「では肋骨を切除します」バチン バチン パフー

肋骨は乱雑に取り除かれていく。
しかし、その過程で出血が激しくなる。

理科の先生「…やはり生きたままでは、出血を気にして執刀しなくてはいけませんね」

ナース「…」

理科の先生は、普段通りテキパキとはいかいようだ。
自分と違う考えの人物…医療関係者の気を遣わなくてはならないためである。

理科の先生「…看護師さん、血液採取ポンプのパワーを最大にしてください」

ナース「え!?そ、そんな事をしたら、すぐに死んで…!…うぅ…」

理科の先生「すみませんね、殺すのは私の仕事でした。私がやります」スタスタ

理科の先生は、ポンプへ近づく。


85 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:22:32.62 ID:jXflznXMO
アライさん9「っ…!ーーーーーーーーーーーーっ!!」

アライさん9は、理科の先生があの装置を操作したら、自分の命が奪われることを嫌でも理解していた。

アライさん9「!!!っーーーー!!!ーーーーーーっ!!!」ウルウル

必死に声を絞り出そうとしている。
しかし、声は出ない。

理科の先生「では、出力最大にします」カチッ

ポンプ「ズゴゴゴオオオオオオオオオオオォォオォォォォッッ」

アライさん9「っーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」

アライさん9の大静脈から、物凄い勢いで血液が吸い上げられていく。

アライさん9「…っ……」パクパク

アライさん9の意識はどんどん無くなっていった。

助けて。死にたくない。
なんで自分が、そこで横たわっている人の代わりに死ななくてはいけないのか。

自分は生きているというのに。
いつか外へ出て、自由になる日を夢見て、今日まで生き延びてきたというのに。

なぜそこの無関係の者へ、自分の大事な命を与えなければいけないのか。

やめてくれ。
私の命を、奪わないでくれ。

…そんなアライさんの思いは、口から発されることはなく。
誰にも伝わることもなく。
意識の消失とともに、虚無の中へ消えていった。


87 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:31:31.41 ID:jXflznXMO
理科の先生はてきぱきと作業をこなしていった。
アライさん9をあっという間に、ジグソーパズルを解体するように。
丁寧に肉体の部品単位へ切り分けていった。

理科の先生「お待たせしました。肝臓、腎臓、他諸々です。角膜はまだ眼球内にあるので、最後に切除します」

医師「…こちらも、ビーバー氏への移植手術の準備はできている。移植していく…」

ナース「うっ…ぷっ…!うぅっ…」

ナースも医師も、人体の解剖には慣れている。
しかし生きたままのフレンズを解体していく現場など、見慣れているわけがない。

理科の先生「お願いします。私は、こちらのドナーから臓器を摘出しておきます」ズイッ

アライさん10「…!ーーーーーっ…!」ウルウルボロボロ

アライさん10は目を見開き、大粒の涙を流している。


89 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:40:54.69 ID:jXflznXMO
理科の先生「では、ポンプの出力を最大にしましょう」コツコツ

アライさん10「っ…ーーーーーーーーーーーーーっ!!!」

嫌だ。
どうせそのフレンズ達は、放っておけば死ぬんだ。
死ぬやつは死なせればいいだろう。

自分の力で生き残れなくなったら、生き物は死ぬだけだ。
助ける必要なんてない。

自分は無関係だ。
生きたい。死にたくない。

…そんな思いは、アライさん10の頭の中から誰かへ伝わることはないのだろうか。

…否。
理科の先生はどうか分からないが…
医師とナースは、アライさんのその思いを、確実に理解している。

言葉がなくとも、死にたくないという気持ちを痛いほど理解し、同情しているであろう。


91 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:46:35.36 ID:jXflznXMO
だが。
アライさんは獣であり、患者は人の道を歩んでいる。

この医師もナースの、獣医ではない。
人を助けるために…
目の前の獣から、命を奪い人生を断ち切る覚悟は済んでいるのである。
この移植手術への決意は、まさに断腸の思いといえるだろう。

理科の先生「では、ポンプ出力最大」カチッ

ポンプ「ズゴゴゴオオオオオオオオオオオォォオォォォォッッ」

アライさん10「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッーーーーーーーーーー!!!!!」ドクドクドクドク

だが、理科の先生は。
そんな畜生へ一辺の同情もしない。

まるでただの血と臓器の入ったケースを開けるかのように、何ら躊躇なくアライさん10の命を断った。


94 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:53:38.34 ID:jXflznXMO
…

アライさん9「」

アライさん10「」

建設会社社長「」シュコー…シュコー…

プロジェクトリーダー「」シュコー…シュコー…

医師「…移植手術は成功だ。これで重要な臓器は、事故前と同じように機能するだろう」

ナース「…ふぅ…」

理科の先生「…あとは、回復を祈るばかりです」

医師「ただ、完治はしないだろう。骨格も神経も大きく損傷しているし、長い間血の少ない状態が続いた。脳機能へ障害が出るかもしれない…」

そう淡々と告げる医師だったが…
胸中は、どうあがいても後遺症を取り除いてあげられないことへの自責の念でいっぱいだった。

理科の先生「…貴方はやれるだけの事をしました。次はこうならないようにするまでです」

ナース「…どうするんですか?」

理科の先生「まあ、見ていてください」


96 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 17:57:59.36 ID:jXflznXMO
手術を終え、理科の先生と研究員は病院を去った。
アライさん9&10の死体を運びながら。

~車の中~

理科の先生「…しかし、やりづらかったですね…。手術こそ成功しましたが、今回は失敗でした」

研究員1「というのは…?」

研究員2「何か不手際が?」

理科の先生「いつもの調子で進めようとしましたが、医師の方たちのショックが思いの外大きいようでした」

研究員1(そりゃそうだろうよ)

研究員2「最初から全身麻酔で眠らせるか、ポンプで血を吸い上げていればよかったということですか?」

理科の先生「いえ…」


97 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:02:46.72 ID:jXflznXMO
理科の先生「移植手術があんなに簡単なら、最初から私一人でやるべきでした」

研究員1「!?」

理科の先生「あの程度切って繋ぐのなら、研究で腐るほどやりましたからね。お言葉ですが、あちらの先生には座って見ていて貰った方が早く済みました」

研究員2「いや、まあ…。ただ、本業の医師でない命乞尾主任がメインになるわけにもいきませんからね…」

理科の先生「…今後は、躊躇なくアライさんを解体できる医師が必要になりそうです」

研究員1&2(そんな人材、あんた以外いねえよ…)


99 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:10:21.17 ID:jXflznXMO
…翌日…

~サンドスター研究所~

研究員1「主任!保健所から、生きたアライさん達が届きました」ガラガラ

研究員2「今いる全て…子供合わせて、8匹全員です」ガラガラ

理科の先生「おや、来ましたか」

アライさん1「出すのだ!ここから出すのだぁ!」ガシャガシャ

アライさん2「もうチビ達にお乳あげなきゃいけない頃なのだ!こんな所で油を売ってたら、チビ達が飢えて死んじゃうのだぁ!」ガシャガシャ

アライさん3「あ…アライさんはどうなるのだ…『がすしつ』で、殺されるのか…?」ガクガクブルブル

アライしゃん1「だすのだー!おうちかえるのだぁ!」ガシャガシャ

アライちゃん1「おがーしゃーーんっ!だじゅげでぇぇっ!」ガシャガシャ

アライちゃん2「ぴいいいぃぃっ!びえええええんっ!」

アライちゃん3「なのだー」コスリコスリ

アライちゃん4「すぴー…」zzz


100 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:17:13.16 ID:jXflznXMO
アライさん3「こ、答えるのだぁ…!アライさん達は今日、『がすしつ』で殺されるって言ってたのだぁ…!本当なのか…!?」ブルブル

理科の先生「いえいえ。安心してください、殺しませんよ。我々が、あなた方のお世話をします」

アライさん1「しなくていいから出すのだ!アライさんは一人で生きていけるのだ!」ガシャガシャ

アライさん2「だ、だったら、チビ達を連れてくるのだぁ!アライさんは可愛いチビ達はがいないと寂しくて…はっ!じゃなくて…チビ達はアライさんがいないと寂しいはずなのだ!」コスリコスリコスリ

アライしゃん1「せわするのか?じゃーあらいしゃんにごはんよこすのだぁ!さっさとするのだぁ!」エヘン

アライちゃん1「なのだー」コスリコスリ
アライちゃん2「なのだー」コスコスコスコス
アライちゃん3「のぁー」コスコスコスリ
アライちゃん4「すぴー…」zzz

理科の先生「いいでしょう。では、こちらのお部屋へご案内しましょう」ガラガラ

理科の先生たちは、アライさん達を部屋へ運んでいく。


102 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:27:04.11 ID:jXflznXMO
研究員1「それじゃ、子供のアライちゃん達は実験動物室へ持っていきますね」ガラガラ

アライしゃん1「はやくごはんよこすのだぁ!」ガラガラ
アライちゃん1「なのだー」コスコスコスコス
アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん3「すぴー…」zzz

子供のアライさん達は、籠に入ったまま運ばれていく。


アライさん1「あ、アライさん達はどうするのだぁ!」

アライさん2「早くチビを連れてくるのだぁ!聞いてるのかぁ!?」ガシャガシャ

アライさん3「何をするつもりなのだ…」

理科の先生「…」スッ

理科の先生は、アライさん達へ向かって手を伸ばした。

アライさん1「何の真似なのだ!?」

理科の先生「こうするんです」バシュッ

突然、白衣の袖から3本のケーブル付き電極針が飛び出した。
まるでスパイ映画の秘密道具だ。

アライさん1「ぎびいぃぃっ!」ドスッ

アライさん2「ぐぶびばばばばばば!」ビグンビグン

アライさん3「いだいのだああ!」ビクッ ジョロロ~ジョボボボボ…

アライさん達は、電極針で電流を流されて昏倒した。


108 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:36:46.18 ID:jXflznXMO
…

~翌日~

アライさん1「のだぁ…のあぁ…」ゲッソリ

アライさん2「なの…だぁ…」ゲッソリ

アライさん3「う…ぁ…」ゲッソリ

アライさん達はベッドへ固定され、強制採血されていた。

死なないギリギリの血液量で常に生かされ続け、輸血を提供させられ続けている。

理科の先生「貴方達は、商店で食糧を強奪していた所を捕まったそうですね?常習犯だったのでしょう」コツコツ

理科の先生「これからあなた達に償いをさせます。盗んだ食糧でつないだその命を、我々人類へ還元しなさい」コツコツ

アライさん1「い…いつ…ここから出して…くれるのだぁ…」ピクピク

理科の先生「…次の移植手術が必要になるまでです」


109 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:37:24.85 ID:jXflznXMO
つづく



119 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:49:16.46 ID:jXflznXMO
オマケ

~実験動物室~

実験用アライさん1「あの二人…帰って来ないのだ…」

実験用アライさん2「きっと殺されたのだ…」

研究員1「…子供アライさん、新たに4匹追加」ガラガラ

研究員1が、先程保健所から連れてきた4匹の幼獣を連れてきた。

捕獲アライしゃん1「なんなのだーここは…」キョロキョロ

捕獲アライちゃん1「おかーしゃんのとこにかえりたいのだー!」ビエエエエン
捕獲アライちゃん2「なのだー」コスコスコスリコスコス
捕獲アライちゃん3「ふわ~…のぁ!?しりゃないあいだに、へんなとこにいゆのだぁ!おとながいっぱいいゆのだ!」ビクッ

ザワザワヨチヨチノダノダコスリコスリ

実験用アライさん1「お前たち、外から来たのか!?」

実験用アライさん2「教えて欲しいのだ!外ってどんなとこなのだ!?」ガシャガシャ

捕獲アライしゃん1「どうって…普通に森があって、畑があって、街があるのだ」

実験用アライさん3「凄いのだ!外の話、聞かせてほしいのだぁ!」ガシャガシャ

捕獲アライしゃん1「いいけども、なんでそんなことしりたいのだ?」

実験用アライさん4「アライさん達はみんな、この建物の中で産まれて大きくなったのだ。だから外がどんなとこか知らないのだ」コスリコスリ

捕獲アライしゃん1「…それはそうたいくつそーなのだ…」


120 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:54:11.02 ID:jXflznXMO
…

理科の先生「あのフレンズ用輸血パックがあれば、緊急時にも速やかに輸血できるでしょう」

研究員1「…ところで、先日の手術では、なぜ全身麻酔を使わなかったのですか?」

研究員2「まさか、苦しむ顔や声が見聞きしたかったとか…」

理科の先生「ああ、それは…」

理科の先生「薬剤の実用データが取りたかったからです。どれだけの拘束力があるか…と」

研究員1「」

研究員2「」

理科の先生「まさか医師や看護師の方が、アライさん達の声であそこまで取り乱すとは想定外でした。どうせ動けないのに、あんなに取り乱すとは…」

研究員1&研究員2「えぇ…」


121 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/07(土) 18:54:48.10 ID:jXflznXMO
つづく!



132 : ◆19vndrf8Aw [sage]:2017/10/07(土) 20:38:34.33 ID:jXflznXMO
ところでこの動画、すごくいいですよね
アラ虐のいいとこが詰まってます







最終更新:2017年11月20日 19:48