472 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 20:38:52.94 ID:rmM4L1+Ho
…
~武道館~
MCチヘドロー「アライレスリング、開幕やァ!」
観客達『YEAHHHHHHHHHH!!!!』
MCチヘドロー「ルールは簡単!四角いリングの上で、アライさんの親子チーム同士がタッグマッチのプロレスをやるで!」
MCチヘドロー「ピンフォール、タップアウト、ダウン10カウントで決着や!制限時間10分以内に決着がつかなかったら両方負けや!リング外の凶器は全部使い放題やで!」
MCチヘドロー「負けたチームは全員その場で処刑!ほなトーナメント開始や!」
観客達『YEAHHHHHHHHHH!!!』
473 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 20:49:24.38 ID:rmM4L1+Ho
…
そして数時間後、トーナメントは決勝戦であった。
リングの上には芝刈機、釘バット、金属ハンマー等の、血のついた凶器…
火炎瓶などの危険物…
そして、血塗れで倒れたアライさん達があった。
アライさん1「」
アライさん2「」
MCチヘドロー「…8!9!10!両者10カウント負けや!!」
観客達『イエェーーイ!!』
MCチヘドロー「決勝戦の勝者は、アライさん共やない!たくさんのモノをリングへ投げ込んでこいつらをブッ倒した、観客の皆や!!」
観客達『イヤッフウゥゥゥゥ!!!』パチパチパチパチパチパチパチパチ
アライさん1「だ、だず…げ…」ブルブル
アライさん2「か、かえ、らせる、のだ…」ズルズル
覆面処刑人1「生温いレスリングはお仕舞いだ!」ダッ
覆面処刑人2「プロの殺人技を見せてやる!」ダッ
入場口から、2人の筋骨隆々な処刑人が現れる。
多分プロの方であろう。
覆面処刑人1「くらってくたばれ!!コーナーから場外への!断崖雪崩式タイガードライバー91ィィーーッ!!!」ドッゴオォォ
アライさん1「ぎゃぶぐぅぅ!」メシャゴギィ
覆面処刑人2「こっちもいくぜ!10連マスキュラーボムゥ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オラァ!オォーーラァアアーーーーッ!!」ドゴォドゴォドゴォドゴォドゴォドゴォドゴォドゴォドッガァアアン
アライさん2「ぐぎっ!」ポギグシャァ
レフェリー「ワン!ツー!スリー!」カンカンカン
処刑人は、普通のプロレスじゃ絶対に見られないような殺人技で、アライさん達を葬った。
MCチヘドロー「これにて閉幕や!!エクスキューーーーション!!」
観客達『YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!』パチパチパチパチパチパチ
今回もアライデスゲームTVは大好評であった。
474 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 20:57:52.70 ID:rmM4L1+Ho
…
~ジビエ料理店『食獲者』~
MCチヘドロー「よーうショクちゃん」スタスタ
食通の友人「おう、チヘドロー。今回のデスゲームTVも最高だったぜ」
MCチヘドロー「せやろせやろ。はー、ショクちゃん!これちょーだいな」
食通の友人「なんだ?アラジビか?」
MCチヘドロー「ちゃうわボケェ!小鹿ステーキや!目ェついとんのかお前!!」
食通の友人「へいよー。今日もいいツッコミだ」ジュウウウ
食通の友人とMCチヘドローは、これまで親交はなかったのだが…
アラジビフェスで共演して以来、『浅い付き合い』をするようになっていた。
お互いに、表面的な部分では通じるものを感じたのであろう。
だが、互いにその内面…人格の根本となる部分において、互いに噛み合わなさそうだということも勘づいていた。
そんなわけで、互いにあんまり踏み込みすぎない、気楽な仲なわけである。
475 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:06:02.71 ID:rmM4L1+Ho
食通の友人「へいおまち。小鹿ステーキだぜ」ゴトッ
MCチヘドロー「うはっ、うまそーやなぁ!頂きまーす」モグモグ
食通の友人「そういや今、アライさんの一斉掃討作戦がやってるそうだな」
普段のMCチヘドローならば、『飯食ってる時にアライさんの話すんなや!』とツッコミを入れていたところだが…
一斉掃討作戦にはチヘドローも関心を持っていたため、話を続けた。
MCチヘドロー「せやな~。そんでもって、アライさんが無事根絶されりゃ、アライさんビジネスも仕舞いや」モグモグ
食通の友人「お前、アライさんが滅んだ後はどーすんだ?」
MCチヘドロー「ワイの次の仕事はもう決まってるで。セールスマンや。ワイのお得意の営業トークで、バリバリ売りまくるでー」モグモグ
食通の友人「なんか…お前がセールスマンやるって言うと…怪しいな」
MCチヘドロー「うっさいわ!!ちゃんと実績あるおっきなとこに勤めるわ!」モグモグ
476 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:11:04.14 ID:rmM4L1+Ho
食通の友人「お前あれだよな、前々から仕事いろいろ転々としてるよな。…確か、前は別のテレビ局でワイドショーのプロデュースやってなかったか?」
MCチヘドロー「そや。その前は雑誌の編集長。さらにその前は、某所で研究員やっとったで」モグモグ
食通の友人「転々としすぎだろ!!?なんだお前!?」
MCチヘドロー「はは、まーいろいろあるわけや。…ショクちゃん、ノンアル一杯頼むわ!あとエビフリャーないエビフリャー?」
食通の友人「あるぜ。ちょいと待ってな」ゴトッ ジュウウウ
食通の友人「えーと、何だっけ?ノンアルと、それから…アラフライ?」
MCチヘドロー「わざとかお前!?」
食通の友人は、エビフライを料理する。
477 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:17:54.09 ID:rmM4L1+Ho
MCチヘドロー「そーいうショクちゃんは、どうするんや?なんか新しいことやるんか?」
食通の友人「いや。アラジビが無くなったら、フツーのジビエ料理人に戻るぜ」ジュウウウ
食通の友人「今のフォアグライ加工場も、フツーのフォアグラ工場に戻す。株式も、特許権も売っぱらって、俺は経営から身を引くぜ」
MCチヘドロー「そうか。なんか勿体ないわな。…ま、しゃーないわな」
食通の友人「まーそれまでは、できる限りアラジビは続けるぜ。こないだもブラウンPとアラジビ勝負したしな」
MCチヘドロー「ほーん?で、どうなったんや」
食通の友人「僅差で勝ったぜ。そして、罰ゲームをやってもらった」
MCチヘドロー「罰ゲーム?なんや、またパンツか?」
478 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:23:33.62 ID:rmM4L1+Ho
食通の友人「ああ。俺が好きな漫画のネタをパクった文章を書いてな。一斉掃討作戦の二次会で、あいつに演説させた」エビフリャーオマチ
MCチヘドロー「ほほう?どんなんや」モグモグ
食通の友人「『諸君!私はアラ虐が好きだ』…以下略。顔真っ赤にして演説してたぜ」
MCチヘドロー「あー!それ知っとるわ!HELLSINGやろ!ワイも好きやで!」モグモグ
食通の友人「マジか、趣味が合うな。ま、俺はその作者の2作目の方が好きだけどな」
MCチヘドロー「…」ピタッ
食通の友人「どうした?」
MCチヘドロー「二作目って…どれのことや?」
479 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:28:13.03 ID:rmM4L1+Ho
食通の友人「ああ、あれよ。妖怪首置いてけの奴」
MCチヘドロー「…」
食通の友人「どうした?」
MCチヘドロー「クソニワカァ!!!二作目ちゃうわ!!!!!」ドンッ
MCチヘドローは、机を…迷惑にならない程度の音量で叩いた。
食通の友人「!!?」
MCチヘドロー「二作目ちゃうわ!!お前…漫画家には同人誌とかあるんやで!?気軽に二作目とか言うなや!」
食通の友人「えぇ…そんなに怒る?」
480 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:38:48.36 ID:rmM4L1+Ho
MCチヘドロー「お前は今、一部の人の触れてはならん琴線に触れたんや」
食通の友人「理解不能」
MCチヘドロー「例えばお前…お前に例えると…せやな。『ジビエ料理とかいらなくね?普通の肉食えよ』って言われるようなもんやで」
食通の友人「あ、なるほど…理解可能」
MCチヘドロー「ん?今の…あれか?ジョジョの。ハーヴェストの重ちーのネタか?」
食通の友人「お前…なんか…色々と遠慮ねえな。まあ、そうだぜ」
MCチヘドロー「…作者の何作目か分かるか?」
食通の友人「1作目じゃねえの?」
MCチヘドロー「ハァ…せめて…せめてそこは3作目とかさあ、そういう間違いしよううや…。はっ倒すぞお前」
食通の友人「あまり強い言葉を 遣うなよ。弱く見えるぞ」
MCチヘドロー「おおう…それは何作目やろか?」
食通の友人「俺が知る限りでは1作だが」
MCチヘドロー「…知らん方がエエもんもある。怒鳴って悪かったわ」
食通の友人「…?」
481 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:45:10.60 ID:rmM4L1+Ho
MCチヘドローは車で帰る。
途中、ホームセンターに立ち寄った。
~ホームセンター~
MCチヘドロー「そういや風呂場の洗剤切らしとったな。買っとくか」スッ
MCチヘドローが洗剤に手を伸ばすと…
隣で同時に洗剤へ手を伸ばした何者かの手に触れた。
MCチヘドロー「あ、すんまへん」ペコリ
???「こっちこそごめんなさ…」ピタッ
MCチヘドローは、その人物と目が合った。
その人物とは。
キツネ「…」
MCチヘドロー「…」
フェネックギツネのフレンズ。
自称キツネである。
482 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:50:34.51 ID:rmM4L1+Ho
キツネ「チヘドロー…」
キツネはMCチヘドローを睨み付ける。
その目には、明確な殺意があった。
MCチヘドロー「おー怖。手が触れたんがそんな嫌やったか?すまんな」ペコリ
キツネ「…」
MCチヘドロー「何怒っとるんや?黙っとったら分からへんで」
キツネ「…今更あなたを憎んでも、仕方ないか…。憎んだって、自分のふがいなさばかり感じるからねー」
MCチヘドロー「ふがいなさ?」
キツネ「もっと早く…あなたを殺しておけばよかった」
MCチヘドロー「ははっ、そうなったら今頃、世の中は殖えすぎたアライさんのせいで大混乱、経済は崩壊しとったで」
キツネ「…っ」
483 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 21:58:56.59 ID:rmM4L1+Ho
MCチヘドロー「何や、御手洗とかいうくそキモいガイジを、お茶の間のテレビから追い出してやったんが、そんなに気に食わへんかったか?」
キツネ「っ…あなたは…っ、何でそこまでアライさんを憎むのさ」
MCチヘドロー「お前だってウジ虫なんかを生理的に気持ち悪いと思うやろ。その理由を論理的に説明できるんか?」
キツネ「…もういいよ…」スッ
MCチヘドロー「そういやお前、あれは…フレンズ感謝祭には行くんか?パリでやる奴」
キツネ「…あなたに関係ないよね?」
MCチヘドロー「日本ではともかく、海外じゃあ、漫才師フェネックの引退は今でも惜しまれとるで?顔出してやったらどうや」
キツネ「…もう、私に関わらないで欲しいな」
MCチヘドロー「ま、別にいいけどな。お前とあいつが、国内じゃ退屈しそうやから、声かけただけや。ほな、さいなら」スタスタ
MCチヘドローは、洗剤を籠へ入れ、レジへ向かった。
キツネ「…」
485 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 22:04:33.39 ID:rmM4L1+Ho
キツネ「…御手洗さん、元気出してくれるかな…」ガシッ
キツネは、別の洗剤を手に取った。
キツネ「たまには、違うもので洗ってみるか…」スタスタ
486 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2017/11/13(月) 22:05:12.52 ID:rmM4L1+Ho
一旦ここまで
最終更新:2017年11月26日 23:09