885 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/04/26(木) 23:45:51.76 ID:DsfpgS2AO
アライさん「うぅ…。しかし、このままではアライさんの越冬の
危機なのだ…」
そこへ…
『アライさん、いるかなー?食べ物あげるよー!』ザッザッ
アライさん「…!」ピクッ
人間の男性の声が聞こえた。
アライさん「に、人間…!?アライさん達を狩りに来たのか…!?」ガサッ
アライさんは、木の上に身を潜めた。
アライさんは幼獣の頃は、命の危機に遭遇するまでは自分が世界で一番強い生き物だと思い込む個体が多い。
だが、そういった無謀な考えのまま成長したアライちゃんは、インターンシップの途中でたいがい人に駆除されたり、野良猫に食われたり、車に轢かれる。
つまり、『世の中には自分よりも強い者がたくさんいる』という、ごく当たり前のことに気付けない個体がインターンシップを生き延びることは難しい。
アライさん「…」コソコソ
こうしてインターンシップを生き延びた個体は…
自分よりも強い者がひしめく人里で生き延びるための用心深さと知恵を身に付けた、『淘汰された個体』といえるだろう。
886 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/04/26(木) 23:51:45.17 ID:DsfpgS2AO
森の中の野良アライさんが、人に実際に怪我を負わせることが少ないのは…
一人の人間を傷付けると、ずっと大勢の人間達に報復攻撃をされる…ということを学習しているからであろう。
小太りの男性「アライさん、いないかなー?食べ物あげるから出ておいでー」ノソリノソリ
人間の男性が歩いている。
小脇のバッグからは食べ物のにおいがする。
アライさん「…本当なのか?」ガサッ
小太りの男性「わ、いたぁ!可愛い!」ムクムクビンビン
男性のズボンの股間部分は盛り上がっている。
アライさん「…た、食べ物、くれるのか?」
小太りの男性「うん!その代わり交尾させて!」カチャカチャジィーボロン
男性はズボンと下着を脱ぎ、下半身を露出した。
アライさん「っ…」
この人間を信じるべきだろうか?
嘘をつく危険な人間ではないだろうか。
しかし今、食糧はなんとしても確保したいところである。
887 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/04/27(金) 00:00:22.20 ID:oboWGpurO
…
小太りの男性「はぁはぁ、アライさん!アライさんっ!」パンパン
アライさん「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!気持ちいい!!!ぎもぢいいいのだあああああああ!!」アヘアヘ
アライさんは取引に応じたようだ。
アライグマとの交尾よりもずっと強く激しい快楽に悶えている。
小太りの男性「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーーアライさんめちゃシコ!!!!あー気持ちいい!!」パンパン
彼のように、わざとアライさんがいる土地へ近付き、食糧と引き換えに交尾しようとする男性は割といる。
彼らは『アラしこ民』と呼ばれている。
主に未婚のモテない中年男性が多い。
アライさんという生き物の外見は、一見するとほぼ人間と同じだが…
獣の耳と尻尾があるために、その異物感からはっきりと人間と別の生き物であること…獣であることが感じられる。
しかし、それを許容できる者にとっては…
獣のコスプレをした、顔立ちの整った女子中学生とほぼ同じような容姿といって差し支えない。
であれば。
たかだか賞味期限切れの食糧を渡すくらいで股を開くアライさんは、
アラしこ民にとって風俗に通うよりずっとコスパがいい存在のようである。
888 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/04/27(金) 00:09:40.07 ID:oboWGpurO
アライさん「あー気持ちいいのだぁ!アライグマの雄との交尾よりずっと気持ちいいのだぁぁぁ!!イグぅ!イグのだああああああああ!」アヘアヘ
小太りの男性「うっ!ふぅ…」スッキリ
アライさん「あ…あへええ…」ピクピク
行為は終わったようだ。
小太りの男性「あー気持ちよかった…。それじゃあ、はい。食糧だよ」ドッサリ
アライさん「こ、こんなにくれるのか!?助かるのだ!」
食糧は量こそ多いが、たいていは賞味期限切れの美味しさイマイチな食べ物ばかり。
そういうお店で同じことするのに必要な資金よりずっと安上がりである。
小太りの男性「嬉しいでしょ?」
アライさん「嬉しいのだぁ!チビ達も喜ぶのだぁ!」シッポブンブン
きっとこのアライさんはアライちゃん達へ、『人間には良い奴もいる。交尾に誘ってみろ』と教育することであろう。
よく人間相手に『ひとしゃーん!』とヨチヨチ這い寄ってくる無警戒で『仕留め易い』アライちゃんは、大概こういう母親に育てられた個体が多い。
889 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/04/27(金) 00:14:38.31 ID:oboWGpurO
小太りの男性「この時期に赤ちゃんを育ててるのかい?大変だなぁ。そういえば、昨日少し離れたとこでも別のアライさん一家と会ってアラしこしたなぁ」
アライさん「アライさん以外にも、チビを育ててる奴がいたのか…」
…
アライさんは、その場で食べ切れなかった食糧を持って巣へ戻った。
アライさん「チビ達ー、待ったかー?」ヒョイッ
890 : ◆19vndrf8Aw [saga]:2018/04/27(金) 00:17:37.37 ID:oboWGpurO
アライちゃん1「のあああああ!」ビエエエン
アライちゃん2「なのあああああ!」ビエエエン
アライちゃん3「ぴゅるるるるるぅぅっ!!!ぴいぃぃぃーーーーきゅるるるるるるぅぅーーーーっ!!」ビエエエン
アライさん「よしよし、お腹空かせてるのだ。たくさんおっぱい飲むのだ」ヒョイダキッ
アライちゃん1「あみゅあみゅ…ちゅーちゅー…」ゴクゴク
アライちゃん2「じゅるじゅる…」ゴクゴク
アライさんは、木の枝に乗りながら子供達へ授乳した。
891 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/04/27(金) 00:18:24.43 ID:J4U+N9qr0
ハエガイジの授乳は相変わらずおぞましい
最終更新:2018年05月26日 00:57