458 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 20:50:27.60 ID:kUI8EdjnO
~ブドウ農場~
ブドウ農家「ああああああああああああああああ!!!!!またオラのブドウが盗まれとる!!!!」
収穫間近だったブドウの木。
見るも無惨にブドウの果実はもぎ取られ、食われていた。
何者の仕業だろうか?
それはもちろん…
ブドウ農家「クッソ…。まだ熟れてないブドウは一口かじられて房ごと捨てられとる…うっ…」
ブドウ農家「こんな下品な食い方するのは…アライさんしかいねえ!!!」
ブドウ農家「一週間前の台風で、たくさんブドウが飛んでったのに…またこんなことに…」シクシク
ブドウ農家「今日という今日はもう許さん。プロの駆除業者を呼んで駆除してもらおう!」ピポパ
ブドウ農家「あの~、もしもし。駆除の依頼なんですが…」
459 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:01:34.73 ID:kUI8EdjnO
…その夜…
アライさん「ふははははー!今日もブドウを食べに行くのだぁ!」ドタドタ
アライちゃん1「なのだ~」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「なのだ~」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「うぅ~!ぶどーたべゆのしゅきしゅきなのりゃあ!」ヨチヨチヨチヨチ
ブドウ農家が大事に育てたブドウを、今夜も盗もうとするアライさん一家。
アライさん「今日はいつもと違う道を探検するのだ!」ドタドタ
アライちゃん1「おしゃんぽたのちーのだ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「れつごーなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「ぶっどー♪ぶっどー♪ありゃいしゃんのぶっどぉ♪」ヨチヨチシッポフリフリ
アライちゃん「ぶっどぉ♪ぶっどー♪おいちーぶっどぉ♪」ヨチヨチシッポフリフリ
461 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:06:27.75 ID:kUI8EdjnO
アライさん「ん?くんくん…この匂いは…」ピタッ クンクン
アライちゃん1「なんかいーにおいがすゆのだぁ!」クンクン
アライちゃん2「おかーしゃん!いってみたいのりゃ!」シッポフリフリフリフリフリフリ
アライちゃん3「いーにおいなのりゃ!たべゆのだ!」シッポブンブンブンブンブンブン
アライちゃん4「おかーしゃ!いくのりゃ!いくのりゃ!」シッポパタパタパタパタパタパタ
尻尾をブンブンと振りながら、未知なる匂いの元へ行きたがるアライちゃん達。
アライさん「よーし!アライさんにお任せなのだぁ!未知なる食べ物を探すのだぁ!」ヨツンバイ クンカクンカ
アライさんは四つん這いになって、地面のにおいを嗅ぎながら進む。
アライちゃん1「のりゃ~!」ヨチヨチクンカクンカ
アライちゃん2「のりゃ~!」ヨチヨチクンカクンカ
アライちゃん3「のりゃ~!」ヨチヨチクンカクンカ
アライちゃん4「いーにおいすゆのだ!たべゆのだ~!」ヨチヨチクンカクンカ
462 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:13:30.59 ID:kUI8EdjnO
そして、においの元へ辿り着いた。
アライさん「これなのだ!」
たくさんの落ちたブドウ「」ホワアアアァアァアァン
…それは、草の上に落ちたたくさんのブドウであった。
ブドウはとても良い香りを放っている。
アライちゃん1「ぶどーさんなのりゃ?」チョンチョン
アライちゃん2「こんないーのおいのぶどーさんはじめてなのりゃぁ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「おかーしゃ!いますぐたべゆのだ!」シッポフリフリ
アライちゃん4「おいしそーなのりゃ!たべゆのだー!あむっ、もぐもぐ…」ヒョイパク
アライさん4が、落ちたブドウを食べた。
463 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:17:06.41 ID:kUI8EdjnO
アライちゃん4「おいちーのりゃぁ!」
アライさん「アライさんも食べるのだ!はむっ、もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライさん達は、ブドウを皮ごと食べた。
アライちゃん1「もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライちゃん2「もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライちゃん3「もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライちゃん4「もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライさん一家「おいしいのだぁ!!!」シッポブンブン
アライさん一家は、いつもよりも美味しいブドウの発見に大はしゃぎであった。
466 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:28:09.99 ID:kUI8EdjnO
このブドウは、一週間前に台風で飛ばされたブドウである。
一週間前のものだというのに、妙にみずみずしさが残っている。
それでいて腐敗しておらず、いい香りを放っていた。
…一体なぜだろうか?
アライさん「たくさんあるのだ!もっと食べるのだ!はぐっ、くっちゃくっちゃ…あ~ほんと美味しいのだぁ~…」クッチャクッチャ
アライちゃん1「んふふひー、なんかたのちーきぶんになってきたのりゃ♪」クッチャクッチャ
アライちゃん2「くっちゃ♪くっちゃ♪もっぐ♪もっぐ♪」クッチャクッチャ
アライちゃん3「もぐもぐ、ぶっどぉ♪ぶっどぉ♪ありゃいしゃんのぶっどぉ♪もぐもぐ」クッチャクッチャ
アライちゃん4「うぇひ~いーきぶんなのりゃ~♪」モグモグ
アライさん「うまひのだ~♪もぐもぐ…」クッチャクッチャ
何故かアライさん一家は妙なテンションになりつつある。
468 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:37:37.06 ID:kUI8EdjnO
…数分後…
アライさん「あーはははは!そ~れ、ポールダンスなのだぁ~♪」グルグルヨタヨタ
アライさんは細い木に絡まり、グルグルヨタヨタとおぼつかない足取りで回っている。
アライちゃん1「おどりならありゃいしゃんもとくいなのりゃ~♪だんす♪だんす♪しっぽふりだんす♪」シッポフリフリ
アライちゃん2「おちりふりふり、おしりのだんしゅなのりゃあ!うふ~ん♪あは~ん♪」ケツフリフリ
アライちゃん3「ごろごろ~ごろごろ~♪うえへへめがまわゆのりゃ~♪」ゴロンゴロン
アライちゃん4「きもちい~のりゃ~♪」フラフラ
…アライさん一家は、完全に酔っぱらっていた。
実は先程アライさん一家が食べた山盛りのブドウは、なんと偶然にも酵母によって発酵し、果汁が天然のワインとなっていたのだ。
470 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:43:59.70 ID:kUI8EdjnO
アライさん「あれ~、アライさん達、何しに巣から出てきたのだ~?」ヨタヨタ
アライちゃん1「わすれたのだ~」フラフラ
アライちゃん2「なんだっけ?」フラフラ
アライちゃん3「いなかいっぱいでねむいのりゃ~」ウトウト
アライちゃん4「あらいしゃん、ここでおねむすゆのだ~」ポテッ
アライさん「うへへ~、アライさんも寝るのだ~…くかー…」グガー
アライちゃん1「のだぁ…のだぁ…」zzz
アライちゃん2「すぴ~…くか~…」zzz
アライちゃん3「のあぁ…のあぁ…」zzz
アライちゃん4「ぴぃ~…ぴぃ~…」zzz
アライさん一家は、森の真ん中で寝てしまった。
474 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:51:42.59 ID:kUI8EdjnO
…翌朝…
アライさん「…ふわ~」ムクッ
アライちゃん1「のだぁ~…」パチッ
アライちゃん2「あれ…おひさまでてゆのだ…」パチッ
アライちゃん3「あさにおきちゃったのだ…ていうかもうねゆのだ!」ウトウト
アライちゃん4「ねりゃりぇないのだ~!」シッポブンブン
アライさん達は夜行性。
フレンズは気分次第で人間と同じ生活リズムにすることも可能であるが、
獣として生きている野良アライさん達は、夕方起きて朝寝る生活を好むのである。
アライさん「うーん…でも、夜までどうするのだ?昼は悪い人間達が食べ物探しの邪魔するのだ…」
アライちゃん1「むしできないきょあくなのだ…」
アライちゃん2「ぶどーがまだのこってゆのだぁ!」シッポブンブン
昨日の発酵ブドウは、辺りを探すとまだ落ちているようだ。
アライちゃん3「くんくん、こっちにもあゆのだ!」クンカクンカヨチヨチ
アライちゃん4「たべたいのだ~!」シッポフリフリ
アライさん「よーし!また美味しいブドウ食べるのだ!」
アライちゃん1~4「たべゆのだー!」
アライさん一家は、まだ辺りに散らばっている発酵ブドウを探し回り、食べた。
475 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 21:58:24.72 ID:kUI8EdjnO
アライさん達は、発酵ブドウを食いに食いまくり…
アライさん「ふがー…ふがー…」zzz
アライちゃん1「ぴっぴっぴー♪ぴっぴっぴー♪ぴっぴっぴっぴっぴっぴー♪」ピョンピョン
アライちゃん2「のりゃりゃりゃりゃー♪のりゃ、のりゃりゃりゃりゃー♪」クルクル
アライちゃん3「ののののーあ!ふんふふーん♪ののののーあ!」シッポフリフリ
アライちゃん4「うえへへ~、みんなでおうたうたうの、たのちぃのりゃ~♪」キャッキャッ
アライさん「う~ん…チビ達が楽しそうなのだぁ~…こっちの道を探検して正解だったのだぁ~…」フラフラ
昼間っから酔っぱらい、ドンチャン騒ぎするアライさん一家。
歌って踊って実に楽しそうである。
476 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 22:02:46.44 ID:kUI8EdjnO
その時。
アライさん一家に、空から何かが近付いてきた。
?「キュロロロー!」バッサバッサ
?「ピィピィー!」バッサバッサ
?「ピチクリー!」バッサバッサ
?「キュエー!」バッサバッサ
アライさん「…ん~?なんだ、鳥の声がきこえるのだ~…」
アライちゃん1「ぴっぴぴー♪」ピョンピョン
アライちゃん2「のりゃ!のりゃ!」クルクル
アライちゃん3「ののののーあ!」シッポフリフリ
アライちゃん4「ららららー♪ららららー♪」キャッキャッ
477 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/10/25(水) 22:09:43.77 ID:kUI8EdjnO
なんと、近付いてきたのは…
親鷹「キュロロロー!」バッサバッサ
鷹1「ピィピィー!」バッサバッサ
鷹2「ピチクリー!」バッサバッサ
鷹3「キュロロロー!」バッサバッサ
…大きな鷹一羽と、小さな鷹三羽であった。
鷹たちは、アライちゃんへ近付くと、強靭な足で…
アライちゃん1「ぴぃっ?」ガシィ
アライちゃん2「のりゃ?」ガシィ
アライちゃん3「のぁ?」ガシィ
アライちゃん4「のだぁ?」ガシィ
…アライちゃん達を一瞬で捕まえ…
アライさん「…!?」
鷹たち「「「「キュロロロー!」」」」バッサバッサ
アライちゃん1~4「「「「わーい!おしょらとんでゆのりゃぁ~♪たのちーのりゃあ♪」」」」キャッキャッ
アライさん「ち…ちびぃぃぃ!?ちびをぉ…うっぷ…返すのだぁ…オエエエエエ」フラフラヨタヨタ ゲボゲボ
…アライちゃん達を掴んだまま、空へ飛び去っていった。
最終更新:2017年11月25日 22:56