ビーストバインドトリニティ「夜鷹の星」
今回予告
夜鷹。
夜を舞う鳥を見て、彼はこう呟いた。
「夜鷹よ生きていくのは、苦しいな」
彼は続ける。
「『皆』から蔑まされ、疎まれ、それでもなお生きていくのは、辛いな」
「皆」と違うこと。
それの、何がおかしいのか。
それの、何が間違いなのか。
それの、何が悪いのか。
彼は問う。
そして、彼は足掻く。
「俺は……俺は、『人間』だ! 『人間』なんだ!」
だが、「皆」は彼を認めない。
それでも。
それでもなお。
彼は足掻き続ける。
足掻き続けた先に待つものは――。
ビーストバインドトリニティ
「夜鷹の星」
心焦がすは魔の渇望、心つなぐは人の絆。
レギュレーション
使用ルールブック:基本ルールブックのみ
追加経験点:なし
ハンドアウト
PC1
絆:鷹崎 優里(たかさき・ゆうり) 関係:友情、慈愛のどちらか
鷹崎優里は近隣に住む女子高生だ。
心優しい彼女は、誰とも分け隔てなく関わる。
彼女は、君と深夜に星を見に行ったことがある。
空に煌々と輝く星を見上げ、
「あの星、綺麗だね」
星には詳しくない、といった彼女もその明るさに何か思うことがあったのだろうか。
――その星は、シリウスである。
そんな彼女だが、最近めっきり姿を見せなくなった。
君は心配になって、探しに行くことにする。
PC2
絆:星野 翔太(ほしの・しょうた) 関係:信頼
「よう、元気してるか?」
にか、と笑いながら星野翔太は君に話しかけてくる。
彼は非常に快活な人物だ。少しおっちょこちょいなところもあるが……。
「最近さ、本読むのにはまっててよ」
彼は語りだす。
「なんかおもしれー本とかねーかな?」
――どんな本読んだの?
「そうだなあ、最近読んだ本だと、」
「“よだかの星”だな」
そんな彼を、最近は見かけない。
忙しいのだろうか。
オススメの本を見つけた君は、彼にその本をオススメするために探すことにする。
PC3
絆:独立者(スタンドアローン) 関係:憎悪
君はある魔獣を追っている。
「独立者」。
ヤツはそう名乗った。
「他者など必要ない」「私は“独立者”」「“絆”など、要らぬ」
ヤツは、そう言って君の「大切なもの」を奪ったのだ。
「大切なもの」を奪った者を、放ってはおけぬ。
「絆」をないがしろにする者を、許してはおけぬ。
君は、「独立者」に「大切なもの」を取り返しにいく。
――絆の力を、思い知らせてやる。
君は、固く決心した。
PC4
絆:ソリテュード 関係:任意
「なあなあ」
ソリテュードは君の周りをふよふよ飛んでいる。
周囲の普通の人間には見えないが、確実に存在している。
「構ってくれよー」
ソリテュードは君の周りを旋回する。
いつからか、コイツは君にまとわりついていた。
――だからといって、ちょっかいを出すな。あとで遊んであげるから。
「へーい」
そんなソリテュードは、君に「センサー」としての役割を果たす。
急に、ソリテュードが真面目な声を出す。
「『魔獣』の気配だ。どうする?」
どうもこうもない。
――魔獣はまず調査。そして倒す。違う?
「さっすが。無理だけはしねーでくれよ、もう一人はヤなんだ」
君は、ソリテュードが感づいた「魔獣」を調査することにする。
最終更新:2013年11月15日 22:49