03-640 :コードギアス 男×ルルーシュ2 1:2006/10/22(日) 15:11:13 ID:8XGT6Q/A
目が覚めた時、俺はリビングのソファに寝転んで、天井を見上げていた。
冷めた空気と、部屋を照らす明かりで『朝か・・・』とゆっくり起き上がりながら思う。そしてはっとした。

急いで寝室のドアを開けると、そこにあるベッドの上に彼女は居なかった。
近づいてシーツに触れると、そこには微かな温もりを感じたが、
もしかしたら寝ぼけたまま帰ってきた自分がここに寝ていて、その後夢遊病よろしくソファに移動したのかもしれない。

「もしかしたら全部夢だったのかもな・・・」
そうだ、あいつはあまりにも非現実的な人物だったし、俺がした事も、今となっては認めたくないくらい非道徳的だ。
もしあれが現実だったのだとしても、きっと今ここに居ないという事は、自分の足で帰るべき場所に帰ったのだろう。
身勝手な猫を拾ったのと同じようなものだ。
まあ一夜だけでも、俺も好き勝手に暴れたのだし、いい思いをさせてもらった。
そう思い返すと、ほとほと自分のした行動にあきれ果ててしまい、口元に自虐的な笑みをこぼす。

しかし、俺の頭の中で流れるエンディングロールは一瞬にしてかき消された。

ガチャン!!バタバタバタ・・・


その大きな音で思わず振り返る。今の金属的な音は、明らかに玄関のドアを開けた音だ。
そしてこちらに向かって大きくなる人の足音。まさか、まさか。冷や汗が背中に滲む。
予感は的中した。
昨日、暗闇の中で抱いたルルーシュが、半濡れのままの制服を着こんで、そこに立っていた。
少々青ざめた顔色をしているルルーシュは、開け放しになっていた木製のドアをダン!と拳で打ち
「本当に・・・何処なんだここは!!」
そう俺に向かって喚き散らした。
怒鳴られた俺は言い様の無い脱力感に見舞われて、一度目を瞑り、そしてため息をついた。
夢じゃ、なかった。

03-641 :コードギアス 男×ルルーシュ2 2:2006/10/22(日) 15:12:19 ID:8XGT6Q/A
「外を見てきたのか?」
俺は自分で入れたコーヒーを飲みながら、もう一杯、テーブルの向こうに座るルルーシュに差し出した。
しかしルルーシュは「いらない、あまり近寄るな」と一喝してきた。まあ、無理やり中出しされた相手なんて本当は顔も見たくないだろうけど・・・。
あれは俺にとっても、不可抗力だったし(理由は解らないけれど)あまり邪険されると悲しい。俺は大人しくコーヒーのカップを片付けた。

ルルーシュは右手を額に当てながら、心底参ったという表情をした。

「どうせ助けたなんて言っても、ああやって襲うために作った口実なんだろうと思ってたんだ。
でも・・・外に出てみたら、本当にまったく知らない街並で」
二度とお前になんて会いたくないと思ったけれど、何処に行けばいいのかも解らないしな。
そう一言付け加えて、ルルーシュは沈黙した。

これは、相当不可解な事になっている。
もしかしたら、昨日俺が想像通り、ルルーシュはどこかの組織にでも狙われて誘拐されてきたのではないだろうか
とりあえず俺は「なあ、ルルーシュが住んでる国ってどこなんだ?」と身元を探るために聞いた。
だが返ってきた返事は、さらに俺を混乱させた。

「日本だよ。ここの国と少し似ているけれど、もっと発展しているし、何よりブリタリア人がいる」
「――え?・・・ブリタリアって、何だ?」
「まさか、――知らない訳無いだろ?」

その後、二人で話し合った結果
絶対的に違う点がいくつか見つかった。
それは――ブリタニア帝国という、この世界には存在していない国が、ルルーシュの住んでいる世界にはある事。
そしてもう一つ、なんと日本はそのブリタニアの作り出したナイトメアという戦闘ロボットを使われて敗戦し、
その後支配されて、「イレブン」という名で呼ばれていると言う事だ。
あ、ありえない。どう考えても架空の作り話にしか聞こえない。

「あのなあ、さっきから何度も言ってるけど、ここにはそんな国存在してないし、
ましてや日本はもう何十年も戦争なんて起こしてないんだ。」
「そんな事あるはずが無いだろ!じゃあここは国どころか、世界自体が違う場所だって言うのか!?」
「―――そう、かもな」
俺が脱力した声で告げると、必死で異論を唱えていたルルーシュも「嘘だ・・・」と肩を落とした。
とにかく、ルルーシュがこんな嘘をついて、この場にいる理由も考えられないし、彼女が言った事は全て事実なんだろうと思う。
しかし頬を抓ったって、逆立ちしたって、今いるこの世界も事実に変わりはない。
この国でルルーシュの身分を証明する物も無いため、
結果的に言ってしまえば、俺だけが彼女の身を保護する事ができる唯一の人物になってしまったのだ。

03-642 :コードギアス 男×ルルーシュ2 3:2006/10/22(日) 15:13:08 ID:8XGT6Q/A
しかしそれも何かの縁なのかもしれない。あんな行為をしてしまったのだし、ヤるだけヤって追い出す形になるのは心苦しい。

「・・・・・・行くあてが無いなら、うちに置いてやろうか?」
その言葉を聞いたルルーシュは沈んだままの顔で俺をにらみ付けた。

「馬鹿言え、自分を犯した奴のところになんて居られるか」
「いや、その事なんだけど・・・――お前の左目って、なんか特別な細工でもあんの?」
ルルーシュは驚いた顔で俺を見た。俺は続けて言う。

「あのさ、お前が風呂上がった時に、俺を怒鳴っただろ?その時左目が赤く光った気がしたんだけど、
なんかその目を見てから、自分が誰かに乗っ取られたような、おかしな気分になって・・・自分で自分をコントロールできなくなって」
「――そして俺を襲ったのか」
「うん、まあ」何故か俺の方が恥ずかしくなって、ぽりぽりと頬を掻いた。

はあ、と一つため息をついたルルーシュは「この力もここじゃマイナスになるのか・・・」と小さく呟いた。

「やっぱり、何か訳ありの目なのか?」
俺がそう聞くと、ルルーシュは一度、何かを語ろうとして口を開いたものの
一瞬戸惑うような目をして、最後は「お前に話しても仕方ない事だから、いい」と口を閉ざしてしまった。


結局、嫌だ何だと言っても、外に出てふらついていたら
昨日の夜みたいに道端で倒れる事もあるかもしれないし、飢え死にするのがオチだ、という事で
ルルーシュもしぶしぶながら、俺の家に居る事に賛同した。(ていうか何で俺が頼み込んでいるのかが解らん)


そして奇妙な共同生活が始まってから、あっという間に三日間が過ぎた

家主である俺が毎夜ソファで眠り、一日中元の世界に戻る事を考えているルルーシュがベッドで眠る。
一度、疲れをとるためにベッドで眠りたいと隣に潜り込んだら足蹴にされた。
相変わらずルルーシュが元いた世界に戻れる気配は無いし、いつまでこの生活が続くのかと、段々不安になってきた。
第一、家に置かせてもらっている立場の癖に家事も一切せず、挙句に寝床まで奪うこいつは本当に神経が図太いと思う。
それに一つ困った問題が出てきた。
ルルーシュが身に着けていた服は(どうやら本当に学校の制服だったらしい/何故男物なのかが気にかかるが)一着だけだし、
俺の服では大きすぎて着心地が悪るそうだしで、替えが無いのだ。
そして何より困ったのは、下着までもが一着だけだという事だ。
洗濯してしまうと、俺の下着を貸す訳にもいかず、ルルーシュは夜中に全裸で寝ていなくてはならない。
ベランダにルルーシュの下着が干してあると、隣の部屋で眠る彼女を妙に意識してしまった。
このままでは、以前のようにいきなり襲ってしまわないとも限らない。
一人暮らしの男の部屋に、不可思議だけれど申し分ない美人が全裸で寝ているんだぞ・・・!
よくこの数日だけでも我慢できたものだと、自分を褒めたくなった。
しかしそれも限界だ。

03-643 :コードギアス 男×ルルーシュ2 4:2006/10/22(日) 15:14:13 ID:8XGT6Q/A
俺はある日の会社の帰りに、新宿の裏通りをうろうろ徘徊した。
流石に女物の服やら下着やらを、表立って買う勇気は無かった。(通販は時間がかかるし)
そこで、よくこういう場所で何百枚と売られている女物の服を買う事を思いついたのだった。
何より普通の店よりははるかに安かったのが決め手だったが。
暗い店内にいる中年の男に「未使用の下着ってありますか?」と聞くと
「あるけど、未使用がいいなんて珍しい人だねー」と笑いながら、
明らかにプレイ用と思える下着を一枚につき、百円単位で売ってくれた。
女物の服もずらりと並んでいて、どれにしようかと悩んでいると、ある服に目がとまった。
これは――もしかしたら誤魔化しようによっては、着てもらえるかもしれない・・・それを見た時、俺はそんな淡い期待を抱いた。


家に帰ると、ルルーシュがテレビを見ながらうーんと唸っていた。

「ただいま」と声をかけても「ああ」としか返さない・・・本当に愛想が無いな。
どうやらまだこの国とブリタニアが関係無いという事が信じられないらしく、
こうして夜のニュース番組を見ては、それに関する情報が無いかと探っているのだ。
何度無駄だと言っても聞きはしない。
俺はテーブルの上に買ってきた下着類を置いて「おい、下着買ってきたから、今日からはこれつけてろ」と言った。
ルルーシュはきょとんとした顔でそれを見ていたが
「わざわざ買ってきたのか・・・」と聞き方によっては感心しているように聞こえる台詞を吐いた。

そしていよいよ、下着以上に俺が期待を込めた一品を取り出す。

「それとな――これからはこの服を着ろ」
わざわざ薄い箱で包装されたそれを、ルルーシュの目の前で広げて見せた。
おそらく学校を卒業した生徒が売ったのであろう、赤いリボンが紺のミニスカートによく映えたそれ。
そう、それはどこからどう見ても、女子高生が身につけるセーラー服だった。
それを見たルルーシュの反応は、予想通り「何だ?その服」というあっけらかんとした質問だった。

03-644 :コードギアス 男×ルルーシュ2 5:2006/10/22(日) 15:14:53 ID:8XGT6Q/A
俺は急いで寝室の本棚にある『制服美女特集』と名を打たれたグラビア写真集を持ってきて、ルルーシュに見せ付けた。
そのページには、ここにあるセーラー服と似たような制服を着た美女達が、寝そべったり乳を寄せている写真の数々が載っていた。

「見ての通り、この服はここの世界じゃ女が着る服として一番ストイックな物なんだ・・・!
他の服を着るよりも、この服が一着あった方がずっと手頃で目立たないぞ!!」
にやける口元をなんとか抑えながら、俺は(ある意味嘘ではないだろう)話をまくしたてた。
普通の女なら、完全にひいてしまうところだが、別の世界から来たというこいつなら俺の話を鵜呑みにするかもしれない。

俺の台詞の後、しばらく沈黙の時間が流れる。
胸が踊るようにわくわくしつつも、同時にもしかしたら変態扱いされるのではないかと緊張が走る。
しかしルルーシュは意外にもあっさりと「わかった」の一言で済ませたのだ。

俺は思わずはしゃぎたくなる感情を押さえ込んで、「そ、そうか・・・良かった」と軽く本音をこぼした。
まだ実際にセーラー服を着てくれた訳でも無いのに、
既に頭の中はセーラー服とその下にいやらしい下着を身につけたルルーシュの事でいっぱいだった。
それだけ、俺の中ではルルーシュに対する性的欲求が溜まっていたという事だろう。
実を言えば、彼女を抱いた時の感覚を忘れられず、
罪悪感を伴いつつも、またあの快感を味わいたいという思いの方が大きかった。


ルルーシュはそのまま風呂に行くと言って、例の下着とセーラー服を抱えたまま浴室に向かった。
ますます俺の胸は高鳴る。こうして風呂に入るルルーシュを待っていると、彼女を雨の中抱えてきた日の事を思い出した。
俺は味のしないビールを規則的に少しずつ飲みながら考える。
あの日は、おそらくルルーシュが語ろうとはしない左目の特別な力のせいで、男として本能のままにルルーシュを抱いたけれど
今日はあの時のように、理性を全て失うような興奮の仕方はしていない。
だがその分、あの強気なルルーシュを上手く丸め込む事ができるか、一か八かの賭けだった。

03-645 :コードギアス 男×ルルーシュ2 6:2006/10/22(日) 15:15:59 ID:8XGT6Q/A
そして遂に入浴を終えたルルーシュがリビングに出てきた。俺はゆっくりと後ろを振り返り、固まった。
渡したセーラー服はタテのある彼女には少し小さかったのか、歩くたびにへその辺りがちらちら覗いている。
同じくスカートも丈が短すぎて、白く柔らかそうな太股がぎりぎりのラインまで露になっていた。
本人はというと、こんな姿を男の前に晒しているというのに、のん気にタオルで濡れた黒髪を拭いている。
犯された直後はあんなに警戒心を持っていたのに、一体どうしたというんだ。この挑発するような余裕はどこから来るのだろう。
『もしかして・・・――あの目の力が無ければ、襲われないって思ってるのか?』
いや、そうとしか思えない。俺は完璧に男として、この家の主としてなめられているのだ。まるで飼い猫にエサだけ与えて、格下に見られる飼い主のように。
このままでは駄目だ。
そう思った瞬間、俺の中の男としてのプライドが湧きだった。


俺は即座に立ち上がって、寝室に向かおうとするルルーシュの腰を掴み、無理やり胸元に引き寄せた。
最初驚いた顔をしたルルーシュはすぐ俺を突き放そうとしたが、俺は諦めずに後ろから手をまわして、セーラー服の下から手をもぐり込ませた。

「やめろ!もうお前にはされたくないっ・・・触るな!」
「されたくないってな・・・俺だって男なんだから仕方ねーだろ!不可抗力なんだよ!」
「なに勝手なこと――・・・あっ!」
両手で服の裾を捲し上げて、それと同時にブラの下にも手を滑り込ませた。
手の平で激しく乳房を揉み、指先で硬くしこった乳首を転がす。
それでもまだルルーシュは抵抗を続ける気なのか、息を乱しながら俺の手を引き剥がそうと腕に手をかけた。
だがそんな抵抗はむしろ可愛く思えるようなもので、俺の横暴な欲を更に煽った。

両手に力を入れて、強く揉んでやると、痛みを感じたのかルルーシュは引きつった声を上げた。
かぶりを振って俺の腕の中から逃げようとすると、彼女の濡れた黒髪が左右に揺れて、僅かに雫を飛ばす。
その柔らかそうな髪の隙間から時折見える白いうなじに口付けた。そして小さく舌を出して、骨に沿って舐め上げる。
そうすると、ルルーシュはびくりと背筋を震わせて「んん・・・っ」と身悶えていた。

03-646 :コードギアス 男×ルルーシュ2 7:2006/10/22(日) 15:16:51 ID:8XGT6Q/A
極度に興奮しているのが自分でも解る。俺は胸を揉む手を休めずに、ルルーシュの耳元で言った。

「大体な・・・家に置かせてもらってる癖に何もしないなんて虫が良すぎるんだ・・・宿代くらい体で払え――!」
言いながら右手で乳首を押しつぶし、軽く爪で引っ掻いた。

「や、あ――っ」
ルルーシュは目を瞑って、その僅かな痛みに反応する。

俺はルルーシュの背中に手を当て、強い力で壁に押しやった。
そして正面を向かせてから、逃げようとするルルーシュの腰を掴んで、内股に己の右膝を無理やり差し込んだ。

するとルルーシュの片足が床より少しだけ浮くような体制になり、俺の太股の上だけににルルーシュの体重がかかった。
ルルーシュの両手を握ったまま壁につけた後、俺は彼女の股間に差し込まれた膝を小刻みに上下に揺らした。

「いっ、あぁ!あっあっぁ・・・!」
何度も振動を与え続けると、ルルーシュは首を振って嫌がった。
薄い下着に隠された隠部が熱くなっているのを、服の上からでも感じる事ができた。
長い間、膝での刺激を与え続けていると、
頬を赤くしたルルーシュは、限界とでも言うように「も、やめて・・・――」と珍しく、しおらしい女声で懇願した。
だが、ここで言われるままに止めたら男の恥だ。

俺は一旦足の動きを止め、大人しく行為を止めたかのように見せかけた。
ルルーシュは一瞬安心した顔を見せた。
しかし、俺は体制を低くすると、スカートの中に両手を突っ込み、強い力で彼女の両足を左右に開かせる。

「っ――!?」
「舐めてやるから、足開いてろよ」
俺の言葉を聞いたルルーシュはますます顔を紅潮させ、僅かに尻込みしたが、俺の両手ががっしりと彼女の太股を掴んでそれを許さない。

スカートの中に入れた手で下着を膝下までずり下ろすと、熱くなった秘部の割れ目を舌先で上下になぞった。

「ああ!くぅっ・・・ん!」
俺はわざとざらりとした感触を与えるように、丹念に中心部を舐め尽した。
右手の親指で肉片を広げて、唇全体で子宮口を包むように吸い上げる。

「や、ぁっ!ああぁあーーー!!」
唇でしつこく吸い上げると、粘り気のあるジュルッという音が耳に響いてくる。
洗ったばかりで清潔だったそこが、ルルーシュ自身が溢れ出せた愛液と俺の唾液によってぐちゃぐちゃに濡れていた。
ルルーシュはその羞恥に耐えられないのか、行き場の無い両手で赤く火照った顔を隠しながら泣くように喘いだ。
愛液を全て舐めようとしても、次から次へと溢れてきて、俺は思わず口元をにやりとさせた。

03-647 :コードギアス 男×ルルーシュ2 8:2006/10/22(日) 15:17:47 ID:8XGT6Q/A
舌を硬くすぼめて何度も全体をつつく。柔らかい肉片が舌と重なり合って、いやらしい音をたてる。
俺は呼吸も上手くできない程に興奮している自分に気付いた。
しかしそれはおそらくルルーシュも同じだろう。きつそうに短く息継ぎをしながら涙を流していた。
ルルーシュの足元は快感により頼りなくガタガタと震えて、今にも崩れ落ちそうだ。
白く眩しい太股も、今はうっすらとピンクに色づいている。

もう俺自身も限界だし、入れても大丈夫だろう。
そう考えて、俺は倒れそうになるルルーシュの腰を支えながら立ち上がり、スーツのチャックを開けて完全に勃ち上がったペニスを取り出した。
そして力無く俺に支えられたルルーシュの片足を持ち上げてから言った。

「ルルーシュ・・・――どうする?お前が嫌なら入れないでおく」
そんな事できる訳ない、と心の中で自分をあざ笑いつつも、今後の事を考えて練った作戦だ。
こいつから求めさせれば、後々文句も言いづらくなるだろう。興奮して高鳴った心臓の音と、二人分の激しい吐息が聞こえていた。
ルルーシュは切なげな表情で、薄くめくれた唇をかみ締める。この後におよんで、まだ理性を失っていないところが、流石というか。

だがその態度はいつまでも持たなかった。
しびれを切らした俺がペニスの亀頭のみをルルーシュの子宮口に埋めながら、
もどかしい動きで刺激してやると、「う、くぅ・・・っん」と小動物のような声で鳴き、
そのしばらく後に、ぎりぎり聞き取れるような小さく震える声で「・・・・・――欲しい」と呟いたのだ。
俺の心臓が驚喜で跳ね上がった。

首に両腕をまわさせた後、俺はルルーシュの腰と足を支え、彼女の背中は壁に押し付けた。
既にペニスのほぼ半分をゆっくり埋めたところで、俺は腰をより一層強く打って一気に挿入した。

「ああぁあーっ!!」
背を弓なりに反らしたルルーシュがたまらないという風に声を上げる。
浮いた足の指先がぴんと張り詰められた。
彼女の体重と熱が一点にのみ集中して、俺の性器も信じられない程硬く大きくなっていく。
ルルーシュの顔を見てみると、震える瞳には、快感の波に押し寄せられて零れた涙がひっきりなしに流れている。
必死に呼吸をしている唾液で濡れた唇からは、時折赤い舌がちらりと覗く。
全てが煽情的で、いやらしくて可愛らしい。そう思った。
たまらなくなった俺は、彼女の額に軽くキスをし、腰を大きく揺すった。

「あ、んん!はぁっ・・・はあっ!」
「ちゃんと掴まってろ・・・っ」
俺がそう言うと、ルルーシュは縋るように、俺の首に強くしがみついた。
もう、お高いプライドも何も残っていないようだ。

03-648 :コードギアス 男×ルルーシュ2 9:2006/10/22(日) 15:18:29 ID:8XGT6Q/A
しっかりルルーシュの足腰を支えながら、無我夢中にひたすら奥へとペニスを押し付ける。
熱く狭い空間がペニスの根元の限界まで飲み込んでいく。

「くああぁっ・・・ん、んうっ!!」
腰を打ち付けるたびに、ルルーシュはか細い喉で途切れ途切れに喘いだ。
肌と肌が幾度も密着し、その度に粘ついた水音が響いた。
俺自身、腰にかかる負担など頭の中から消えていた。
そこに神経がまわらないくらい、ルルーシュと繋がった一点に全てをたぎらせていたのだ。
目の前がぼやけて、ちかちかする。もうそろそろ限界が来た。
俺はきつくしがみついていたルルーシュに「力抜け・・・」と声をかける。
そして半ば無理やり俺から引き剥がすと、ゆっくりペニスを全て抜き出す。ルルーシュは驚いた表情で何故、と聞きたそうにしていた。

もちろん行為を止める訳でも無く、俺はルルーシュの体を抱き、静かに床に寝かせてから、もう一度勢い良く挿入を繰り返した。
先ほどよりも抜き差しする長さを変えながら、濡れきった子宮口に差し込んでやる。
するともうルルーシュも限界がきたのか、かぶりを振りながら泣きそうな声で喘いだ。

「やぁっ、ああぁあっ!もうっ・・・だめ・・・!!」
「く、う・・・イってもいいぞ」
俺は更に挿入を激しくし、最奥まで貫いてやる。

「やああっ!!もうイく・・・!んっぁああーー!!!」
ルルーシュは背中を思い切り反らして、目を硬く瞑ったまま、びくびくっと体を震わせた。

「やばいっ・・・俺も――!」
俺はすぐにルルーシュからペニスを抜き出すと、意識も朦朧としたままのルルーシュの顔に向かって射精した。
吐き出された精液は、ルルーシュの黒髪と睫を薄く濡らし、赤く火照った唇を伝った。
だがそんな事をされても彼女は起き上がる気配を見せず、
ただ紫の瞳だけを涙で濡らして快感の名残に震えていた。
俺はたまらない射精感に翻弄されながらも、そんなルルーシュを見ながら頭の隅で考えた。


いつか、ルルーシュが元の世界へ帰ってしまう時がきたら
俺はこいつを簡単に手放す事なんてできるのだろうか。
一抹の不安は、時が経つ程に大きくなりそうで、俺を憂鬱にさせた。

最終更新:2012年01月24日 09:27