風邪薬で風邪は治らない

風邪薬と言えば―


それからNo.6殿の回答にありますように 「抗生剤を服用することにより、 ウィルスの抵抗性が期待できる。」というのは、 残念ながら誤解です。

抗生物質は細菌に対して有効なのです。 ウィルスに対しては全く無効です。 細菌とウィルスは全く別の存在なのです。

以下、蛇足です。 では、何故ドクターが抗生剤を処方するのかと言いますと、 一つは、風邪により免疫力が低下し、それが元で生じる肺炎を 抑える為です。 もう一つは、「商売」です。

このドクターの抗生剤の濫用により、日本には多くの抗生剤耐性菌が 生まれました。それがMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)や VRSA(バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌)なのです。「風邪薬」に風邪への治療効果はなく、風邪の諸症状を緩和するためだけのものです。

風邪症候群は、多くがウイルス感染によるものです。 風邪と一言で言いますが、 症状は、熱、のどの痛み、せき、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなど様々です。 総合感冒薬は、例えば熱にはアスピリンやアセトアミノフェン、エテンザミド、 のどの痛みに塩化リゾチーム、くしゃみ、鼻水にマレイン酸クロルフェニラミン、 鎮咳にコデイン、気管支拡張にエフェドリンといったように、 それぞれの症状を緩和する薬物が何種類も混ざっています。

いわゆる風邪薬は症状を抑えるだけのものです。 根本的に直すものではありません。 ただ、鼻水にしても熱にしても、苦しいですよね? だから一時的に症状をとって、その間に食事とか睡眠をしっかりとることで、 体力の回復を待ちます。 そもそも人間には免疫力があり、直す力(自然治癒力)を持っています。

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最終更新:2012年01月18日 13:04
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