ブルー:(……ぼんやりと見える…。「しずく」が降ったか。皆、戦っているのか…。
 こんなことになるならば、大がかりな術式をするのではなかったな…。
 今中断しては、それこそ、皆の努力が無駄になる…。
 たとえ、攻撃が私の核に届こうとも…。我は、術式をやめぬ。
 …皆を信じる。 …必ず、退けられると…信じて…。
 今は……意識を、術式へ…沈めよう……)

GM:毎度のごとく、いない人は用を足しに行ってるということで(笑)

マユラ:あーーー!痛かったーー!!めちゃめちゃかまれた!引っかかれた!!

フェンネル:マユラ、大丈夫か? 手当が必要ならばしよう。

エルヴィカ:大丈夫!?傷治す?

マユラ:ありがとう、エル、フェル。
 とりあえず、負傷した人は手当しよう。いつ、ふもとでウヨウヨしてるのが登ってくるかわかんないわ。
 フェル、大丈夫だった?強くなったとか言ったけど、一撃で吹っ飛びそうじゃない!

フェンネル:余が強くなったのは、主に精神面だな。
 (ちょっと笑って)そうだな、やはり守られなければ吹っ飛びそうかもしれない。

グラツィア:ヘリオス!!

ヘリオス:……ぅ……。

グラツィア:(ヘリオスの様子を見る)

GM:ヘリオスは、疲労で気を失っているようです。詳しくは魔力感知で。

グラツィア:1D100<=115 魔力感知
Cthulhu : (1D100<=115) → 97 → 成功

エルヴィカ:1D100<=100 魔力感知
Cthulhu : (1D100<=100) → 82 → 成功

GM:おふたりさまへ。
 MP疲労だけでなくHP疲労も強い感じ…くらいしかわかりません。出目がちょっと悪いので。

マユラ:とにかく、ブルーが狙われてるんだし、ブルーの近くに集まってそこでキャンプ張ろう!

エルヴィカ:私もそれが良いと思うわ、ユラ。

フェンネル:ああ、それがよいな。(マユラさんに頷き、テント準備を手際よく)

マユラ:とりあえずご飯も作ろう、元気だそう!(*^▽^*)
 襲撃に昼も夜もなさそうだから、交代で休める人は休もう!

フェンネル:料理、余が作ろう。それくらいしかできぬからな。(いそいそ準備)

フェンネル:1D100<=16 料理 振るだけならただー。
Cthulhu : (1D100<=16) → 59 → 失敗

GM:おいしくないごはん(笑)

フェンネル:あはは、すみませんw
 器用度で振ったほうがよかったかもw
 器用度で修正しますw

フェンネル:1D100<=115 器用で味修正
Cthulhu : (1D100<=115) → 92 → 成功

グラツィア:1D100<=120 ホーリーマジック ヘリオス全回復しちゃうよw
Cthulhu : (1D100<=120) → 32 → 成功

GM:イアさんの愛がw

ヘリオス:…っ(目を覚ます)

グラツィア:大丈夫ですか?

ヘリオス:あ…。
 まさか俺、倒れたのか…?(小声で)うわあかっこ悪い…。

フェンネル:ヘリオス、無事か? 
 (そっと枕と毛布差し出して。その前に給水かな)

ヘリオス:大丈夫…とは言いがたいな。

エルヴィカ:でもおかげで頭脳労働担当チームは助かったわ。
 魔晶石の追加が必要ではない?

フェンネル:(ヘリオスさんに)どう具合が悪い?

ヘリオス:腕がアウトだ。重量が半端ねえ…。
 エルヴィカ。この腕は魔晶石セットでまた起動できそうだが、そのうち石を食いつぶすぞ?

エルヴィカ:命にはかえられないでしょう。
 小さいのと大きいのと中ぐらいのがあるけれど。

ヘリオス:盾を出すだけで100は一気にくう。維持にも50くらい。
 途中からはトーリを真似て、生命力を魔力にかえて盾を持ってたんだ。

グラツィア:…ヘリオス…。

ヘリオス:体力が続くまでは構えてられるが、毎回ああなるのは格好悪すぎるな…。

グラツィア:(じっと見る)

グラツィア:(じっと見る)

グラツィア:(じっと見る)

ヘリオス:グラン!俺は死んでねえだろ?加減してるからな??

グラツィア:でも、倒れました…。

ヘリオス:あそこで俺が盾を落としたら、後ろがみんな倒れただろ!

グラツィア:そうですけど…。

エルヴィカ:(ヘリオスさんに)まず、貴方が無事であることが一番よ。
 ああなる前に切ってもいいと思うわ。
 でもおかげで後ろは助かったもの。ありがとう。

ヘリオス:そう言って貰えたらありがてえな(苦笑)
 俺は腕の機能をギリギリまで切っておく。寝たきりになって悪い。
 見張りに加われねえが、襲ってきたらすぐ、盾の維持に全力を出すぜ。
 そうだな。戦闘中は、2ターンに1回くらい、誰か俺を回復してくれ(^_^;)
 それで盾はなんとかなる。

グラツィア:はいっ!

ヘリオス:しかし、今後、日常生活をするには魔晶石が絶対か…。
 (呟くように)この体、生命維持に金がかかりすぎる…。

GM:ヘリオスは、残りの戦いでは「盾」機能のみに専念します。魔晶石はなくてOK。
 ただし日常生活ができない状態です。
 腕が100キロ、本人が75キロくらいなので…。

フェンネル:格好いい悪いの問題でもないと思うが。
 生きてるだけで…、というだろう。
 ヘリオス、卿はみなにとって、何より大切な恋人であり、友人であり、仲間なのだ。
 無理せずとは言わぬが、無茶はしないようにな(信頼しているが心配している顔)

ヘリオス:ありがとよ、フェル。お前も一人で暴走するなよ。

フェンネル:はは、気が逸っているのがばれているようだな。(少し弱弱しく微笑んで)
 余は、卿のために、余の私財をなげうっても構わぬよ。

ヘリオス:王になる奴が、擲つとか軽く言うな。
 そこはあのアルティアス頭領を見習えよ。あいつなら絶対に言わねえぞ。

フェンネル:そうだな、ならばこれは、旅の途中の一人の少年の言葉だということにしてくれ(ちょっといたずらっぽく微笑んだ)

エルヴィカ:(ヘリオスさんに)とりあえず一つ渡しておくわ(50MPの魔晶石)

ヘリオス:(エルに)ありがとよ。起き上がるときには使う。
 腕が重すぎて、それだけで体力を削られるんだ(^_^;)

エルヴィカ:回復するのは体力でいいの?

ヘリオス:ああ。体力の方でかまわない。魔力に変換できるからな。

エルヴィカ:重さを軽くする魔法があるといいのだけれど。

ヘリオス:腕が少しでも上がれば、盾は発動できる。
 んー、100キロが乗っても平気な台があれば俺は楽なんだが。

グラツィア:風魔法で重さを感じなくするようなものがあったような…??

ヘリオス:魔法はコスパ悪いだろ。

グラツィア:カスケ様はそれをしておられたのではないでしょうか。

ヘリオス:(イアに)カスケは息をするくらい簡単にやってたんだろうよ。
 ブルーが作業を終わらせるのに三日って言ってたな。それまでの辛抱だ。

エルヴィカ:腕を置く台を作ってみる?

ヘリオス:台を作るのは良いが、移動式でないと。
 あいつらが出現したとき、俺があさって向いてちゃだめだろう。

フェンネル:ネロ、ネロはいるか? 
 ちょっとぎゅっとさせてくれ。お前は人を癒す天才だから。(ネロを探してきょろきょろ)

ネロ:ん?なーにー?
 呼んだー?(ぴょんっと飛びつく。現在少年体)

フェンネル:いや、ネロ、お前をぎゅっとしてると落ち着くのだ。
 つまり、ちょっと遊ばないか? ということだ。(ネロを見て顔を明るくさせます)
 (ネロをぎゅっと抱きしめ、抱っこ体制)

ネロ:(ぎゅー)ぎゅーがえしー!

エルヴィカ:(ネロとフェル君をみて微笑む)

フェンネル:ネロ、お前は天才だな!
 (ぎゅっとぎゅー返しして気持ち良いところをなでなでなでなで)
 なにか遊ぶ道具はあったかな…(共有荷物をごそごそ)

ネロ:にゃはは!うにゃ!そこ!そこもっとなでるの!

フェンネル:(ネロをなでなでなでなでなで)

エルヴィカ:どこかにイスや小さなテーブルがあれば、少し楽なのではない?

ヘリオス:その前に、いいのか。
 ネロのダンジョン出て落ちついたら、古文書読むんだったろ?

エルヴィカ:ああ、古文書!

フェンネル:これのことだな。何か書いてあるかもしれない。(アルティールさんからの土産の古文書をそっと取り出し)

エルヴィカ:見せてもらっていい?

フェンネル:エルヴィカグラツィア、解読してもらって構わないだろうか??
 (そっと渡します)

GM:5枚あります。

エルヴィカ:1D100<=70 一枚目解読
Cthulhu : (1D100<=70) → 37 → 成功

エルヴィカ:1D100<=70 二枚目解読
Cthulhu : (1D100<=70) → 53 → 成功

エルヴィカ:1D100<=70 三枚目解読
Cthulhu : (1D100<=70) → 44 → 成功

エルヴィカ:1D100<=70 四枚目解読
Cthulhu : (1D100<=70) → 83 → 失敗

エルヴィカ:1D100<=70 五枚目解読
Cthulhu : (1D100<=70) → 21 → 成功

フェンネル:(ネロ撫でながら、うっかり悔し涙に目を光らせつつも、泣くのはこらえてる。いろいろ今の状況は悔しいです。フェンネル的に)
 (その後、涙を拭いて古文書をじっと見る)

エルヴィカ:イアさん、この4枚目難しいので読んで下さらない?

グラツィア:あ、はい。

グラツィア:1D100<=70 リードランゲージ
Cthulhu : (1D100<=70) → 12 → スペシャル

ネロ:(すりすりごろごろ)

エルヴィカ:ネロ、良かったわね(^^)

ネロ:うん!(≧▽≦)

GM:読めた人が、声を出して読み上げたとします。それで全員に伝わるので。

GM:<1枚目>
『罪なき少女が、とうとう捕らえられたという報せを受けて、まだ一刻と経っていない。
咎なき者の処刑はいつ行われた。
どれほどの時差があった。

もし、今私の目前にある、「世界の終わり」の始まりと同時だったとするならば。
王よ。
あなたはどれほど罪深きことをしたのだろうか。
なぜ、我らの言葉に耳を傾けようとしなかったのか。』

ネロ:(場の空気をまったく読まず)ねこぱーんち!(フェルの顔面びしっ)

フェンネル:いたっ…! 
 ネロ、猫パンチはだめだ、反則だ!(といいつつうれしいのか声を上げて笑ってさらにむぎゅ)

ネロ:きゃはは!

GM:<2枚目>
『なんとか情報を整理できたように思う。
私は冷静なのか。それとも混乱しているのか。
とにかく、神の都から少しでも遠くへ民を避難させねばならない。
神は本来姿がなかったが、見える目を持つ者は「白き蛇」と言っていた。
きっとあれなのだろう。
今、闇より黒い体躯をうねらせ暴れるあれの、穢れてはいなかった姿なのだろう。
神が死体など求めるものか。処刑など求めるものか。今まで一度たりとて供物を必要としなかった神が。
しかし、あの蛇が神なら。
我らが、私が、最も怖れ、やもすれば叫び出しそうに恐ろしい、あの巨大なものは、なんなのか。』

グラツィア:これは…。

GM:<3枚目>
『神の都は消えたと斥候が告げた。
例えではないのだと。
緑あふれる豊かな土地であった東の大地は、今、一面の乾いた砂なのだという。
ここも、そうなるのか。
残った命もすべて消えるのか。
我らはいい。止められなかったにせよ、我らは司祭。
神託を間違った責を受けろというなら受けよう。
しかし、罪人として流された先、あたたかく迎えてくれたこの小さな村の人々は。
せめて、手の届く命は。
守りたい。守らせてくれ。
逃げるしかない。
ああ、咆哮が聞こえる。恐ろしい。またどこかが崩壊してゆくのか。
あれはいったい何だ。蛇を従えるあの巨躯は何だ。
アルフォ、我が友、お前は今どこにいる。
お前ならあれを止められるか?
人間があんなものを止められるわけがな    ちがう。
信じろ。神は狂った。なら私は人を信じる。信じろ。
世界は終わらない。終わらない。どうか咎なき民を救い給え。』

フェンネル:当時の司祭の手記の様だな。(読み上げているのを聞きながら)

マユラ:蛇を従える…って、「しずく」よりでっかいものがあったのかな。

GM:<4枚目>
『被害状況 確認中
都近辺 直系数10キロは草すら消えた 助かったものはいまい

空の色 青に戻る
それだけで避難民の心が落ちつき始めている
自然にまさる癒しはない

西にはまだ無事な場所あり
避難民の受け入れ要請中
なにより先に食料、水、できれば各自に一枚の毛布を

輝く三匹の獣 今は身を隠してもらっている
またパニックを引き起こさせたくない
話が通じるのはよかったが
あれは我らに何を求めるだろう
私一人が死して償えるならそれでいい
もう命がきえるのをみたくない』

グラツィア:3匹の獣…。

GM:<5枚目>
『いつかまた会おう。勇者アルフォ。
お前は真の勇者だった。
あれだけの偉業をたったひとりで成し遂げながら、なにひとつ求めず、去って行ったお前。
お前がやったことを触れ回れば、お前は国をつくり、王にでもなれたものを。
結局、ゆっくり話も出来なかった。
私が生きているうちに、昔話のように、語りたい。
今は平和だと、そんな話がしたい。
私は西に行く。約束の金剣を手に。
少女が処刑された台を模した、痛ましい柄の剣。
私はこの罪を背負って生き、そして約束を守りゆく。




あれは二度と目覚めてはいけない
人間が かつての我が王がつくったばけもの

神はかたちをかえた
それを黙り続ける罪を私は背負おう
あの神は 人間を 決して赦しはしないのだから』

グラツィア:私の剣…。

マユラ:やることやって、さっくり姿を消すとか、さっすが傭兵。
 勇者と言うよりなんか、ちょっと共感するなあ。

エルヴィカ:そうね。

ソニア:(心:過去世のお前なんだが…)

ヘリオス:なるほどな。アルティアスの頭領からしちゃ、この手記は爆弾だ。処理したくなるわけだぜ。

グラツィア:……。

エルヴィカ:でもなぜ、この手記アルティアスにあったのかしら?

ヘリオス:この司祭、アルティアス人だろ。

フェンネル:(頷いて)そのようだな。アルティアスからイリスに流れてきたようなことが書いてあった。

エルヴィカ:でもイリスに逃げたあとでしょう?

ヘリオス:これから逃げる、と書いてある。そこで終わってるぜ。
 戒めとして、アルタの街近辺に残る人間に託したのかもな。

エルヴィカ:なるほど。

ヘリオス:我ら、って言葉もよくあるから、司祭は複数居たのかもしれねえ。弟子に託した可能性もありか。

フェンネル:(かつての王がやったことに何とも言えない表情をするも、そのあといつもに戻って)
 余が王になったら、このようなことは二度と起こさせない。このようなことで、二度と人々を死なせはしない。
 悲しませない。誰も、涙を流させはしない。
 (二本の剣の柄を握り。再び何かを決意したように)

エルヴィカ:フェル君なら、その気持ちを忘れることはないでしょう。

マユラ:こんな昔の人間が、必死に頑張ったんだから、今を生きるあたしたちはもっともっと頑張らないとね!

フェンネル:そうだな、マユラの言うとおりだ。

ヘリオス:まあ…カスケの語りを聞いて思ったが、かつての王もそんなに悪い奴じゃなかったよな。悪いのは運だ。
 大量殺戮する王なんざいくらでもいる。生贄一人捕まえただけなんてぬるいほうだ。
 しかし、運の悪い王は、暴君よりたちが悪い。
 世界の命運を変えたんだからな。

グラツィア:(古文書の文面から何か感じ取ることはできますか?)

GM:イアさんへ。文面からのイメージを感じました。
 深い決意や悲壮な思いが感じ取れます。

グラツィア:深い決意や悲壮な思いが伝わるので、内容は、ほぼ真実ではないかと思います…。

フェンネル:神は、「彼女」は、本当に人間を許しはしないんだろうか……??

マユラ:(フェルに)それはどうかしら?

エルヴィカ:フェル君。
 私はこの方が「自分たちは許されないことをした」という気持ちを持っていたから、そう思って書いたんじゃないかと思うわ。

マユラ:これ、個人の日記でしょ?
 個人の日記なんて、他人に見せたら超恥ずかしいポエムや愚痴や恋話やらを書き殴ったりするものじゃない?
 どこまでホントかなんてわっかんないわよ(笑)
 頭の中のぐちゃぐちゃの吐き出し口ってやつね。

フェンネル:なるほど、あくまで個人の主観か……。
 (笑って)そうだな、ありがとう。

マユラ:それにしても、ぞっとする手記。光景が見える感じがする。
 戦争より酷い、すさまじい爆弾が落ちたみたいな惨状と、逃げ惑う人と…。

フェンネル:しずくというのは、涙なのだろうか。
 ならば、今でもどこかで、「彼女」は泣いているのだろうか。

ネロ:しずくは、涙だよ。

フェンネル:やはり、涙なのだな…。
 ルナが……泣いていた時、しずくがこぼれていると、そう思ったことがあったのだ。(ネロをなでなでぎゅっ)

エルヴィカ:(ネロに)じゃあ、メルに「もう大丈夫だから泣かなくていいよ」って、よしよししに行ってあげないとね。

ネロ:意識がなくても、悲しい夢を見たら泣くでしょ?
 つらい夢、くやしい夢でも泣くでしょ?
 だから涙はずっと止まらないんだよ。

フェンネル:ネロが泣いても、しずくが降るのか??

ネロ:ボクが泣いたら?
 泣かないよー!!ボクは男の子だぞーーー!!(ぷんぷん)

フェンネル:(ネロの言葉に笑って)そうだな、ネロは立派な、強くて格好いい男の子だ。
 だから、メルを早く迎えに行こうな。(なでなで)

マユラ:(何かを思い出しながら)国境を越える時、馬車の車輪が外れて、そこから徒歩で駆けたから遅くなったのよ。
 ホントごめんね。もっと早くつきたかったのよ。(←無意識)

エルヴィカ:?それいつのこと?

フェンネル:マユラ??(不思議そうに声をかけます)

グラツィア:ユラ様?

マユラ:へ?あ、あれ?いつだっけかな?
 あたしは国境こえたことない…!?あれー!?

グラツィア:過去の記憶…?

マユラ:でも覚えてるもの!
 すっごい大きな黒い影…!さっき思い出したって言うか!
 遠くからでも見えたの、いや、遠かったからはっきり見えたの!
 あれは、山をも越えてた。大きさは天を貫いていた。空は闇色だった。

フェンネル:(マユラさんの言葉で想像してぞっとする)

マユラ:でも、なんでだろう。それでも、あたしは勝てると思ったの。
 あたしは、あの巨大な「女性の体躯」が、嘆き悲しんでいるように見えたから…。
 止めようと、思って…。

グラツィア:昔のユラ様はメルリース様とお知り合いだったのでしょうか。

マユラ:…ごめん、これ以上わかんない…。(頭を抱えた)

フェンネル:マユラ、大丈夫か? 無理はするな……(気遣うように片手でそっと触れた)

エルヴィカ:(そっとユラさんを抱きしめます)

マユラ:ありがと…。うん、大丈夫…。
 ……そっかあー。


マユラ:「親友」と話をせずに別れたのは、隠すためだったんだ…。

グラツィア:どういうことですか?

マユラ:あたしは、メルリースを割ったとき、その代償として呪われて。
 すぐ、死んだの。
 人気無いところまで行って、自分を食い破る魔物が被害を及ぼさないようにして。
 すぐっていっても、リミットは一ヶ月くらいあって。
 その間に、避難民を誘導したりして…。
 ひとりの女性と恋をした。あー、あたし女だから変な感じ!!!!

グラツィア:そこは…。

フェンネル:前世の記憶か…、不思議な感じであろうな。
 余の前世は、どんな存在だったのであろう。(エティックから贈られた指輪を見ながら)

マユラ:その女性に剣をあげて、それで、砂地へ一人で行って、食い破られたわ。
 ……なによあたし!今世もおんなじとこで死ぬとか!!!!
 運命乗り越えろよーー!!ばかーーー!!

グラツィア:ユラ様、落ち着いてください…。

エルヴィカ:あなたは今ここにいるじゃない。同じじゃないわよ。

マユラ:ごめん…ぐすっ。
 落ちついてる…と思う…。ちょっと悲しいだけ…。
 悲しい死に方はやーね…。笑って死にたいわ…。
 その点、今世は私やりぬいた!
 笑って死んでやったから!

フェンネル:マユラは、マユラだ。ほかの誰でもない。
 ならば、今度は笑って、二度目の命を終えるのを目指そう、皆でな。(笑いかけます)

マユラ:(フェルに)フェルはおじーさんになって、お茶飲みながら王宮のテラスで孫に囲まれなさいね!

フェンネル:もちろん、子供は100人くらい産むつもりだぞ。
 そうしたら、孫は300人くらいか?

マユラ:産むのはあんたじゃないでしょ(笑)

エルヴィカ:銀の奥方なら、本当にありそうね…。

フェンネル:(めっちゃ笑顔で)フォロンに頑張ってもらうことにする。
 100人産んだら、一人くらいは余に近い子が生まれるだろうから、その子が次の王かな。

グラツィア:ユラ様。「親友」というのは?

マユラ:手記の人だと思うけど、そこの記憶はちょっとわかんない。

グラツィア:この手記の人ですか…。

マユラ:ぼんやりした、おっさん顔?のイメージしか…。
 あたしもおっさん顔だったのかな!?うわー。

グラツィア:フォルト様。
 フォルト様はこの手記の方、もしくはユラ様の前世の方をご存知ですか?

フォルト:(実体化)もちろん知っています。
 勇者は、私達を7つに割った剣士。しかし、そのあとすぐに姿を消したので、対峙した記憶しかありません。
 司祭の男性は、私が剣を託した人間です。

グラツィア:そうですか…。

マユラ:さーて。解読も終わったし、見張りと休憩のチーム分けしよう。
 今を考えないと!がっつり生き残るわよ~!

エルヴィカ:半分ずつ交代で休憩しない?
 イアさんと私は別の方がいいと思うの。(回復&感知系的に)

フェンネル:そうだな。今を生き残ろう。
 余も見張りに立ちたいところだが、いかんせん魔力への感覚は鈍くてな。

マユラ:あたし感知できるわよ。ああいうモノにすごく鋭くなったわ。

グラツィア:私はヘリオスと一緒ならいいです。

エルヴィカ:ヘリオスさんの腕の支え…。
 椅子とかにのせるのと、腕の方に折りたたみの棒をつけるのとどちらがいいかしらね…。

ヘリオス:100キロで折れないものにしてくれな(苦笑)
 下手をすると、俺の肩がはずれる。
 俺は動けないから、見張りのカウント外で頼む。

エルヴィカ:あと、ユラさんとトーリさんも別かな。

マユラ:そうね、あたしとトーリが一緒にいる意味が無いわね(笑)

グラツィア:ヘリオスの腕を支えることができたら良いのですが…。

ヘリオス:グラン、転んで大変だからやめておけw

グラツィア:わかってます。

フェンネル:(ルナの剣をぎゅっと触って語り掛けます。)ルナ、メリッサ。
 このしずくが、あなたの涙だというのなら、余はそれを払って、「わたし」も「私」も迎えに行くから。
 泣き止んで、悪い子でもいいから、待っていてくれ。

GM:剣がかすかに暖かくなった気がします。

フェンネル:(それを感じてにこりと笑います) 
 申し訳ないが、余も眠っていて構わないだろうか。
 ここでは役に立てぬが、この後でみなを導こう。

エルヴィカプレイヤー:実際に、腕の台になるものは作れそうですか?

GM:作ってもOkですが、次回の襲撃は、時間(1日を24時間で考えて)と数がランダムなので、間に合えば…。

エルヴィカプレイヤー:まあ、最悪イス一つ廃村からとって来たらマシではないかと…。

GM:廃村に降りる!?マジですか!?遭遇チェックさせてもらいますよ。

エルヴィカプレイヤー:ああ、そうか頂上だから遠いのか。ではやめておきます。
 岩でも探してユラさんに運んでもらったほうが良いですね。

GM:それがいいですね。岩程度なら片手で持てます、今のユラは。

グラツィア:(マユラをキラキラした目で見てます)

マユラ:え?なに?なにかな?

GM:では、テントをはって、チーム分けをしたということで。
 お疲れ様でした!また次回を楽しみにしています(^^)

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最終更新:2018年05月17日 17:46