動詞

 
動詞は動作や変化を表し、文の述語となります。同じ文中に配置された名詞、動形容詞及び自身が属する文に対して説明的な文(先行文)の被修飾語として、自身が属する文に対して帰納的な文(後行文)の修飾語として扱われます。動詞は文の根幹として機能し、動詞を持たない単語群は文とは見做されません。
 

○区分け

動詞も形容詞と同じように、それぞれ異なった原形品詞転換辞と隠し語尾を持ちます。原形品詞転換辞を連結させた動詞はその動作、変化を表す名詞として働きます。
 
・原形品詞転換辞
 
第1変化型…-eň~エン
第2変化型…^en-エン~
第3変化型…^ìav-ヤヴ~
第4変化型…-ame~アーメ
第5変化型…-ủba~バ
第6変化型…-)vnu-~ヴヌ~
 
【例】
deņat-デニャト(見られる)→deņat-eňデニャーテン(見られること)
fusp-フスプ(ハメられる)→fusp-ameフスパーメ(ハメられること)
 
 
・隠し語尾
動詞が品詞転換辞によって名詞に品詞転換した際に発現する語尾です。その性質は名詞や他の品詞のものと同一です。
 

○人称変化

名詞は4種類の人称(1人称、2人称、3人称、4人称)を持ち、動詞と同じ文に属する名詞のうち、絶対格能格を取っている語の人称に応じて、動詞の末尾に連結される人称語尾の形状が変化します。この規則により、動詞の形状を見ることでその文の主語などになっている名詞が何であるのか推測することができます。
 
【例】
pispid-oピスピード(彼は(別の)彼に殺される)
pispid-emピスピーデム(私は私に殺される)
pispid-emoピスピデーモ(あなたは私に殺される)
最終更新:2014年03月31日 23:56