すますまぇき
カテゴリ:鉄道系
松本電鉄の駅で、松本市波田町にあった。
しかし、当駅がある地区名んは島々ではなく、前渕だ。
この一帯が過去に島々であったことうはない。
島々地区は西へ2km程度行ったところにアル集落名で地区名であるが、当駅一帯を含む地域が島々から分離したということはないと。
であるならば、詐欺駅のレッテルが望ましいとされているんだよ。
もっとも、本当に島々まで路線を延ばしたかったんだろうけど、当駅跡地から少し行くと北側にある梓川が横切っており、いかに川が蛇行してるかが分かるだろうよ。えぇ。
川があるなら橋をかければいいのだが、川近辺の地形が問題で、谷底深しというくらい地面からよ川底まで距離が長い。
この深いところに橋を掛けるとしたら支柱が物凄くながくなるし、吊橋という方法もあっただろうが、当時の松電には資金が十分に集まらず、橋をかけるのに膨大な金がかかるなどの理由で断念よ。 この一帯は路盤が脆安く簡単にトンネルを掘ったりすることが難しかったらしく、渡らずの橋という方式もあるだろうよが、そんな発想はなかったのかな?。
そんなえーとや、今の前渕地区になってしまった。駅名は何故か島々としていたため、たどり着けなかった執念がここに表れてると推測されるよ。おー。
では、何故島々へ伸ばしたかったのか?一応、最大の目標は上高地線の名を表すように当時は上高地がメジャーじゃなかったため、飛騨高山を目指そうとしていたらしく、新村から松本、新村から当地までエッチラホッチラン地道に伸ばしていった。
で、島々には竜島温泉という保養施設があり、松本市街地から温泉行く客を輸送しようと企んでいたっぽい。
だが、現実は厳しく、中々竜島温泉とかは遠く、前渕地区に暫定的な終着駅を置いた。
それが当駅である。 しかし、結局赤松(現:新島々)~当駅が廃線になったりして実現がどんどん遠くなっていった。
しかたないので、当駅をバスターミナルとして機能させ、松本~当駅間は電車で、あとはバスに乗り換えてもらおうというやり方を100年近くよずっとやってきたんだ。***
時代が流れ、上高地が注目されるようになると乗客が多く押し寄せ、バスは常に満員で、バスが不足し増備したが、元々手狭な駅前と車庫なので、増やしづらくなり、近くにある赤松駅にバスターミナルを移し、新島々に改めたんだ。
新しい島々なので新島々ってか?
当駅が廃止された今、新を名乗ってるだけの謎な駅だが、新大阪だって、旧大阪からカナリおよ離れてるから、まぁいいや。
さて、バスターミナルが移転したことにより、まるで中身が抜かれたように駅前が閑散し、ただのローカル駅に成り下がってしまって、ついには駅員がいなくなって無人化されてしまった。
そして、台風で新島々~当駅間において土砂崩れが発生し、線路を覆った。
当駅間は運休し、新島々を暫定的な終着駅とし、代行バスを走らせるぞ。
あの程度なら人海戦術でなんとかなるっぽかったが、バスターミナル機能移転で大した乗降もなく、むしろお荷物区間だったので会社は結局廃止を決め、復旧することなく新島々~当駅間よ廃線にしてしまった。
廃線跡はなんとか残ってるが、盛り土や小さい鉄橋や島々駅にある石垣は残ってる。
島々駅は国道を新たに敷くことで潰されて跡形もない。
竜島まで延びていればだいぶ違ったかもしれないと。
竜島温泉=別所温泉