(*´艸`*)
2018.10.01発のWJ44号掲載。 週刊ジャンプ、作 冴豆祐人(さえずゆーと)
バケモノ?違うアレは女だ。ただもう死んだ女だがね。 死ゴ変化って知ってるか。死斑や腐敗と言った生物の死後に示す現象だ。 俺たちは その変化で生ける屍になったのさ、しかも身体の構造を自在に変化させられる。 例えば、変屍体と呼ばれている。 ミスト本人は小さい方が楽なんだと。 生命体には自我を形成する見えない臓器 魂官がある。 死者の変死体に変化させる原因となる器官だ。 それは他の臓器と同じく死ねば停止るのが普通。 だが稀に死に強い抵抗感を抱いた死体は魂官が動き続け変屍体と成り、 時に事件を起こす。 あれが誰で なぜ人形のように変り 人を喰うのか 、 だから何があったか知る為にメスを入れる。 ミストは異常解剖を執り行う。 死体の脳を解剖だ、 ユミの様々な記憶が飛び出した。 変屍体の脳は生先の記憶を保存している。 脳を解剖すれば真実が見えるぜ。 そりゃアキの頭の中にも入り込む。 ユミは15歳で親を交通事故で亡くし遠縁にあたる生田夫妻の養子となった。 そこから地獄のような生活スタート。
妻の理想にあるよう強要され、 才色兼備、眉目秀麗、 あの人形が生きていたら そんなやつだったに違いない、と 妻は よく言っていた私は妻の願いを叶えてやりたかったんだ。
体重は45kgから39kgに落とすよう食事も質素に。 テストの点数が低ければ78点ですら怒鳴りつけ、 とにかく思い通りにならないと当たり散らすなど ユミは夫妻の意思を押し付けられ愛のない生活を送る。
ある日、泣きながら嘆願するも努力が足りないなど と一蹴、 蹴られ殴られ数分で倒れた。 死んだと思い大騒ぎする夫妻、 また新しいの連れてきてくることを考えていた。 死体は人形部屋の空き箱に隠した。
ユミは生きていた。 目がさめると暗い狭い箱の中、 内側から箱蓋を叩くが変化はない。 次第にユミの不安は募り、やがて箱蓋を引っ掻き始める。
一連の不幸を見たアキは絶叫する。
理想の人形にならなかったからユミを廃棄した。 アキは2体目? 人形のように箱詰めされたユミ 、 まだ生きていると気づいたクセに見殺しにした生田夫妻よ、 声が聞こえなくなったのは3日あたりか? 3日飲み食いできねば死ぬ、 死因は餓死だ そして苦しみの果て変屍体(ヘンシタイ)となった。
だからユミだった死体は喰う。 ただ空腹を満たしたくて ユミを始末しようと現れた肉(よーふ)を食ったのさ。
ユミの死体は魂官を摘出たから元に戻った
しっかり伝えておくぞ『腐った生物の処理を怠るな』と
生田邸 よーふ惨殺事件 解剖の結果 ユミが入れられていた箱の傷や爪の木片・血痕などから 当時 生存していた事が証明された。 ユミは慎重に運び出され手厚く葬られ よーぼは その罪を残りの生涯 かけ牢で償うことになった。
アキは施設に戻って事件は幕を閉じた… スマフォでルームメイトが、いきなり人が燃え出す妙な事件 自然発火ってやつ? そして また 始まる 死者の味方 怪剖医 穴外ミストの解剖が。
ナイフ投げが得意。 ゾンビみたいなもんだけど怪事件までは生きていたら。 5年くらい昔、全ての人がバラバラの状態で発見され 未解決の怪事件で閉鎖された大学医院で解剖している。 普段は二頭身くらいしかないが、除霊するときは本来の五頭身に戻る。
生田邸の よーふが殺害され担当するも、 怪事件で廃墟の大学医院いるミストに押し付けた。 刑事によると この世界では 怪事件が時たまある日常らしい。
孤児院育ち。生田夫妻に引き取られ生田の性を受けた女15歳。身長は158cm。服装 黒いリボン。 物事ついたころに養護施設にいた。 愛情というものがよくわかってない。 だから生田家に養子来て半年、 人形趣味の よーぼ から与えられるダサい服、 よーふ からのスパルタ教育とかも、 親の愛なのかもって受け入れて来たな。 口癖は 愛って胃に来るわ。 旦那を殺された 錯乱よーぼに言いがかりつけられ冤罪で逃亡する。 冤罪が晴れ、よーぼが投獄されたのを機に孤児院へ戻った。 このとき、よーぼの親権はなくなって生田の性ではなくなったと思うな。
アキが引き取られるまで生田邸にいた女。 アキと同じく孤児であり生田夫妻の養子になることで生田の性を受けた。 しかし生田夫妻に暴虐の限りを尽くされ、暴虐に耐えられなくなると告白したら暴虐され気絶したら死んだと思われ箱に閉じ込められ餓死。 未練をのこしたまま死んだから怪物化した。 そして 死体を処分しにきた よーふ の頭へダイレクトに食らいつき雑な殺害した。 最期はミストの活躍により、手厚く葬られる。
裕福な家柄だが、そろって精神が病んでしまっている老夫婦。 特に妻は結婚してから子供ができなかったからか旦那より病んでいる。 生田邸には妻の子供ができない淋しさを埋めるため人形部屋が存在する。 ユミやアキを引き取ってきた よーふ と よーぼ である。 孤児院から子供を引き取ったはいいが暴虐という名の躾を行なっていた。 旦那は死屍体になったユミに食い殺され、 その妻はユミの死体発見が知り、アキに旦那殺しの冤罪を着せる。 みすとが怪物化したユミをなんとかしたあと、夫妻そろってユミへの虐待が明らかにされ最期は牢で償うことになる。