- 性をかけた戦い
「これより性別適性検査を行う」
僕達の住む国では奇病によって女があまり生まれなくなり、
そのため、男女比が偏ってしまい、そうした状況を改善するため、
15歳から18歳の男子を対象に性別適性検査を行われ、
検査に不合格となれば、強制的に女にされてしまうのだ。
僕はクラスメートの恵理さんに恋しており、
「僕は絶対、女になる訳には・・・」 検査では様々な項目があるが、 配点基準が厳しく、
全ての項目で合格点を満たさなくてはならないが、
「そ、そんな」
いくつかの項目で不合格になってしまった僕は、
女性化処置室に連れて行かれると着ていたものを全て脱がされると、
他の不合格になった奴らと同じように手足を装置に固定され、
電気に痺れたような感覚を抱くと、
男性器が委縮し始め、 筋肉が落ち、代わりに脂肪が付いて体が丸みを帯びていき、
「どうしよう」
「分かるわ、私もそうだったから」
振り向くと、恵理さんが立っており、
「ま、まさか・・・」
そう、恵理さんも性別適性検査の結果、女にされてしまったのだ。
最終更新:2012年11月30日 20:37