- 08-062 :名無しさん@ピンキー:2012/08/21(火) 18:36:18.27 ID:esmysax4
- 俺が救世主の母なんて(その1)
「男の子だよ」
夫に無事出産した事を告げると、
「そうか、とにかく良かった」
「あの連中の予言の半分が当たったね」
「でも、ある意味、こうして夫婦でいられるのも彼らのおかげかもな」
「ま、まあな」
それは私が男、夫が女だった頃に遡り、
「もう、浮気ばっかりして、アンタなんてもう知らない」
男だった頃は浮気ばっかりする最低な奴で、
「ちょ、ちょっと待ってくれ」
すると、異様な格好をした男女が、
「ようやく見つけました」
彼らは、
「あなた方の息子が世界を救うのですが・・・」
俺達の息子が世界の危機を救う事になるって、
どっかのヒーローものみたいな話に、
「アンタ達の冗談に付き合っている程、暇じゃないの」
すると、女が銃を取り出し、
「まさか、私達を・・・」
「いえ、このままでは歴史が変わってしまいますので」
俺の首筋に針のようなもの撃ち込まれ、
「あ、熱い」
「いくら浮気ばっかりして懲りない奴だけど、私にとって・・・」
「誤解しないで下さい、父さん」
「ちょ、ちょっとどういう・・・」
彼女にも針のようなものが撃ち込まれると、
「これが君達の両親とは思えないな」
男が女に話しかけると、
「とにかく、これで私も弟も生まれる事が出来る」
「じゃあ、戻るとするか」
- 08-063 :名無しさん@ピンキー:2012/08/21(火) 21:00:39.35 ID:esmysax4
- 俺が救世主の母なんて(その2)
「アイツら、何を・・・」
「そ、そんな事より体が・・・」
俺達はそのまま気を失ってしまうが、
撃ち込まれた針状の物体は分裂してあちこちに散らばって、
俺達の体を変化させるための準備をしていたのだが、
俺達はその事に気づきもしなかった。
「あ、あれ?」
あれから数日、何事もなかったかのように生活していたが、
「ち、小さくなっている」
俺はペニスが以前の半分程の大きさになっているのに気付き、
「ねえ、ちょっと話があるけど」
急に彼女がやって来て、
「驚かないでね」
彼女が下半身を露出させると、クリストスの穴から見慣れないものが、
「こ、これって」
彼女の推測が正しければ、俺は女、彼女は男になってしまうらしく、
「そんなまさか」
半信半疑の俺だったが、
「お互いの性器を舐め会うのって何だったかな?」
何か、前より彼女の性欲が強くなったような。
逆に俺は彼女以外の女に興味が沸かなくなったような気が。
「ど、どうしたの?」
「べ、別に何でもない」
「じゃあ、始めよう」
「分かったよ」
こうして性が変わる前の最後の性交を行う事になったが、
「急にどうして?」
俺のペニスが何もしていないのに精液を放出し始め、
精液が次第に出なくなっていくと先の穴が広がっていき、
反対にその他の部分が体内にめり込んで子宮が形成され、
一方、彼女の股間に生えていた棒状のものが長さと太さを増すが、
「あ、熱い」
「で、でも何か気持ち良い」
俺と彼女、いや私と彼は何とも表現できない快感を味わい、
「やっと終わった」
すると、私の隣で寝転がっていた彼が、
「まだ始まったばかりだよ」
「そ、そうね」
それから結婚して、一男一女に恵まれて今に至るけど、
「あの子、誰かに似てないかしら?」
2歳になる娘を見て、
「そうだな」
数年前に私達の前に現われた女に似ているのに気付くが、
「とにかく、僕らは親として精一杯育てるだけだよ」
「それもそうね」
最終更新:2012年11月27日 19:11