- 03-754 :女体化マーカー3P:2006/11/16(木) 00:03:28 ID:wdqeODGn
- 俺の名前は木戸律(きど りつ)。22歳。職業は外資系スポーツジムのインストラクター。とは名ばかりの、中年イギリス人の性欲処理係及び雑用係。
―――どこで道を踏み誤ったのでしょうか。父さん、今日も空が青いです。
絶倫バイセクシャル獅子舞ハーレム(俺の上司)と謎の美女マドカ(同僚)にめちゃくちゃに犯されてからというもの、唯でさえ劣悪だった俺の毎日は、より苛酷なものになった。
獅子舞こと酒乱ハーレムはその名に違わず、職場を自分のハーレムにしていた。
つまり、職員全員男女問わず手をだしていたというワケ。
そして、どういった訳だか俺を大層「気に入った」らしく、気が向いちゃ、その巨根の餌食にしていたのだ。
俺はやっすい給料でコキ使われて、その上、女でも入んないんじゃないかというイチモツを、ケツにブチ込まれていたわけですよ。
そりゃ、毎回流血ですよ。
神様。
俺何かしましたかね?
こんな目にあわなきゃならんような事したんですかね?
前世ですか?
前世で人でも殺しましたか?
自分、来世ウミウシでもベルツノカエルでもかまいません。
だから勘弁して下さい。
などと呟いていた、毎日のお祈りが効いたのか、俺はつかの間の安息を得られる事になった。
獅子舞の野郎が長期出張に出ることになったのである。
そりゃもう、感涙に咽びましたよ。
――― 二週間も普通の時間に帰れる!
そして何より、オシリから出血しないで済む!!
ほんとに、女の人だってこんなに下半身から出血しないよ、きっと!
毎日が「多い日」だった俺に比べればね!
そんなこんなで安寧な日々を満喫していた俺は、以前のように同僚から軽口叩かれても、いちいちムカつかないし、多少の雑用も、文句も言わずにこなした。
――――神様、僕は生まれ変わりましたよ。
日々の生活の中にこそ幸福ってあるんだね。
もう不平不満はいいません。
だから来週、獅子舞が乗って戻って来る飛行機を落として下さい。
呪念を送りつつも幸せを噛み締めて廊下をモップ掛けしていると、マドカとロッドが歩いてきた。
「ねぇ~マーカーちゃんてば☆一緒に飲みに行こうぜぇ♪」
この陽気なイタリア人は、馴れ馴れしくマドカの肩を抱きながら、彼女の首筋に息がかかる程顔を近づけて話している。
「貴様の酒癖の悪さに付き合う程暇じゃない」
0.3秒で冷たく即答。
進行方向を見つめたまま、ロッドに見向きもしないマドカ。
いつもの光景。
「じゃあ、一回でいいからヤらせて」
「断る」(0.2 秒)
「じゃ、先っぽだけでいいから‥」
「しつこい」
じゅうぅぅぅ~
吸っていた煙草をロッドの手の甲に押し付けるマドカ。
ぎゃああと騒いで、ようやくマドカから離れるロッド。
これも、いつもの光景。
- 03-755 :女体化マーカー3P:2006/11/16(木) 00:04:09 ID:wdqeODGn
- 全く、こんな眉一本動かさない冷酷女のどこがいいんだか。
と、昔は思っていたけれど。
実際、凄い美人だし。
見惚れるくらいにスタイルはいいし。
目なんか色っぽくて、見つめられるとドキドキしてしまうし。
抱くとほんとにいい女で‥‥あ、思い出しちゃったや。
マドカと繋がった感触を思い出した所で、彼女と目が合って、俺は赤面した。
―――やばい
また、「気持ちの悪い目で私を見るな」とか言って、俺も根性焼きされる!と思って、思わず身構えた。
が、マドカは一瞥をくれただけで、溜息をついてロッカールームに消えてしまった。
―――‥あれ?
拍子抜け。(いや、決して根性焼きしてほしかった訳じゃないけども)
―――‥そういえば最近、元気ないかな。ポーカーフェイスだから解りづらいけど。
「慰めてあげようと思っただけなのになー★」
俺と同じように、閉じられたドアを見つめていたロッドが、溜息混じりに呟いた。
「慰める?」
俺より頭一つ分デカいロッドを見上げて尋ねると、
「お子様にゃわかんねーよ」
と、頭をわしわし掴まれた。
―――‥‥俺、選挙権も持ってる立派な成人男子なんすけどね?
あんな中年やめて、俺にしときゃいいのになー、と呟きながら、軽薄イタリアンはエアロビの教室に向かった。
―――‥‥あれ? 何、今の最後の。
マドカが元気がない原因が、その中年ってこと? その中年ってつまり‥。
思い当たる人格破壊者が約一名。
いや、でもまさか。
―――と、考えてる場合じゃねぇや。俺も空手の教室あるんだった!
これをやんなきゃ、俺は本当に、掃除夫兼獅子舞の愛人でしかない。
俺はバタバタと教室へ走った。
その日の夜。
殆どのトレーナーや会員が帰って、俺は最後にロッカールームの掃除だけしとこうと(もはや習性?)男子更衣室を開けた‥‥ら。
「んっ‥んぁっふゃ‥っはあんっ」
―――‥‥‥。
言葉を、失った。
先ず、目に飛び込んで来たのが、たわわな二つの柔らかそうな塊。
と、それを揉みしだく、無骨な男の指。
着乱れた男女が、呼吸も荒く、縺れあっていた。
胸ぐりの大きく開いた女のTシャツからは、無理やり引きだされた乳房が覗き、黒いブラジャーはたくしあげられていた。
下はそれまで身につけていたであろうスウェットが剥ぎ取られ、少ない布地のパンティー一枚だけで覆われていた。
その布地の奥に、男の右手が沈められ、ゆっくりとうごめく。
左手は、女のたっぷりとした乳房を鷲掴んで、こねくり回している。
男は女を背後から抱き締めて、女の首筋から耳にかけて、いやらしく舌を這わせていた。
自分より一廻り以上デカい男に体をいいように弄ばれて、女はただ、よがっていた。
女の濡れた瞳と目が合って、ようやく俺の唇から、掠れた声が漏れた。
「‥‥マドカ」
- 03-756 :女体化マーカー3P:2006/11/16(木) 00:04:46 ID:KgFE5plL
- マドカとロッドが汗を光らせながら、俺を見た。
俺は自分でも驚く程、目の前の光景にショックを受けていた。
いや、数カ月前にマドカが獅子舞とナニしてんの見たばっかだけどさ。
俺もその時、一緒に彼女と寝たんだけどさ。
それなのに。
彼女が他の男に抱かれてる姿に、こんなに動揺するなんて。
「ボーヤはお家に帰って、ママのおっぱいでもしゃぶってな」
ロッドがにやにやしながら、マドカに抱きつく。
なんだか勝ち誇ったような目を俺にむけて。
俺は今までこの外人をムカツクとは思っても、羨ましいと思った事はなかった。
軽薄な女ったらしだと馬鹿にしてたし。
でも、金髪碧眼でモデル並なこの男がマドカを抱いていると、映画の様に似合っていて。
抱かれているマドカが俺を見ながら、
ふっ、 と、笑ったから……。
―――あぁ‥‥、俺ここに要らねーんじゃん。
と、思えてしまって。
何も言わずに帰ろうとした、ら、
後ろからマドカの声が聞こえた。
「 ボーヤも 一緒に慰めて 」
耳を疑って振り向くと、マドカの顔が目の前にあった。
彼女の指が俺の頬を優しく包み込んで、そのまま、ゆっくりとした動作で、俺の唇に、その唇を重ねてきた。
―――なんだろう。
マドカお前何してんの?
いつも無表情で何考えてんのか分かんない女だけど。
今このタイミングで微笑まれても、余計わかんねぇよ。
俺は状況が飲み込めずに、ただ彼女のなすがままにされていた。
マドカは半裸に近い格好で、俺に寄り添いながら、口付けを深くしていった。
―――それにしても、キスがうまい女だ。
歯列をなぞられて。唇を甘噛みされて。舌をきつく吸われて。
腰が砕けた。意識が飛んだ。
マドカの唇は微かにメンソールの味がした。
あの獅子舞オヤジの煙草と、同じ味が。
マドカと舌を絡ませあいながら、彼女に触れるのは獅子舞に初めて犯された日以来だと気付く。
それは初めて彼女と寝た日でもあるのだが。
華奢な体を腕の中に抱き寄せる。
柔らかくて、気持ちイイ。
抱いていて、こんなに気持ち良くなる体を、俺は他に知らない。
「ナニ、マーカーちゃん。3Pにすんの?俺は構わないけどサ」
マーカーちゃんが抱けるんならネ♪と言いながら、ロッドが近づいてきた。
いつもと同じ軽い口調だが、目が笑っていない。明らかに俺を睨んでいる。
- 03-757 :女体化マーカー3P:2006/11/16(木) 00:05:23 ID:wdqeODGn
- 「マーカーちゃんはさぁ…」
マドカの足元に跪きながら、ロッドは続けた。
「そんなにあのオヤジがいないと寂しい?」
言いながら、ロッドは、彼女の美しく引き締まった足首から脹脛を、手の甲で撫で、その先に続く柔らかな腿を、掌で愛でた。
好色な男の指は、さらに、その二本の脚の間にある、秘肉の合わさり目を、下着越しになぞった。
「‥‥ッ今、その話はしたくない‥‥」
マドカが俺の腕の中に抱かれたまま、ロッドの与えた刺激に、身をよじらせる。
「‥‥でもマーカーちゃん、ハーレムの名前出すと、すっごい濡れるよ?」
ロッドが長い舌で、彼女の敏感な突起を刺激した。
立ったままの彼女の尻の間に鼻先を埋めて、ロッドが犬のように舌を鳴らす。
彼女のパンティーは、ロッドの唾液と、奥から溢れる彼女の分泌液とで、ぐしゃぐしゃに濡れていた。
「ふ‥ッぅんんッッゃ‥!」
俺の背中に廻した、マドカの指先に力がこもる。
俺に縋りながら、苦しそうに首を振る姿は、まるでマドカじゃないみたいだった。
こんなに弱々しいマドカを、俺は知らない。
いつでも厚顔不遜で、冷血で。要領良くて、計算高くて。
それがマドカだと思ってたから。
いつも馬鹿にしてる男達相手に、弱った姿を晒すなんて、考えられない。
その理由が、あの獅子舞にちょっとの間、会えないだけだなんて。
それだけでマドカをこんなにしてしまうなんて。
何故だろう。
俺はマドカが演技や計算で、獅子舞と寝てるんだと思ってた。
マドカは男に惚れたりしないもんだと思ってた。
ほんとになんでだろう。
なんでこんなに、俺はそのことがショックなんだろう。
惚れた男に会えないだけで、寂しくてヤケになってる(どう考えたってヤケとしか思えない!)マドカが。
「‥‥マドカ」
マドカはロッドに責められ続けて、もう涙目だった。
酸素を求めてわななく唇や、退けぞる白い喉元が、綺麗だった。
膝ががくがくと震えて、立っているのもやっとのマドカ。
真っ赤に上気した頬に、淫らに濡れた瞳。
俺は乱れるマドカを見ていて、何故だかすごく切なかった。
それでも、目を逸らせないで、見続けた。
マドカと触れている肌が、熱くてしょうがなかった。
俺に押し付けられた、彼女の形のよい乳房も、汗ばんで色づいていた。
「ろ‥っどぉ‥も‥ダメ‥」
マドカが弱々しく鳴いた。
ロッドは意地の悪い笑みを浮かべて、
「‥‥欲しい?欲しかったら、ちゃんとおねだりして?」
と囁いた。
「ほ‥しぃ‥っい‥れて‥」
ロッドは俺から強引にマドカを引き剥がすと、マドカの顎を捉らえて、彼女に激しく口づけた。
床にそのまま縺れ込む。
ロッドは俺を馬鹿にしたような視線を寄越したが、俺は何もできなくてただ突っ立っていた。
- 03-758 :女体化マーカー3P:2006/11/16(木) 00:06:14 ID:wdqeODGn
- 二人の唇が離れて唾液の糸が引いた。
「マーカーちゃん、カワイイVv」
啄む様にキスを繰り返し、マドカを焦らす様に、執拗に乳首をねぶるロッド。
「ヤあぁッ‥んん‥ッは‥やく‥して‥ァ‥ッ」
ロッドの金髪に指を埋めながら、マドカは切なそうに眉をしかめた。
この男と同じ髪の色をした、別の男の事を考えているのかも知れない、と思うと、無性に腹が立った。
―――バカだ。
この女も、このイタリア人も。‥‥俺も。
ロッドはマドカの衣服を全て剥ぎ取った。
白い裸体がなまめかしくて、綺麗だった。
しなやかな女の腰を、ロッドのゴツイ手が撫で上げた。
「マーカーちゃん、こっちの穴は、あのオヤジにヤられてないの?」
むにむにと尻の肉を揉みながら、ロッドの指がその菊の蕾に潜り込む。
「‥‥ッ! バカ、ヤメ‥!」
頬を真っ赤に染めたマドカが振り向くが、ロッドはニヤニヤしながら、手を休めない。
「あの親父、ヤローのケツ見りゃブチ込むくせに‥‥」
ロッドは喉を鳴らして、低く毒づいてから、にこやかにマドカに問いかけた。
「じゃあさー、もしかして、ココに入るの、俺が初めて?」
マドカの背中の凹みを舐めあげながら、ロッドはマドカの後ろの穴に、自身を宛う。
マドカは首を振り、身をよじらせたが、先程までの愛撫で、ほとんど力が入らない状態にされていたので、男の力に簡単に屈した。
「ふぅ‥ッアァんッッ!! ッッはぁ‥ッ やあぁッッ!!」
勃ち上がった太い雄が、マドカのやわらかな双丘の奥に沈められていく。
「マーカーちゃんのエロい汁が、後ろの穴まで滴ってるから、じゅぽじゅぽ入るよ♪ 」
ロッドは胡坐をかいた自分の上に、マドカを座らせて、下からゆっくりと腰をグラインドさせた。
背面座位の姿勢で、マドカの白い尻は一回りもデカイ男に犯されていた。
男はマドカの膝裏に両手を差し込んで、その脚を大きく開脚させた。
マドカの充血した花弁が、俺の眼前に、丸見えの状態になった。
快楽と羞恥で、涙目のマドカと目があって、俺は目を伏せた。
ロッドに抱かれて、あられもない声を出す彼女を、これ以上、見ていたくなかった。
なのに、足は石になったように、動け無かった。
「ほらマーカーちゃん、せっかくだからボーヤにもマーカーちゃんのココよく見て貰おうよ♪
いっぱいお汁を垂らして、ヒクヒクしてるよ…」
そんなに、ケツの穴に入れられるの、気持ちイイ?
と、意地悪そうにロッドが囁く。
マドカはさっきから、快感に悶えるだけで、言葉を紡げないでいる。
苦しそうに喘ぐ息の切れ間から、マドカが俺を呼んだ。
「リツ‥律も来て‥」
初めて名前をよばれて、全身の血が逆流した。
コイツ、ほんとに何考えてんだろう。
ロッドに犯されながら、誘うような瞳で、俺を真っ直ぐ見つめている。
「リツ‥おねがい‥」
快楽に眉を歪ませ、潤んだ瞳で俺に訴える。
こんな顔をされて、逆らえる訳が無かった。
何故なら、
俺はどーしよーもないくらい、この女に、惚れているから。
- 03-759 :女体化マーカー3P:2006/11/16(木) 00:06:48 ID:wdqeODGn
- ―――ほんとにどーしよーもない。
「マドカ‥‥」
俺は重い足を動かして、彼女の前で、熱くなった自身をとりだした。
猛るそれを、彼女の開かれた入口に、押し付ける。
熱い液体がじゅくじゅくと溢れて、俺を濡らした。
そのまま、力任せに一気に貫く。
「あ‥っ‥‥アァッッ!!」
苦痛とも快楽ともとれる女の悲鳴。
マドカの中は、相変わらず溶かされそうで、気が遠くなるほど、気持ち良かった。
奥まで深く繋がると、マドカの唇から、深く吐息が紡ぎだされた。
前からも後ろからも男達に刺し貫かれて、白い女体はその身を震わせた。
俺は獅子舞に犯されてイッた時以上に、激しく自己嫌悪していた。
―――マドカは俺達じゃなくて、獅子舞の野郎に抱かれたいのだ。
こんなことしても、悲しくてつらくなるのは、解ってるだろうに。
俺はきっと、泣きそうな顔をしていたに違いない。
マドカが俺の頬を両手で包むと、苦笑いした。
「そんな顔するな」
コツンと、俺の胸に額を当てる。
「私はお前が羨ましい」
ポツリと、マドカが呟く。
―――何だソレ。
俺が獅子舞野郎に、毎晩抱かれてたからか。
そんなにアイツに惚れてんのか。
腹が立った。
獅子舞に、本気で殺意を抱いた。
でもそんなことしたら、ますますコイツは悲しむのだろう。
俺と同じ気持ちになったのか、ロッドが今まで見たことも無い、真剣な表情でマドカに言った。
「忘れちまえよ、あんなホモ中年。俺が忘れさせてやる。何も考えられなくしてやるよ」
ロッドは激しく腰を動かした。
「ゃ‥っあ‥ッあっあっンッッ‥!」
マドカの唇から、快楽に濡れた吐息が、とめどなく溢れた。
彼女の内壁越しに、俺とロッドがゴリゴリと当たっているのが解った。
ぞっとしない。
しかし、マドカの濡れたヒダが俺に絡みつく感覚は甘美で、俺も夢中で腰を振った。
マドカは涙を流して、唇を噛み締めた。
二つの雄に貫かれて、バラバラに掻き回されて、気が変になりそうな快感に、耐えているのだと思った。
「マーカーちゃんもっといっぱい声だして?かわいい声いっぱい聞かせて?」
ロッドが猫撫で声で、マドカに囁く。
「あっ‥んんッだ‥め‥ おかしくなっちゃ‥」
甘いマドカの声。
「いいぜ。おかしくなれよ」
マドカを突き上げるロッドの動きが、激しさを増した。
俺もマドカを激しく擦り上げた。
- 04-017 :女体化マーカー3P:2006/11/22(水) 00:40:04 ID:OHofCjMG
- 「ああぁん! アァッッ! だめぇ‥ッッ!!」
マドカは俺の背中に爪を立てた。
皮膚を突き破って、血が流れるのが解ったが、俺はマドカを犯す行為を止められなかった。
もっと声をだして。
もっと腰を振って。
もっと乱れて。
あんな男のことなんか忘れちまえ。
俺達で満たして、(ほんとは俺一人の方がいいけど)あの男の事なんか、考える隙間がないくらい、
気持ちよくしてやる。
床は誰のものだか判らない体液が、水溜まりをつくっていた。
ぶちゅっぐちゅっずりゅっぐちっ
激しい水音と、男達の荒い息使いと、女の我を忘れて喘ぐ声と。
淫らな音を発し、濡れて絡まり合う三つの影は、一つの奇妙な生き物の様に見えたかもしれない。
「マドカ‥‥っマドカマドカマドカッ」
俺は何度も、彼女の名前を呼んだ。
こんなに肌を密着させて、深く繋がっているのに、彼女と自分には恐ろしい程、遠い距離を感じた。
何考えてんだよ、マドカ。
ロッドに抱かれたりして。
俺を誘ったりして。
獅子舞と同じ煙草の匂いをさせて。
何一つわかりゃしないけど、
俺がお前にイカレてるってことだけは、確かみたいだ。
「マドカ‥俺はお前が好きだ。マジで惚れてる‥‥俺じゃ、駄目か」
消え入りそうな声で、マドカに囁いた。
ロッドに聞かれて、馬鹿にされるかもしれないと思ったけど、構わなかった。
マドカは聞こえなかったのかも知れない。
自分の下の彼女に目をやると、快楽に支配された瞳は焦点がぼやけ、トランス状態に近かった。
快楽に溺れて、とろんとした表情のマドカの口の端から、喘ぎと共に涎が伝った。
俺は透明な液体を舐め掬って、開かれた唇の奥に舌をねじいれた。
―――もう、どうでもいいや。
マドカが寂しさを紛らわす道具に俺達を使うなら、それでもいい。
いつでも道具になってやる。
その後、彼女自身が辛くならないか、俺がそれをカバーできるのかは解らないけど、出来ることをしてやろう、と思った。
- 04-018 :女体化マーカー3P:2006/11/22(水) 00:40:39 ID:OHofCjMG
- 「マーカーちゃん、俺もうイキそう‥っ俺の名前呼んでっ」
ロッドが切羽詰まった声をだした。
「は‥あぁんッ‥ロッ‥ドぉ‥‥ッろっど‥ッ!!‥ッあああぁんッッ!!」
ロッドの放出した熱に反応する様に、マドカの膣内が激しく痙攣した。
「う‥あぁ‥ッ!」
俺は何度も強く引き絞られて、マドカの奥に、白濁した汁を注ぎ入れてしまった。
出しながら、それでもじゅぷじゅぷと、腰が勝手に動いてしまう。
―――あーやっべぇ。
気持ち良すぎてとまんねぇ。
「リツ‥もぉ、ダメ‥‥やめ‥ッあんっ‥‥許して‥ッはぁあンっ」
バカ、そんな声出されたら、ますます止まんなくなっちまうって‥‥!
あー、やべぇ。スイッチはいっちまった。
誰か止めて‥‥!
と、思ったら、後ろから
「はいカーット☆そこまで♪」
と、よく知った声がして、俺は腰を掴まれて、マドカから引き剥がされた。
―――はいいぃぃ!?
後ろを振り返れば‥‥(振り返りたくないけど!)
―――ぎゃああぁぁ!
獅子舞!!
「リッちゃん久しぶりぃ♪」
そこには、ビデオカメラを手にした獅子舞が、満面の笑みで立っていた。
「なんで‥‥っ来週、戻るんじゃっ‥!」
「そぉんなことより見て見て☆」
獅子舞がにこやかに指差したカメラの液晶に再生されていたのは‥‥
「マドカ‥俺はお前が好きだ。マジで惚れてる‥‥俺じゃ駄目か」
―――ッッぎゃぁあああッ!!!
俺の告白シーン!!!(しかも顔アップ!!)
「ア‥‥アンタずっと隠し取りしてたんすか!!」
「そーVv マーカー協力の下にV」
―――はあ!?協力!?
マドカを振り返ると‥‥
全裸のまま、口から泡を吹いているロッドを踏み付けていた。
―――ええぇ!?
今、倒したの? 音も無く?
‥‥やっぱり恐い!
- 04-019 :女体化マーカー3P:2006/11/22(水) 00:41:48 ID:OHofCjMG
- 混乱する俺を余所に、獅子舞はマドカに、凄い厚みの札束を渡していた。
―――え!? 金!?
「約束通り報償金な。いやー、いい絵がいっぱい撮れたぜ ☆」
マドカは受け取った札束を無言で数えている。
―――どーいうことなの!? 俺は無視なの!?
「それにしてもマーカー、オメェ色っぽいな。俺にも嵌めさせろや」
「痛いから嫌です」(0.2秒)
―――答えんの速っ! てか、お前、このオッさんに惚れてたんじゃ‥‥。
「そこのボーヤくらいの細さならともかく、貴方のような太いのは入りません」
札束から目を離さずに即答。
てか、細いって言うなよ!
コイツ等のサイズがオカシイんだよ!
俺は日本男子として、恥ずかしくないサイズだよ!(きっと!)
「マドカ‥‥お前‥‥」
俺がやっとの事で声を出すと、ようやく数え終わったマドカが、顔を上げて言った。
「ハーレム様が一週間出張にでる所を、お前達にはニ週間と伝えた。
次に、男がひっかかりやすい、傷心を慰めて欲しい女を演じた。
最後に、3Pに持ち込んで、エロエロ映像をハーレム様にお見せできると、私の勝ちだ。
ボーナスが貰える」
‥‥全部演技だったって事?
「そー!☆ マーカーは女優の素質があるぜぇ。 プロよりプロ並♪ 」
‥‥もォ、何も言わないで下さい。
俺、今まさに、身も心もズタボロなんだから‥‥!
ええ、ええ!俺が馬鹿なんですよ!
マドカがこーゆー女だって、初めから知ってたのに‥‥!
そういや、獅子舞と三人でヤった時も、獅子舞にブチ込まれるのは俺だけで、マドカがヤラレてんのは見たことなかったよ!
ダメージから立ち直れない俺に、マドカがさらに追い撃ちをかけた。
「ハーレム様こそ、監督の才能がおありです」
言うと、机上のノート型パソコンに、一枚のDVDソフトを入れた。
そこには。
「あ‥っもぉダメっす‥あっひゃあぁっひぃ‥ッッ!」
―――いやあぁぁぁ!!
獅子舞に犯される俺!!(しかもイキ顔アップ!!)
何処まで俺の人間としての尊厳を粉砕すれば気が済むんすか!!
‥‥もぉ修復不可能だよ ‥!!
- 04-020 :女体化マーカー3P:2006/11/22(水) 00:44:21 ID:OHofCjMG
- 「それにしても」
マドカが俺の肩に手を掛けた。
「お前が私に惚れていたとは初耳だな?」
―――聞こえてたんかい!!
「マドカ‥‥俺はお前が好きだ‥‥」
―――だあァーッッ!!
テープを再生すんな、獅子舞ッッ!!
首から上が茹であがったタコのような俺に、マドカが俺にだけ聞こえる声で囁いた。
「太さはともかく、お前のが一番硬くて気持ち良かったぞ」
―――‥全身が燃えた。
マドカはまだ何も身に纏っていない状態で。
彼女の女陰から、白い太腿にかけて、俺の精液が伝うのが見えしまって。
―――また、勃っちまいました‥‥。
「‥‥後は、ハーレム様によくしてもらえ」
―――えぇ!?
マドカは服を纏うと、クールに出て行ってしまった。
―――今のも計算なのか!?
マドカ! 何処までが演技!?
「さぁーてリッちゃん。 久しぶりだからたっぷり可愛がってやるぜぇ♪ ロッド! オメェもな!!」
続く獅子舞のセリフに、俺達は悲鳴を上げた。
―――嫌だ!!こんな職場(泣)!!
END
―――ほんっと、いろいろとスンマッセンした。ご容赦を。平に、ひらに。
最終更新:2012年01月24日 09:29