377 : ◆19vndrf8Aw [sage]:2017/11/12(日) 21:33:21.28 ID:366RTZ9jo
~昼、林の中~
特定有害駆除対象フレンズ一斉掃討作戦開始から4ヶ月が経過していた。
進捗は上々だ。
精神的にダウンしてしまった隊員は、全体の2割にも満たない。
なぜなら、本作戦は、『アライさん殺しに抵抗のある者』と、『抵抗のない者』で、
明確に役割分担しているからである。
抵抗のない者の役割は、前線でアライさんを実際に駆除すること。つまり戦闘員である。
戦闘員の中には、アライさんを[ピーーー]ときに、笑い声を上げたり、喜んだりする者も多い。
もっとも、内心ではアライさん殺しを本心では嫌がる者もいる。
家族を養うために高額の収入が必要な者たちだったり、隊長として役割を持ってしまったリカオンがそうだ。
そうした者に配慮して、戦闘員は比較的休暇が多い。
そして、アラ虐に抵抗のある者…
例えば、大きな角のフレンズであるヘラジカなどだ。
そういった者は、作戦の準備や後片付けを担当する。
物資の運搬、バリケードの設営、死骸の回収、作戦地域の清掃、怪我をした隊員の手当てなどなど…
この一斉掃討作戦は、直接アライさんを[ピーーー]者だけでは行えない。
それを支える大勢の非戦闘員あってこそ実行できる作戦なのである。
378 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 21:50:35.41 ID:366RTZ9jo
…
~昼、林の中~
自衛隊員や猟師達で構成される戦闘達達は、林の中を進む。
隊員1「むむ!レーダーに反応がありだ!」ピコン ピコン
隊員2「あっちか!」タタッ
隊員3「行くぜ!ブッ殺す!」タタッ
隊員達は、レーダーの反応があった所へ行く。
すると、いろいろな植物のツタを寄せ集めて作られた、隠れ蓑ののような者があった。
隠れ蓑?「」ブルブル…
隊員1「これだな」ピコンピコン
隊員2「ウージーで撃ち抜くか?」ジャキッ
隊員3「いや待て。おい、出てこい」ジャキッ
隠れ蓑?「殺さないで殺さないで殺さないで殺さないで…」ブルブル
隊員2「…」
隊員3「いいから出ろ!撃ち殺すぞ!」ドガァ
隊員3は、隠れ蓑を力いっぱい蹴り上げる。
隠れ蓑?「ぎゃっ!!…で、出る、出るからぁ…!」ゴソゴソ
隠れ蓑の中に隠れている者は、ごそごそと姿を現した。
379 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 21:51:53.14 ID:366RTZ9jo
ごわごわ髪のフレンズ「こ、殺さない、で、お願い…」ブルブル
…どうやら、アライグマのフレンズではないらしい。
380 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 21:56:52.79 ID:366RTZ9jo
隊員1「アライさんじゃないのか…。おい!隊員3!てめぇ!」
隊員3「け、蹴ってごめんよ!」アセアセ
ごわごわ髪のフレンズ「ひぃっ、じ、銃持ってるぅっ…!!や、やだ、こ、殺さないで」ブルブル
隊員2「お前は何のフレンズだ?」
ごわごわ髪のフレンズ「…ね、ネズミ、だよ」チラッ
ごわごわ髪のフレンズは、目を背けながらそう言った。
隊員1「なら駆除対象外だ。安心してくれ。この作戦での駆除対象は、アライさんとアライグマだけだ」ザッザッ
隊員達は、フレンズを無視して進もうとする。
ごわごわ髪のフレンズ「ま、待って!それなら…その、アライさんに捕まった、仲間と子供を、助けて欲しいの…っ」
隊員1「捕まった?」
385 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 22:08:00.88 ID:366RTZ9jo
ごわごわ髪のフレンズ「うん…。私の子供とか、動物の仲間達が…、アライさんが仕掛けた罠に捕まっちゃって…」
隊員3「子供?じゃあお前、ネズミと交尾したのか?」
ごわごわ髪のフレンズ「うん、そうだよ」
隊員3「…どうなの?ぶっちゃけネズミのアレで満足でk…」
隊員2「くたばれクズ野郎!金的蹴りィ!」ドゴォ
隊員3「GyaO!」メシャァ
隊員2は、フレンズにセクハラ質問をした隊員3をシバき倒した。
ごわごわ髪のフレンズ「?普通に気持ちいいよ?…てか、おしゃべりもいいけど、そろそろ助けに行かないと食べられちゃうよっ…」
隊員1「わかった、行こう!案内してくれ、ネズミさん!」
ごわごわ髪のフレンズ「こっちこっち!」ガサガサ
ごわごわ髪のフレンズは、隊員達を案内する。
389 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 22:18:27.41 ID:366RTZ9jo
隊員達は、林…いや、すでに森だ。
森の中を進んでいく。
途中で、獣が飛び出してきた。
イノシシ「ブモオオォォーーー!!」ドドドドド
隊員3「うわァ!イノシシが突っ込んできたあ!」ジャキッ
隊員3は、イノシシへ銃を向ける。
隊員4「待て!これでやる!」ザッ
隊員4が取り出したのは、ご存知アライディスパッチャー。
隊員4「てい!」ゴスゥ
イノシシ「ブギィィ!」ドサァ
隊員4は、イノシシの脚をアライディスパッチャーの電流ワイヤーで殴った。
イノシシ「ブ、ブギィィ~~!」タタッ
イノシシは逃げて行った。
猟師1「イノシシは、畑を荒らす害獣だが…、日本古来の在来種だ。わざわざ森の中に踏み込んでまで、殺すことはないだろう」
隊員3「そ、そうなのか…」
猟師1「それに、アライさんが増えたせいで、在来種の獣は大きく減少した。…絶滅寸前に追いやられた獣もいる」ザッザッ
隊員1「…行きましょう」ザッザッ
隊員達は、これまでにも、森の中で野生の獣を見ていた。
イノシシ、鹿、兎、イタチ、リス等である。
390 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 22:39:14.80 ID:366RTZ9jo
ごわごわ髪のフレンズ「止まって」ボソッ
隊員1「…」ピタッ
隊員達は、木陰に隠れる。
ごわごわ髪のフレンズ「…」クイクイ
フレンズが指差した先には…
アライさん1「ふはははー!妹!お前が持ってきたこの道具は便利なのだー!」グイグイ
アライさん2「こんなに捕れて嬉しいのだ!お姉さん、お前と組んで正解だったのだぁ!」グイグイ
アライさん1「ふふーん!アライさんがいたから、邪魔者を追っ払えたのだぁ!」フフン
アライちゃん1「のだっ!のだっ!」
アライちゃん2「けものいっぱいとれたのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「はたけのおやさいもおいちーけど、おにくしゅきしゅきなのりゃぁ!」シッポフリフリ
アライちゃん4~8「「なのだー」」コスリコスリ
…アライさん親子達が、大きな網を囲んで集まっていた。
網の中には、たくさんの…15匹程の獣と、それに似たフレンズが2匹いた。
※獣の参考画像
仔フレンズ1「かーさん!かーさんっ…!うぅっ…」シクシク
仔フレンズ2「た、たべないで…おねがい…」シクシク
ネズミ1「ジュー!ヂュゥヂュゥ!」ガジガジ
ネズミ2「ギジギジ」ガジガジ
ネズミ3「ヂュゥゥゥ!」ガジガジ
ウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャウジャ ガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジガジ
アライさん1「うわ、フレンズも混ざってたのだ。こいつらは後で逃がすのだ」
アライさん2「こらぁ!けもの達!アライさんの大事な網を噛むなぁ!破けたらどうするのだ!」
392 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 22:48:30.95 ID:366RTZ9jo
隊員1「うわ、でけーネズミだな…ってかあれ、本当にネズミか?俺の知ってるネズミと違うぞ」ヒソヒソ
隊員2「ちっちゃいカピバラみたいだ」ヒソヒソ
隊員3「ビーバーにも似てるな」ヒソヒソ
猟師1「!!…あれは…」ピクッ
ごわごわ髪のフレンズ「し、知ってるの?」ビクゥッ
ごわごわ髪のフレンズは、不安そうな…恐怖のまざった表情で、猟師を見つめる。
猟師1「…いや。でかいネズミだなって思っただけだよ」
ごわごわ髪のフレンズ「ほっ…」
隊員1「あいつらに他に仲間はいるのか?」
ごわごわ髪のフレンズ「あれだけだよ…」
アライさん1「さあ、早速獣をいただくのだ!」
アライちゃん1~8「「「なのりゃ~!≧∀≦」」」シッポフリフリコスリコスリ
アライさん2「しかし、この中に手を突っ込むとかじられそうで怖いのだ…」
アライさん1「だったらフレンズだけ逃がして、水に沈めればいいのだ!あっちに湖があったのだ!」
アライさん2「おお~!早速行くのだ!」ズルズル
アライちゃん1~8「「なのだー」」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ
ネズミ達「「「ヂュゥゥゥ!」」」ガジガジ
ごわごわ髪のフレンズ「ああっ!仲間が食べられる…!」
394 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 23:00:13.15 ID:366RTZ9jo
猟師1「…待て、湖まで行こうぜ。逃げれないよう、水辺に追い詰めてからブッ殺してやる」
隊員達「…」ザッザッ
隊員達は、アライさん達のあとをつける。
~湖~
アライさん1「ふはははー、沈めるのだぁ!」
仔フレンズ1「い、いや、いやぁ…!」ブルブル
仔フレンズ2「だれか…たすけてぇ…!」ブルブル
仔フレンズ達は、網の中で抱き合っている。
すると、アライさん2は、網の口を少し開けて、木の棒を突っ込んだ。
アライさん2「おい、チビフレンズ!それに掴まるのだ。言うとおりにしないと、お前らごと水に沈めるのだ」
仔フレンズ1「ひいぃ…!」ガシィ
仔フレンズ2「うぅ…」ガシィ
仔フレンズ達は、木の棒に掴まる。
アライさん1「お前たちはこれから人質になるのだ!さっきの邪魔者フレンズに、このネズミをたくさん呼ばせて、アライさん達のご飯にするのだ!」
アライさん2「のだのだのだー!アライさん達は天才なのだ!ビジネススキルがが高いのだぁ!」
アライちゃん1~8「「のりゃ~!」」シッポフリフリ コスリコスリ
402 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 23:15:49.10 ID:366RTZ9jo
仔フレンズ達は、木の棒に捕まって、網の外へ脱出した。
アライさん2「捕まえるのだ!」ガシィガシィ
仔フレンズ1&2「「ひいぃ!」」ジタバタ
アライさん2「ふはははー、逃げたらお前達も沈めるのだぁ!」ガシィ
仔フレンズ1「う…」
仔フレンズ2「うぅ…」
アライさん1「よーし、それじゃあけもの達を、湖に沈めるのだぁ!」ギュッ
アライさん1は、網の口を縛る。
ネズミ達「「「ヂュゥゥゥ!」」」モゾモゾウゾウゾ
ごわごわ髪のフレンズ「あ…ぁああ…!は、早く…た、助けに…」ブルブル
隊員1「OK」ジャキィ
隊員1は、ライフルの照準を、仔フレンズを捕まえているアライさん2の後頭部へ合わせる。
403 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 23:28:02.94 ID:366RTZ9jo
アライさん1「網の口を縛ったのだ!これで逃げられないのだぁ!さあけもの達、溺れさせてやるのだ!」グイイ
アライさん2「ふははー!このチビフレンズはアライさんが捕まえてるのだ!」
アライちゃん1「おっにく!おっにく!」コスリコスリ
アライちゃん2「ねずみしゃんのおっにく!」コスリコスリ
アライちゃん3「おっにく♪おっにく♪」シッポフリフリ
アライちゃん4「おいちーおにく♪」シッポフリフリ
アライちゃん5「こんなにたくさんたべれゆのりゃ?」
アライちゃん6「くいだめすゆのりゃ!くえゆときにくーのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん7「うおぉー!おなかいっぱいたべて、おーきくなゆのりゃ!(≧ω≦)」
アライちゃん8「うゆー、まけないのりゃ!しまいでいっっちばんたくさんたべて、いちばんおーきくなゆのりゃ!」
隊員1のライフルから、銃声が放たれた。
アライさん2「ごばっ」ブグッシャァアアア
アライさん2の頭蓋が割れ、脳漿と血が飛び散り、湖へボチャボチャと落ちていく。
アライさん2「」バッシャァアン
そのまま、上半身だけを湖へ沈め…
アライさん2「」ジタバタビグンビグンバシャンバシャバシャバシャ
…水へ血をどくどくと流しながら、ゴキガイジムーヴした。
404 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 23:38:27.75 ID:366RTZ9jo
アライさん1「のあ!?て、鉄砲の音なのだ…」クルッ
アライちゃん5「おがーしゃん!?」ビグゥ
アライちゃん6「おがーしゃんどーちたのりゃ!?」
アライちゃん7「ぴぃっ!あたまけがぢてゆのりゃ!ちがいっぱいでてゆのりゃぁ!」
アライちゃん8「おかーしゃん!おかーしゃん!」ユサユサ
アライちゃん1「ぴぃっ!おっきーおとなのりゃ!」
アライちゃん2「おかーしゃんが、てっぽーのおとっていっていってたのりゃ」
アライちゃん3「ぴぃっ!?ひ、ひとしゃんがいゆのりゃ!」
アライちゃん4「にげゆのりゃ~!」ヨチヨチ
隊員達に気づいたアライさん達。
仔フレンズ1「ひいいぃぃ!にんげん!てっぽーもってゆぅ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ ガサッ
仔フレンズ2「だずげで!ころさないでえええ!」ヨチヨチヨチヨチヨチヨチ ガサッ
アライさん2から解放された仔フレンズ達は、走って草陰に隠れた。
405 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 23:41:47.23 ID:366RTZ9jo
隊員1「今だ!火炎放射器構え!発射!!」ボオオオォォウ
隊員2「ウラァアアア!!」ボオオオォォウ
アライさん&アライちゃん1~8「「「びぎゃぁああああああああっ!」」」ボオオオォォウ
アライさん達は、火炎放射器によって
ゲル状の燃料を全身に浴びせられ、火炎に包まれた。
406 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 23:51:03.32 ID:366RTZ9jo
燃えたアライさん達の体から煙が立ち上り、焦げ臭い匂いが放たれる。
アライさん1「ぐぎゃぁあああああああーーー!あづいっ!あづいいいぃいっ!!」ドッタンバッタンオオサワギ
アライちゃん1「のぎゃぁああああああああああああああーーーーーーーーーーーーっ!あぢゅぃいいいのりゃあああああああーーーーっ!!」ヨチヨチ メラメラ
アライちゃん2「だぢゅげでぇえええーーーーーーーーーっ!!おがぁああああーーーしゃぁああああーーーーーんっ!!」ヨチヨチ メラメラ
アライちゃん3「ひぎいぃぃ!み、みずーみとびこむのりゃぁああああああああああ!!」ヨチヨチ メラメラ
アライちゃん4「まえみえないのりゃああああああああ!!めがあぢゅぃいいいいいいいーーーっ!!」ヨチヨチ メラメラ
アライちゃん5「おみじゅううううぅぅぅぅぅっ!!」ヨチヨチ メラメラ ザブウゥゥン
アライちゃん6「びぎぃいいいーっ!!わがんないのりゃぁあああああああああああ!めが!めがぁあああーーっ!!」ジタバタ メラメラ
アライちゃん7「おみじゅでひやしゅのりゃぁああーーーっ!」ヨチヨチ メラメラ ザブウゥゥン
アライちゃん8「ぴぎぃぃいいいーーーーーーーっ!!」ヨチヨチ メラメラ ザブウゥゥン
アライちゃん達は、次々と湖へ飛び込んでいく。
408 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/12(日) 23:55:31.80 ID:366RTZ9jo
ごわごわ髪のフレンズ「うっ!おっ…おえええええぇっ…!」ガクン ゲボゲボ
ごわごわ髪のフレンズは、アライさん達が火だるまになる姿を見て、膝をついて吐いてしまった。
隊員3「よし、湖に飛び込んだぞ」ニヤニヤ
隊員4「これでチマチマと逃げられないな!」ニヤニヤ
この状況で、なぜ火炎放射器を使ったのだろうか?
最初からウージーで蜂の巣にしても良かったのではないか?
…時として、人間は非論理的な行動をとる。
火炎放射器を使った意味は、隊員達の笑顔を見れば分かることであろう。
409 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 00:04:59.67 ID:rmM4L1+Ho
アライさん「ぎびいぃ!!ひ、ひぐぃいいい!」バシャバシャ メラメラ
アライちゃん1「あぢゅぃいいいいいーっ!!このあかいぼーぼーあぢゅいのりゃあぁあああっ!」バシャバシャ メラメラ
アライちゃん2「ぐぎぃびぃいいいいいいいーーーーっ!!」バシャバシャ メラメラ
アライちゃん達は、湖の水で火炎放射器の燃料を落とそうとする。
だが燃料は水を弾くようだ。
隊員1「そろそろやるぞ」ジャキッ
隊員2「さすがに時間をかけすぎると、作戦に支障が出る」
隊長3「ああ。リカオン隊長や皆の足を引っ張るわけにはいかんからな」ジャキッ
隊員達は、ウージーを構える。
アライさん「はぁ、はぁ…やっと火が消えたのだ…」ジュウウウ
火炎放射器の燃料といえど、水中で酸素無しで燃えられる訳ではない。
アライさん達は、なんとか火を消したようだ。
だが、その皮膚は焼け爛れ、毛皮も黒こげになっている。
アライちゃん1「うゆぅぅっ…ひぐっ、ぐしゅっ、あぢゅい、いぢゃぃぃっ…!」ジュウウウ
アライちゃん2「うゆっ…あらいりゃんの、かわいーしっぽ、くろくなってぼりょぼりょなのりゃぁ…!」ボロボロ
アライちゃん3「からだじゅーあぢゅいのりゃ…いぢゃいのりゃぁ…!のぉぉーーぁぁあーーーんっ!のびゃぁああーーーんっ!」ピイイィィ
411 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 00:12:55.45 ID:rmM4L1+Ho
アライちゃん4「びいぃぃぃっ!めがっ!めがああああーーっ!ごぼごぼごぼ!がぼごぼごぼ!」バシャバシャ
だが、ネズミの群れを溺れさせようとした湖。
深さは相当なものだ。
すぐに出ないと沈んで溺れて、溺死しまう。
アライちゃん5「ごぼごぼごぼがぼがぼ!ぶっはぁ!おぼれゆぅ!だぢゅげでぇ!」バシャバシャ
隊員1~3「「「発射!」」」ズダダダダダダ
隊員達は、ウージーを連射した。
アライさん「ぐぎびがゃぁ!」ブシャブヂャァ
アライちゃん1「ふぎゅびぃっ!」ブッシャァアア
アライちゃん2「ぷぎぃっ!」ブッシャァアア
アライちゃん3「ごびゅっ!」ブッシャァアア
アライちゃん4「び!」ブッシャァアア
アライちゃん5「だぢゅげへぶっ!?」ブッシャァアア
アライちゃん6「ふぐぎゅ!」ブッシャァアア
アライちゃん7「あぐぎぃい!」ブッシャァアア
アライさん達は、次々と銃弾に貫かれ、致命的な部位を破壊されていく。
アライちゃん8「なんでなのりゃぁあああ!あらいしゃん、ごぼっ、ねずみしゃんいっぱいたべて!おーぎぐなりだいのりゃぁああっ!」バシャバシャ ピイイィィ
アライちゃん8「みんなでしあわしぇおにくぱぁーちぃーすゆつもりだっだのにぃぃ!ごんなのやぎびぃぃいいいーーー!」ブッシャァアアブシャブヂャァ
アライちゃん8「」プカァ…
アライさん達は、血の海に…
もとい、血の湖に沈んだ。
418 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 00:27:13.60 ID:rmM4L1+Ho
…
アライさんの死骸回収は、回収班の仕事である。
戦闘員達は、死骸を湖へ放置した。
まあ、うまくやってくれることだろう。
ネズミ達「「ヂュゥゥゥ」」ガジガジ
ネズミ達は、まだ網の中にいる。
仔フレンズ1「かーしゃん!」ヨチヨチ
仔フレンズ2「にんげんが、あたちとおともだちを、たすけてくれたよぉ!」ヨチヨチ
ごわごわ髪のフレンズ「人間さんたち…、子供と仲間を助けてくれてありがとう」ペコリ
仔フレンズ達「「ありがとー…!」」ペコリ
猟師1「ああ、フレンズは助けるが…」
猟師1「こいつらは、別だ」ジャキッ
猟師1は、ネズミ達のいる網へウージーを向けた。
猟師1「駆除開始!」ズダダダダダダ
ネズミ達「「ヂュゥゥゥ!!?」」グシャビシャブチャァアア
網の中のネズミ達は、まさしく袋のネズミであった。
ウージーの弾丸に貫かれ、15匹全員が脳や心臓、他諸々に致命傷を負った。
423 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 00:34:26.62 ID:rmM4L1+Ho
ごわごわ髪のフレンズ「は…!!?」
仔フレンズ1「み…んな…っ?」
仔フレンズ2「な…んで…」
ごわごわ髪のフレンズ「なんでみんなを殺したのっ!!さっき殺さないって言ったじゃんっ!!嘘つき!嘘つき嘘つき嘘つき嘘つきぃぃいいいっ!」グスングスン
ごわごわ髪のフレンズは、涙を流して激怒する。
猟師1「…作戦の駆除対象は、アライさん達だが…」ジャキッ
猟師1「俺たち猟師は、個人的な活動として、作戦中に…『特定外来生物』の駆除を行うことが許可されてるんだ」
猟師1「猪や鹿、ハクビシンといった、特定外来生物以外は殺すわけにはいかないがな」
ごわごわ髪のフレンズ「とく…てい…」
猟師1「だから駆除した。あいつらは、そして、あんたは…」
猟師1「…繁殖力において、アライグマ以上の危険な外来害獣…『ヌートリア』だ。そうだろ」
ごわごわ髪のフレンズ「…全部知ってて…最初からこうするつもりで!案内したの!?みんなを殺すつもりでっ!!」
ごわごわ髪のフレンズはブチギレている。
猟師1「そうだ」
430 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 00:43:08.45 ID:rmM4L1+Ho
猟師1「こんな風に、全国各地を巡って森の中をしらみ潰しに害獣退治する機会なんて今後もう二度とないだろ?」
猟師1「だから、アライさん達だけ滅ぼすのは勿体ない」
猟師1「自衛隊員たちの駆除対象はあくまでアライさん達だけだが…実質的には、俺たち猟師と協力し、特定外来生物を駆除することも兼ねてるんだ」
ごわごわ髪のフレンズ「っ…!う、うぅうぅぅぅっ…なんでっ…!」ポロポロ
ごわごわ髪のフレンズ「外来とかっ…そんなのっ…関係ない…じゃんっ…!住み着いて、生きてる、だけなのにっ…!」グスングスン
仔フレンズ1「みんなぁあああっ!」ヨチヨチヨチヨチ
仔フレンズ2「いやぁあああっ!」ヨチヨチヨチヨチ
仔フレンズ達は、撃ち抜かれたヌートリア達の死骸へ這い寄り、すがりついた。
猟師1「よし、行くか。本隊に合流するぞ、みんな」クルッ
隊員達「「「了解」」」ザッザッザッ
隊員達は、森の奥へ進んでいく。
431 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 00:46:52.26 ID:rmM4L1+Ho
ごわごわ髪のフレンズ「殺してやるぅうぅぅぅぅぅっ!!だぁあああーーっ!!」ドガァ
猟師1「うげぁ!?」ドサァ
ごわごわ髪のフレンズは、猟師1へ背後から駆け寄り、ヘルメットをつけた頭を石で殴った。
隊員1「な…!?」
ごわごわ髪のフレンズ「よくも騙したなぁ!みんなを!許さない!お前たちみんな道連れにしてやるぅ!」ガンッガンッガンッガンッ
猟師1「や、やめろぉ!」ジタバタ
ヌートリアのフレンズは、猟師1のヘルメットを叩き割るつもりのようだ。
436 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 00:56:07.42 ID:rmM4L1+Ho
隊員4「嬢ちゃん、すまない!」ブンッ
そう言って、隊員4が振りかざしたのは…
アライディスパッチャーの電流ワイヤーである。
ごわごわ髪のフレンズ「あぎゃぁあああああああああっ!!」ビビグン!!
ごわごわ髪のフレンズは、電流を浴びて痙攣する。
隊員4は、ほんの一瞬だけごわごわ髪のフレンズへ電流を浴びせた後、すぐにアライディスパッチャーを離した。
隊員3「加減しろバカ!それ死ぬやつだぞ!!非殺傷性のスタンガンと違うんだ!」アセアセ
隊員4「うっ…だ、だけど。こうするしかないだろ…」
ごわごわ髪のフレンズ「う、うっ、ぅぅう…!」ビクッビクッ チョロロロロロ…
ごわごわ髪のフレンズはどうやら生きていたらしい。
猟師1を恨めしそうに睨み付けながら、涙を流している。
439 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 01:00:42.21 ID:rmM4L1+Ho
猟師1「いいかヌートリア。お前は、むやみにフレンズの個体数を増やさないように配慮してくれてる。お前はいい奴だ」
猟師1「だが、お前のフレンズとしての力…。増殖力は、アライさん以上に危険だということは、容易に想像できる」
猟師1「もしも、人類に仇討ちしようとしたら…」
猟師1「次はお前が特定有害駆除対象フレンズになる。…分かったか?」
ごわごわ髪のフレンズ「うぅ、ぅううう…!ほ、ほかの…みんな…を、ごろぁない…でぇっ…」ブルブル
猟師1「そうはいかん。ヌートリアは見つけ次第殺す。今回の作戦で、野性の奴は絶滅させるつもりだ」スッ
ごわごわ髪のフレンズ「まって、まってよぉ…!おねがい…みんな…いい子に、するよう、言うからぁ…!」ブルブル
猟師1「ハクビシンとかなら、それもいいだとう。だが特定外来生物は、だめだ」ザッザッ
ごわごわ髪のフレンズ「にげて…みんな…にげでぇえっ…!わぁあああんっ…!ぅぁああああっ…!」
隊員1「…行き場に困ったら、ジャパリパークへ行くといいですよ。あそこなら、ヌートリアも安全に飼育できるはずです」
ごわごわ髪のフレンズ「あんなとこに、閉じ込められるなんて…いやだぁ…っ」ブルブル
隊員1「…」
441 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 01:03:15.84 ID:rmM4L1+Ho
隊員達は、それからも森の奥へ進み…
たくさんのアライさんや、ヌートリア、ウシガエル等の害獣を駆除していった…。
442 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 01:03:44.84 ID:rmM4L1+Ho
つづく
最終更新:2017年11月26日 23:05