- 02-779 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/26(金) 16:00:19 ID:j+Wj2uRR
- 都内某高等学校-
アツシ「なぁケイスケお前神様信じるか?」
ケイスケ「な・何言い出すんだよ!お前らしくもない・・・」
アツシ「俺昨日見ちゃったんだよ・・・・昨晩、A公園で天使を・・・」
ケイスケ「はぁ?何言ってんだよ。ばからしいなぁ。それより明日のクラスマッチ。お前どっちに出る気だ?バスケとサッカー。」
アツシ「はぁ・・・・もうそんなのどっちでもいいよ・・・」
機械音「キーンコーンカーンコーン♪」
ケイスケ「ほらいそがねえと次の授業数学の松下だからこえーぞ!」
アツシ「はぁ~」
俺の名前は神童 啓介(しんどう けいすけ)小中高と続けてきたバスケに燃える高校生だ。
んで横でため息付いてる奴が俺の親友の村上 淳(むからみ あつし)。
こいつは陸上部に入ってるが2・3日前にどっかの大会で優勝したとかで体育館で表彰されてたっけ。
まぁいいや。そんなわけで今充実した高校ライフを送っているわけだが・・・
- 02-780 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/26(金) 16:03:05 ID:j+Wj2uRR
- -都内某高等学校(放課後)-
俺は部活をするために体育館に急いだ。まだ高校1年の俺はいろいろ下準備を先輩が来る前にしておかなければならないのだ。
そして部活も終わり帰り道を歩いていたんだが・・・
ケイスケ「ったく・・・アツシのやつ一人で帰りやがって・・・すこしぐらい待っててくれてもいいんじゃねえのかよ・・・」
俺はそんなことを考えながらA公園の前を通りかかった。
しかしそのときA公園が昼間に戻ったように急に明るくなり始めた。
ケイスケ「な!?なんだこりゃ・・・」
明るさもなくなりジャングルジムの中に人らしいものが光って見えた。
ケイスケ「あれは・・・なんだ?」
そんなことを考えながら近づいてみると一人の人間・・・らしいものがうごめいていた。
すると突然立ち上がりこっちを見てこういった。
???「なんだ・・・?貴様はだれだ」
ケイスケ「な・・・・初対面の奴に向かって「貴様」とはなんだ!」
???「フン・・・人間など見るだけで汚れる!」
ケイスケ「あのなーいい加減にしないと怒るぞ!」
俺はそういいながら人間らしきものに殴りかかった。
しかし俺はそこがジャングルジムだということを忘れていた。
まず顔に棒がぶつかり肩にぶつかった。そうなると歯止めが利かない。
一気にその人間らしきものに飛び掛ってしまった。
すると急に人間モドキの首飾りが光り始めた。
???「こ・・・これは!こいつが・・・!」
人間モドキは驚きながらこっちを見たり見なかったりしている。
???「貴様・・・・いや貴方様が「ケイスケ様」でいらっしゃいますか?」
急に声のトーンを変えてきた。
ケイスケ「あぁそうだよ!お前はなんなんだよ!」
ティファニー「恐れながら私の名前はティファニーと申します」
ケイスケ「んでお前が急におとなしくなった理由を教えてもらおうか」
ティファニー「はい・・・どこからお話すればよろしいか。。。。私は天の国より使いに出されました。」
ケイスケ「ん・・・マテマテ!天の国・・・・?天国か!?ということはお前・・・天使?」
ティファニー「この星ではそう呼ばれているんですね・・・その通りです。」
ケイスケ(アツシがいったことは本当だったのか!)
ティファニー「話を続けますね。天国では100年に一度ある儀式を行います。それは「コンバートセックス」というものです。
通称SCというものなんですが・・・この儀式はこの名が見れば分かると思いますがこの世界でいう性転換のことです。」
ケイスケ「それと俺がなんのかかわりがあるんだよ。」
ティファニー「この儀式は毎回天使⇔人間で行われます。どちらが男でどちらが女なのかは毎年変るのですが今年はこちら側が女を出しそちら側の男を連れてくると決まったのです。
しかしこの儀式に選ばれる人間というのはこの首飾りが許す者でないといけないのです。」
ケイスケ「それで俺が選ばれたってわけか・・・・」
ティファニー「物分りのよいかたでよかったです・・・それではさっそく天国へテレポートします。」
ケイスケ「ま・・まて!俺はまだ行くと決めたわけじゃないぞ!今の話を聞くところによっちゃ俺は女になるっつーことだよな!?」
ティファニー「そうなりますね・・・嫌ですか?」
ケイスケ「嫌にきまってるだろ!!俺は今の生活が好きだ!」
ティファニー「でもこれは半ば強制のようなものです。無理にでも連れて行きます。」
ケイスケ「や・・やめろぉぉぉぉぉ!!」
- 02-781 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/26(金) 16:04:20 ID:j+Wj2uRR
- -天国(西エリア)-
はっ・・・と思い俺は目を覚ました。見慣れぬ服に身を包んだ俺が目の前にいた。そして俺はある異変に気づいた。
胸が異常に重い・・・髪も腰まで伸びていた。なんだ・・・これは?
ティファニー「起きましたか?もう二日も寝てたんですよ!儀式も終わりました。」
ケイスケ(ぎしき・・・・?そうだ!俺は・・・!!!」
そう思いながら横にある鏡を見てみるとかわいい女性が立っていた。
ケイスケ(まじ・・・かよ。)
ティファニー「このあとの予定ですがここ天国で祭典があります。ご参加ください。」
ケイスケ「ちょっとまて。話を進めるな!元の自分には戻れないのか!?」
ティファニー「私は存じておりませんが・・・」
ケイスケ「くそ!なんてこった・・・・」
ティファニー「とにかく祭典がありますので東エリアにある【祭壇場】へお急ぎください。」
ケイスケ「こんなときにんなもんに参加できるか!!」
ティファニー「・・・・一応いっておきますが、王を怒らせた性転換者はカエルにされたとか」
ケイスケ「すぐに向かいます!」
ケイスケは祭壇へと向かった。
-天国(東エリア)祭壇場-
この天国では飛べないと移動ができないということで天使の羽というものを貰った。
さっそく背中につけると自由自在に飛べるようになった。これは天国内でないと使えないそうだ。
とにかくそれをつけて祭壇場を向かった。
祭壇場にはたくさんの人がいた。無論俺の姿の奴もいた。名をジニーというそうだ。
ジニー「なんか変な気分・・・・こんな変なのが付いてるし・・・」
ジニーは俺の息子を指して泣きそうな顔をしながらいった。
ケイスケ「へ・変とはなんだ!俺は正常だ!」
自分の体を変といわれるほど嫌なことはないだろう。とりあえず祭壇の席につくことにした。
席につくと横にはティファニーやその他の人たちが並んでいた。おそらくこの祭典のスタッフだろう。
祭典は開始されたようで最初に俺たち性転換者が前にでるようにいわれた。
記者らしき人たちがパシャパシャとカメラを撮っている。
地球でいうインタビューだろう。記者たちは
記者「今の気分はどうですか?」「今後どうしますか?」
など質問を重ねてきた。カエルにされるのはごめんだと思い全部の質問に丁寧に答えていった。
そしてその後天使の舞を見たり歌を聴いたりして祭典も終わりに近づいてきた。
最後に王の言葉を聞いて祭典も終わりとなった。
- 02-782 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/26(金) 16:06:18 ID:j+Wj2uRR
- -天国(南エリア)ホテルエンジェル-
ケイスケ「ふぅー疲れた・・・・」
用意された部屋のベットに倒れ込みながらそう思った。
ケイスケ「うぅ・・・トイレ・・・・」
ケイスケはそう思いながらトイレへと向かった。ふとケイスケはどうやってするんだ?と思った。
女の排尿便処理の仕方なのきいたこともない。とりあえず大便をしたかったのでしゃがむことにした。
すると大便といっしょに小さいほうもちゃんと出てきた。
ケイスケ(できるもんだな・・・・・)
ケイスケはそう思いながらちゃんと拭いて再びベットに倒れ込んだ。
ケイスケ(俺このあとどうするんだろう・・・・・帰れるのかなぁ・・・)
そう思ううちにケイスケは眠りに落ちた。
そして次の日。
ティファニー「ほら!起きてください!地球へ帰りますよ!」
ケイスケ「んぁ・・?帰れるの?」
ティファニー「アタリマエです!ここにいてもしょうがないでしょ。」
ケイスケは飛び起き顔などを洗ってティファニーと出かけた。
ティファニー「地球へのテレポートは北エリアの【テップル転送場】で行われます。」
ケイスケ「はぁ・・むにゃむにゃ・・・・・はぁい」
ケイスケは欠伸をしながらそう答えた。
-天国(北エリア)テップル転送場-
ティファニー「あ!忘れてました!ケイスケさん地球に帰っての注意事項があります。」
ケイスケ「はい?」
ティファニー「地球ではもう貴方という存在が女であるとされていて相手もそれで接してきます。もしそれでも男であると言い張るのだけはやめてください。」
ケイスケ「は?別にいいじゃん」
ティファニー「カエルにされますよ^^」
ケイスケ「守ります・・・」
ティファニー「それともしなにか不具合が起きたときやこの性転換で明らかに変だと感じたときはこの薬を飲んでください。助けにいきます。」
ケイスケ「わかったよそれじゃさいなら」
ティファニー「ぁそれとあと一つ。地球の時間は私と貴方が転送した時間と重なっています。なので安心してくださいね^^」
ケイスケ「ということはあっちは夜だな・・・わかったんじゃな」
ティファニー「気をつけてくださいね・・・・」
俺は目の前にある門を潜った瞬間急にめまいがおこり倒れた。
- 02-783 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/26(金) 16:13:15 ID:j+Wj2uRR
- -地球(A公園)-
ケイスケ「う・・・・ここは・・ジャングルジム・・・・?」
ケイスケはジャングルジムの中で倒れていた。
服装も変っていてブレザーにスカートという組み合わせだ。高校の女子の制服だな・・・
そう思いながら家に帰ることにした。
-地球(自宅)-
ケイスケ(本当に俺が女ってことになってんのかな・・・)
ケイスケは不安もありながら家の扉を空けた。
ケイスケ「ただいま・・・」
母「おかえりー鍵しめといてー」
ケイスケ「はーい」
母「ケイコ、アンタ今何時だと思ってんの??」
ケイスケ「え・・・・?ケイコ・・・?何いってんの俺はケイコなんかじゃ・・・は!」
母「アンタいつから男の子みたいなしゃべりかたになったの?はしたないわよ」
ケイスケ「ご・ごめん。ちょっと学校で流行ってて・・・」
ケイスケ(あぶねーあぶねー・・・カエルにされちまう・・・今後はしゃべり方かえねーと・・・)
ケイスケ「今日のご飯なに~?」
母「ケイコの好きなから揚げだよ~」
ケイスケ「へぇ~お風呂沸いてる?」
母「沸いてるよ~入っておいで」
ケイスケ「は~い」
ケイスケは脱衣所にはいった。
ケイスケ(女の言葉遣いするだけで一苦労だ・・・こういうのは慣れだ慣れ・・・・)
そんなことを考えながら脱ぎ始めた。ここで思わず自分の体に目をやってしまった。
ここ2・3日天国では風呂に入るときは5人ほどのひとに付きっ切りで洗ってもらっていたので見る余裕などなかったのだ。
ケイスケ(イカンイカン・・・自らの体に欲情など・・・)
- 02-788 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/27(土) 20:57:51 ID:bIC+5963
- とりあえずこれから見ていく自分の体に慣れようと考えたケイスケは落ち着いて自分の体を見つめることにした。
そこに写っているのは目が大きく口元の小さいかわいい女の子がいた。
10分ほど見ているととりあえず直視できないほどではなくなった。
ケイスケ(もう・・・だいじょうぶだな)
そう思いケイスケは風呂場に入り湯船につかった。
ケイスケ(ふう・・・これからどうしよう。カエルになどされてたまるか・・・・。学ぶことは多そうだな・・・。)
その後ケイスケは洗い始めた。
そこで苦労したのがこの長い髪。洗うのが一苦労である。慣れないこともあってそれだけで10分たってしまった。
そのあと体を洗う時に感じはしないのかと思った胸も自分で触っても何にもならないことに気づきホッとした。
それと同じで股・・・いわばアソコだ。そこを洗ってもびくともしないことに気づきこれまたホッとした。
そのあとまた湯船に浸かった。
ケイスケ(まず女の言葉になおさねえといけないよな。気をつけないと・・・。)
そんなことを考えながら風呂から出て体を拭き用意されたパジャマに身を包みベットに倒れこんだ。
ケイスケ(とりあえず今日は疲れた・・・・寝よう)
ケイスケは深い眠りに入った。
- 02-789 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/27(土) 20:59:04 ID:bIC+5963
- -????(夢)-
俺は倒れていた。
???「お・・き・・・て・・・お・・き・・て・お・き・て・・・・おきて!!」
ケイスケ「んぁ・・・・なんだ?」
???「やっと起きたわね。ここはあなたの夢のなかよ」
ケイスケ「お前・・・だれだよ」
メイ「私はメイよ。ところであなた元の姿に戻りたい?」
ケイスケ「!!・・・お前戻り方しってるのか!?」
メイ「知ってるわよ。私がコンバートセックス直属の天使ですもの。戻すことなんて簡単よ。」
ケイスケ「戻してくれ!俺は女になんてなりたくないんだ!」
メイ「いいわよ・・・でもタダでなんていわないわよね?」
ケイスケ「ぐ・・・なにを・・すればいい」
メイ「あなたはコンバートセックスをしたことにより半分天使半分人間ということになってるわ」
ケイスケ「半分・・・天使?」
メイ「そうよ。それであなたには前には見えなかったものが見えるはずよ。例えば地球にきている天使とか。現生をさまよう死神なんてものも見えるわね。」
ケイスケ「しにがみ・・・・」
メイ「そう死神。やってほしいことはこの世界にきている12王(TWELVE KING)の死神を地獄へ送ってほしいの」
ケイスケ「つうぇるぶきんぐ?そんなのがいるのか。」
メイ「そうなの。最近自殺が増えてるでしょ。その大半の理由はそいつらが人間の体に入って鬱にさせて自殺させるからなの」
ケイスケ「そ・そうなのか・・・っていうか俺じゃなくていいんじゃないのか?そんなのほかの誰かにやらせれば・・・。」
メイ「あなたほどにウェイバーが反応した人がいないのよ。あんなに数値が高い人はみたことなくって・・・」
ケイスケ「うぇいばー・・・?」
メイ「あぁ・・・・ウェイバーっていうのはあなたが最初に天使に会ったときに首飾りが反応したでしょその首飾りのことをウェイバーっていうの」
ケイスケ「んで高い奴ほどその死神を倒せる力が強いってか?」
メイ「ご名答!大体コンバートセックスが始められた理由も人間のほうが反応する数値が高いからっていうのもあるんだけどね・・・・」
ケイスケ「へぇ~そうなんだ」
メイ「で・・・どうするの?引き受けるの?」
ケイスケ「俺がここで引き受けないとどうなるのか?」
メイ「どうなるでしょうね~貴方結構期待されてるほうだしね~カエルじゃすまないかもよ」
ケイスケ「はぁ・・・どうなるんだろうな俺の人生・・・」
メイ「引き受けるのね?」
ケイスケ「わぁったよ引き受けりゃいいんだろ引き受けりゃぁ!」
メイ「ありがとう・・・ぁそれと貴方には武器が支給されるわ」
ケイスケ「武器・・・・?死神用のか?」
メイ「そうよ。対死神斬滅刀。通称ザギーよ。明日貴方が夢から覚めたら説明書を机の上においておくからよく読んでね。もちろん地球人には見えないし触れないから人の前でみてると怪しまれるわよ。」
ケイスケ「へいへい。んじゃな」
メイ「あとティファニーが貴方に薬を渡し忘れたそうなのでそれも机の上においておくわね」
ケイスケ「そういやぁ貰ってねえな」
メイ「それじゃ・・・・任せたわよ」
- 02-790 :微笑天使 ◆uM3fRowDpU :2005/08/27(土) 20:59:58 ID:bIC+5963
- -地球(自宅)-
母「ほら!起きなさい!遅刻するわよ!!」
ケイスケ「んぁ・・あと5分・・いや3分・・・」
母「いいかげんにしなさい!ほら起きた起きた!」
ケイスケ「ふぁあ・・・はぃはぃ」
ケイスケはおきてとりあえず机の上を見た。机の上には本らしいものとカプセルが置いてあった。
しかし時間のない俺はみることは出来なかった。
ケイスケ(学校から帰ってきたら読もう・・・)
ケイスケは制服に着替えて家を飛び出した。
ケイスケ(うぅ・・眠い・・・とりあえずここから俺の名前はケイコとしておこうか・・・)
それにしてもこのスカートというものを股下がスースーしていけない・・・パンツが見えないかと心配でならないよ・・・
すると後ろから元気な声が聞こえてきた。
アケミ「おっはよーケイコ!」
ケイコ「おはよーアケミィ」
ケイコ(は!なんで俺はこいつの名前を知ってるんだ!!説明書読んでくるんだったな・・・)
アケミ「今日もねむそうだねぇ・・・夜更かしはお肌にわるいんだぞー!」
ケイコ「うっせえなぁ・・・・」
アケミ「なにさー男みたいに・・・」
ケイコ(やべ!女女と・・・・)
ケイコ「それより今日はクラスマッチだよねー」
アケミ「そうだねーケイコはバスケだよね。ケイコうまいから今年もうちのクラスはバスケ優勝かなぁ」
ケイコ「そうでもないよー」
ケイコ(どうやら俺はまだバスケをやってるらしいな・・・それだけが救いだな・・・)
アケミ「えー私ドッチボールだけどいいメンバーいないからさぁ・・・今年はドンケツみたいだわぁ・・・」
ケイコ「なんとかなるよ!」
俺たちはそんなことをしゃべりながら学校へとむかった。
最終更新:2012年01月24日 09:05