怪談北陸線の無人駅に関するエピソードは2つあるぞ。
俺は音楽プレイヤーでだるーと聞いていたら音もなく列車が入ってきた。 それは古めかしく10両以上あった。ドアが開くと中は真っ暗で引き込まれそうになる。 俺は恐怖で音楽プレイヤーの音量を上げどっかいけと念じた。 しばらくして顔をあげたら列車はいなくなっていた。 そしてすぐ接近音が鳴り列車が音を立ててやってきて安堵した。
幽霊列車の噂を聞いた俺と友人は友人を駅まで送った。 ちょうど列車が停車していた。来るのが定刻より早いがラッキーと思った友人は乗り込んだ。 だが、その列車は何かおかしかったのだ。 古めかしく10両以上で中は真っ暗。まさに聞いていたら幽霊列車と同じなのだ。 そんなこと気にしなかった友人と俺、俺は列車に乗り込んだ友人を見届けると帰路につく。 しばらくして友人から電話がかかってきたのだ。 なんでも列車がおかしいというのだ。 窓が黒く塗りつぶされていて、さっきから音もしないし、聞こえて来るのは「ごしょう、ごしょう が 最終地点です」の声だけ。 あれ以来、友人は行方不明になった。電話で聞いた ごしょう という駅名を調べると台湾に 後庄 という駅を見つけたが、それ以外の情報なかった。いずれにしろ友人はどこに行ってしまったのだろうか?