05-833 :戸部×金吾♀ 駿河の一尺太刀1:2008/06/03(火) 16:40:45 ID:v5vwDMdG
昔昔、近畿の荒れ寺に、金吾という子供が剣術師範の戸部新左ヱ門先生と一緒に暮らしていました。
金吾は女の子ですが、父親の敵討ちのたびに出る際、女の子だろ人買いにさらわれるかもしれないということで、男の子と偽っていました。

学園に入ってからも男の子で通し、金吾が女の子ということを知っているのはごく僅かな人間だけでした。

休みのある日、戸部先生は晩酌をしていました。
戸部先生は普段お酒を召される事はありませんが、今日は良い物をもらったというのでご飯を食べた後、十六夜月を友に飲んでいました。

金吾はそういう時、隣でお酌をするのが常でした。
酒の入ったひょうたんの重さが半分ほどになった時、戸部先生は腕を枕に眠ってしまいました。
本当なら、後片付けをして、先生の身体に羽織をかけて自分も寝るのですが、今日は違いました。

以前、大木先生が遊びに来た時、戸部先生は駿河の一尺太刀と呼ばれているものを持っているとおっしゃられていたので、金吾はそれを見てみたいと思ったのです。

それは本当に純粋な好奇心からでした。まず家中を探しましたが、そんな短い刀はありませんでした。学園の寮にもありません。残った可能性は、先生が常に身に着けているというものです。

「失礼します。」
金吾はまず上半身を探ります。着物の襟を覗き込んだり、袖を捲ってみたりしますがどこにもありません。
息を吐いて顔を上げると、先生は突然寝返りを打ちました。起きたかな、と金吾は恐る恐る顔を見ますが、大丈夫のようです。
さあ、下半身を捜すぞ、と目をやった途端、股間の辺りが盛り上がっていることに気づきました。

「これかな。」
裾を捲り、下帯を横にずらすと、りっぱなものがにょきりと頭を出しました。
その長さはおよそ一尺で、これが大木先生の言っていた一尺太刀だな、と金吾は確信しました。
でも、この太刀は少しおかしいのです。刃がないし、黒いけれど刀の色ではないからです。

「変なの。」
なんだか興味が失せてしまった金吾は、とりあえずこの太刀をしまうことにしました。
が、なかなか下帯の中に入れることが出来ません。折り曲げてしまうことも出来ず、押さえ込むことも出来ず、だからといってそのままにしておくことも出来ません。
早くしないと、先生が起きてしまいます。

「もう起きとる。」
と、突然戸部先生が上半身を起こしました。
寝た振りしようとした金吾ですが、その前に襟首を掴まれてしまいます。戸部先生はなんともいえない表情で股間の立ち上がったものを見ていました。

「お前はいつからそんなはしたない子になったんだ。」
「違います、僕はただ、大木先生から聞いた、一尺太刀が見てみたかっただけです。」
一尺……と、先生は考え込みましたが、しばらくして膝を打ちました。
苦虫を噛み潰した顔をして、大木先生め、と呟きます。金吾はその様子を不思議そうに眺めていました。

「金吾、お前は大木先生にからかわれているんだ。一尺太刀なんてものはないから、もう寝なさい。」
「うそだ。」
金吾は大きくなったものを指差します。

「これがそうなんでしょう?だって一尺はありますもの。」
「いやだから、これはだな。」
「先生、僕が出してしまったものですから、僕がちゃんと片付けます。」

手を振りほどくと、金吾は太刀をぎゅう、と握り締めます。先生は少し呻きましたが、金吾は一向にそれを気にしません。

ただただ、先生に嫌われたくないと、一心不乱に太刀を下帯にしまおうとします。

微妙な圧力、湿った掌、温かい体温……それらは先生の太刀を更に大きくするのに十分すぎる材料でした。

太刀はますますしまいにくくなります。金吾の耳は次第に赤く、大きい目にはうっすらと涙がたまり始めています。

この時、戸部先生はお酒に酔っていました。だからとんでもないことを思いついたとしても、仕方がなかったのです。

05-834 :戸部×金吾♀ 駿河の一尺太刀2:2008/06/03(火) 16:43:14 ID:v5vwDMdG
「金吾、この太刀はな、そうしまうのではない。」
一粒の雫を頬に零した金吾の頭を撫でます。その顔は、こっそりと意地悪く笑っていますが、本当に微細なので金吾は気づきません。

「しまい方に癖があってな、お前に手伝ってもらわなければならない。いやなら……。」
「いいえ、嫌じゃないです!」
金吾は鼻を啜った後、しっかりと戸部先生と向き合います。その目は決意に燃えていました。

「僕が出してしまったものですから、僕が責任を持って片付けます。だから、しまい方の指導をお願いします!」
十六夜月の明かりが、一瞬雲に隠れました。

着物を静かに捲ります。襟を肌蹴させると真っ白いもちもちとした肌が露になります。
金吾はじっと黙って、自分を裸にさせてゆく先生を見ていました。
お腹も股間もすっぽんぽんに剥かれ、金吾はなんだかはずかしくなって足をもじもじと動かします。
先生はお腹を撫でた後、何にも生えていないまっさらな恥丘を滑り、割れ目に指を差し入れます。

「ひっ。」
金吾は喉をつめ、身体をびくんと揺らしました。
なにしろ、初めて他人にそんなところを触られたわけですから。指は何かを見つけると、ぐにぐにと横へ縦へと動きます。
その動きにつれ、金吾の呼吸も乱れ始めました。

「いや、なんか、怖い……。」
「怖いならやめようか。」
指の腹がちょっとだけ浮きます。金吾はすぐに首を横に振りました。しまい方の指導を頼んだのは自分ですし、なにより、戸部先生にここまで触れてもらえるのはとてもありがたかったからです。

「こ、怖くないです!大丈夫です!」
金吾のそのけなげな言葉に、戸部先生にはにいっと頬を吊り上げます。
左手で頭を撫でて、またその部分を弄りに掛かりました。今度は、そこだけではなく蜜壷も刺激します。
しっとりと濡れたそこを指の腹で押すと、金吾はまたくう、と仰け反りました。

「女良いかはぬかみ決まりか。良い具合だ。」
まだ熟していない女陰ですが、蜜は十分に零れています。
中の吸い付きもよく、戸部先生は唾を飲み込みました。
――剣の腕も目を見張るものがあるが、こちらもそうなのか。

「太刀を納めるぞ。」
十分にかき回した後、戸部先生はそう金吾に告げました。

「太刀を納めるって事は、僕は鞘なんですね。」
「そうだ。もう大分これを納める鞘に会えなんだがな。」
細い腰を掴み、足を広げさせます。桃色のほとの入り口に太刀の切っ先を押し付けると、ぐ、と押し込みました。

「ん、んっ。」
太い太刀に金吾は息を呑みます。少しひりひりと痛みますが、それを我慢します。
だってそうしないと、先生は指導してくれなくなってしまうからです。

「ふっ……。」
戸部先生は感嘆の息を吐きました。暖かく、適度な締め付けを持ち、なおかつ柔らかいそこは久しく味わったことのない名器でした。
処女の成せるものか、はたまた仏が自分に遣わしたものか。そんなことを考えていました。
なにしろ、この太刀は自分で言うのもなんですがご立派すぎて並の女では通用しないのです。
腰をゆっくりと動かします。金吾の中は離れるのが惜しいと、にゅるにゅると絡み付いてきます。その動きの繊細さといったら、溜息吐息が出るほどです。

「先生、先生の太刀はすごいですね。熱くて大きくて、なんだか僕、腰がとろけてしまいそうです……あっ。」
金吾は戸部先生の腰に足を絡めます。初めてでしたし、とても怖かったのですが、なんだか身体の奥がうずうずと疼いてくるのです。
先生の太刀が欲しい、と身体が言っているようなのです。

「良い子だ、金吾。」
戸部先生はそう頭を撫でました。
その後はお約束どおりの鴛鴦の契り。閨の睦言。引っ付いたり離れたり舐めまわしたりまわされたり、穴を違えたりかと思えばまた戻ったりを朝まで繰り返しました。
くどいようですが、戸部先生はこの時完全に酔っ払っていたのです。
だから、朝目覚めた時、金吾が素っ裸でほとから橙色の混ざった白濁を零して自分の腕を枕に寝ているのに驚いたのも、無理がない話なのです。

05-835 :戸部×金吾♀ 駿河の一尺太刀3:2008/06/03(火) 16:46:36 ID:v5vwDMdG
金吾はその後、戸部先生のところへお嫁さんに行きました。傷物にした責任、というものもありますが、なによりも先生がそれを望んだのです。

「太刀に合う鞘にやっとめぐり合えた。」
彼は祝言の席でそう呟きました。

今、この地方では夫婦の相性が良いことを「一尺太刀の鞘」といいます。その由来は、今話した物語から来ているのです。
これで、いちじょう、はんじょう、さけたとや


おわり

最終更新:2012年01月24日 09:50