数量形容詞

 
数量形容詞は形容詞の一種で、修飾対象の名詞の数量などを示します。ピース語の数量表記法は13進数となっており、同じ数量を表す場合でも他言語とは異なった表記となります。
 

○基数

数量形容詞は単体では基数(ものの数量など)を表します。0~12までの語形は以下の通りです。
 
0…ļaăà-リャア
1…şus-シュス
2…luìc-ルイク
3…zoìn-ゾイン
4…heàn-ヘーン
5…çux-チュフ
6…ţiv-ツィヴ
7…cìaŗ-キャル
8…huz-フズ
9…ŗaf-ラフ
10…roùd-ロウド
11…ňem-ゲム
12…bòoņ-ボーニュ
0~12…ĭeŭ-イェウ
 
naģoc-i ţiv-iナヂョーキ・ツィーヴィ(6枚の羽根)
 
※「ļaăà-」は数量合成辞無しで用いられることはありません。「ĭeŭ-」は0から12までの任意の数量を表し、日本語の「数個」のように用いられます。
 

○序数、組数、倍数、分数

序数や倍数を表す専用の数量形容詞は存在しません。基数以外の数量を表す場合、助詞(品詞転換辞)を用いて語義を変更します。
序数(~番目の)組数(~組の)、倍数(~倍の)分数(~分の1の)はそれぞれ「^rỏ-」、「^peş-」、「-ømi-」、「-øđa-」を連結させることで表します。
 
şus-シュス(1つの)+序数品詞転換辞^rỏ-=roşus-ローシュス(1番目の)
heàn-ヘーン(4つの)+組数品詞転換辞^peş-=peşheàn-ペッシェーン(4組の)
roùd-ロウド(10個の)+倍数品詞転換辞-ømi-=roùdmi-ロウドミ(10倍の)
bòoņ-ボーニュ(12個の)+分数品詞転換辞-øđa-=bòoņđa-ボーニュヅァ(12分の1の)
 

○大きな数

12より大きな数を表す場合、数量形容詞の内部に助詞(数量合成辞)が連結されます。数量合成辞はそれぞれの位などに12段階存在し、語幹の最も後方にある子音群(語幹末子音群)の直前に連結されます。
 
luìc-ルイク(2つの)+十の位・数量合成辞1番(13)-ca-=-luìcas-ルイカス(15個の)
 

○10進数

日本語など、10進数を用いる言語を翻訳する場合、いちいち数詞を13進数に直すのは大変なので、そのまま10進数で表すことがあります。この場合、10、11、12の数量形容詞は使用されません。
最終更新:2013年12月02日 12:12