04-098 :名無しさん@ピンキー:2007/01/18(木) 03:21:03 ID:EdlpOhX0
 唐突に女になってしまった俺は、原因その他もろもろ考える前に、一先ずやるべきことをやる事にした。
 やるべきこと? そりゃ決まってる。一人でナニだ。ま、男が女になったら、女風呂に入るのと同じくらいの レベルで当然やるだろ。な?
「……っぁ!?」
 な、なんじゃこりゃあ!?
「……くっ、あぁっ!」
 いつもは俺がモノを突っ込む所を擦りあげるだけで、ありえない程の快感がやってくる。
 男の体でモノを握って味わったそれとは、まさに桁違い、って奴だ。

「……じゃ、じゃあ……」
 耳に響く甲高い声。こんな声だったか? いや、そりゃ女になってるんだから声も変わらあな。
 いや、そうじゃなく。
 じゃあ、女が一番感じる場所を……ココを触ったら、一体どうなっちまうんだ?
「………………」
 こわごわと指を伸ばし、そして
「ひっ!?」
 ビクン、と腰が跳ねた。
 す、凄い! ありえない。なんだこの、快感。痺れるような、そんな快感が足の先から頭の先まで走った。
 ……だが……。

「皮付き……?」
 触った感触でわかった。俺のソコは、包皮に覆われている。つまり、さっきの痺れるような快感は、
直接触ったそれじゃあ、ない。

「……う、嘘だろ……」
 呆然と呟きながら、手だけは本能が導くままに動いた。

「いひぃっ!」
 無造作に――そりゃ意識してやったんじゃないからな――包皮がめくりあげられ、ソコが露出する。
 それだけで、さっきと同じくらいの快感が体を駆け抜けた。
 女の一番敏感な部分だ。俺が抱いた女どもも、突きながらここを弄ってやれば、涙を流して悦んだもんだ。
 それが、その部分が、今、俺にある。付いてる。

「……だ、大丈夫、だよな?」
 さっきの二度の快感が不安を呼び起こす。包皮の上でからさえああだった。包皮を剥いただけでああだった。
 ――直接、触っちまうと、俺、狂っちまうんじゃ?
 そんな不安が、俺を苛む。

「………………」
 唾を飲み込む音が、まるで自分がたてた音でないように響いた……そんな気がした。
 ……だ、大丈夫だ。俺が抱いた女共も、狂っちまう事はなかっただろ? な? そうだったろ?
 事が終われば、自分が何をされたか思い出してむせび泣いてた。いつもそうだった。
 だから……大丈夫。

「…………いく、ぞ」
 そーっと、そーっと、優しく、摘むように、そこに指を伸ばし――触った。

「いひゃぁあああっ!!!」
 ――その瞬間は、もう何と言っていいか……とにかく凄かった。
 電撃。雷に打たれたような、痺れを軽く通り越した感覚が体中を駆け巡り、その拍子にさらにソコを押さえつけてしまい――
「いひぃっ、あっ、ああっ、くっ、あっ、やっ、ぁっ」
 もう後は、本能の赴くままだったんだろう。
 ……伝聞形になるのは仕方が無い。何しろ、そこから俺の記憶は無いんだから。

「ふぁあああっ、いやっ……いやあああっ……だめぇ!」
 散々叫んだ気がする。頭を振って快楽に耐えようとし、もろくも崩れた気も。

「いっ……こ、これ……いっちゃ……いくの、いくぅ!?」
 体の中から込み上げる感覚を、射精のそれとは比較しようもない感覚をそのままに、弓のように腰を突き上げ、
「いっ……くぅぅぅううううううううううううううぁあぁ!!!!!!」
 絶頂。同時に、ぴったりと閉じた秘所から、ぴゅぴゅっと何かが噴出した。
 ――とまあ、そんなところだろう。何せ、覚えてないんだから仕方がない。
 気がついたら俺は、荒い息を吐きながら、女の体になっても大して増えなかった胸を上下させていた。
 秘所からはドロリとした液がたれ、腰を下ろしていたカーペットには、なにやらシミができていた。


 結局、その日は一日中やりまくった。もうまさに飽きる程やりまくったわな。
 ――で、まあ、当たり前の話なんだが――飽きる程やってりゃ、当然飽きる。早いか? まあ飽きっぽいんだ、俺は。

 だから、俺は外に出た。獲物を探しに、な。

最終更新:2012年01月24日 09:30