GM:では、「騎士」のオープニングをさらっとやりましょう。
前に打ち合わせした内容から変わってなければ、トーリ・タチアナさんは、異国の流浪者。
現国王と5年前に少しだけともに旅をした事がある、はるか東邦の武人でしたね。
ダリアス:(当時の会話)トーリよ、こいつをくれてやろう。
なに、私にはまったく扱えん、よき得物でも振るえねば鉄くずよ(笑)
(長めの日本刀?を渡す)
GM:この時は二人旅を一ヶ月くらいでしょう。
ダリアス:それはなあ、「壊れない」のだ。何があっても破壊できん、呪いのようなモノが付与されている。
ぽこぽこぽこぽこ武器を壊しおってからに!!馬鹿力め!!
これで節約せい。
トーリ:ん~……?(受け取って立ち上がると、ひゅんひゅんと振り回す)
ダリアス:どうだ、馴染むか?
トーリ:おお、こりゃぁ、よか得物じゃ……実にしっくりと馴染むわいのぅ……。
ダリアス:トーリも頑丈だ。こういう、シンプルな得物が似合うのだろう、ははは!
トーリ:本当にもらってもええがか?
ダリアス:ああ、私はいらぬ。持ち帰っても蔵で永遠に眠るだけだ、もったいなかろう?
剣が泣くぞ、しまいこまれるなんてな。
トーリ:よか、よか! 実によかぞ、こいつは!(嬉々として振り回してる)
ダリアス:おいこら!私に当たったらどうする!!傷薬はもう無いぞ!!
互いに傷を負ったら終わりの戦闘スタイルだろう!
トーリ:ほんなごつ、ダリの言う通りじゃ、武器は使われてこそ華よ、愛でて使われん武器に何の価値があろうよ!
ダリアス:ま、そういうことよ。トーリ、愛でてやるがよい。
愛剣という言葉があるのだ、武器は恋人よ!
いつも傍らに、そして潤いをあたえてやらんとな(笑)
トーリ:扱いきれんが故にお蔵入りゆうのも、武器にとっては不幸やしなぁ。
ほなら、遠慮なく貰っとくぞ。
実際、武器代がかからんとなれば、どえりゃぁ、たすかるでの!
GM:こんな感じで、非常に息があった旅路だったと思われます。
GM:ダリアスが城に帰還する際に、さらっと別れたのだと。
「何かあれば、『ダリアス』の名とお前の名『トーリ』を掲げて、国で一番でかい建物に来い」とだけ言って。
GM:たぶんですが、ふらっとこの国に舞い戻って、んじゃあ言われたとおりに、ってやったら、初めて国王だとわかったんではないかと思います。
六:でしょうね。(笑)
一番でかい建物が王城と走らず、気軽に衛兵に声をかけたものと思われます。(笑)
GM:最初は槍向けられたなw
六:それ、絶対ひと悶着起こしてるわ(大笑)
GM:でも、そのうち名前をぽろっと言って、援軍を呼びに行った騎士が、トーリの外観と名を情報として言ったために、やっとまともに迎えられたと思います。
GM:五年ぶりに出会った王は、ちっとも変わらず(老けてない!)、客間で美味い飯をたらふく振る舞ってくれますよ。
一対一で傍控えなしで会います。
ダリアス:久しいなトーリ!よく生きていたものだ。
のたれ死んでいなかっただけ嬉しいぞ!
トーリ:はっはっはっは! 何いうちょうるか! こんあほうが!
おまん、国王だなんち、ゆーとりゃせんかったやないけ!
こん、かばちたれが!(呵呵大笑)
ダリアス:国王はダリアスだぞ?この国の人間は皆知っている、気づかないトーリが阿呆だろう(笑)
トーリ:何言ってやがる、このすっとこどっこいが!
この国にダリアスなんて名前は掃いてすてるほどおろうが!(ばしばし)
ダリアス:それでも偽名ではなかろうよ(ばしばし返す)
GM:そして、ダリアスと当時の話を肴にいい酒を飲んでいる際。
ダリアスがぽろっと呟きます。
ダリアス:……気が向いたら、でいいのだが、力を貸してはもらえないか。
……ああ、すまぬ。戯れ言だ。
トーリ:ん? なんじゃ? ワシと、ぬしゃの仲じゃ、なんでんゆーてみぃ。
今更遠慮もクソもあるか? ん?
金に関しちゃなんも手伝えんがな!!
ダリアス:いや、そのなあ…(もごもご)ただの親馬鹿でしかないからなあ…。
トーリ:よかよか! 親バカ結構!
ダリアス:私には、三人の子がいる。皆可愛いぞ!美男美女だ!妻との愛の結晶だ!!(≧▽≦)
ダリアス:…その。国家秘密なのだがな。お前ならよいかなと。うむ。
トーリ:(ふと、真面目な顔になって) なんじゃ、いうてみぃ。
ダリアス:……私を含め、王家の血筋は、ある大いなる存在に守られている。
…という伝説がある。本当かどうかはわからぬ。
トーリ:(守護霊みたいなもんか……?)
ダリアス:が、『神託の夢見』という、私も信じていなかったものを、私はとうとう見た。
次期王を告げる夢、いつの世の王もそれに従ってきた。
トーリ:(無言で続きを促す)
ダリアス:末息子が次期王であると。『神託の夢見』はそう告げた。
次期王に選ばれたものは、王族に関するすべての権利を一年間剥奪され、「大いなるもの」を探索するという任につかされる。
末息子は、13才。まだ子どもよ。しかし、私が13の頃は戦も経験した。だから旅も良きことかと思っていた。
ダリアス:……「王家を守る存在は、必ずしも善きモノとは限らない」
ごく最近、そんな情報が舞い込んだ。
息子は、形だけの試練の旅ではなく、その命を賭けなくてはならないのかもしれん…。
ダリアス:「加護を得よ」という任だが、私も含め、たった一年の旅路で大いなるモノを発見した王はおらぬ。
しかし、息子は、『出会ってしまう』のではなかろうか。
トーリ:(視線をダリアスから逸らさず真正面から見据える)
ダリアス:その任と同時に、私に内密に、神殿が動いた。
司祭と騎士が、「同じモノ」を探索する旅に出た。
どうやら、神殿側には神殿側の思惑があるようだ。
王家の代替わり、夢見については、極秘事項。王族以外はお前だけだな、知っているのは(笑)
トーリ:(真面目な顔を崩さず、「解かった」と目で告げる)
ダリアス:…そのうち、「騎士」が、身内の急な病で任を解かれ帰還している。新たな騎士を探し、任を引き継がせるつもりらしい。
何が何でも「大いなるモノ」と関係性を持ちたいのか、はたまた、息子の邪魔か、下手をすると暗殺か。
ダリアス:……トーリ。
騎士位を得てみる気はあるか?
騎士位さえ在れば、任に立候補できようぞ。
トーリ:(無言のまま、暫くダリを見つめ、やがてニカッと笑う)
ダリアス:(目をあわせ、ニカッと笑う)
トーリ:なんじゃ、要するにそのボンを陰ながら見守れってことか!
ええぞ!
他ならぬおまんの頼みじゃ、なんで拙者に断わる理由があろうぞ?
ダリアス:お前はそう言うヤツだったな!
トーリ:おんしにゃぁ、命を救われとるからのぅ。 お安い御用じゃ!
ダリアス:…だが、神殿長から任を受ける際は、猫の皮を被ってもらうぞ?
私もあやつの腹の色がわからん。神殿長が何を考えているかもな。
トーリ:あー……寡黙なフリをすればエエかのう……?
必要な文言はおしえてくれぃ。 丸暗記するでなぁ。
ダリアス:というわけで、一時変装だトーリよ!
イリスリードの騎士服と鎧を身につけよ、髪を整えよ!
メイド、メイドを10人来させよ-!!
トーリ:!? ま、まて、ダリ!! いきなりか!? これからかッ!?
ダリアス:事は早いがいいに決まっておる!後任が決まったらどうするのだ!!
食事は済んだ、酒も飲み干した、ならばゆけい!(笑)
トーリ:まだ、まだ、酒がのこっちょう!!
ダリアス:(自分で飲み干して)うん?からだなあ?(笑)
トーリ:今逃がしたら、次は何時食って飲めるかわからねぇじゃねぇかあぁぁぁぁ……(遠くに引き摺られて声が遠くになっていく)
GM:ダリアスが大笑いする前で、トーリ → きれいなトーリ に。
騎士の基本的な立ち居振る舞いも教えてもらいます。
まあ、さすがに酒を抜くため、次の日にはなりますけどねw
六:おそらく実技は問題ないかと。(笑)
GM:次の日、言われたとおり、首都の大神殿へ。
GM:しんと静まりかえった、大神殿のとある一室。
主要人物が会議を行う際などに使われる部屋です。ここまではダリアスから聞いています。
トーリさん、場違いな空気を感じまくります。
こう、聖なる場-、っていうおごそかさ。
トーリ:(どうにもこういう場所は落ちつかねぇなぁ……)
神殿長ロア:騎士トーリ・タチアナだな?
GM:おひげのおじいさんです。威厳があります。下手したら王よりも。
トーリ:騎士、トーリ=タチアナ、まかりこしました。(棒)
GM:中は、華美ではなく清楚に美しい部屋です。
神殿らしい、神のシンボルが祭られた部屋です。
ソファがあるので、そんなに堅苦しい部屋というわけでもないのでしょう。
神殿長ロア:ソファに腰を下ろすがいい。(単独のチェアに先に腰を下ろす)
トーリ:(一礼して座る)
神殿長ロア:前任の者が、所用で任を下りざるをえなくなった。
トーリよ。任を引き継ぐ覚悟はあるか。
その命、国のため、民を守るために擲つことはできようか?
トーリ:我が身の全身全霊を以って。(抑揚無く平坦に)
神殿長ロア:その言葉に安堵した。
…私も、まさか次の任を異邦人に任せることになろうとは…。
トーリ:畏れ入ります。(やや棒)
神殿長ロア:しかしお前は、間違いなく「終焉を止める者」に反応を示した。
トーリ:(なんじゃ、そりゃ?)
神殿長ロア:…なかなか、前任者のような、反応を示す者がおらず、半ば諦めかけていたのだが…。
お前は導かれてここへ来たのだろう。
神殿長ロア:今より10から12の月が経過した後、この世界は滅び去る。
トーリ:(なんぞ、物騒なコトゆーとるのぅ、この坊主……)
神殿長ロア:運が良ければ、イリスリードの治める地域…隣国にかするくらいで済むかも知れぬ。しかし、イリスリードは滅するだろう。
神殿長ロア:この地は、古代王国というものが在った。
それはある日、一夜、いや一瞬にして滅したという。
東にある砂漠や不毛の岩地は、遙かな災厄の爪痕だ。
神殿長ロア:かつて、その災厄、禍の魔物は、生まれて間もなく退けられた。
いや、一時的に封印されたといった方がいいだろう。
その目覚めは、一年を待たずして来る。
神殿長ロア:禍の魔物を仕留め、イリスリードを滅亡の未来から救え。
…これは、選ばれたお前にしかできぬことなのだ。
トーリ:御意! (平坦に)
GM:※ 東にある砂漠や不毛の岩地
このへん、実際目にしました。ダリアスと一緒に。
六:うい。
神殿長ロア:(悲しげに微笑む)その命、無駄には無くすな。生きて任を全うせよ。
神殿長ロア:禍の魔物、その名は「メルリース」という。
聞いたことはなかろう。誰もが後世に決して伝えなかった忌むべき言葉だ。
破壊と混沌の権化、と我々は呼ぶ。その言葉を使わずにな。
だが、時は満ち、もう言葉をつぐむこともなくなった。
神殿長ロア:手段は選ばずともよい。メルリースという存在をこの世から消し去れ。
『決して王族に悟られることなく』。これが絶対の条件だ。
トーリ:はっ!
神殿長ロア:イリスリード王家は、もし我々の行動を知れば、必ずや妨害してくるだろう。
…それ以上は言えぬ。私もまた、国王に仕えし身よ。
これは騎士団長とも合意のことだ。
騎士団と大神殿は、国王、そして王族に隠れ、秘密裏にこの行動を行っている。
ダリアス国王陛下は、賢君であり善き王。
しかし、それは、そんな個人の存在は、今はこだわってはいられぬのだ。
神殿長ロア:ただ、「メルリース」という名だけは大々的に知らしめてよい。
そうすることで、より早く、より正確な情報が得られるはずだ。
神殿長ロア:今この時より、お前は、『メルリース』という『なにか』を探すという命を実行する遊撃部隊ととなる。
表向き、周囲に名乗る職だ。
トーリ:(なんかキナ臭い臭いがプンプンじゃのぅ……。
こりゃぁ、後でダリに酒の一杯も奢ってもらわんと割にあわなそうじゃのぅ……)
神殿長ロア:騎士団長が守り抜いていた剣。 騎士団長にとっては「約束の剣」である、短剣が存在する。
今、「情報屋」が、その剣を所持して、数名の旅人と行動を伴にしている。
サニーチップの麓に行けば合流できるだろう。
情報屋の名はミトラー。黒髪に義手の男だ。
トーリ:はっ!
神殿長ロア:剣を手にした時、お前は「反応」するだろう。
それが、お前でなければならない理由よ。
トーリ:(坊主っちゅうんは何時でも何処でも大袈裟よのぅ……)
神殿長ロア:そして、今は短剣とともに情報屋に託している、最高の名馬もお前に。
騎士団長からの餞別だ。
神殿長ロア:皮肉にも、ダリアス王が、サニーチップの山から狩ってきた野馬なのだが…。
どこかで訓練を受けていたのだろう、見事な白馬で、たてがみが不思議なことに空の如く青い。
馬の名は「シルバーブルー」だ。
神殿長ロア:準備ができ次第、サニーチップへ旅立つが良い。
GM:一年間の資金として、5000G渡されます。
トーリ:有り難く拝領いたします。
GM:そそくさと退室していいですよw
トーリ:(そそくさそそくさ)
GM:準備が出来たら、乗合馬車に乗ってサニーチップについた、でOKなので(^^)
買い物はご自由に。
あ、騎士の服、鎧、剣、マントは売り払ってOKw
六:了解しました!(笑)
GM:では、お疲れ様でしたー!!
最終更新:2017年03月17日 20:47