418 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/04(木) 01:11:13.37 ID:Z7p5dRF+o
アライちゃん1「はやぐだじゅげでええええ!これとってぇーーーっ!」ピギイイイィィ
男児兄「ああ、いいぜ」スッ
男児兄はシャベルを持つ。
男児兄「お望み通り、罠を外してやる!うりゃああ!」ズグシャアアゥ
地面へ垂直に振り下ろされたシャベルが、アライちゃん1の右腕に突き立てられた。
アライちゃん1「びっぎゃあああああああああああああああああああああああああああーーーーっ!!!!」ベギボギィ
アライちゃん1の右腕は皮一枚で繋がっている。
しかし、骨が砕けているのは明らかだ。
アライちゃん1「や、やべで、いぢゃいぃいいっ!」ブルブル
男児兄「もう一発ゥゥゥウーーーッ!」ズガアアアッ
シャベルの先端は、アライちゃんの右腕へ食い込んだ。
アライちゃんの骨は柔らかい。
右腕はシャベルによって切断された。
アライちゃん1「ぴっぎゃああああああああああああああああがああああああああああああーーーーっ!!」ブシャアアアアッ
切断された右腕の断面から鮮血が溢れ出す。
438 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/05(金) 23:10:43.61 ID:Vbp8Y55Lo
アライちゃん1「ひどいのりゃあああああああっ!ありゃいしゃんなんにもわゆいことちてないのにいいっ!」ビエエエエン
アライちゃん1「なんでえええっ!なんでありゃいしゃんのだいじなだいじなおててこわちたのりゃああああああああっ!くしょがいじぃいいいいーーーっ!」ビエエエエン
アライちゃん1「おがあああーーしゃああああーーんっ!もうおがーしゃんのよこかえゆぅーーーっ!」ジタバタ
両腕がオシャカになったアライちゃん1は腹這いになり、両足だけで移動しようとしている。
アライちゃん1「ぴぎいぃぃーーーっ!しゅしゅめないのりゃああっ!」ビエエエエン
だが…アゴが地面にめり込んでおり、いくら両足をジタバタさせても進めない。
そう。
両腕を失ったら、アライちゃんはもうその場から自力で移動できないのである。
だが、もしも…
誰かが餌を与え続け、二本足で立てるようになるまで成長できれば話は別だが。
アライちゃん1「うゆぅ~!ひとしゃん!せきにんとゆのりゃぁっ!」フゥウーーッ
アライちゃん1「ありゃいしゃんが、にほんあちでたてゆよーになゆまで!おまえがありゃいしゃんをそだてゆのりゃあ!」フシャアアアッ
男児兄「…」
アライちゃん1「はやくしゅゆのりゃー!そーしないとぶっこよしゅのりゃああっ!きゅるるるぅ!」キュルルルル
439 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/05(金) 23:24:33.15 ID:Vbp8Y55Lo
男児兄「だりゃあああーーーっ!」ドグシャアアッ
男児兄はシャベルをアライちゃん1の両脚と尻尾へ突き立てた。
アライちゃん1「ぐびぎゃあああああああああああああああああーーーーーーーーーーっ!」ボギグシャアアアッ
アライちゃん1の両脚と尻尾は、皮一枚で繋がっている状態。
逆に言えば、肉も骨も神経も破壊されたということだ。
アライちゃん1「のぉおおおおおーーーーーーーぁあああああーーーーーーーーんっ!のびゃぎいいいいいぃいいいいぃいいーーーーーっ!」ビイイイイィイ
アライちゃん1「ああああああ、ぁああああああああ!おてて、あんよぉ、おててぇぇ、あんよおおぉぉっ!」ブルブル
アライちゃん1「のぉおおおおおおおおおおおおーーーぁああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!」ピギイイィイ
アライちゃん1「がえぜえええーーーーーーーーーーーーー!がえぜえええええええええーーーーーーー!なおぜええええええーーーーーっ!」ビイイエエエエエーーンッ
両腕と両脚がダメになったアライちゃん1は、
多大な激痛と精神的ショックを受けて、喉が潰れそうなほど大声で泣きわめいた。
441 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/05(金) 23:40:04.62 ID:7W9Og93ko
男児兄「首もやるか?」スッ
アライちゃん1「やべでええええーーーーーっ!だじゅげでええええーーーーーーっ!のぉーーーぁあーーーんっ!」ピギイイイイイイイィ
アライちゃん1「あ、ありゃ、ありゃいしゃんを、かーいいありゃいしゃんを!ぺっとにちていいかりゃあああっ!」ブルブル
アライちゃん1「み、みせてたゆのりゃ、し、しっぽのだんしゅなのりゃ!」フリフリ
アライちゃん1「きゅるるぅん♥きゅるるぅん♥」フリフリ
アライちゃん1は尻尾を振っている。
男児兄「やっぱ殺すか」スッ
男児兄がシャベルを振り下ろそうとした…
その時。
???「待つんだ!殺しちゃダメだよ」
何者かの声が聞こえた。
443 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/05(金) 23:46:36.45 ID:7W9Og93ko
オカルテツヤ「殺したら…生き埋めに…殉葬にできないよ…」パッ
懐中電灯で自分の顔を、アゴの下から上に向かって照らしている男児が発言した。
男児達「「お…オカルテツヤ!!」」
彼は通称オカルテツヤ。
彼らのクラスには、『コバヤシテツヤ』という読みの同姓同名の生徒が2名在籍している。
呼び分けに困っていたが、彼はオカルト好きなので、
『オカルテツヤ』と呼んで区別されているようだ。
男児弟「た…たしかに…」
ガキ大将「生きたままじゃなきゃな」
445 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/05(金) 23:51:06.32 ID:7W9Og93ko
アライちゃん1「よ、よかった…ぺっとにちてくれゆのか!ありゃいしゃんのかわいさにみりょーされたのか!≧∀≦」シッポフリフリフリフリ
アライちゃん1は、シャベルで半分あたりからへし折れた尻尾をしきりに振っている。
折れた部分はヌンチャクのようにグルグル振り回されている。
どうやらアライさんの尻尾や耳は、なにか肉や骨とは異なる物質で形成されているらしく、失ってもダメージが少ないようだ。
ちなみに、尻尾や耳を形式している物質が何であるかは、未だ科学的に結論が出ていない。
ただし、動物に食わせると健康に非常に良いことだけは分かっているらしい。
450 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 00:24:02.91 ID:alXweNKpo
男児兄「次はこいつか」ザッ
アライちゃん2「やべろおおおおぉおおーーーっ!ありゃいしゃんをぉ!おねーしゃんみたいなかたわだるまにすゆなぁあああーーっ!きゅるるるぅうっ!」フシャアアアアッ
先程左腕を踏み潰されたアライちゃん2は、涙を流しながら激しく威嚇している。
男児兄「ほいっと」ザグウウゥゥッ
しかし男児兄は無慈悲に素早く、罠にひっかかった右腕をシャベルで切断した。
アライちゃん2「びぎゅううううううううううううううううううううううううううううーーーーーーっ!」ブシャアアアアアアッ
アライちゃん2「いぢゃあああいいいいーーーーーーっ!ありゃいしゃんのおててぇーーーーーーーーっ!」ピギイイィイ ジタバタジタバタ
アライちゃん2「なんにもわゆくないのにぃぃっ!ありゃいしゃんがかわいそーーなのりゃあああああああーーーーーーーーっ!」ビエエエエエエエエエーーンッ
アライちゃん2「おにぃいっ!あくまああーーっ!ありゃいしゃんだってぇ!おまえとおんなじなのりゃあーっ!いきてゆのりゃああっ!」ヒグッグシュッ
男児兄「…」
アライちゃん2「おまえはああっ!いじめられておててだめにされたありゃいしゃんのこと、かわいそーだとおもわないのかあああっ!」フシャアアアアッ
男児兄「…」
男児兄は、授業で先生から『生き物の命は大切にしなさい』と教わったことを思い出した。
454 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 00:33:50.45 ID:alXweNKpo
…
…過去の授業中…
先生『生き物の命は大切にするんですよ』
生徒達『はーい』
塾メガネ『先生、質問ありまーす』スッ
先生『どうしました?』
塾メガネ『家の中にアライちゃんが住み着いたとき…、僕達は、そのアライちゃん達の命も大事にしなきゃいけないんでしょうか?』
先生『…』
塾メガネ『アライちゃん達の命を守るために、僕達は家が荒らされ、ウンチだらけになることを受け入れなきゃいけないんでしょうか?』
先生『…そういうときは、駆除業者を呼びましょう』
塾メガネ『おかしいですよね、矛盾してませんか?』
459 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 00:44:09.79 ID:alXweNKpo
先生『まず大前提として…、今私が教えているのは、社会的な常識。一般的な考え方です』
先生『決して破ってはいけないルールではなく、例外となる場合もあります』
塾メガネ『例外ってなんですか?』
先生『…生き物の命の重さには、違いがあります』
塾メガネ『命の重さの違いって何ですか?』
先生『…そうですね。はっきり言いましょう』
先生『命の重さとは、すなわち…、人の役に立つかどうかで決まります』
先生『例えば…、ある少年には、国家テロ殺人に荷担することで報酬を受けとる父親と、ペットのカブトムシがいます』
先生『父親とカブトムシ。…命の重さが上なのはどちらだと思いますか?』
460 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 00:52:27.45 ID:alXweNKpo
塾メガネ『えっと…、父親じゃないですか?人間だし…』
先生『皆さんはどう思いますか?』
『父親かな?』『…人間だし、やっぱ父親だろ』『両方同じじゃない…?命の重さに違いはないでしょ』
先生『…法律上での扱いを話すならば…、命が重いのは、カブトムシの方になります』
『えー!?』『なんでー!?』
先生『父親は国家テロや殺人に荷担し、多くの人の命を奪い、国を混乱させ、迷惑をかけています』
先生『それゆえ内乱罪や殺人罪で、死刑判決になるでしょう。国家が、少年の父親を殺すべき命だと決めるのです』
先生『その一方で、カブトムシは悪事をしていない。少年の心を癒しているだけです』
先生『もしカブトムシを殺せば、器物損壊罪となり、法律で罰せられます』
先生『従って、殺人に荷担した報酬で少年を育てる父親よりも…、ペットのカブトムシの方が命が重いのです』
461 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 01:04:43.30 ID:alXweNKpo
塾メガネ『人間なのに…ですか?』
先生『そうです』
ガキ大将『役立たずは死ねってことかよ』
先生『役に立たないだけなら命の重さは「ゼロ」。害はありません。しかし、法律を破って悪事をしてばかりの者は、命の重さが「マイナス」になります』
先生『そうなったら、罰を受けたり…、殺されても文句は言えません』
男児兄『…』
………
男児兄「…」
アライちゃん2「ありゃいしゃんはなああ!いだいなんだぞぉ!こんなちーっちゃいのにっ!おかーしゃんからはなれてじりつしてゆのりゃ!りっぱなのりゃあ!」フゥウーーッ
アライちゃん2「うやまええええ!ありゃいしゃんのこと!えらいっていえー!ありゃいしゃんにごめんなしゃいしろおおおおおおおーーーっ!」
男児兄「…」
462 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 01:12:19.53 ID:alXweNKpo
男児兄「なんかピーピー言ってるけど、アライちゃんだし、いいや」ドグシャアアッ
男児兄は、何らためらうことなく、アライちゃん2の両脚をシャベルで破壊した。
ろくに移動できないアライちゃん2には、攻撃されるのが分かっていても、何ら抵抗も回避もできなかった。
アライちゃん2「はぎゃびいいいいぃぃぃいいいーーーーっ!!」ブシャアアアアアアッ
アライちゃん2「なんでえええええっ!なんでありゃいしゃんのゆーことわかんないのりゃあああーーっ!がいじがいじがいじがいじがいじがいじがいじがいじがいじがいじぃーーーーーーーっ!」ピギイイィイ
アライちゃん2「のぉおおおおおおおおおおおおーーーぁああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーんっ!のびゃぎいいいいいぃいいいいぃいいーーーーーっ!」ピギャウゥウウウ
アライちゃん2は、同じような姿となっている姉と共に、苦痛と絶望のコーラスを響かせた。
467 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 01:25:17.61 ID:alXweNKpo
アライちゃん3「う、うゆうぅ…」ブルブル
籠罠に閉じ込められているアライちゃん3は、姉達が受けた仕打ちを見て脅えている。
アライちゃん3「ま、まって…い、いきうめに…いきうめになゆかりゃあ…あばれないかりゃあ…」ブルブル
アライちゃん3「おててと…あんよは…いたくしないで…」ブルブル
アライちゃん3「か、かめたろーしゃbんに、ごめんなさいすゆかりゃあ…」ブルブル
ガキ大将「こう言ってるけど、どうする?」
男児兄「反省したか。それじゃあ、ちゃんと生き埋めになれよ」ガチャッ ガシィ
アライちゃん3「うゆぅ…」
男児兄は、籠の中に手を入れ、アライちゃん3の胴体を掴んだ。
男児兄「よーし、出すぞ」ヒョイ
そして、籠の外へ出した。
469 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 01:31:10.08 ID:alXweNKpo
アライちゃん3「はぐがぶぅううううぅうっ!」ガブゥウッ バリバリ
アライちゃん3は、獲物の肉を噛み切るための鋭い牙で男児兄の手に思いっきり噛みつき、
肉を裂くための鋭い爪で男児兄の手を思いっきり引っ掻きまくった。
男児兄「痛っってえええええええええええええッ!!!」パッ
男児兄は、思わず手を離してしまった。
アライちゃん3「のりゃっ!」ポテッ
地面の上に落ちたアライちゃん3は…
アライちゃん3「やーいやーい!うんこばかくそぼけがいじぃーーっ!やーいやーいだまされたー♪おまぬけうんこー♪くそがいじー♪≧∀≦」ヨチヨチシッポフリフリヨチヨチシッポフリフリ
自由になったアライちゃん3は、必死のヨチヨチ歩きで逃げ出した。
男児兄「あっ、くそっ!」
男児弟「に、逃げる気だ!捕まえろ!」タタタッ
470 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/01/06(土) 01:31:55.66 ID:alXweNKpo
つづく
最終更新:2018年02月18日 21:52