その証拠に、先に記入した場所では、80%~95%が演歌です。
カラオケが一般的に普及した約30年前(カラオケBOXが出来始めたのは、その数年後から)、その30年間カラオケに関わってきた私の意見を記入します。
[ご指摘の16項目について] 1、製作会社が見限った 確かに、この傾向はあります。最初に見限ったのはポニーキャニオンです。見限った理由の一つは、演歌好きのおばさん達が友人からダビングして貰ったテープで覚えてCDやテープを購入しないからです。その後にジャスラック(著作権協会)の監視が厳しくなりました。
私は購入しない人は歌う資格が無いと言ってきましたが、嫌われただけで、買わない人は、いまだに購入しません。しかし、この傾向は演歌フアンだけではありません。
2、アイドル歌手がいない 演歌を好む年齢層は、もともと中高年層です。アイドルを好む年令ではありません。
3、社会批判がない 意味不明で回答できません。
4、ベースをつかわない ベースは「バス」コントラバスの事ですが、CD等に録音した演歌の伴奏には、今でも使っています。楽器が大きくて移動に大変だから、ヤングのバンドではベース・ギターで代用しているだけです。ベース・ギターより、コントラバスの方が弓と、ピッチカート(指で弾く)の両方で低音が強調できます。
5、節回しが単調 これは確かに、演歌の名曲が出なくなった理由でしょう。その理由は、カラオケで歌って貰えがソコソコ売れると思う演歌歌手の責任です。素人に歌いやすい曲と言えば音域を素人の音域に狭めて作曲するからです。
それでは表現に制限されて名曲は生まれません。この30年間、製作者側にはカップリングに「これがプロ歌手の歌だ、歌えるものなら歌ってみろ」と言える曲を入れよ、A面より悪い歌は不用だ、A面だけで安く作れと発信してきました。
6、いまどき男女の悲恋ははやらない そんな歌ばかりではありません。ただ演歌好きに好まれるからだと思います。
7、英語がはいっていない 演歌は日本人の心を歌ったもの、英語は不要です。昔から演歌に英語は入っていません。歌はドラマを聞く人に伝えるもの、英語の歌は英語圏の人達の前で歌う時以外は不要です。
ヤングポップスに英語を入れて通じなくても、同じ意味の言葉が日本語で必ず出てきます。ただ格好よく聞かせる為に英語を入れているとしか思えません。
8、黒人調でない だから演歌です。ジャズとは言っていません。
9、日本人が変わった 変わっていません。相変わらず代議士の選挙を棄権する人が多く、したがって政治も変わりません。これは演歌の責任ではありません。
10、キャバレーで遊ばなくなった カラオケが普及し始めた頃からキャバレーは無かったと記憶しています。
11、演歌でカラオケやっても受けない 私は演歌を歌いません。中高年層の前でポップス系の歌を歌っても受けません。カラオケの楽しみ方は人それぞれ、同じ楽しみ方の場所を選べと言う事です。
12、MVがつまらない MVの意味が分からないのでパス。
13、有線で流さない 演歌のチャンネルで24時間流れています。
14、ビルボードにのらない 興味が無い人には目につかないのでしょう、私も、ヤングポップスのビルボードは見た事がありません。趣味の違いだと思います。例えば、葬儀屋の看板は目に付きませんが、看板に「カンオケ」と書いてあれば「カラオケ」と間違えて目を向けます。
15、んhkが歌番組でながさない 最初の3文字の意味が不明ですが、テレビ番組の事なら、最近演歌番組は増えてきました。
16、昔のうただから 5、で記入したとおり、最近の歌は大ヒットしないから昔の歌が目立つのでしょう、駄作を含めると、現在でも月に数百曲はリリースされていると思います。(地方歌手を含めて)
長文になって失礼しました。言いたい事は、ただ好みの違いだと言う事です。最近の音楽界は、名曲、歌唱力に関係なく、テレビで目立っているタレントとか、売れそうなものしか製作しません。
若い人が好んでカラオケBOXで歌っている歌の何十倍も、実力派の若い歌手も頑張っています。そのほとんどが自費制作で、宣伝が行き届かないと思いますが、話題性だけで音楽界の都合でタレントの歌に踊らされないよう、目立たない実力派の歌も聴いて上げてください。