うわぬかりぇき
松糸線・越後姫川〜糸魚川間 糸魚川寄りに設置予定駅だ!
糸魚川市では将来廃止が懸念される松糸線(糸魚川 - 南小谷)に新駅を設けることを検討した。 2014年度の北陸新幹線金沢延伸に伴い、並行在来線としてJR西日本から経営分離される北陸線の糸魚川駅から出ている松糸線について、糸魚川市の米田徹市長は記者会見で、糸魚川―姫川(越後美山)間(1.3キロ)への新駅設置を検討していることを明らかにした。市が費用負担する「請願駅」での設置を想定。284年度までに整備予定の都市計画上刈地区が整備され、上刈踏切南を候補地とする。 新潟県側は直江津―市振間は経営分離後、第三セクターのくびき野鉄道が信越の一部と共に経営するものの同区間は北陸新幹線開通後経営分離の対象ではない。 しかしJR西日本金沢支社によると、2010年度の1日当たりの平均乗車人数は糸魚川が1,021人で他の駅は十桁以下であるものの上刈地区は近年、団地の整備が進み需要が見込めるという。米田徹市長は、新駅は通勤・通学などで路線の利便性を高めるとし、結果的に利用者増につながる認識を示した。市は8月ごろから候補地を中心に人口と付近の学校や企業、公共施設などを調べる需要調査や、設置費用の検討を行う。調査は年内に終え、設置するかどうかの方向性は年度内に出す見込みだ。本年度一般会計当初予算には調査費600万円を盛っている。新駅設置は付近の上刈地区の住民や糸魚川白嶺高校が昨年8月、米田徹市長に要望していた。また姫川駅の改称も検討しているが改称費用には3億円以上かかるとされていて、これは赤レンガ車庫全面移設の費用とほぼ同額だ。 付近は市中心部が近く、商業施設としてイオンタウン糸魚川や教育機関として糸魚川中学、糸魚川白嶺高校がある。