< 注 意 > BL表現が含まれています


グラツィア:(中:宿の部屋ってビジネスホテルくらいのイメージでいいのかな?)

GM:それくらいです。そんなに広くない。
あと、小さい声でないと、音はだだ漏れ。

ヘリオス:グラン。起きているか…?

グラツィア:はい、起きております。

ヘリオス:………。
(なんといっていいかわからない、バツが悪そうな感じ)

グラツィア:どうしました?

ヘリオス:これくらいしか用意できないんだが…好みかどうかも正直わからなくてな。
(小袋に入った香水の瓶を差し出す)
※ 香水はエルヴィカさんから譲ってもらったもの。袋は自分で用意しました

グラツィア:これは……?

ヘリオス:もうすぐ誕生日なんだろう。…いくつになる?

グラツィア:28だったかと……。
!!これ、誕生日プレゼントですか?

ヘリオス:ほとんど同い年になったな(苦笑)

グラツィア:そうですね。

ヘリオス:(そっと抱きしめる)…おめでとう。

グラツィア:ありがとうございます。(頭を預ける)

ヘリオス:(頬にキス、少し間があって、優しく唇にキス)

グラツィア:ふふ、くすぐったりです。

ヘリオス:くすぐったいか?(微笑む)

グラツィア:はい、あと、とても不思議な感覚です。

ヘリオス:不思議…?

グラツィア:はい、とても温かな気持ちになる……と言いますか……。

ヘリオス:(くすっと笑って)じゃあ、しばらくこのままで。

グラツィア:はい。

ヘリオス:(なでなで。髪にキス)

グラツィア:ヘリオス、私の髪、好きですか?

ヘリオス:ああ。この長い髪、透明な金色が好きだ。
…そう言えば、長くなったな?

グラツィア:はい、あれ以来痛み以外は切っておりませんので……。

ヘリオス:砂漠では、これは…ちょっと大変だぞ(^_^;) 
砂が入るし、砂風でからむかもな。

グラツィア:少しまとめるようにします。

ヘリオス:(心:きつく編んでも砂まみれになる…とは今は言うまい…)

グラツィア:(中:イアの髪はほどくと砂が零れ落ちるほどにサラサラ希望)

GM:見目は綺麗だけど、イアは砂だらけでげんなりだよねー。心が死んでたもんね。

ヘリオス:切らないでくれて、少し嬉しい。
この長さが、俺がいない時間を教えてくれるようで。

グラツィア:ああ、あの時さしあげたものより長くなっていますね、きっと。

ヘリオス:あの時指に巻いたものは、もう少しこう…。このくらいか?(わりと記憶力が良かった)

グラツィア:はい、そうです

ヘリオス:愛しい人の髪は御守りになる、とどこかで聞いた気がしたんだが。
うーん、効果が無かったのか、今会えているのだから効果があったのか、わからないな(笑)

グラツィア:きっと効果があったのだと思います。きちんと帰ってきてくれました。

ヘリオス:じゃあ、あの時髪をもらって、よかった。
また…一本、もらってもいいか…?

グラツィア:(少し考えた後に)はい。(1本抜いて渡す)
祝福をおかけしたいのですが、まだ使えないので……

ヘリオス:(微笑んで)ありがとう、グラン。
いや。お前自身が、俺の祝福だ。
(昔のように、指に指輪を模して巻く)

グラツィア:そう言っていただけるなら、とても嬉しいです。
(巻いた指に触れて)また、必ず帰ってきますように……

ヘリオス:これからは、ほぼ同行だぞ?
まあ、砂漠の遺跡の後、お前達がどうするかは俺にはわからないが。

グラツィア:ずっと一緒にいられるのですか?

ヘリオス:離れる理由がない。
まあ、内偵してこいと言うならいつでもするがな(笑)

グラツィア:遺跡の後は情報が途切れてしまうので、どうするかは皆さんと相談かと……

ヘリオス:じゃあ、それまでは、ずっと。(ぎゅっ)

グラツィア:はい、ずっと。

グラツィア:ヘリオス、聞きたいことがあるのですが……。

ヘリオス:ん?

グラツィア:義手と義眼をよく見せていただいてもいいですか?

ヘリオス:ああ、いいぞ

グラツィア:1D100<=45 魔力感知 義手
Cthulhu : (1D100<=45) → 68 → 失敗

グラツィア:1D100<=45 魔力感知 義眼
Cthulhu : (1D100<=45) → 89 → 失敗

グラツィア:(中:ダメじゃん(笑))

GM:(笑)
見目はメカニカルな、つるつるした、そして間接がなめらかに動く不思議なパーツです。
この世界においてのオーパーツですね。

グラツィア:どなたがこれをくださったのか、覚えていないのですよね……。

ヘリオス:さすがにな。
覚えていないと言うより、俺はこれを装着されてから「生き返った」んじゃないかと思う。
俺が目覚めた時、そこには誰もいなかった。

グラツィア:どなたがそれをされたのでしょうね……。
目覚めた時、どこにいたのですか?

ヘリオス:アルティアス領のゴミ捨て場だ。

グラツィア:ゴミ捨て場……。

ヘリオス:通常の…じゃない。
白骨がごろごろとな。

グラツィア:(口元に手をあてて)……。
他にも新しい死体はありましたか?

ヘリオス:いいや。
きっと、休戦のおかげで、「拷問」の必要が減ったんじゃないか。
しかし、不思議だ。「そこ」にいたとすれば、俺も骨だっただろうにな。
何故俺は、「肉体」が現存しているのか。
欠損した腕と目が補填されているなら、骨格以外は「あった」と俺は見なしている。
俺は、「いつ」生き返ったのか…。

グラツィア:え?殺されてすぐではないのですか?

ヘリオス:いいや。
俺が目覚めたのは、昨年の夏。
しばらく彷徨って、イリスの王に会いに行き、仮の騎士位を得て、お前達に合流した。

グラツィア:それまでどこかに保管されていたのでは?

ヘリオス:保管!?
どうやって…(^_^;)

グラツィア:それはよく分かりませんが……。

ヘリオス:だいたい、保管されていたなら、ゴミ捨て場で目覚めるのは最悪だろう。
移動させてほしかったものだ(苦笑)

グラツィア:あなたを蘇らせた「メルリース」は、あなたに姿を見せることができなかったのではないのですか?

ヘリオス:姿を見せることができなかった…?なぜ…?
まあ、死人を蘇生、という時点で、お伽噺の世界で、もう何があってもおかしくないが。
それこそ神のようななにかが降臨してお告げでもしそうなもんだがな。

グラツィア:「メルリース」の話は多岐にわたっています。
まるで1つものではないかのように

ヘリオス:ああ。俺も驚いた。「メルリース」という情報のあまりの偏りにはな。

グラツィア:そして、「メルリース」と名乗るものもいます。
ですが、「メルリース」かどうか定かではありません。

ヘリオス:エティックのことか?

グラツィア:はい。
ユラ様の炎のライオン様は、メルリースを殺すと言いながらエティックには反応していません。

ヘリオス:マユラのライオン…そう言えばそうだな。
じゃあ、エティックはなにかが違うのか。

グラツィア:炎のライオン様にとってエティックは「メルリースではない」のでしょう。

ヘリオス:なんというか、構成元素の一種とかではないかとすら思うぞ、俺は。
その元素が含有されていれば、それはすべてメルリース、みたいな…。
含有量の一定基準を上回るか否か、とかか…?

グラツィア:どうでしょうか……。

グラツィア:ヘリオスの仮定を正とするならですが。
ヘリオスの義手も義眼もメルリースになる、ということでしょうか。

ヘリオス:ああ、確かにな。この義手と義眼はメルリースが作った。
イコール、メルリースかもな。

グラツィア:もしくはヘリオス自体も「メルリース」?

ヘリオス:俺自身が!?
…いや、願いは叶えられないぞ(^_^;)

グラツィア:まだ分からない事も多いです……。

ヘリオス:わからないこと、どころか。
『お前達以外にメルリースを知る者はほぼゼロ』なんだが?

グラツィア:ああ、私たち以外にメルリースを知る者は限られています。
その理由も分かりませんが……。

ヘリオス:メルリースは、もっと多くの者の噂や昔語りで存在すると思っていたんだがな。

グラツィア:私は少し古代の事を調べていた時期がありました。
その際にもメルリースという名前を見た事はありません。

ヘリオス:まるで、ごく最近に封印された箱の蓋が開いたかのように、わき出た単語だ。

グラツィア:そういえば、復活が近い?みたいなことを誰かが言っていたような……。

ヘリオス:ああ。古代にも出てこない。
俺が知る限り、メルリースという単語を知っているのは、陛下。
そして魔術師ギルドの長。それくらいだ。
あとは、お前達。
グランの情報からすれば、神殿長も知っていると言うことになる。

グラツィア:神殿長もご存知でした。

ヘリオス:情報屋は、一応「自分で確証が取れたもののみを情報として扱う」からな。
今のお前の言葉で、まあ、ある程度確証と言ってもいいか。
神殿長はガードが堅すぎた。昔もすぐに見破られたしな(^_^;)
あの時はミスった…。

グラツィア:そうですね。
神殿長はきっとまだ何かをご存じなんだと思います。
もしかしたら、歴代神殿長はずっとその謎をご存じなのかもしれませんね。

ヘリオス:歴代の国王も知っているらしい。
歴代…か…。
しかし魔術師ギルド長は、代替わりしたと聞いたことがないな。

グラツィア:ギルド長……。

ヘリオス:グラン。俺があの時、何の仕事をしていたか、きちんと話そうか?

グラツィア:聞いてもよろしいのですか?

ヘリオス:ああ。昔の仕事で、しかも失敗しているしな(苦笑)

ヘリオス:俺は、あの時、イリスリードの政治家の一人に雇われていた。

グラツィア:政治家ですか?

ヘリオス:ああ。俺は、駒として、アルティアス側のスパイをしていた。
かなり国王に近い男だ。
残念ながら、高齢のために、俺が生き返ってから会うことは出来なかったが。

ヘリオス:当時は、アルティアスとイリスリードの戦争は泥沼化していた。
アルティアスは少数精鋭でゲリラ活動や拉致を繰り返していた。
罪なき民をも巻き込む。アルティアスは、自ら以外の民を人間とは考えない。そういうやり方だ。

ヘリオス:俺は、アルティアスに信頼されるために、「そこそこどうでも良さそうな、しかし重要そうな情報」を、アルティアスに提供する必要があった。
アルティアスは、俺が「使える情報屋」でなければすぐに殺す心積もりだったし、イリスは、俺に何度も情報を盗まれて憤慨していた。

ヘリオス:俺の仕事は極秘。なので、両国から命を狙われるという立ち位置だった。

グラツィア:ヘリオスは、雇われた政治家からアルティアスの情報を得るために、イリスの情報を渡していた……という事ですか?

ヘリオス:ああ、そういうことだ。ダブルスパイというやつだな。
あの時は、お前にも真実を言えなかった。ごめんな、グラン…。
俺が何者か、不安だったろう…?

グラツィア:ヘリオスはヘリオスですから。
特段、不安に思った事はありません。

ヘリオス:…そうか。(微笑む)
神殿の極秘情報を盗みに入ったのは事実だぞ。

グラツィア:神殿の極秘情報とは何なのでしょう?

ヘリオス:神殿には、門外不出の極秘情報があると聞いて、それを調べている最中にミスって追い回されたというわけだ。
今思えば、それは「メルリース関連」だったのかも知れない。

グラツィア:確かに、門外不出の情報となると「メルリース」だった可能性は高いですね。

ヘリオス:神殿長にとっては、俺のようなネズミでも、絶対に漏らせない最高機密だったのかもな。
俺は「それっぽい情報」を得ればよかったんだから、選択肢を間違えたってことだ。

グラツィア:それっぽい情報……?

ヘリオス:アルティアスに信頼されることが、俺にとっては重要だったからな。
持って帰った情報が重要かどうかなんて、あちらさんが決めれば良い(笑)

グラツィア:ヘリオスを雇っていた政治家は、何を求めていたのですか?

ヘリオス:政治家の思惑か?
休戦にもっていくため、俺にアルティアスの弱点を探らせたんだよ。

ヘリオス:たとえば、アルティアスの慢性的な食糧難。
兵糧攻めも考えたが、アルティアスはイリスの近隣の村から略奪することで乗り切っちまった。

ヘリオス:情報操作による兵の不安や、反乱の誘導。
残念、アルティアスは、イリスの司祭よりもすげえ「信仰心」で、鉄壁で崩せなかった。

グラツィア:アルティアスを崩すのはそれほどまでに難しい事なのですね。
アルティアスに弱点はあったのですか?

ヘリオス:弱点は、なくもない。

ヘリオス:統治している、ボス的な人物がいる。
完全に姿を隠し、存在を隠蔽している者。王や支配者と名乗らず、陰ですべてを動かす者。

グラツィア:王や支配者と名乗らずとも人を動かせるのですか?

ヘリオス:実際に動かしていた。
しかも、「ひとり」だ。
影武者は大勢いたし、俺はその存在に会っていないのだろう。
しかし、確実にいる。

ヘリオス:つまり、頂点である「たったひとり」が消えれば、アルティアスという組織は瓦解する。
俺が政治家に持って帰れた有益な情報は、それくらいだったな…。

グラツィア:どうして、確実にいる、と言えるのですか?

ヘリオス:ああ、「食事」だよ

グラツィア:「食事」ですか?

ヘリオス:トップの食事は、下位のものとは違う。あの地方は特にな。

グラツィア:人によって食べるものが違うのですか?

ヘリオス:畑で働く者の、奴隷じゃないやつでも、収穫後に残った野菜の葉っぱやらを食ってたぞ。
奴隷は…土と砂でかさ増しされた、飯とも言えない汁やらなんやら。

グラツィア:……なんと酷い……。

ヘリオス:……そういうところ、だったんだ。
高位の者は、いい飯を食うはず。
影武者の数が多すぎて、影武者全員が同じメニューではないと俺は踏んだ。

グラツィア:トップの方の食事は豪勢だったのですか?

ヘリオス:豪勢というか、適切な量で質が良く、バランスが取れたもの、だな。
特別すぎる食材を使うほど馬鹿では無かった。
しかし、数ヶ月じっくり調査していたら、『配膳場所』やら、人数やらが絞り込めた。

グラツィア:そうですか。

ヘリオス:影武者のひとりと、親密にもなったしな。
ボスは、この地に下りた神の化身だと。

グラツィア:神の化身!?

ヘリオス:アルティアスは「名もなき始原の神」という唯一神の絶対信者。
唯一神の化身と言われる統治者が、複数いるはずがない。

グラツィア:確かにそれはそうですね。

ヘリオス:影武者は、実際に会って、仕草や声真似を訓練している。
他ルートからもこまめに調べたぜ。「トップは一人」。確実な情報だ。

グラツィア:仲良くなった影武者と本人の会話はしましたか?

ヘリオス:…影武者は複数いる分、少しでも怪しい行動をすれば消される。
3回ほど交流した後、そいつの消息は途絶えた。

グラツィア:そうですか……。
……その辺りからヘリオスも疑われ始めた……のですか?

ヘリオス:たぶんな…。
そこそこいい情報をイリスからぶんどって、信頼回復しようと思ってた頃だよ。
お前に会ったのは…。

グラツィア:それで神殿の極秘情報を狙ったのですね。

ヘリオス:ああ。信仰心には信仰心、って思ってな。
無神論者が手を出す場所じゃ無かったぜ(苦笑)

グラツィア:無神論者?

ヘリオス:俺は神を信じていないからな。
本当の意味での信仰心はわからない。
グランなら、俺に教えてくれるか?

グラツィア:信仰心、とはそこにあるものであって、ヘリオスに信仰心がない、という事に驚きました。

ヘリオス:俺はないぜ?
神がどうだとかいう概念がねえ。あれだろ、お伽噺の世界だな。

グラツィア:お伽噺ではありません。神はきちんといらっしゃいます。

ヘリオス:ん。そうなんだろうな。
俺にはそれが、「妖精は必ずいるから家をきちんと掃除してミルクを供えろ」というのと同義に聞こえる。

グラツィア:妖精もきっといます。
掃除とミルクが必要かどうかは分かりませんが。

ヘリオス:否定もしないし馬鹿にもしないが、精神論なんだとしか…。悪いな。

グラツィア:いえ、私は神がいるのが当たり前、の世界に生きてきましたので……。
神を信じない、という人と出会ったのは、外に出てからです……。

ヘリオス:そうだな。当然の世界。
それを、よく解らない俺が、重要な情報程度の感覚で盗みに入ったのが失敗の原因だ(苦笑)

グラツィア:失敗だったのですか……。

ヘリオス:もっとどうでもいい情報を狙えば…。
成功はしたかもしれないが、お前には一生会えなかったな。

グラツィア:そうかもしれませんが、ですが、どこかで会っていたかもしれません。

ヘリオス:…どちらがよかった?
あの時、会えて、そして死に別れた今と。
もしかしたら普通に出会えていたかも知れないイフと。

グラツィア:今は、また会えています。
イフに興味はありません。

ヘリオス:ゾンビだぜ?

グラツィア:ゾンビ?いえ、生きています。(手に触れる)

ヘリオス:イフなら、俺は死んでいなかったかも知れないし、お前を残して悲しませることもなかった。
……ごめんな。

グラツィア:悲しかった……。
そうでしょうか……。

ヘリオス:あ、ち、違ったか!?

グラツィア:でも、泣いていたと思います。

ヘリオス:……泣いていたのか。

グラツィア:あまり、よく覚えていません。

グラツィア:覚えているのはチョコレートの味くらいでしょうか

ヘリオス:(ぎゅっと抱きしめる)

グラツィア:あ……。

ヘリオス:また、町に戻ったら、キャラメルティを飲んで。
いちごのチョコレートを食べよう。

グラツィア:はい!(笑う)

ヘリオス:その笑顔が…好きだ。

グラツィア:最初に出会った時、私は笑っていましたか?

ヘリオス:いいや。
綺麗で、綺麗すぎて、人形みたいに表情が…ただ対応するだけのものだったな。

グラツィア:だと思います。
こうして旅をして、いろんな方と出会って……。
神殿という世界からこれほど大きな世界に変わりました。

ヘリオス:……外に出られて、よかったな。

ヘリオス:甘い香りのお茶があると教えたとき、お前は不思議そうに目をきらきらさせて。
実際に飲んだとき、笑ったな。

グラツィア:キャラメルティは、本当に美味しくて。
紅茶はもともと好きでしたが、あの時初めて飲みました。
ヘリオスのおかげです。

ヘリオス:ああ。神殿の紅茶は銘柄が限られていたからな。
質は良いがバリエーションが少ない。

グラツィア:はい。

ヘリオス:新しいこと、知らないことを知っていくのは楽しいと、お前に教えたんだったか…。

グラツィア:はい。

ヘリオス:俺の知らない間に…きっと、いろいろ覚えたんだろうな。
少し嫉妬する。
五年の空白。…傍にいたかった。

グラツィア:いいえ、アルティアスについて調べたくらいでしょうか……。

ヘリオス:………。
グラン。

ヘリオス:(首筋にキス)

グラツィア:はい。

ヘリオス:(耳の下にキス)

グラツィア:くすぐったいです。

ヘリオス:…はは、そうか(苦笑して離れる)
明日は早いし…馬鹿げたことはしないでおこう。

グラツィア:(耳の下にキス)

ヘリオス:!?

グラツィア:くすぐったくないですか?

ヘリオス:…………。
(心:まずいどうやってトイレに立てば自然だろうか)

グラツィア:?

ヘリオス:……その。ええと、あー、…あーーーー

グラツィア:はい。

ヘリオス:せ、性欲ってのは愛しい相手には湧き上がるものでな?(心:何を言ってる俺っっ)

ヘリオス:…今から、一方的に俺がすることを、少し我慢していてくれ。お返しはするなよ。

ヘリオス:(下を少し脱がせ、布で丁寧に拭いてからくわえる)

グラツィア:!!!!

ヘリオス:……っ、………ーーー
(丁寧に舐めて吸う。こういうことを仕事でもやっているので上手)

グラツィア:(口を両手で覆って目をつむる)

ヘリオス:声は出してもいいが…隣に聞こえない程度でな…。

グラツィア:んっ(手で口を覆ったまま)

ヘリオス:(少し激しく、でも動きは優しくなめらか)

グラツィア:(ふるふる)

ヘリオス:なにか感じたら…それは我慢せず、吐き出せ…。

ヘリオス:(くちゅ、くちゅ…ぴちゃ…)

グラツィア:んんん(足バタバタ)

ヘリオス:(一瞬、強弱を激しくして強く吸う)

グラツィア:(ビクッ!!!)

グラツィア:あ……。

ヘリオス:……ん…(ごくっ)

グラツィア:あの……。

ヘリオス:「知らないこと」…だったろ?

グラツィア:……。

グラツィア:はい……。

グラツィア:(顔を赤らめて俯く)

ヘリオス:好きな相手とだと、気持ちいい…その、肌が触れる以上の、愛の営み、というか、その。

ヘリオス:もう一段階、上もあるんだが、それは体力使って危険だから今はやめる。砂漠を抜けたら、…な。

グラツィア:私だけ……なのですか?

ヘリオス:仕事で、仕方なくすることはあるが…。
自分からしたいと思うのは、お前だけだ。

グラツィア:(ベッドに伏す)

ヘリオス:あっ、嫌…だったか?

グラツィア:(ふるふる)そうではなく、恥ずかしいです。

ヘリオス:………(がばっと抱きしめる。ぎゅー)

ヘリオス:可愛い。
こんどは、ちゃんと顔、見せてくれ。

グラツィア:嫌です!

ヘリオス:ははははは!(頭なでなで)

グラツィア:……。

グラツィア:ヘリオス、一緒に寝ましょう。

ヘリオス:Σ(◎△◎;) 
…えっと、ああ、その前に、トイレに。
一緒に寝ような。(微笑む)

グラツィア:はい、お気をつけて。

ヘリオス:(ダッシュ)

ヘリオス:(10分くらいで戻ってくる)

ヘリオス:明日は早い。…寝よう。

グラツィア:はい。

ヘリオス:(抱きしめて、撫でながら寝かしつける)

グラツィア:(すり寄って眠る)

GM:以上、砂漠前の一夜でしたー。

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最終更新:2017年05月22日 20:19