タイトル 『オールグリーン』
推奨人数 3人~5人程度
時代背景 … 基本的に現代。近未来でもOK。
ファンタジー系にするなら各所修正自由にどうぞ。
ゲーム終了条件 例(終わりと思ったら終わっていいと思うのです)
1.プレイヤーの全滅(これはどうしようもないバッドエンド)
2.ワクチンの入手、接種による感染回避
3.元凶を倒しに行くバトルに挑戦し勝利
<シナリオの基本>
感染パニックもの。
プレイヤーキャラが徐々に「なにか」に感染してゆく。
キャラ死亡あり。 →(救済策あり)
ゲームの統括者(GMでもKPでもとりあえずその位置の人)は、
- むやみに同士討ちをあおらない
- 希望を断ちきらない。「もうだめだ」とキャラを諦めさせないように
- ただし絶望も絶え間なく与える
上記が重要となる。
希望と絶望のさじ加減をうまく使うこと。
<シナリオ導入>
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それが起こったのは、いつだったか。
一年前? 半年前? 三ヶ月前? 一ヶ月前?
……一週かんまえ? 三かまえ? きのう? それとも きょ
人が人ではなくなる現象が勃発した。
最初はそれは病気と思われ、症状が出た人々が病院に詰めかけた。
だから最初に、病院は機能しなくなった。
その現象は、誰に起こるか未知数だった。
家族も恋人も、互いを疑った。
警察や自衛隊も、内部から崩壊していった。
いま このせかいで
たよれるものは じぶんいがい いない
「感染経路」は、ひとつめは接触感染。
感染した人間…もとい、感染し豹変した ナニカ に傷をつけられ、血液内にソレの体液が入ると確実に感染する。
ふたつめは、感染しているが ナニカ になる前の人間との粘膜接触。
ペットボトルの水を回し飲みで全員が感染した事象などが報告されている。
みっつめは…「空気感染」。
これは、耐性があれば防げるなどと言われているものの、根拠はなく。
防御策すらなく。
吸い込まなければいいのか、肌に触れても駄目なのか、それらはなにもわからない。
ああなりたくない。人々は逃げ惑う。
緑色の醜悪な。あのバケモノには、なりたくない-------
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(上記はゲームの冒頭モノローグで、テキストセッションならちまちま貼り付けたり(小出しが怖い)
ボイスセッションなら、ニュースキャスターのように無感情で伝えるのが最適。
ここからは、ゲームマスターへの説明。
状況や質問、NPC会話などで情報開示可能。
『感染したらどうなる』
1.最初は感染した箇所に、緑色(若葉色みたいなアニメ的グリーン)のかさぶたができる。
かさぶたは剥ぐことができ、はぐと血が出るが緑色は除去出来る。
しかし数時間後に前より大きい、あるいは数が多いかさぶたができていて、どんどん増える。
人間以外には感染しない。動物は平気。
2.かさぶたが5cmほどになると結合し、ぬめっと光るアニメグリーンの、触るとつるつるする肌に変わる。
ここからは一時間に10cmほどの勢いで、緑のつるつる肌が広がってゆく。
3.成人男性の平均体表面積はだいたいで1.62m2とされる。
個人差はあるが、人は二週間から一ヶ月くらいで、全身が「つるつるの緑色をした人間」になる。
体毛は抜け落ち、緑に埋め尽くされた部分の感覚は全部消える。
しかし、最後まで「両目」は残っており、「両目」があるうちは意識がある。
人体表面すべてが緑に侵食されたら、両目も「つるつるの緑色」になる。
4.道中は痛みなし。自覚症状無し。
それどころか、感染途中は「痛覚ゼロ」になるため、骨が折れるほど殴ったり、壁を蹴り壊したりしても平気である。
無論肉体は骨折など大変なことになるが、放っておいたら「緑が侵食して勝手に治る」。
一時的に怪力ヒーローになれる要素を持つ。
5.両目も「つるつるの緑色」になると、人間であった頃の意識がなくなり(意識不明状態)、肉体が別の意志を持って動き始める。
「つるつるの緑色」は、感染を広げたいという低級な思考で動く。
もとの人間より動きは鈍い。
口も目も塗りつぶされているが、周囲を感知出来ている。
感染方法は、「つるつるの緑色」の肌から吹き出す緑の粘液の噴射、抱きつきによる付着。
なお、内臓などは存在しており、傷をつければ血が出るし腹を切ればきっちりグロい。
6.「つるつるの緑色人間」から一週間(個体差有)経過で、人間の形状が、どろどろと溶解する。
つまり、人間の体積程度のスライムのようになる。
正確には口ではないが、口のような穴がひとつでき、空気を吸い込んで吐き出すことにより、異様なうめき声を発する。
人間の形よりもなお動きが鈍いので、避けて通れる。
7.緑のスライムのうめき声は、同じ形状を呼び寄せるため。
同じ形状が近づくと、より大きい方が小さい方を、口らしき穴から飲み込む。
そして体積を増やす。
8.3~4つ分飲み込んだスライム個体は、イソギンチャクのように触手を生やしはじめ、触手を使ってすさまじいスピードで移動可能になる。
口は健在、大きさが増すたびに声も大きくなり響き渡る。
この状態になると「かさぶた程度の感染者」にも接近し飲み込もうとする。
(※ プレイヤーが戦うのは主に、人間形態とイソギンチャク形態である)
9.イソギンチャク個体はどんどん共食いを繰り返し、数十メートルに達したとき。(エンディング間近ネタ)
この世には存在しない、けれど幻想的に美しい、「大樹」へと変化する。
「大樹」は色はそのままに、大地にしっかりと根を張り、太陽を浴びてきらきらと輝き、酸素を大量に作り、二酸化炭素だけでなく大気の汚染物質を吸い込み浄化してゆく。
そして、吸い込むだけで感染する「大量の胞子」を一時間ごとにまき散らす。(感染防止にはガスマスク必須)
この『大樹』が最終形態。これ以上進化しない。
『結局この緑色はなんなの』
宇宙から飛来した隕石の中に含まれたモノ。
視認出来ないほど小さな胞子から生まれた「植物」。
(グリーン事件前に、流星群やらのニュースで賑わったなどという情報などは全員知っていていい。しかし基本、結びつかないので、よほど推理が的を射ているか、あるいは特殊は判定に成功しないと関係性には気づかない)
この「植物」があった星は、この「植物」だけが生息する平穏な星であった。
しかし星の寿命で、星は宇宙の塵と化し、気の遠くなる時間の末に偶然地球の軌道に「数粒」が乗ってしまい、「活動可能な場所に降り立った植物」が活動を始めただけのこと。
放置すれば人間は絶滅するが、この「植物」は人間以外に危害を及ぼすことはなく、むしろ地球にとって有益かも知れない。
(『大樹』になると、放射能汚染すら除去する能力がある)
弱点 … 冷気。(炎には耐性があり燃えない。感染者も感染した部位は燃えない)
マイナス15℃以下の冷気を当てられると崩壊する。(復活不能)
液体窒素などが劇的に効く。
<キャラクターメイク>
キャラメイクの際に、「既に感染しているか、していないか」を決めてもらう。
感染しているキャラメイクをして、部位が大きい場合、「感覚がないなどのデメリットと、痛覚がないゆえのメリット、なぜか炎に耐性があるなどは伝えてOK)
部位が誰の目にも見える場所にはしないでほしい(一瞬で仲間に殺される場合あり)、と説明すること。
隠す場合は、バレバレの隠し方は許可しないこと。
体表面積で感染が進行するので、「子ども」はキャラ登録不可能。
理由は言わず、14才以上のみで、と説明する。
キャラクター全員に、「武器」をひとつ、自由に持たせる。
世界観的に入手可能で現実的ならばどんなものでも可能。(ただしどこでどうやって手に入れたか説明させる。説明出来ないものは不可とする)
「例」
拳銃 … 「緑人間になった警官を殺して奪った」
野球のバット … 「お兄ちゃんが野球部だった」
猟銃 … 「もともと害獣狩りをしていた。きちんと登録している自分の銃」
ヤリ … 「台所の包丁と掃除用モップをくっつけただけ」
毒 … 「毒キノコ(知識がある場合のみ)」「ネズミ避けダンゴ(自害用」など
自衛隊員だからすごい武器がある、などという設定を認めるか認めないかは。プレイスタイル次第。
キャラクターは基本的に一般人。
超能力などは持っていない。
(霊感的なものを生まれながらに持っている、という設定であった場合、このエネミーは『純粋な生物』なので逆に無意味になる)
特殊な能力をどこまで認めるかはプレイスタイル次第。
※ 道中でキャラが死亡する可能性も大いにあるシナリオだと説明し、第一キャラが死亡したら、あらかじめ作っておいた第二キャラが助けを求めて遭遇、という形でプレイヤーがヒマヒマ星人にならない救済策もある。
3キャラくらい作っておいたらまず最後まで持つ。
上記ルールはプレイスタイルで自由に取捨選択する。
<シナリオ 1 「逃げ込んだ先」>
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誰かが、ドアを開けた。
そこは、誰が何をしても開かなかった、頑丈な建物のドアだった。
それが、今、中から開いた。
中に、ちらっと中年男性の姿が見えた。緑色じゃない。
あそこは、逃げ込める。
いや、今、あそこ以外にどこに逃げ込める?
ああ、中年男性が、慌ててドアを閉めようとしている…!!
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上記の説明文をプレイヤーに伝える。
プレイヤーキャラは全員が「ドアが締まる前に無理矢理飛び込んだ、男を突き飛ばして入った、男を殴って入った」などなど各自の方法で「強固なドアの中に避難する」ことから始まる。
もちろん全員が初対面。
中からドアを開けた中年男性は、「●●製薬会社のシェルター部分」にこもっていた男。
※ 開けたドアはシェルターではない。研究所ならではの強固に作られた裏口に過ぎない。
「研究所裏口スペース」からスタート。
名前は 新井 三郎 (46) ※ 他キャラとかぶったら適当に変える
新井は、「外はまだバケモノが徘徊しているのか!?どうなっているんだ!?私はちょっと外を覗いただけなのに!」と発言。
新井は、イソギンチャク形態を見たことはあるが、「感染」について無知である。
●●製薬会社が黒幕と思うプレイヤーも現れると予測。
尋問拷問好きにして良し。
しかし新井からは、「イソギンチャクが高速で走って行った」以外の情報は得られない。
※ 生死に関わる拷問をした場合は、『情報A』を漏らす
なお、シェルターに一人だけ入って内部からロックして、内部の食料など(電気は通っている。快適。シャワーやエアコンもある)で暮らしていたので、他の社員の動向を知らない。
新井がこもった時期は5日。それまでは地下の研究室(ほぼ隔離場所)で新薬研究をしていた。
シェルター内に、プレイヤー全員が10日くらいは生きられる食料あり。
☆ ●●製薬会社のこの研究施設は小規模である。マップは簡易でOK
☆ この研究施設無人ではなく、緑人間直前の者や、緑人間がうろついている状態。
好きなだけバトルできる環境。
☆ 基本はこの研究施設だけで進めるゲーム。
外に出そうな人は、外は危険である、と忠告。
それでも理由なく出る場合は、イソギンチャク形態に飲み込ませてしまってもいい。
新井の『情報A』
新井は、偶然かくれんぼしていた、10歳の少女をかくまっている。
人間が5日も、情報遮断の孤独の中でいるのは、激しい苦痛であり、なかなか耐えられるものではない。
かくれんぼでシェルターに忍び込んでいた少女と、5日間たわいもない話で和んだお陰で、新井は精神を保つことができた。
少女への、保護者的愛情もある。
シェルターを出て緑人間を見たため、「なんだろうあれは、気味が悪い」程度の気持ちで少女をシェルターに隠れさせている。
少女とはその時が初対面。
10歳の少女 … 元岡 志寿香(しずか)
この製薬会社の社長の孫娘。
研究所を遊び場にできるほど甘やかされているが、リムジンでの送り迎えなどが原因で、友達は一人もいない。
新井を「優しいおじさん」と慕っている。
感染の現状理解をしておらず、無知。
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自己紹介をさせるならこのタイミング。
キャラごとに、事前に情報を与えておくこと。
「自分は緑の人間が起き上がったのを見た。友人だった」
「巨大なスライムみたいなものが変な声で鳴いた」
「緑色はうつる。うつるとそのうち全身緑になって死ぬ(と思っても当然。あるいはゾンビと思うだろう)」
「緑の潰れたようなやつが、人を食べていた」
「触手がいっぱいある緑のものが走っていた」
「目の前で緑の人間がどろどろに溶けてスライムみたいになった」
「イソギンチャクの緑色みたいなものが人も緑の人もスライムも全部食べた」
「緑の人間に抱きつかれた人に緑がうつった」
「緑の人間はきっとゾンビだ」
上記の内容を、プレイヤーにいくつかに分けて、スタート前に情報を渡しておく。
一人では、うまく繋がらないように情報を分けるのがベスト。
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<シナリオ 2 「感染確認」>
当然だが、逃げ込んだメンバーの感染確認が行われると思われる。
自ら宣言して、「自分に近づくな」と言う者もいると思われる。
感染確認(隠し通すも含め)を、早めにすませておくと進めやすい。
感染している者を、未感染の者が殺すかどうかも話し合う。
新井と少女「志寿香」は、現状未感染。
少女は幼い故に、感染したらあっという間に緑人間化する。
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<シナリオ 3 「爆発」 >
地下の研究施設が爆発する。
火災が発生したとしたら、ここにいては危険。
新井の提案「屋上に避難しよう」 ←空気感染の危険。しかし、緑人間やスライムやイソギンチャクが徘徊し、人間を襲う地獄絵図が見られるので見せたいならGO
あまりにも屋上にずっといると、時間経過で火災はどんどん広がり各薬品に引火して建物爆発 → 全滅
志寿香が既に発見されているなら(志寿香を出すタイミングは任意)、「火を消そう」
こちらが正解ルート。プレイヤーが率先して行くならNPCはひっこめる。
研究施設の爆発は、緑人間が施設内の薬品棚につっこんだことが原因。
小規模火災なので、かけつけるのが早ければ早いほど消火は可能。(判定成功で消化器発見可能)
緑人間3体と遭遇、バトル。
動きは鈍いので対処可能。人間の急所で死亡する。
抱きつかれると感染する。
逃げると、動きが鈍いとはいえ異様なしつこさで追跡するので注意。
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<シナリオ 4 「とけたもの」 >
消火&退治を終えると、もう一体の緑人間が。
ふらふらと途中まで近づいて、そして止まり、ばしゃんっ、とスライム化。
※ しぶきを浴びると感染
スライムになったら口ができ、異様な声を発しながら感染者を捕食しようとする。
しかし、前にもまして鈍いので回避は容易。
ただし、「とけてしまった コレ の 弱点がわからない」状態。
突いても刺しても無効。切っても無効。(よけいにしぶきが飛ぶ)
燃やしても平気。(この行動をすると炎無効が判明する)
この時点で新井が生存していたら、「え、液体窒素…そこのボンベが!」とプレイヤーに教える。
液体窒素を噴射すると凍り付き、細かく砕け、溶けることなく細かな結晶化して完全に死亡する(結晶化したら触れても感染しない)
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<シナリオ 5 「希望と絶望」 >
結晶化までたどり着けた場合、このルートが開く。
このままだと時間が過ぎて食糧が尽きるか、感染して全滅するだけ。
できる限りのバイオハザード対策をして、新井が自分の知識で調べてみると言い出す。
※ 薬品の専門知識を持っているキャラクターがいたら、ゲームマスターが「そうしてみたらどうでしょう」と促して主役をキャラクターに持っていってもいい
その場合新井は助手。
シェルターにはシャワーと食料があるので、調査の間少しでも休んでくれと新井。
まだ遭遇していなかった場合、ここで「志寿香」と初遭遇。
調査は3日かかりそうだと、プレイヤーに宣言。
3日後に感染が最悪な状態に進みそうなプレイヤーは、自らの進退を考えることになる。
他のプレイヤーに殺されるかも知れない。
調査中の新井、またはプレイヤーを交代で守る必要あり。
イソギンチャク形態が、緑人間を飲み込み、ごっくんしたあと襲ってくる(一体)。
1 通常ではちょっと勝つとか一般人には無理
2 誰かを飲み込んでる間は動きが止まるので、犠牲をはらうか緑人間を投げるか
3 必殺液体窒素
☆ 誰かを飲み込んでる間は動きが止まるので、ここで死者が出ても一人くらい。
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<シナリオ 6 「ここにいる者だけでも」 >
完成一歩手前のワクチンのサンプル(めちゃくちゃ簡易)が完成。
はっきり言って、こんなもの使っていいのかという状態。
新井が白状する。
ここに至るまでのサンプルを自分で実験して「感染した」と。(腕の注射跡に緑のかさぶた)
ここから完成に至るには、「まったく感染していない人間」にこれを注入し、三時間後に検査して、感染していなかったら「抗体」ができている。
その人物から血液を接種し、一部の成分を取り出して完成ワクチンにできる。
適任者は、感染していないプレイヤー、未感染状態の志寿香(10歳の成長期のためよりよいワクチンが精製可能。しかし5人以上のワクチン精製のための血液採取するのには耐えられない)
完成ワクチンは、感染者を「ゆっくりと元に戻す」ことができる。
そして、人間に戻ったら、「もう感染しない」。
緑人間になって意識不明になった状態はまだ助けられる。
スライム化したら人間としての死亡が確定する。
つまり、「緑人間は人間でありまだ生きていた」。
緑人間を殺すのは殺人か否か、で苦しむのもまたよし。
未感染者がゼロの場合、誰かが外に出て、未感染者を救出する必要がある。
簡単に言えば、もう手遅れのプレイヤーがヒーロー的行動で外に出て自キャラを殺し、用意していた次のキャラを出せばいい。
全員にワクチンが注射されたら、「自分たちだけは助かった。なんとか…」で、エンディングを迎えてもOK。
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<シナリオ 7 「いいや、助けられるならば助ける」 >
さらにつっこんでゲームを進める場合は、
● 未感染者とワクチン精製技術者がいればワクチンはいくらでも作れる
● 緑人間の状態ならまだ人間に戻せる
● そもそもの原因はなんなんだ (←地球外生命体の「植物」です、というのはゲーム後までわからないこと)
● イソギンチャク全部殺せばいいのでは
などなど、前向きに進んでくれそうならば、研究所屋上にてイソギンチャクから『大樹』がつくられていく現場を目撃させる。
大樹はそこに立っているだけだが、巨大で、胞子を吐く。
周囲の緑生物はすべてこの大樹と一体化したので、これを破壊出来れば、この地域一帯は少なくとも人間の生存の希望が残る。
☆ 「凍らせる」ことはできるが、あまりに巨大。全部を凍らせる必要あり
☆ もちろん炎は効かない(大気圏突入の熱にも耐えている)
☆ 何度でもヒットアンドアウェイ戦闘可能
☆ 大樹の胞子は、肺まで吸い込むと、ワクチン済みのキャラをも感染させる。
再び感染した恐怖、そしてもう前のワクチンでは効かないという宣言を新井などから告げる
☆ 『大樹』という形があるので、物理破壊可能。
破壊しまくって破壊しまくって地道に冷やす…というのが常識的な倒し方だがロマンにかける。
☆ 感染者は、『大樹』に呼ばれているような不思議な感覚を感じる。
そして『大樹』が過去、ここではないどこかで、静かにただ生きていた姿を白昼夢で見る。
うっかり近づくと、とても心地よい夢を見ながら『大樹』に取り込まれる
★ ロマンあるエンド誘導の場合 … 感染者が、強い意志と拒絶を抱いたまま『大樹』に取り込まれると、『大樹』は枯れる。
生きるというだけの目的で生きていた植物が、その目的を拒絶されたため、内部から崩壊した形。
結晶化でもない。枯れて、死んだ。もう感染しない物体に変わった。
一人の犠牲によって。
↓ ハッピーエンドにしたい場合
枯れた木の幹が割れて、取り込まれた筈の「強い意志と拒絶を抱いた感染者」が生還。
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どこをエンドにしても、どの方向に誘導しても、それはそういう物語。
裏設定は必要な分以外は、ゲーム終了後に面白おかしく語るとよい。
ゲーム中は知らないほうがいい部分がかなり多い。
このシナリオの敵には、誰一人として悪意がない。
悪意があったのは、意識ある人間だけである。
『オールグリーン』
- システムがすべて正常に動作していることを示す言葉
- 【 安全が完全に確保されたということを意味する言葉 】
何が 何に 対して なのか
誰が 安全 で
何を 基準に
『完全』 なのか … ?
『オールグリーン』 以上
最終更新:2019年04月13日 23:06