ここの人々は なぜかイギリス王室のエディンバラ公(フィリップ)を神の生まれ変わりを信じ崇めている。
いつかどっかにあるテレビの企画でエディンバラ公に会えることになったんだ。 代表として村の長と島の村人数人連れて行くことにした。 村人の代表1人にエディンバラ公と会ったら何を話すか尋ねたところ、『パパイヤの実は成ったか? それだけ伝えればいい』と語ったんだ。
イギリスに着くと、この時期は真冬で雪で真っ白に覆われていたんだ。 島の村人たちは生まれて初めて見た雪に大興奮だった。
一行はイギリス各所を回り楽しみながら王室に繋がる手がかりを探索していた。 そんななかで王室関係の資料を集めた博物館に辿り着き展示品を見て回るのち、そこの館長にエディンバラ公に会えないか尋ねたところ確認取ってくれることになった。 すると王室から招待されることとなってエディンバラ公のいる城へ向かった。
そしてエディンバラ公と談話すっ!
村人は帰路に着くとき、行くときは心なしか黒かった皮膚が若干白っぽくなっていたというんだ。
タンナ島にある村へ帰った村人の代表たちは他の皆集めた。
長の口から『神にパパイヤの実は成ったか と尋ねたら、今はまだ寒いから早い、とおっしゃった。つまりまだ実は実っていない』と発表だ。
それから数十年、エディンバラ公が死去したニュースが報じられると島中は悲しみに暮れたという。