448 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:26:58.29 ID:MfbhO4Bt0
タイトル「アライさんダンゴ アルコールver.」
アライさんトラップ研究所、通称、ATLです。
今までの「アライさんダンゴ」とは違ったアプローチで開発しているため、その点についても説明しながら見て頂きましょう。
今回、ダンゴに混ぜたのは毒物ではありません。
代わりに混ぜたのは、アルコールです。
「アライさんダンゴ」の大きさは3cmほどで、今までとほとんど変わっていません。
ですが、この大きさにウイスキーをたっぷり染み込ませています。
つまり、アライさんに新型の「アライさんダンゴ」を食べてもらい、急性アルコール中毒になってもらおう、というものです。
では、映像を見て頂きましょう。
449 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:27:51.13 ID:MfbhO4Bt0
さて、山の中に設置したトラップの映像です。
アライさん「こっちの方からいい匂いがするのだ。」
アライちゃん1「スンスン... たしかにこっちからいいにおいがするのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「きょうはなにがたべれるかたのしみなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「おかーしゃーん! まってほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん4「おかーしゃーん! あるくのがはやいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん5「おねーしゃんばかり、じゅりゅいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライさん一家がやってきたようですね。
アライさんがアライちゃんを二匹抱えて歩いてきますね。
残りは、必死なヨチヨチ歩きでついてきてますね。
アライちゃん1「あ! あそこになにかあるのりゃ!」シッポフリフリ
アライさん「お、ホントなのだ。 流石、アライさんのチビなのだ!」
アライちゃん1「のりゃ~ん!」シッポフリフリフリフリ
アライさん「急いで向かうのだ!」タッタッタッ
アライちゃん1「おかーしゃん、さすがなのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「わー! はやいのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「まつのりゃーーーーー!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん4「おかーしゃーん! おいてかないでほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
アライちゃん5「アライしゃんたちにもやさしくしてほちいのりゃ!」ヨチヨチビエーン
ヨチヨチ歩きをさせられているアライちゃんとの距離が離れている気がしますが、大丈夫でしょうか?
450 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:28:44.53 ID:MfbhO4Bt0
アライさん「これなのだ。」
アライさんは抱えていたアライちゃんを下ろして、ケースを確認しているようですね。
アライちゃん1「なにがあるか、かくにんするのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「のりゃ? おかーしゃん、いもーとたちがいないのりゃ。」シッポフリフリ
どうやら、アライちゃんの言葉でようやく他のアライちゃんたちがいないことに気付いたようですね。
キョロキョロ
アライさん「ホントなのだ。 でも、すぐに追いついてくるのだ!」
放任主義というか、だいぶ適当な育児をしているみたいですね。
バンバン
アライさん「これはどうやって中身を取り出せばいいのだ?」
バンバン
アライさん、開け方が分からなくてケースを叩いていますね。
アライちゃん1「はやくするのりゃ!」ウーッ
アライちゃん2「のりゃ? うえにへんなれっぱりがあるのりゃ。」ユビサシ
アライちゃんが取っ手の存在に気付いたみたいですね。
アライさん「ホントなのだ。 これをどうすればいいのだ?」
カチャ
アライさん「おぉ、開いたのだ!」
ゴソゴソ
アライさん「これからいい匂いがするのだ!」
アライちゃん1「でもたべれそうにないのりゃ。」ウーッ
アライちゃん2「うゆ? どうするのりゃ?」クビカシゲ
アライさん「中に何かありそうなのだ。」
さて、アライさんたちが巾着袋を開くまで眺めていましょう。
451 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:30:30.78 ID:MfbhO4Bt0
五分が経過しました。
アライさん「よ、ようやく開いたのだ...」ハァハァ
巾着袋を開けるだけで、時間がかかりましたね。
アライちゃん1「なにがはいっているのりゃ?」シッポフリフリ
アライちゃん2「はやくたべたいのりゃ!」シッポフリフリ
アライさん「少し待つのだ。」ハァハァ
ゴソゴソ
アライさんが袋の中からダンゴを取り出しましたね。
アライさん「見たことないのだ。」ハァハァ
アライちゃん1「それはなんなのりゃ?」クビカシゲ
アライちゃん2「それはたべれるのりゃ?」クビカシゲ
アライさん「アライさんが見つけたのだ。 食べれるはずなのだ。」ハァハァ
パクッ クチャクチャ
アライちゃん1「おかーしゃんがたべたのりゃ!」
アライちゃん2「どうなのりゃ?」クビカシゲ
アライさん「お、おいしいのだ!」ピカピカガイジガオ
アライさんの顔が輝いてますね。
アライちゃん1「ほんとなのりゃ!?」シッポフリフリ
アライちゃん2「はやく、アライしゃんもたべたいのりゃ!」シッポフリフリ
アライさん「チビ達、落ち着くのだ。」
ゴソゴソ
アライさん「いっぱい食べて早く大きくなるのだ。」
アライちゃん1「どんなあじかきになるのりゃ!」シッポフリフリ
アライちゃん2「さっそくたべるのりゃ!」シッポフリフリ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
やはり、アライちゃんのサイズでは一気に食べることはできないようですね。
アライちゃん1「おいしいのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん2「ひさしぶりのごちそうのりゃ!」ピカピカガイジガオ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
アライちゃんたちは夢中で食べていますね。
452 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:32:17.26 ID:MfbhO4Bt0
アライちゃん3「よ、ようやく、おいついたのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「おねーしゃんたち、なにかたべてるのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「ズ、ズルいのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
置いて行かれたアライちゃんたちが弱弱しい歩みで、ようやく追いついたみたいですね。
アライさん「お、ようやくチビ達が来たのだ。 こっちなのだー!」ブンブン
アライさんはアライちゃんたちの存在に気付いたようで、手を振ってますね。
アライちゃん3「つかれたのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん4「あんなのおかーしゃんじゃないのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん5「しょ、しょのとおりなのりゃ...」ヨチヨチハァハァ
アライちゃん達は恨み節を言いながら、少しづつ距離を縮めていますね。
アライさん「チビ達遅いのだ。」
アライちゃん3「こ、これでも、いっしょーけんめーあるいたのりゃ...」ハァハァハァハァ
アライちゃん4「あんなの、おいつけないのりゃ...」ハァハァハァハァ
アライちゃん5「おねーしゃんばかりじゅりゅいのりゃ...」ハァハァハァハァ
アライさん「悪かったのだ。」
表情からはあんまり反省してないように見えますね。
アライちゃん3「あれ? おねーちゃんたちがしじゅかなのりゃ...」ハァハァ
アライさん「本当なのだ。」
アライさんとアライちゃんたちは、食事をしていたはずのアライちゃんに目を向けたようです。
アライちゃん1「...」シーン
アライちゃん2「...」シーン
アライちゃん4「しじゅかなのりゃ...」ハァハァ
アライさん「きっとお腹いっぱいになったから、寝ちゃったのだ。」
ヒョイ
アライさんは食べかけのダンゴを遅れてやってきたアライちゃんの前に差し出しましたね。
アライさん「これはおいしい食べ物なのだ。きっと驚くのだ。」
アライちゃん3「こんなのみたことないのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん4「とりあえずたべてみるのりゃ...」ハァハァ
アライちゃん5「のりゃ...」ハァハァ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
アライちゃん3「ん!? これはおいちいのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん4「はじめてのあじなのりゃ!」ピカピカガイジガオ
アライちゃん5「おいちいのりゃ!」ピカピカガイジガオ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
クッチャクッチャクッチャクッチャ
アライちゃんたちは夢中でダンゴを食べていますね。
アライさん「良かったのだ。 さて、アライさんも食べるのだ。」
パクッ クチャクチャ
アライさん「うん、やっぱりおいしいのだ。」
453 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:32:56.24 ID:MfbhO4Bt0
さて、先に食べていたアライちゃんが静かになっていたことにお気付きかと思います。
やはりアライちゃんサイズではアルコールの分解能力が十分に備わっていません。
しかも、一気に食べてしまえば血中アルコール濃度が高くなるのは当たり前でしょう。
これが、今回のダンゴの特徴です。
454 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:35:11.39 ID:MfbhO4Bt0
アライさんA1「こっちからいい匂いがするのだ。」
おや、別のアライさんが嗅ぎつけたようですね。
どうやら、アライさんだけのようです。
アライさんA1「ん? 誰かの声がするのだ。」
ザッ ザッ ザッ
アライさんが先ほどの一家の所に向かっていますね。
アライさんA1「誰かいるのだ?」
アライさん「ほにゃ? ありぇ~? アリャイしゃんがいるのだぁ~。」ヒック ヒック
先ほどのアライさんはだいぶ酔っているのか、顔が真っ赤になって呂律が怪しくなっていますね。
目も虚ろですね。
アライさんA1「ど、どうしたのだ?」
異様な雰囲気に、後から来たアライさんは戸惑っていますね。
アライさん「おかしなことをきくのだぁ~。 アリャイしゃんはおかしくないのだぁ~。」ヒック ヒック
後から来たアライさんは周りを見ていますね。
アライさんA1「この子たちはどうしたのだ?」
アライちゃん3「...」シーン
アライちゃん4「...」シーン
アライちゃん5「...」シーン
アライさん「おなかがいっぱいになったかりゃ、ねちゃったのだぁ~。」ヒック ヒック
酔っぱらって、自分の子供の状態が正常に判断できなくなってしまっているようですね。
アライさん「おまえもこれをたえりゅのだぁ~。」ヒック ヒック
ゴソゴソ
アライさんがダンゴを取り出して、後から来たアライさんにあげましたね。
アライさんA1「どうも...、なのだ。」
スンスン
アライさんA1「特に変な匂いはしないなのだ。」
匂いを嗅いで、警戒してますね。
パクッ クチャクチャ
アライさんA1「んんっ!? おいしいのだ!」ピカピカガイジガオ
アライさん「アライさんはなぁ~、これをたえていたりゃぁ~、きうんがよくなってきたのだぁ~。」ヒック ヒック
アライさんA1「こ、これを分けてほしいのだ!」
アライさん「おまえもかそくがいるのだぁ~?」ヒック ヒック
アライさんA1「そうなのだ!」
アライさん「だったらぁ~、ここにつれてきていっしょにたえりぇばいいのだぁ~。」ヒック ヒック
アライさん「そうすればぁ~、たのしいしかんをすおせりゅのだぁ~。」ヒック ヒック
アライさんA1「わ、分かったのだ!」
こうして、後から来たアライさんは子供たちを連れに戻ったのでした。
455 : ◆cOAKBMeRl6 [saga]:2018/06/18(月) 21:37:10.90 ID:MfbhO4Bt0
如何だったでしょうか?
尺の関係上、続きをお見せ出来なくて非常に残念です。
あの後、芋づる式に他の家族を巻き込みながらどんちゃん騒ぎをしつつ、息絶えていきましたよ。
死因は、急性アルコール中毒と思われます。
死体はこちらで回収して、血中アルコール濃度などの様々な観点から調べています。
本来でしたら、危機管理能力が高い個体の警戒状況など確認したいこともありましたが、それは今後の実験で確認すればよいでしょう。
「アライさんダンゴ」の改良は、奥が深いですね。
これからも、「アライさんダンゴ」を使ったチャレンジを進めていきます。
では、今回はこれで失礼します。
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 22:22:13.75 ID:b2hSYC4l0
乙です
幼体が苦しむ様子もなく死ぬのは警戒されなくて良いですね
成体、幼体も含めて死後の表情が苦しそうでなければ寝てるだけと同類に判断されるのかな?
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします [sage]:2018/06/18(月) 23:18:11.34 ID:bTaJTOO3o
乙ー
酔って判断力が鈍ったのも有るかもしれないですが
文字通り死ぬまで食べ続けるとはこのアライさん達は食い意地はってますね
最終更新:2018年06月19日 00:01